最後を飾る爆弾もメガトン級。空港線を激走せよ!!
2016年 05月 16日

おはようございます。イタリア最後の朝ですvv
アルバーノ湖の向こうに見てとれるPalazzo Pontificio〜教皇宮殿や、
Collegiata di San Tommaso da Villanova〜聖トマス教会 が、
朝の陽光を浴びてキラキラ光ってる。
イイ天気だなぁ〜♪ と、朝食を取っていたアタシたち。
まさかこの後、旅行最後のトラブルが待っていようとは思いもしなかった 。。。
ホテルから空港まで、その距離約40キロ。
Googleマップによると所用時間35分となっているが、ソレはちくとムリだろう。
ちょうど通勤時間帯だし、ローマのプリンチペッサもこう言っていた。
「その辺りの人はみんなローマで働いてるから朝は渋滞するよ」と。
いうなれば朝、新御堂や阪神高速が渋滞するようなモンである。
オマケにローマの街は環状線の100倍はある巨大な輪〜Grande Raccordoに囲まれている。
ソコはもちろん、至る道も当然混む…と予想される。
帰国便は10:10発。
これでも時間に対しては几帳面なアタシ。
空港で買い物もしたいし、早く着いておきたいと、もろもろ考慮して5時半に起床したというのに、
ホテル出たのが7時過ぎ…って、どう考えても遅すぎる!!!
→ それはゆ〜ちょ〜に朝食食べて、写真なんぞも撮ってたから…デス ←バカ!!

まぁ〜それでも40キロだ。1時間もあれば着くだろうと思ってた。
それなりに交通量は多かったけど、フツ〜に流れてたし。
それがそれが…空港出口までわずか数キロというところでピタリ!! と停まってしまったのだ。
そういや事故表示が出てたっけな〜と思うものの、まだ余裕かましてたんだが、
いつまでたっても毎分1センチのノロノロ渋滞で、その間、おそるべし早さで時間が過ぎていく。
ちょちょちょ、ちょっとコレは…マズイんじゃないでしょ〜か!!!!!
恐る恐る時計を見れば、とうに8時を回っており、車内に異様な雰囲気が立ちこめる。
「ねえねえ…チェックインって何時まで?」
「・・・・」
「ねえねえ…もし乗られへんかったらどうなるんかな?」
「・・・・」
「あのさぁ〜もう1日ローマで遊べる?……ってソレはナシやな…アハハ…」
… シ〜ン …
不毛な会話が不穏な空気を倍増させる。
途中で降りて地道で行く…という案も出たが、こぅなると究極の選択。
結局そのまま我慢したんだけど、この時の緊迫感といったら!!!
今、このクルマに1ミクロンでも触れたら、一瞬で灰にしてさしあげますわよ!
ってくらいキレキレピリピリであった……( ̄o ̄)

渋滞あるあるで、やっとこさ空港線に降りたらば…ガ〜ガ〜ガラすきやんか〜!!
もぅ〜アテクシ、必死でアクセル踏みましたよ!!!
後から来たサイレンPOLIZIAに道譲るのも気付かないほどに…。
お陰で追い抜きざま思い切り罵倒されたけど、ンなもん知るか〜い!!!! である。
(いや…停められなくてよかった…(汗)
だってだって…もぅ9時回ってるし!!!! マイガ〜マイガ〜!OMG!!!!!!
ハッキリいってこの時、もぅ〜間に合わないと思った。
広大な空港内で返却場所な駐車場に辿り着くのは一苦労だったし、
そっから重い荷物転がしてカウンターに走るなんて…ずぅえ〜ったいムリっ!!
オツムどころか全身真っ白!! になるくらいパニくりながら駆けつけると…
嗚呼っ〜神よ!!
もぅ搭乗時間じゃないの?ってのに、まだのんびり受付やってる人もいて…
よかっったぁああ〜〜!!! 間におぅたぜよ〜(TOT)//
ちなみにこの時のエアはルフトハンザ。
フランクフルト乗継ぎ、EU圏内線だったこともあったかもしれないが、
本国ドイツじゃなく、イタリアでイタリア人なルフトだったことにつくづく感謝した。
意味、わかりますよね?!(笑)
クルマの故障や宿がないとか困った事だが、己が動けばなんとかなるもの。
でも今回のような事故渋滞に巻き込まれると、動きたくても動けない。
運も悪かったが、ホントにツライかった。三半規管の奥までとことん疲れた。。。。
と、アテクシ、幽体離脱な半死人になってたのに、
どっからか手品の如く取りだした缶ビールをクピクピ飲んでる友人を見て、吹き出してしもた。
「ん?これで一安心でしょ?」って。
ワッハッハ!!! 案外1番キモすわってるのはチミだよね〜(≧▽≦)//
でもでも…彼女が冷静に指示してくれたから迷わずパーキングできたし、
アタシ1人だったら諦めて泣いてたと思う。
ソルファターラではアルマゲドンだったけど、今は、光背しょった不動明王に見えました(笑)
いやいや…ホントに感謝です。ありがとうっ!!

ったく、最後の最後まで大汗かいたが、
終わりよければすべてよし!無事帰国と相成った。
いつにも増して「事件」があったような気がするカンバーニアの旅。
それでも新しい発見がたくさんあったし、何度訪れても決して期待を裏切らない。
手はかかるけど愛さずにはいられない…ってとこが、ドMなアタシにはたまらない(//∇//)
改めて愛人第3号に認定しようと思う(笑)
再訪するには、またちょっと年月が空きそうだが、
きっと「その時」も、いろいろかましてくれるはず!!
変わらず迎えてくれるだろう蒼い海と共に、その日を楽しみに待っていたいと思う。
...................................................
ということで…カンパーニア編はこれにてお終いでございます。
好き勝手に長々長々と書き連ねてきた備忘録にお付き合いいただき、ありがとうございました(^^ゞ
さて「次回」ですが……
あ?え?そうなんです。実はまだまだありますんです、備忘録。。。。
十数年ぶりにクルマは使わず、島にこもった「エオリエ諸島編」をやっつけていこうと思うので、
よかったら引き続きご覧くださいまし。
カステル・ガンドルフォ1. ポルケッタ求めアリッチャ経由 呪ってしまったホテルへ
2016年 04月 30日

明日はついに涙の帰国…(TOT)//
そのためにローマまで民族大移動しなくちゃいけない。あ"〜っ面倒くさいっ!!!
エアをナポリ in out にしときゃよかったとつくづく後悔した。
モクモク大涌谷を見学した後、アウトストラーダをカッ飛ばし、
最後のお宿の地、Castel Gandolfo〜カステル・ガンドルフォ に向かう。
道中、空腹を我慢しながら約3時間、ノンストップで走ったのにはワケがあった。
以前、ローマ近郊のカステル・ロマーノで食べたPorchetta〜ポルケッタ(仔豚の丸焼き)が、
腰抜かすほど美味しくてビックラした事があった。
それはもぅ〜アブルッツォの羊の美味しさに五体投地しそうになったのと同じくらいウマかったのだvv
しかし、名も知らぬ屋台なトラック。
あの美味に出会うことは2度とないだろう…と思っていた。
が、この帰り道、ポルケッタの本場として有名なAriccia〜アリッチャを通ることを発見!
コラ、絶対行かなアカンでしょ?! って事になったのだ ( ✧Д✧)//
ということで、とってもとっても楽しみにしていたのに。。。。。

「スゴイね〜あの橋!水道橋かな?上が道路?」
「さあど〜だろ〜? ほらほら通り抜けるよ〜♪♪」
目の前に突如現れた立派な橋に見とれ、キャアキャア言いながら下をくぐっててるうちに、
シャシャア〜って、アリッチャを通り過ぎてしまったのだ。
なぜって、この橋〜Ponte di Ariccia がある所がズバリ!アリッチャだったから…だ (大バカ者め!!)
…… えぅえぅ ……ウッソ〜ぉおん!!! (TOT)/
愛すべきポルケッタをかすめとっていった憎っくき?! この橋。
実は小ネタ満載だったことを、後日知る。
アッピア街道 の主要拠点として栄えたアリッチャだが、
長い年月の間に、街道が沼地に埋もれたり、荒れ放題になっていたそうだ。
由緒ある街道がこれじゃあ〜イカン!ということで、歴代の教皇が道を整備。
『キレイな街道を復活させようプロジェクト』 (by アテクシ勝手に命名) の一貫として、
最上部にアッピア街道を通すための高架橋〜Ponte di Ariccia の建設が命じられたそうな。
ちなみに高架橋を手がけたIreneo Aleandri という人は、
スポレート のPonte delle Torriや、マチェラータの半円劇場 も設計(改築・修復含)している。
どちらも見た事がある身として、なるほど特にスポレートの大橋は、
アリッチャのソレと、感じがとてもよく似てると思った。
彼の事全然全く知らないけど、高名な建築士だったんだろうね。

橋の話はさておき。。。
アリッチャ@ポルケッタを食べ損ねたのは残念無念であった(>_<)
引き返すもずいぶん行き過ぎちゃって、いつの間にかアルバーノ湖沿いを走ってたのには「?」だが(笑)
とにかく飯だ、メシ!お腹減ったしぃい〜〜!!
ココよさげじゃない?!と、クルマを停めたLe Fratte Ignoranti は、
アルバーノ湖を見下ろす絶好のシチュエーションにあり、眺めも最高!!
店内もメニューも気取らぬ雰囲気で、もちのろんでオーダーしたポルケッタにも期待が高まったが、
う〜ぬ。。。ココのはイマイチでありました…。

それでも他の皿は、素朴に素直に美味しかったデス♪♪
トレッビアーノにマルヴァジーアが少し入った地元のDOC、Colli Lanuvini もスッキリ喉ごしよく、
喉が渇いてた事もあり、ビールかっ!!! ってくらい気持よく飲めましたvv
それから…最後に「絶対」パスタも食べておきたかったんだよね。
それも奇をてらわぬ鉄板のヤツ → Bucatini all'amatriciana
くぅう〜〜!ウマイっ!!(//∇//)
ポルケッタはともかく、これでかなり幸福度がアップした。
食後のカッフェはダブルでいただき、ご馳走さまでしたvv
これで今晩の戦い=パッキングに心置きなく挑めるわ♪♪

最初に泊まったモンテコンパートリ も含め、
アルバーノ湖やネミ湖を中心に点在する大小14の町を総称して
Castelli Romani 〜カステッリ・ロマーニ という。
その半分も行ったことないけど、ローマからわずか30キロ余りとは思えぬほど景色も気候も一変。
昔から貴族や皇族の別荘地として愛されてきたのも納得の、美しき一帯だと思う。
列車やバスで行ける町も多く、以外にアクセスも悪くない。
ローマから近いのも利点だし、白ワインの名産地でもある (もちろんポルケッタも!!)
そう思うと、まだ日本人にあまり知られていない穴場ゾーンと言えるかもvv
今でも教皇サマが避暑に訪れるカステル・ガンドルフォの離宮前には、
バチカンさながらスイス衛兵が立ち、運がよければテラスから手を振ってくださる事もあるらしい。
もし教皇サマとバカンスシーズンがカブったら(?!)
ローマのバチカン広場よりもっと身近に教皇サマを拝める…かもしれない…ねvv
*カステル・ガンドルフォはI Borghi più Belli d’Italia にも選ばれてるよ♪

ってことで、今宵の宿として選んだホテルは、
その名も Grand Hotel Villa Dei Papi 〜教皇の別荘〜 (笑)
アルバーノ湖の北、ちょっと高台にあり、道を上がりざま見かけた家々の立派なことといったら!
チッ、家じゃないな、これみんなVilla だろ?!
ホテルも、いつもの我々のレベルからしたら立派だったんだけど、
例によって Googleマップで場所を確認したところ……
ガ〜ンガ〜ン!!! なんとここも赤字で「閉鎖中」となっているではないかっ!!
もしかして、アタシたち、呪われた宿泊客?!
2連チャンだなんて、これちょっとショックだわ〜〜(TOT)//
モンテコンパートリ 2. お山なマークがいっぱいのキュートな町
2014年 08月 31日

すご〜〜い!!!まだ7時 (2分) 前だよ?!ど〜しちゃったの?ってくらい早い!
本人全く自覚ないけど、やっぱコレは時差ボケか?
でも、バク転できそうなほど絶好調なのは良いことでもあるvv ←多分、今だけ(^^ゞ
寝るだけに寄った町だから、朝食食べたらすぐ出発だ。
それじゃあ〜もったいないし、少しでも歩いて街を見てみようvv
外に出ると……うっへ〜〜こら冷える!!
6月の半ばとはいえ、この寒さは一体なんだなんだ?!
標高576mの丘陵地に建つモンテコンパートリの町。
それほど高くないが、周囲に遮るものがない丘陵都市なので、
時おり吹き抜ける風がダイレクトに突き刺さり、カフェインより目覚ましに効く。

ということは、夏はローマより随分と過ごしやすいはず。
なんでそんな所に泊まるん?と言ってたN子のダンナだが、
友人がモンテコンパートリにセカンドハウスを持ってるそうだ(笑)
街から2キロほど離れるがFSの駅もあるし、車だとローマから40キロ足らず。
これは、だいたい大阪から有馬温泉に行くくらいの距離と時間である。
フラスカーティより物価も安く、のんびりできそうなモンテコンパートリは、
ローマっ子のちょっとした避暑地なのかもしれない。

通りは既に人がいっぱい!
みんな早起きさんだね〜♪♪ (特にご老人たち(笑)
おはよ〜ボンジョ〜ルノ♪♪ と挨拶を交わしながら、
急な登りの石畳を、エッチラヤッチラ上がっていく。
地図もなんもないけど、登りきったら降りる。
それだけで一周できるほど小さな旧市街は、朝の散歩にうってつけvv
時々、家々の扉に混じって、城壁に出る秘密のアーチが現れる。
朝の光をいっぱいに浴びて、向こうが天国のようにキラキラ光ってます♪

町の中心、頂上にそびえ建つドゥオモ、
Chiesa di Santa Maria Assunta は、どこまでもシンプルで清楚。
キンコラカ〜ン♪と鐘の音が鳴ればパーフェクトなんだけど、
その代わりに、ハトたちが鐘楼の回りをクルリと1周してくれました。

冒頭の写真、時計の下にも入ってるが、
フィンガークッキーを3枚重ねたような、小山が3つ連なったようなかわいいマークが、
モンテコンパートリの市章である。
どっかの町もこれに似たフォルムだったなぁ〜と、余計気になったのだが、
形状をアレやコレやと変えながら、町中至る所で目にするので、
思わず探し撮りまくってしまった(^^ゞ
こんなにたくさんあるなんて…
なんか愛されてるよね〜フィンガークッキー♪♪ (違!!)

初日は嬉しくて「コ〜フン」してるので、
被写体探すオツムも、シャッター押す指もいやに元気vv
なンてこたぁ〜ない石畳も、
やっぱキレイだわ〜♪♪ と写してはニヤけてる (笑)
こ〜ゆ〜普通のディテールが、見れば見るほど美しく楽しい国なんだよね、イタリアって。
と言いながら、、、
旅の終盤になると、暑さと疲れから撮る枚数がド〜〜ッ!!って激減するので、
今のうちに載せておきマス(^^ゞ
*実際、今回はそんなに写真を撮ってなくて、今ちょっと凹んでおります…(TOT)//

早速店を開けていた働き者の青果店のマンマが、
「今日はイチゴの日だからどう?」(そ、そんな日があるんだ?!)
と薦められて買ったソレは、芯の芯まで、見事に真っ赤っか!
のわりには、アタリ(甘い) は1/5の確率だけど(笑) 道中のお供にするとしようvv
さあて!今日からカンパーニャに向けて本格的に出発!である。
もう来る事はない…かもしれないけど、これも旅先での一期一会のひとつ。
丘の上の風の町。モンテコンパートリでありました。

モンテコンパートリ 1. 小さな町ならではのホスピタリティ溢れる宿
2014年 08月 24日

20時を回ってよぅやく薄暮になる初夏のイタリアとはいえ、日が落ちるまでには宿に着きたい!
これはもぅ〜車で回る時の絶対ゼッタイ!の不文律!である。
なぜならイタリアの道って街灯が少ないので、
田舎道ともなると、恐怖を覚えるほど真っ暗!になるからだ(TOT)//
なので、必死こいてなんとかお星さまが出るまでに辿りついた初日の町、モンテコンパートリ。
ローマ生まれのローマ育ち、生粋のローマっ子であるN子のダンナ。
アブルッツォに行った時も、なんでアブルッゥオォオ〜?!って目を丸くされたが、
(アブルッツォは素晴らしくステキな所なのだが、日本人がわざわざ行くのが信じられなかったようだ)
今度もまた、な、なんでモンテコンパートリ?!と、えらい仰天される (笑)
今となってはアタシもなんで?!って思うが(^^ゞ
要はA1沿いにあって、翌日カンパーニャへ向かうにアクセスがよかったのだ。
地理的に言うと、お隣は白ワインで有名なフラスカーティ。
ここモンテコンパートリも Montecompatri Colonna Superiore という白ワインの産地である。
のわりには、BARに置いてなくて、見当違いのフランチャコルタ飲んじゃったけど ( ̄o ̄)/

それではまず、恒例、お宿の紹介vv
うぉっと!HPがキレイになってるよ (!!)
当時はモーテルみたいな写真で(笑)、ちょっとヤバイかな〜って思ってたけど、
小ぎれいで快適、朝食も豪華だったし、テラスからの眺めも◎!と、フツ〜に言うことなしvv
この反対、HPと全然ちゃうや〜〜ん!ってのは結構多いから、イイ意味で裏切られた♪♪
*Albergo Paradiso
小さな町だからか、人当たりものんびりしてて、
「迷わず来れたかい?」「よく眠れた?」「もっと果物を食べなさい!」
などといった気づかいもさりげなくやさしい、とても感じのよいホテルでありましたvv

風が強く、日よけの幕がバッタンバッタン鳴ってちょっとうるさかったんだが、
そのせいか時差ボケか、はたまたイタリア着いてコ〜フンしてたのか(笑)
妙に早朝に目が覚めてしまい、テラスに出てみると…
ひゃあ〜♪♪ キレイな朝日!
ちょっとちょっと起きてみよし〜!とワッサワッサと友人を叩き起こす非情なアタシ。
なんせ彼女は、朝日や夕日が登り沈む瞬間の空が大好きで、
飽きることなく眺めてるから、こら、起こして見せンとアカンやろ〜〜って思ったワケ。
うんうん、アタシって優しいよね〜(^^ゞ
反対だったら激しく怒ってたと思うけど(笑)
その友人渾身の1枚、モンテコンパートリの朝、イタリアで初めて迎える朝。
今回もイイ旅になりますよぅに!ぱむぱむvv と、ご来光に向かって柏手デスvv
じゃ、2人共起きたし(!!) 朝の散歩に出かけよぅかvv
ローマでやっぱり道に迷う…
2014年 08月 14日

安心・確実のルフトで定刻通りローマに到着vv
が、らしくないことに、いつまでたっても荷物が出てこない。
キィイ〜!!! ってなってたら、レーン変更のアナウンスを聞き逃してた (バカ!! )
「遅い!遅ぉいい〜!!もぅ帰ろうかと思ったよ〜!!」
と出迎えてくれたのは、ローマのプリンチペッサN子。
そらそうだ。もぅ1時間近く待たせてる(汗) ゴメンごめん!っとにゴメン!
仁王立ちの彼女の後で、はかみながら顔をのぞかせてるのは、愛娘のA子ちゃん♪
わ〜お!!大きくなってすっかりお姉ちゃんになったね♪
それでもなかなかママの背中から出てこないのは…あれれ…このクルクル頭、覚えてない?
うぅむ…3年ぶりだからね〜そのうち思い出してくれるかな?
レンタカーの手続きしながら、
ことづかった荷物や土産を、FedEx のように次から次へと渡していき、
その後、N子たちを家まで送っていく。
もともとおしゃべり好きな彼女。
会った時から既に軽く5000は回ってた「トーク@エンジン」が
車に乗ったとたん、タコメーター振り切りレッドゾーンに突入!
ローマ法王でさえ止められない爆裂トークが始まり、
相づち打つ間もないK嬢、うなづくだけで精一杯(笑)

K嬢がちくと気の毒に思えたほどだったが(笑) アタシも混じってしゃべりた〜い!!
けど…1年ぶりの運転の方が大事で (しかもローマだし!!)
以前、迷って半泣きになった事もあったから、1人真面目に運転してたワケです。
当のご本人乗っけてるんだから、迷うはずない!って思ってたし。
それでも、一向に道の指示がなくおしゃべりに夢中な後部座席。
こ、コレ、タクシーじゃないんですけど…
でもって……たんまたんま〜〜!!道わから〜〜ん!!
N子「ええ〜?ココどこ?!わかんな〜い!」
アテシ 「で〜!で〜!で〜!」(@▽@) マヂデスカ!!!
冷静に付近を見渡すと、なんでかEUR付近で路頭に迷ったようだ。
ダンナにSOS電話してなんとかN宅に辿り着いたが、
ジモティがいてもやっぱ迷うンです…お約束です…
何回も…なっン回も書いてるが、初日ってホントに絶対、必ず迷う!!
私の記憶が正しければ… (by 鹿賀丈史 (古っ!) 1回だけストレートに目的地に着いた事があるが
それでも必ず何かしらのアクシデントが待ち受けてる。
なんかもぅ〜この初日の第一関門を乗り切らないと伊国に受け入れてもらえない…って感じ…(TOT)//
アタシがドM!! ってこと知ってるのかしらん?(違!!)
お陰で時間が押してしまい、カッフェをいただくこともなくこの日はお別れ。
愛娘もホラ…お疲れ爆睡してるし…
下の子がまだ小さく手がかかるので、N子宅には泊まるのは遠慮して、
宿ある町〜モンテコンパートリへと、再び車を走らせる我々であった…
ヴィテルボ 5. さらばイタリア…旅立ちの朝
2014年 04月 30日

エアは10時だけど、満を持して5時に宿を出る。
時間に関しては慎重な、これでもA型なんで(^^ゞ
も〜そりゃ瞼がくっつくほど眠いけど(>_<)//
列車と違い、車は時間が読めないので早めに行くにこしたことはない。
空港で買い物もしたいしvv (コレ本音(笑)
道も空いており、スイスイ順調に快走する。
うっすら空が明けはじめ、今日という1日が生まれる瞬間に走るって、とっても気持がイイvv
ローマまでうんキロ…という表示にもぅ大丈夫やろ!と、PA@コーヒータイム。
お日さまもよぅやく顔をのぞかせたよ♪

キリキリよぉ〜〜く走ってくれたベンちゃんともお別れデス。
今回は珍しく?!どこもブツけることなく無傷での生還!拍手〜!!
って、いつもどんな運転してンねん?!って話やんな(笑)
とにかく…道中、世話になったよ。ありがと!達者でな!
旅の当初は、パスポート紛失?!ってな大事件もあったが、
終わりよければ全てよし…で、スリリングながらも楽しい旅となった(^^ゞ
これもひとえに普段の善行のお陰…ではなく、、旅の相棒の助けがあってこそ。
なんてたってユーロ盗られて以降、アタシの大蔵大臣だったからねvv
買い物が長いのが玉にキズだが(笑) とってもとってもありがとう♪♪
そして…やっぱりマルケはステキな州だったvv
訪れた町の数だけで言えば、
今までの1位、トスカーナ (か) シチリアを超えたんじゃないかな。
あんまり人が大挙して俗化するのはイヤだけど、
もっと知られてもよいこの上なくステキな所…と、複雑な乙女心?! ではあるが(笑)
ありがとマルケ♪♪ またいつか会える日がくることを願って……

最後に……
ラストたった3ページ分を残し、実に2年の間も「放置」しておりました……
イタリアへの愛が薄れたワケでは決してなく、
なんというか、忙しかった、書くモチベーションが上がらなかった…などなど…
とにかく放ったらかしだったんだけど、性根を入れ直してココに宣言します!!
またちゃんと旅の思い出を記していこうと!! と。
じゃないとせっかくの旅の思い出が、
薄いカルピスみたく美味しくないものになっちゃいそう…
写真だけじゃ残らないモノもたくさんあるし、
読み返すと我ながら笑ってまうアホな事を、10年後にも読みたいし…(^^ゞ
ということで……
記憶の鮮度は落ちるが、旅メモ片手に、
まずは〈2010年のカンパーニャの旅〉を始めていきたいと思いマスvv
目標!!今年中に終わらすこと!!(多分…)
挫折しないよう?! FBでも公開していこう(かな)
なんか弱気やけど(笑) とにかく引き続きよろしゅう〜お願いしマスm(_ _)m
ヴィテルボ 4. ラストの食事は3人の王様と共に…
2014年 04月 27日

アグリにご飯が付いてるので、なかなか外で夕食を取る機会がないが、
なんといってもイタリア最後の夜である。
宿の女主人が教えてくれた店に、いそいそと出かけてみた。
Tre Re とは「3人の王様」という意味で、
1622年創業という、街で一番歴史があるリストランテなんだそうだ。
ワーオ!すごく王道な店を教えてくれたんだな。
さっきのBARもそうだけど、
2〜300年の歴史なんて、この国にとったら屁!みたいなモンなんだろうね(笑)

昔は宿屋兼メシ屋…いわゆる旅籠だったそうで、
思ったよりずっとこぢんまりとした店内は、その分家庭的で居心地がよく、
壁には、店のシンボルである3人の王様の画 (看板) が掲げられている。
ひと癖もふた癖もあるような王様たちだが、何かしら意味があるのだろう。
由来をちゃんと聞けばよかったのだが、
当時は触れると幸運をもたらす…と言われ、
大戦中は英米の兵隊たちもが、触ってから戦地へ赴いたそうだ。
その後、売ってくれ〜!という声を頑なに拒み、今に至るという、
ヴィテルボの歴史遺産?!みたいになっている。
Ristorante Tre Re

さて料理…
写真はちとマズイが(笑) 料理はウマイ!
お約束の前菜盛りに、
プリモは本日のお薦めラビオリ、メインに仔牛とスカモルツァのグリルをオーダー。
うわ〜!!!なんかモリモリ食べてる!!
今日って、お昼にチヴィタでブルスケッタ食べたっきりで、
ジェラートも食べずカッフェも飲まずひたすら車を走らせ、
ぱちゃぱちゃ温泉遊びしては、以外と体力知力を使うスーパーを徘徊したもんだから、
お腹ヘリヘリだったのであるvv

ココで何回も書いてるけど(笑) まだまだマイブームなスカモルツァ焼き♪
嗚呼〜やっぱ美味しいわ〜♪♪
チーズとパン、チーズとワインの往復が…うぐ〜〜止まらない!!
セコンドとして食べれるから重宝するんだが、カロリーは絶対肉より高いはず(笑)
日本でも買えるけど目ン玉飛び出るほど高く、なかなか手が出せないんだけど
最後に食べれてシアワセでした〜〜vv
ヴィテルボ 3. 最後の夜は異種格闘技なパッキング勝負だ!
2014年 04月 24日

テルメでまったりしすぎて、
一番の見所〈Palazzo dei Papi〜教皇の宮殿〉すら見なかった我々…
というより、、、、
最後の買い物!と称してスーパーで埋没してしまったのが一番の敗因かと…(^^ゞ
ココでは書けないような(笑) 食材とか食材とか…
とにかく…土産はスーパーで買うに限る!なんでありマスvv

うぅむ…コレはメディチ家の紋章ではなかろうか?!
(球体の数に特に決まりがなく、年代により5つや8つバージョンもある)
ラツィオ北部の最大都市ヴィテルボは、お隣フィレンツェに一番近い。
そもそも教皇の街だし、いろんな関係性があったと思われる。

感じのよいBARがあったので、後でドルチェでも買っていこうか〜と言ってたんだが、
どこにあるかわかんなくなってワヤになってしまった…
後で知ったのだが、創業1818年!という老舗カフェであった。
イタリア人のクチコミが悪いのが気になるが、
ヴィテルボの歴史を刻んだ店内を愛でるだけでも価値はある…はず…多分…うん(^^ゞ
Gran Caffe Schenardi

最後のお宿の事も書いておかなきゃねvv
ヴィテルボって結構大きな街なのでチェントロを外し、
でもってもぅ「寝るだけ」なので、ちょっと郊外のB&Bを予約したんだけど……
Str. paliano
うへえ〜?住所ってこれだけ??
それって通りの名前だけやんや〜んっ!!!(TOT)//
そう…郊外の宿は往々にしてこぅゆう事が起きる。
でもこんな事でへこたれていたら、田舎の宿には泊まれない。
幸い、広く見通しの良い道だったのでなんとか「発見」できたが、
住所すら間違ってる事も多いので、ホント気が抜けない…( ̄o ̄)
ベッドに横たわるまで決して安心できないのが、伊国の宿の恐怖であり楽しみの1つなのだ(笑)
HPの感じを裏切る事なく、清潔で居心地のよいB&Bで、
夕食食べにチェントロに向かう時「私も帰るから〜」と車で先導、
ジモティが使う無料駐車場まで送ってくれ、ホント助かったよvv
B&B Le Beccacce

宿泊客は我々だけで、
照れちゃうような4柱ベットの広い部屋を用意してくれたのだが、
スイマセン…今宵は夜を徹してやるべき「大仕事」が………
はあ・・・・考えたくもない帰国の準備。
毎度のことだが、車のトランクに好き放題放り込んできたこのおびただしい荷物の山を
一体どうやって「1つの」スーツケースに詰め込めばいいのだろう?!
実際、全ての荷物を持って上がったら (2往復する(笑) 部屋ン中、足の踏み場もないほど!
なんで靴を3足も買ってンねん!と毒づきながら、箱はポイポイ!
ああ〜そうだ…アウトレットにカバン置き忘れて大変だったよな…と、
なんかあの史上最悪の事件が、今となっては他人事のように思えてくるから現金なモノである(笑)
手に余計な荷物持ちたくないから、なんとかスーツケースに全てを納めたい。
空間と入れるモノの1本勝負!パッキングってパズルみたいなモンだよね。
大変だけど結構好き!で、得意!
誰もこの中にワイン2本と靴が3足+ビーサン+モロモロ…が入ってるとは思うまいvv
次開けたら二度と閉まらないでしょう…という密閉度280%状態で、
スーツケースは悲鳴あげてると思うけど(笑)
じゃなくて…ギャボ〜!! もぅこんな時間!!
明日…ってかもう「今日」だけど(TOT)//
早く出発するので少しでも寝ておきたいのだが、寝た記憶がない(笑)
せっかくの?!4柱ベットだったのに……

Città di Viterbo
ヴィテルボ 2. とってもキレイ♪ ダンテも詠んだ由緒あるテルマエです
2012年 06月 08日

きゃ〜♪なんて広いプール!
ではなく…
こちらはヴィテルボの野外温泉のひとつ、ブリカーメ〜Le Terme del Bullicame
もちろんフリ〜!!(無料)
もちろん脱衣所も、ない…(笑)
が、「この時」のために
怪獣庭園を犠牲にしてまでも水着を着込んで、チヴィタをも観光したのだ!
ササっスイっ♪とワンピースを脱ぎ、
やぁやぁ〜ゴメンなすって!と、先客に挨拶をし、トポン♪と浸かれば……

うへぇえ〜〜〜!!! なんて極楽♪♪
湯温もちょうどよく、
サラサラとたいへん気持のよい湯のうえ、このシチュエーションでしょ?
心地よさ問答不要の2800万%!!!! でアル (≧▽≦)///
量は多くないけど、底を漁るとミルク色の泥が沈殿しており、
ちょっとしたファンゴ(もどき) ができるのもグ〜♪♪

湯質はとても穏やかでスタンダード。
すンごくキレイな色をしてるが、源泉は無色透明デスvv
どうしてこんなバスクリン色になるのかは不明だが、
そんな事に頭を悩ませるのは無粋というもの。
なるんだからなるんデス!!!

開放的な浴場と違い、柵で囲われ厳重に守られている源泉。
それもそのはず。古くはダンテの神曲、地獄篇第14歌にも出てくる由緒ある温泉で、
後に見える石塔は、その碑になっている。
ダダダ、ダンテってスゴイな〜!って思うけど
地中から無尽蔵にボッコボッコ湧き出してる源泉がダイナミックすぎる!
源泉が何度かわからなかったけど、
水路を通ってるうちに適温になり、浴場に流れ込む。
なるほど、うまいことできてますvv

幸い大きな木が1本生えていて、木陰があったので、
湯というよりお天道さまに脳天焼かれて暑くなると、そこに退散。
寝酒に余ったワインを飲みながら風に当たってると、
言わずもがな…だが、至福の極み♪♪ でありますvv
ジモティ率が高く、観光客はほぼ皆無だが、
清掃も兼ねて係員が巡回してるので安全だし、ゴミひとつ落ちてない。
無料施設なのになんて行き届いてるんだ!さすが教皇の街であるvv
以前入ったワイルドなトスカーナの温泉 (ソレはソレでとてもステキ♪) に比べると、
とってもクリーンで入りやすい野外温泉だと思う。

こちらはもっと浅い膝下、お子様用。
嬉しくなっちゃうくらい広いでしょ?左手にもまだまだ続いてるの♪
だからか大人も遊んでたけど(笑)
というヴィテルボには、他にも、有料無料、たっくさんの温泉があり、
温泉大国ニッポン顔負けの充実度を誇ってる。
しかもローマから約70キロ…と、アクセスも全然悪くない。
だからまた絶対行きたい!!!と思うvv
というのも……
温泉でまったりしすぎて、ほとんど全く!街を見てないから(爆)
ヴィテルボ観光局の人、ゴメンなさい…(^^ゞ
それと、怪獣庭園も行きたいしね……え?しつこい?(笑)
ヴィテルボ 1. 教皇が愛した温泉地
2012年 06月 05日

ボマルツォの怪獣庭園〜Parco dei Mostri にすんごく!!行きたかったんだけど、
時間が押して断念…(道にも迷った)… 本当に残念だわ…(>_<)//
またいつか絶対!!トライしてみる!!うん
そしてやってきたのが、最後の宿泊地となるViterbo〜ヴィテルボである。
現在はバチカンで行われるローマ法王選出も、昔はここヴィテルボで行われており、
決まるまで皆が部屋に缶詰状態になる
「コンクラーベ (鍵がかかった) 」という言葉が生まれた街でもある。
教皇の街として、魅力的な要素を持ってるヴィテルボだが、
個人的にはこっちの方が大事!(笑)
それは…
温泉!! があること〜〜!!!!(≧▽≦)///
実際、この地の温泉は既にエトルリア時代に発見されており、
歴代ローマ教皇たちも湯治に訪れていたという〈テルマエ・ロマエ〉を地でいく歴史を誇っている。
写真は、その名も Terme Dei Papi 〜法王の温泉
もちろん我々もフツ〜に入れる、一大スパ施設である。
巨大な温泉プールが有名で、それにも心が動いたけど、
近くに「もっと楽しい」温泉があるというので、ココは車から眺めて素通り。
さてさて「ソレ」はどんな温泉なんでしょう??
>> つづく… (^^ゞ