マチェラータ 4. とっても家庭的なB&Bでしてん♪
2012年 01月 10日

オペラフェスティバルがあったからかエコノミコなホテルが満室だったり、
帰りも遅いし、ど〜せ「寝るだけ」だから…と、
チェントロからややはずれたB&Bに宿をとる。
今までも B&B と名の付く所に泊まったことはあるけれど、
ココはまんま住宅を改装したB&Bで、
まるで誰かさんのお宅にお呼ばれしたみたいな雰囲気でアル♪
TVの下にディズニーのビデオが並んでいたので、
余計、子供さんがいるご家庭にステイしに来た感じがしたよ (笑)
といっても、泊まるにおいて設備は充分だったし、とってもキレイにしてあった。
B&Bといっても、いろんなタイプがあるんだな〜って思った。

メールのやりとりがたいへん親切だったので、
会うのを楽しみにしていたオーナーのレオナルド氏は、
メールの文面のまま、とっても物静かなジェントルマン♪
実は彼の物腰のやさしさに便乗してオペラのチケットをとってもらおうと思ったのだが(笑)
「どこで買ったらいいかわかりません」と、やんわり断られてしまった…(^^ゞ
ズルしないで、ちゃんと自分で面倒をみなさい!って事ですね。。。スイマセン
それでも親族の誰かが舞台に立った事もあるらしく、
Sferisterio Opera Festival は、ジモティにとってもいろんな意味で深く関与している。
そら、夏の一大イベント、儲け時でもあるからね vv
エレベーターがなく、訪問時は大汗かいて荷物を運んだが、
帰る時はもちろん、紳士なレオナルド氏が運んでくれました♪
この2〜3年「シニョリ〜ナ♪」ではなく
「マダァ〜ム♪」と呼ばれる事が多くなってきて憤慨してたけど(おいおい!)
こぅゆう時はマダム然として運んでもらうのが吉かも(違!)
って、この考え方、どっかズレてるよな(笑)
*B&B Mary Mary

Città di Macerata
マチェラータ 3. さすがの歌姫 Mariella Devia
2012年 01月 08日

日本では〈椿姫〉として知られる La traviata
高級娼婦ヴィオレッタと純真な青年アルフレードの悲恋の物語は、
ヴェルディの代表作と言っても過言ではないだろう。
「乾杯の歌」なんてあまりにも有名だし、
オペラ初心者にとっても、アタシにとっても(笑)
たいへん見やすい、聴きやすい演目デス。
屋外だから…と、ちびっと期待したセットは、至ってシンプル。
それでもワイドを活かした演出は、屋外ならでは!の見応えがありましたvv

〈椿姫〉の主人公は「うら若き」ヴィオレッタ♪なのだが、
演じていたのは、この時61歳!のマリエッラ・デヴィーア〜Mariella Devia
アタシは全く全然知らない人だったけど、
名だたる歌い手であり、ツウなK嬢はもちろん知っていた。
失礼ながらそんなお年なら、
相手役のアルフレードは恋人じゃなく息子じゃん!って思ったのも束の間、
仕草も歌声も、可憐で傲慢で恋心に揺れるヴィオレッタそのものだった。
あ〜ゴメンなさい!
当たり前だけど、舞台に上がれば役者たる者、歳なんて超越しちゃうンです。
ヴィオレッタが娼婦ではなく1人の女性として、人間として、愛と生に向き合う姿は、
人生というキャリアを積んだデヴィーアならではの感動を生み出していたと思いマス。

夜も更けてくると、だんだん夜風も冷たくなってくる。
日本と違い、ムシムシ湿気知らずの伊国の夜は、
時として、襟元をあわせたくなるくらい涼しくなる。
と、前のカップルが、かがんで何やらゴソゴソしだし、気になるから見ていたら、
ジャンジャカジャ〜ン!とばかりにリュックからワインを取り出し飲みはじめたのでアル!
しかもちゃんとしたワイングラス持参で!
ず、ズっこぉ〜〜いっ!!! (笑)
しもた〜〜!!ヴェローナではオイラたちもワイン持ち込んで飲んでたのに
ココではすっかり「その用意」を忘れてたよぅ〜(>_<)//
その「1杯」があれば、ご機嫌&あったかく観れるのにぃ!
実際、そんなことしてイイのかわかんないけど、この席ならイイでしょう…多分、うん
次回は?忘れず「仕込んで」いきたいものである(笑)

とまぁ〜ワインはともかく(笑)、劇場の雰囲気もオペラもたいそう楽しかったvv
秋からのオペラシーズンにちゃんとした劇場で…って気持もあるけれど、
コレはコレで、夏のイベントとしてとっても楽しめると思う。
機会があればまた観てみたいなvv
終演後、外にお迎えの大型バスがズラリと並んでてビックリ!したけど、
どっかから来る「 Sferisterio 観劇ツアー」があるのだろう。
そういえば我々の隣のブロックは騒々しい団体さんで、
シ〜ッシ〜ッ!!って何度もたしなめられていた (オバカ!)
ワインもいいけど、あくまで観劇マナーは忘れずに…
*Sferisterio Opera Festival
マチェラータ 2. La traviata いよいよ開幕
2011年 12月 04日

シャワーを浴び着替えて…と、のんびり街に出てきたら、
観劇前のお客でリストランテはどこも満席!が〜ん!
仕方ないから切り売りピッツァで我慢する…
なんか今日はついてないけど、グラスワイン飲めただけラッキ〜と思おう…
そんなアタシの心境を読んだのか、
店の兄ちゃんが肉まんのように巨大なメレンゲをプレゼントしてくれました(>_<)//
→激甘で、ほとんど食べれず(笑) …スイマセン…
ドレスにタキシードな人もいるが、
ほとんどの人は気楽なカッコだから旅行者である我々も気が楽。
もちろん、それなりの席はそれなりのカッコしなくちゃダメだけど。
こうゆう野外オペラ行く度、次回は“浴衣”で決めようぜ!!って言ってるンだが(^^ゞ
荷物も増えるし、なかなか難しいわな…
スカラ座でもオペラ座でもないから(笑)
バックステージだって、ホラ、のぞけます。
通路が衣装室に早変わり。イイね〜このユルさ♪♪

この Sferisterio の野外オペラフェスティバルは、そこそこ有名だけど
ちょっとはずれのマチェラータであるがゆえ、
お気楽度では同じくらいのヴェローナよりも、もっとのんびりしてる感じがする。
(規模が全然違うけどね)
だって、そこの兄さん、裸ンまんまのクラリネット。。。ソレってだぅよ?
リハの時に吹いてたんだろうけど、今から着替えに行くのかな?
なら早く行け〜〜〜!と、規律にうるさい日本人は思うワケだが、
結局、クラリネットを抱いたまま観ていたようだ (拍手!)

もともと、スカッシュに似た球技のために作られた競技場であったため、
その形状というと、横90m、縦36mという「超楕円形」になっている。
だから、どの席からでも舞台が近い!!
上手になる我々の席_松竹梅のもぅひとつ下のランクくらいでも、この近さ!
気合い入れれば、顔の表情まで見える…?! ってもんだ(笑)
ヴェローナはハコ自体がデカすぎて、
舞台の人なんて小指の先っちょくらいしか見えない…ってか見えないから
(だから寝ちゃうんだな…きっと(笑)
この近さ、距離は、結構カンド〜ものであるvvv
あ!ちゃっかりオペラグラス持参なK嬢。や、やるな!

ようやく日も暮れだし、灯りも映えて、イイ雰囲気♪
といってもこれで、もう?まだ?夜の9時 (笑)
夏の夜はかくも長く、かくも深く、これからが本番なのだ。
開演までのみんなのワクワク感が、夜風に乗って劇場を吹き抜ける。
これは素晴らしい序曲だね♪
さぁさ、この空の下、ヴィオレッタとアルフレードの恋物語が始まります。
マチェラータ 1. それは禁句 オペラより行きたいもの……
2011年 12月 01日

アドリア海沿いを走るA14号線は、絶景が続くとっても快適な道である。
が、青い海に見とれ調子こいて走ってたら、ズンズン南下。
いつの間にかマチェラータを通り越していた(笑)
なんかおかし〜なぁ〜って思ってん (違!)
じゃなく…慌ててUターン、内陸部に入る(^^ゞ
当時の印象のまま変わらぬマチェラータは、
4年振りという月日の流れが止まったかのよう。
大都市はともかく、いつ来ても同じ顔で旅人を迎えてくれる街が多いことは、
この国の美点の1つであると思う。

宿に入る前に、今夜のオペラのチケットを代えにいく。
チケットに関してはK女史に一任してたんだけど
海外のサイトから孤軍奮闘してゲット!したのはエライぞぉ〜!!
いつも当日、窓口とか、ダフ屋から適当に買ってたので、
こんな風にちゃんと事前購入するの初めてだったし(^^ゞ
一応、ココでオペラ観るのが今回の旅の一大目標だったので、がんばりましたっ!!
無事「現物」を入手し、拍手拍手!のひと安心vv

と、そのインフォメーションで、スゴイものを発見してしまった!
ギャボ〜!!
こいは Claudio Baglioni じゃあ〜ないっスか!!
え?マチェラータでコンサートするの?しかも Sferisterio で?
い、いいなぁ。。。。。。。
もぅ60くらいになのかな?
すっかりシルバーグレーなおいちゃんになっちゃったけど、
イタリアンPOPSのイロハを彼から学んだ身としては、
幾つになっても、アテクシのアイドルであります。
い、いいなぁ。。。。。。。
とにかく一度、伊国で、伊国のシンガーのコンサートに行ってみたいっ!!
アンコーナ 5. 開いてないよ〜(TOT)/ 開けてくれたよ〜♪
2011年 08月 02日

アンコーナで昼食をとらずに車を走らせたのは、
カンティーナ併設のリストランテで〜〜♪と「甘い夢」を持っていたから。
マルケの白はほっといても美味しいのだが (なんだソレ!(笑)
このアンコーナ周辺は、赤〜Rosso Conero の名産地。
お馴染み?ワインの道〈Strada del Rosso Conero〉には、
9つのカンティーナが記されていて、その中で
評判のよいリストランテを併設してる〈Moroder〉に寄ってみることにしたのだ。

美しく繁り、並ぶブドウ畑の中をゆるゆる降りていくと、
洒落た家屋が見えてきて、こら、期待度200%よ〜〜♪♪と、
ルンルンウキウキで降り立つと……
・・・し〜〜ん・・・
あ"あ"あ"〜!!! すンご〜くイヤな予感がする……
そう…扉はピタア〜って閉まってるし、人っ子ひとりいなかったの(>_<)//
ショッキーショ〜〜ック!!
それでもキレイな敷地内をウロウロしてたら、タイミングよく車が入ってきて
「あぁら、貴女たちどうしたの?」
オーナー系らしきシニョーラが息子らしき人と降りてきて、
ガチャガチャと鍵を開けてくれたのデス。
ラッキー!ラァ〜〜ッキッ!!
よかったぁ〜(TOT)// この灼熱地獄に負けて、帰るとこでした。
ええと…レストランは夜しかやってないらしい…
やっぱ横着しないで電話するべきだったよな…

ココはカンティーナ名を冠した〈Moroder Rosso Conero DOC〉を買っていきます。
もぅそろそろ飲まないとなぁ(^^ゞ
大規模的にやってる(よぅに見える)のに、オリーブオイルのラベルは、
PCからプリントしたものを手作業で貼ってるらしく、微笑ましい。
やっぱ基本は家内工業なんだろうな。こぅゆう所は。
ソレがまたイイのだけど。
バックプリントのカワイイTシャツまで買って
ありがと〜〜♪♪次はご飯食べに来れるとイイなvv
あ、泊まれるんだよね。うんうん。
と、書きながら思った。
このTシャツ、一体どこにいったのだろう???
まだ一度も着てないぞ!!!
アンコーナ 4. マルケの至宝 カルロ・クリヴェッリ
2011年 07月 27日

ヴェネツィア人でありながら、
アスコリ・ピチェーノでその生涯を閉じた画家カルロ・クリヴェッリ〜Carlo Crivelliは、
マルケに多くの作品を残している。
アタシは全然知らなかったんだが、イタリア以外にも、
世界各国の著名な美術館に作品が展示されている有名な画家である。
硬く緻密な筆で描かれた宗教画は、正直あんまし好みではないが(^^ゞ
背景に多用される「果物」がとっても珍しく、
好みはともかく(笑) 文句なしにキレイな絵でもあるから、
こらあ〜1度現物を見てみたいな…と思ったワケである。
こ〜ゆ〜絵が大好きなKちゃんは、大喜びだったけど(笑)
さてその美術館〜 Pinacoteca Comunale di Ancona は、独立した美術館ではなく、
Palazzo Bosdari という邸宅の中にあったもんだから、探すのにエライ難儀した(TOT)/
もちろん、ココにもちゃあんと番号付きの看板が出てたから、
アンコーナの街を歩く人は、インフォメで絶対地図もらってくださいvv
ウフィッツィなどに比べると閑古鳥な館内だが、
貸し切り状態でゆっくり見れるのは大変ありがたい。
説明してくれた係員さんも、しゃべる相手ができてどこか嬉しそう(笑)
お目当ての「聖母子像」は、
一瞬、通り過ぎてしまいそうなくらい小さくて、違う意味でビックリ!
だってね〜勝手に、もっと「大きい」と思ってたから(^^ゞ
でもそのサイズは、かえって可憐な絵を引き立たせ、
小さな花園のようにキレイだったのであります。
前言撤回、ステキな絵でした♪
チョッチ♪ってキリストの足の指つまんでるのと、
お約束のバックのフルーツがポイントvv
*ノーフラッシュで規則に準じて撮っています。

それにしても、返す返す口惜しいのは、アスコリ・ピチェーノの
Cattedrale di Sant'Emidio の祭壇画を見逃したこと!!
「祭壇画の詩人」とまで言われた彼の代表作の1つを、目の前にいながら見過ごすとは。。。(TOT)//
暑さで脳細胞が死んでたとしても、悔やみきれない失態でアル。
いつかリベンジ!!エイエイおぅ〜!
アンコーナ 3. 大理石とヒジと…アンコーナのヒミツ
2011年 07月 24日

アドリア海側において、バーリやブリンディジと並ぶ最重要港であるアンコーナ。
湾内に停泊してるでっかいフェリーは、
遠くギリシャから、対岸クロアチアまで運んでくれる。
船に乗って異国から異国へ渡るのもイイだろうなぁ〜
クロアチアは行ってみたい国だから、いつか実現したいものでアルvv
アンコーナという名前は、ギリシャ語の「アンコン〜肘」が由来だとか。
地図で見るとヒジ…というよりむしろ手羽先?ってな形状をしているが(笑)
確かにピョコって突き出た半島からは、朝日も夕日も眺めることができる。

で、ご覧ください。
これがアンコーナ県〜Provincia の県章デスvv
ワハハ!
ホンマに“ヒジ”になってるぅ〜!
す、ストレートやなぁ〜(^^ゞ
もし、県章当てクイズがあったら、
絶対当てる自信あるわ!!(笑)
でもね、こぅいったマークって、
それぞれの町の特徴がうまく意匠化されてて、
アタシは見るのとっても好きだな。
そんな“ヒジ”の内側?いや、これでいうと手首?う〜ん、わからん!
…という、グアスコの丘の頂にあるのが、
アンコーナのドォーモ、Cattedrale di S. Ciriaco であります。

以前来た時は冬だったので、
ドォーモと一緒に、海からの寒風を一身に受けながら見たことをよく覚えている。
それほど大きくないし、派手な装飾が施されているワケでもない。
が、凛とした佇まいが美しく、
アンコーナといえばこのドォーモ…ってくらい印象に残っている聖堂である。
ああ〜でも今は夏!
ここまで登ってくるのに滝のような大汗かいて、こんなことなら車で上がればよかった…
なぁ〜んてナマケゴコロがよぎったが(笑)
こぅやって自分の足で辿り着くのも大事なことだよねvv

ガオ〜〜っ!と、ライオンと一緒に海を睥睨してみるvv
おおっ、向こうに見えはクロアチア?
って、ンなはずないっしょ〜!!アンコーナの街デス(^^ゞ
このドォーモ、もっと「白かった」ような気がするが、
夏の輝く陽射しの下では、ほんのりうす紅色をしている。
なんでも地元にこだわるイタリアらしくないが、
このうす紅色の大理石は、ヴェローナ産なんだって。
大戦下で度々被害を受け修復してきたというから、その関係なのかもしれないが、
ロミオとジュリエットの街、ヴェローナの石で作られたライオンに守られてるドォーモって
ちょっとロマンティックじゃない?ウン。

Città di Ancona
アンコーナ 2. 最近、こんな教会が好みデス
2011年 07月 05日

アンコーナに来るのは実に15年!ぶり。
自分でもビックリしちゃうけど、そんなに月日が経ってたんだなぁ。
当時だって全てを見てるワケじゃないし、初めてな気分で町歩きしてると、
改めていろんな教会があるんだな、と再発見。
レッチェみたいにデコラじゃないけど〈アンコーナの建物探訪〉といってみよう♪
クリクリ巻き貝のような尖塔を持つのは、
サクラメント教会〜Chiesa del Santissimo Sacramento
鉄柱のシルエットが、アンコーナの「A」に見えるのは気のせいだろうか?(笑)
港にも近いので、船上からこの塔を垣間見て、
ああ、アンコーナに帰ってきたと、皆が涙するに違いない…と妄想することにする(^^ゞ

古くから海運都市として栄えてきたアンコーナ。
街の経済を支える商人たちの力は大きく、
彼らが取引や会合をするために作られた立派な建物〜Loggia dei Mercanti が、
この門をくぐった所にある。
Loggia だから当時は回廊になっていたそうだが、
年月が経ち、え〜い、もぅ塗りつぶして建物にしちゃえ!ってことになったそうだ(笑)
正面には、商いとしての基本を象徴した、
希望、強さ、正義、慈愛を象徴する彫刻が置かれており、
男前な当時の商人たちの矜持が見てとれる。

どこもキレイな標識が設けられていて、ちゃあんと番号がふってある。
多分地図に明記されているのだろう。
これはインフォメ寄ってもらってくるべきだったな。
こちらは第28番の Chiesa di Santa Maria della Piazza
それがもぅ〜胸がキュンキュンしちゃうほど、カワイイ教会だったのだvv
通りを歩いていたら突然ポッカリ出現するシチュエーションに、
両側を大きな建物囲まれて、どことなく、はにかんでるかのようなこぢんまりしたサイズ。
そして、ロマネスク建築特有の、ほんわりしたあたたかみがなんともいえなくって、
眺めていて、自然にニヤニヤ笑ってしまうほど(笑)

お約束のヘタウマ彫刻も、ほら、ご覧の通り、コンニチワ♪
いや…ヘタじゃないのよ。
一連のリレーフ彫りは、石工たちの技術と才能の賜。
でもこの2等身でしょ。やっぱクスクス…笑っちまうのデス♪

でもね、一番特徴的なのはこのファサード。
開口部がないアーチのことをブラインド・アーケードといって、
例えば、ピサの大聖堂や斜塔の下方部分にも見られるそうだが、
まぁ、あっちは絢爛豪華じゃない?
でもココ、S.M.ピアッツア教会のソレは、
質素なまでのシンプルさが潔く、また美しく、本当に印象的♪
ステキな教会に出会えてよかったわvv
アタシも歳をとったのかな?
最近、ワビサビな教会を見ると、ホッとして心が休まる(笑)
たまにはステーキもいいけれど、基本和食で…な気分デス(^^ゞ
アンコーナ 1. 港町の市場はアール・ヌーヴォーな廃船リサイクル
2011年 07月 02日

旅行中って、早寝早起きの、案外とってもケンコ〜的な生活をしている。
そうしないとダウンしてしまう…というのが真相だったりするが…(^^ゞ
この日も早々にアンコーナに入ったのだが、
当たり前だけど、マルケの州都であるこの街はとっても大きくて立派!!
そのくせ、やたら一方通行が多くて、クルクル回って停めた駐車場の近くに
クスクス♪ 市場があったよ〜vv
重厚でクラシカルな外観は、廃船の金属部分を使って作られたという。
造船で培った鋳造技術をもってすれば、お茶の子さいさいだったのかもしれない。
う〜む、さすが港町!
そして、様式、アール・ヌーヴォー。オサレであるvv
1926年に建てられたという歴史はバッチリ!で、
現在のコンセプト (どんなだ?) は、目指せコヴェント・ガーデン!なんだそうだ(^^ゞ
規模は残念ながら及ばないけど、その心意気、買おうやないの!

魚専用の市場もどっかにあるはずだが、
こちらは Mercato delle Erbe 主に野菜や果物を扱う市場である。
壁面にはパンや食品雑貨を扱う店が入っていて、
ベジタリアンなら、ココで全て事足りるだろう。多分…(笑)
お日さまの光がサンサンと入って、明るく開放的♪
そんなに大きくないけれど、ジモティの胃袋を支えてる大事な場所なんであるvv

この時期、気さくなトラットリアなどで、
食後のデザートとして出されるメロンやスイカ。
イタリアにもあるんですよ、スイカ〜Anguria
まんま同じ、赤に緑のヤツが。
日本のモノより甘みには欠けるけど、
ジューシーな果肉は、ノドを潤すのにちょうどイイ。
イタリア人も好き!っていうか、この暑さだもん。
スイカやメロンの大きな玉を買っていく人が
大勢いましたvv

イタリア国旗のように鮮やかなアプリコットに桃、マスカット。
見てくれを大いに裏切る野性的な味が多いけど、
眺めてる分には、とっても「甘そう」(^^ゞ
触らないで! non toccare とは、
やっぱイタリア人も、熟れ具合を、どれどれ…って触ってしまうのかな?(笑)
それでも、コロンと一粒はみ出た「その子」を、
家族の元に戻してあげたい…と思ってしまうアテクシです…(^^ゞ
シローロ 4. また来たいところです、この町は
2011年 06月 22日

町の広場から海を眺めマス。
こんなに遠くからでも、海がキレイだね〜♪♪
夕暮れ時だからほんのりピンク色。
早朝にたたずめば、あたり一面黄金の光で包まれ、そらあ〜イイ気分。
あの半島の向こうに"Due Sorelle 〜二人姉妹 " があるんだな。
ココからも船が出てるし、山中の道を半キロほど降りると、シローロのビーチもある。
今度是非行ってみようvv (こんなんばっかや!)
素晴らしい眺望に美しい海もさることながら、
このシローロという町は、手のひら上で全てが完結する大きさが心地よく、
良い意味で、アカ抜けてない適度なユルさも、旅人にはホッとするところ。
この本 読むまで、全く知らなかった町だけど、
今ならエラソに薦められるよ。とってもいい所だよ♪って。
そうそう、こんな記事もあった。
かの名優ダスティン・ホフマンが、自身はじめて!という観光局のCMに出演したそうな。
それもここ、マルケ州の。
アメリカでも、ちくと知名度の低かったマルケ州だけど、
これをきっかけに、アメリカからの観光客が増えたとか。
あんまり大挙されると困るけど(笑)

さて…宿へ向かう道の角にBARがあって、2度3度とよく利用したのだが、
泳いだ後に、冷えた生ビールを飲もうと立ち寄ったアタシたち。
愛想のよいキャッシャーのおばさんが、
「こちらのお嬢さんたちに生ビールね〜♪あ、グラスは小さいのでいいわよ」
と、サイズを言う前に、ご親切にもカウンターのお兄さんに指示してくれたのだが、
アタシたちとしては「ジョッキサイズ」をグビグビ飲みたかったので
「ちゃうちゃう、デッカイのちょうだい♪」と言ったら、声も大きかったのか、店内爆笑の渦 (笑)
どこにいっても幼く見られる日本人?!
きっと彼女は気を利かせて「小さいグラス」って言ってくれたんだろうけど、
実は大酒飲みのオバハンだったのデス…スイマセン…
でもコレで覚えもめでたく(?!) 夕食後に (また) ビール買って帰る時に「ハイ、大きいの!(笑)」
翌日も「チャオチャオ元気かい?」と、声をかけてくれました。
BARってやっぱイイよね〜vv
ジモティが馴染みのBAR作るのがよくわかる。
日本にも是非こんなBAR作って欲しいわvv

Città di Sirolo