バーリ 3. 最後の夜は肉食系で
2011年 02月 26日

プーリア記最後をしめる写真がコレでイイのか?!
自分でも強烈やな!と苦笑いしつつ、でも載せる(笑)
昼食はタップリ取ったけど、ヘルシーなシーフードだったし、
何より旅の最後の夜デス。飲みに行こうぜぃ!と町に繰り出す。
小さな広場に面した感じのよさげなリストランテを選ぶ。
街の喧噪がダイレクトに伝わる外のテーブルは夜風がキモチよく、
冷えた白ワインがクイクイすすむ。
で、問題のうずまきは、サルシッチャ (ソーセージ) なんだけど、
口にした瞬間、みんな目を細めて呻いた。
ああ〜〜!!肉だ!ニクぅう〜〜!!
コメだニクだとうるさいが…(笑)
「うましゅぎる〜〜!!お肉って全然食べてなかったっけ?」
「う〜ん。あっ!でも羊食べたよね?」
そうそう、チステルニーノで確かに羊を喰らったけど、
それはもぅ去年の話?ってくらい忘却の彼方で(笑)
噛みしめてニクニクしくジュ〜シ〜なソレを、一同、貪るように食べたのであります。
もぅ一品、串焼きの豚肉も食べたのだが、コレもデラウマ!でお代わりしたし(^^ゞ
人間、ここぞ!という時は (ど〜ゆ〜時やねん!) 肉を食べなぁアカンなぁ〜うんうん (違!)
しかし_肉を食べ過ぎたのか、Tクンのお腹が夜中に決壊!
帰国する翌朝になっても顔色真っ青!で、かわいちょ〜でした (>_<)/
過ぎたるは〜かもしれないが、旅の疲れも出たのだろう。
よくココまでがんばりました!!

やっぱ最後はちゃんとしておこうvv
細長いプーリアを、とにもかくにも北から南へと縦走。
限りある時間の中では、タッチ&ゴ〜な所も少なくなかったが、
それより、このメンツでいろいろ回れた…ってことが大事。
時間と機会って、あるようでないから。。
実際、この後、2人に子供ができたので、こんな旅ができたのも、最初で最後。
最後ブッ倒れても、他人様の車にブッ擦っても、
みんなみんな良い思い出となった……よね?(笑)
素晴らしい時間を共に過ごせたことを、心から感謝するよ♪
またいつか、共に旅立てることを願って。。。。
【2008年プーリア記 了】
バーリ 2. アヤシイHPはアヤシカッタか?
2011年 02月 14日

迷路な旧市街と違い、京都のように整然と通りが切られた新市街。
バーリはプーリアの州都だけに活気があるのだが、
大きな港町でもあるので、行き交う人やレストランの文字にイタリア意外の匂いも多く、
何某かの異国情調も感じられる街である。
もちろんショップも多く、最後の夜だ!買い物だ!と飛び回る(^^ゞ
で、この旅のラストを飾るバーリのホテルだが、予約時からちくと問題があった。
よさげな所があったのでHPを見せると……
「う〜ん、なんかおかしい」
「なにがぁ?」
「だってコレ、明らかに“絵”じゃん?アヤシイよ?」
「・・・・」
ヴァージニア・ウルフとかオスカー・ワイルドとか、部屋の名前にするそのセンスは確かに?だし
言われてみれば部屋の写真…はイラストだ。
今見ると、胡散臭い匂いがフンプン!とする(笑)
いつもならこんなとこ絶対選ばない!はずなのだが、結局ココに予約を入れた。
なんでだろ????
いろんな場所のホテル探しに疲れてたのかもしれない…うん、多分そぅだ(^^ゞ

そのツケ?は辿りつく前に早速やってきた。
指定の住所に行っても、それらしきB&Bがない。
車も多く、道も広く混みいってる大都市の中で、車で迷うほどタチの悪いモノはない。
それすら探すのに一苦労!な空いた路肩に車を止め
K嬢に聞き込みに行ってもらうと、やっぱHPとは似ても似つかぬ「ホテル」だった!(笑)
が〜ん!こんなんB&Bちゃうやん?ウソツキ〜〜!!
しかし…だ。HPよりずっと機能的で近代的なホテルで
部屋も広くキレイだったし、最後の夜の大仕事、荷物整理をするにはもってこい!であった。
滝のように勢いよく出てくる熱いシャワーにも大満足だったしvv
翌日の出発が早かったので、朝食をテイクアウトできないか?と聞くと、
快く用意してくれたスタッフも親切だったし、
場所もそこそこ便利だったし、総じて良い所だったと思う。
だから、HPにはちゃんと「正直」に記すべきだと思います(笑)
問題のサイト *B&B Residenza Sveva
動転して名称を確認するのを忘れちゃった(^^ゞ
実際は1本裏手にあったのだが、 住所はいちおあってたみたい。
しかも P.zza Luigi di Savoia Duca degli Abruzzi ってナイス!
だからよい所だったんだわvv (違)
バーリ 1. ゴールの街の人情下町旧市街
2011年 02月 07日

旅の最後の街、バーリ。
とうとうここまで来たか。
トラーニから始まってバーリまで、
南北グルリと、よくこの日程で回ったものだ(笑)
整然とした新市街とは全く異質の旧市街。
しかしどの街にも、そこに見所が詰まってる。
傾きかけた陽の光に照らし出されているのは、
人々の心の礎ともいえるサン・ニコラ聖堂〜 Basilica di San Nicola
ここから数百mのところにあるドォーモと同じ、簡素な美しさが印象的だ。
聖ニコラは、街の守護聖人であると共に、子供たちに尽くしたことから、
サンタクロースの起源になったともいわれている。
はるか遠く北欧から南イタリアへ。ちょっと不思議…だよね。

ナポリより物騒だと評判だったバーリの旧市街。
それでも1人で歩き回っていたら、いろんな人が声をかけてくれた。
「カバンは閉まってるか?」
「カメラはちゃんと中に入れとけ!」
はたまた…
「そっちは行き止まりだよ」
「写真撮ってよ!」
なんてのも。
入り組んだ迷路の中は、確かにちょっと危険な香りもしたけれど、
ジモティたちはみんな人なつっこくて、やさしかった。
それがとってもうれしかったっけ。
あれから10年。
当時を思い起こさせる面影を残しながら、
それでも少し、危うい雰囲気が薄れたような気もする。
それがいいことなのか悪いことなのか、わからないけれど。

あっあっ、イイもんみっけ!
え?これは売り物じゃないんだ?う〜ん残念。
おっ!向こうは値札が出てるから大丈夫だよね?と向かうは、
ドライトマト〜Pommodori Secchi の赤い山。
コープとかでよく買うパック品は、芯までカチンコチンに乾燥してるけど、
これはほんのりやぁ〜らかい♪
ザカザカ〜ってビニル袋にいれる無造作も、ココではイイ感じ。
ちくとオマケ付きの人情下町、それが旧市街。

Città di Bari
ポリニャーノ・ア・マーレ 2. 海の幸づくし♪で、2つの感動!
2011年 01月 22日

ポリニャーノ・ア・マーレといえば、洞窟レストランが有名だが、
ビジターがこぞって集まるとこに行くのもなんだか…と
妙なところでヘソ曲がりなアタシたち。
そこで、グルマンT が調べてきたリストランテに行くことにした (名前は失念(笑)
海の幸の前菜…とやらを頼んだら (と思う)
したらまぁ〜出てくるわ出てくるわ!
イカタコエビにカジキマグロ…以下略…
もちろん「生」で、卓上に並ぶ皿は、まるで日本の寿司屋のようvv
す、すげぇ〜〜なぁ〜♪
イタリア人でもこんな生食べるんだ?!ってちょっとビックリ。
貝の盛り合わせ…って、もちろんこのまま「生」で食べるのよね?
ニッポンにいる時でさえ、そんなんあまり食べへんやん?
大丈夫なんやろか?って、一瞬みんなで顔を見渡したが、一口食べればどこ吹く風。
ズバリ… ウマイやぁ〜〜ん♪♪
終わりよければ全てよし (?)
そう_ウマければ、なんだって構わないのでアルvv
写真がグロくてエイリアンの集合体みたいだが…(^^ゞ
どれもとっても新鮮で、美味しかったよ〜〜♪
*ちなみに食後も1日中、みんな絶好調でした。念のため(笑)

ワハハ!!丸まんまのタコか〜い!!
こりゃあ〜てぇ〜へんだ!
プリンプリンのコリッコリッです。
わさび醤油もいいかもしれないが、レモンだけで食べる…ってのがイイ。
素材のウマミや甘みが引き立つし、ちょっくら塩を足しても、またまたグゥ〜♪
もてぃろん、オリーブオイルも…ね♪
海に面した町の人々が魚貝類を食べるのは当然だが、
イタリアで、こんなにも多くの海鮮「生」を食べたのははじめて!である。
貝まで生で食べるんだ〜〜って、ちょっと感動した。
そして、もぅ1つ、違う感動が………
お勘定がきてビックリ!!あまりに高くて…(笑)
海辺の町でも、海鮮モノは少々値が張る。
それにしても…だ。思わず2度見直したほどのお値段で、
これまたイタリアで、こんなに高い食事したのはじめて〜!であった…
ボラれたワケではない…と思う…多分…ってかそぅ思いたい…
ま、4人だし、明日帰るんだし、美味しかったし、これもよき思い出…でアル (^^ゞ
ポリニャーノ・ア・マーレ 1. 白と青の似合う町
2011年 01月 15日

この町に来たら、誰もがココからの眺めをカメラに納めるに違いない。
白くて小さな港町、Polignano a Mare 〜ポリニャーノ・ア・マーレ。
こんもり茂った緑の中に続く一本道。
その先に、楽園の青が広がっている。
ああ〜水着を着てくればよかった!!
ってか、オートラントでもそうだったけど、
いつ何時でもザブン!とするためにも、
サレント半島を回る時は、常に水着を着ておくべきだな(^^ゞ
ちなみにポリニャーノ・ア・マーレは、
優良ビーチの認定〈Bandiera Blu〉の常連でもありマスvv

シーズンともなれば、
ジモティたちがドボンドボン♪と果敢に飛びこむ崖っぷちは、
波風の浸食そのまま!で、ガリガリ猛々しいったらありゃしない。
崖も壁も一緒くたに垂直に伸びて、完全に同化してる所もあるが、
たとえ数ミリでも、年々確実に削られていくワケだから、
危ないっしょ?っていう感覚は、この国では全く通用しない(笑)
有名な洞窟リストランテ〜Grotta Palazzese も、多分、この辺り。
自然のままに、そのままに。
それが、この町の美しい風景を作りだしているんだな。

整然とスクエアに切られた表通りから、お約束の城門をくぐる。
ドロシーの黄色い煉瓦道のように、足元がアスファルトから石畳に変わったら、
そこは魅惑の Centro storico.
迷っていいよ♪と、白くかわいい町並みが続く。
もちろんね、コレは「船」だよね。
毎年6月には、町の守護聖人 S.Vito〜サン・ヴィートの像を乗せた船が、
町と海の安全と繁栄を祈り、湾内を回るのだという。
ちゃんと確認しなかったけど、まさに、今日・昨日の事だったようだ(^^ゞ
だってね、、、、、もぅ〜熱くて熱くて!!!
だからホラ、この時間に外を歩く…という酔狂なことしてるのは観光客のみ(笑)
アタシタチもどっかに避難しよう。
脳天で目玉焼きができちゃうよ(TOT)/

Città di Polignano a Mare
ガッリーポリ 2. ゼピュロスが舞うサレント半島最西端の町
2010年 12月 28日

新市街から1本の橋でぶら下がっている旧市街は、
まるでソレ自体が1つの小島のように独立している。
1周3キロあまりの外周路は、フラリと歩いて小一時間。
どこに立っても見事なまでの水平線が目の前に広がり、潮風が心地よい。
遮るものがない中で、風に乗って雲がぴゅうぴゅう流れていく。
西風の神ゼピュロスが、楽しそうに雲を追っているかのようだ。
サレント半島の最西端、ガッリーポリ。
陸地を挟み、まさに正反対に位置するオートラントの朝日とは反対に、
この海に落ちる夕日は絶景だという。
夏の日は長く、日が落ちるまでまだまだ時間がかかりそう。
夕日はどうだろう。見れるかな?

メイン通りは土産物屋も多いけれど、
1本裏手を歩けば、ホラ。
コレは売り物ではありません。漁に使う魚籠がぶら下がってマス。
海に縁遠い所に住んでいるせいか、
アタシは海辺の町_港町…というのに無性に惹かれる。
パラソルの花咲くリゾート地ではなく、
大きくもなく、小さくもなく、
市場があって、野良が走り回り、
潮風に夕げの匂いが混じり、
ポンモドーロの詰まった袋を下げたマンマが歩いてる。
つまりは_生活の息吹が感じられるそんなところ。
そうゆう意味では、ガッリーポリは、まさに理想の港町vv
もちろん、最盛シーズンになれば、観光客で溢れかえるんだろうけど…ね。

出ました!伊国での絶対的法則!
「ベンチでたむろするジイちゃんたち」
これが「バアちゃんたち」というのは、ほぼ、ない(笑)
きっとお天道様が落ちて海が真っ赤に染まるまで、
カルチョやら政治やら、天気やら魚の値段やら…と、話こむのだろう。
たとえソレが暇つぶし…であっても、なんて贅沢な過ごし方なんだろう。
ガッリーポリ…とは、ギリシャ語で「美しい町」を意味するそうだが、
空と海に囲まれたこの美しい町には、かくも大らかな時間が流れている。

海辺のリストランテで夕日を見ながらワインを傾ける…という「夢」は、
目星の店の開店が遅くて断念 (TOT)/
なんせ宿まで内陸横断!して帰らないとダメだから、夜更かしはできない。
で、魚市場のオイちゃんが教えてくれた店に行くことに。
大皿に盛られたこちら、魚貝の豪快トマト煮込み♪や、
ムール貝はそこそこウマかったのだが、店の雰囲気は暗いしサービスも△で、
及第点にはちくと遠い店であったのが残念であった。

食事を終えて外に出れば、アララ、ぽっかりお月さま。
オレンジ色に輝く新市街の灯りが美しい。
夕日の名残をかすかに残す、夜になりきれない夜空はしかし、
刻一刻と、漆黒の闇に変わろうとしている。
帰りの運転手になったアタシ。
みんなが、またさっきの店でジェラート食べてる間に (TOT)/
エスプレッソをダブルで流し込み、帰路へのハンドルを握る。
こんなことならガッリーポリに泊まればよかった…と思うも後の祭り。
眠くても誰も寝れない…(笑) という真っ暗恐怖!な夜道を、
冷や汗かきながら帰ったのでありました。
(たとえ大きな幹線道路でも、街灯がほとんどない!のでアル)
夕日とワイン…を果たすためにも、またいつか訪れたいな。
もちろん、今度は泊まりで…

Città di Gallipoli
ガッリーポリ 1. 魚市場とグラニタと…
2010年 12月 20日

サレント半島は、南端、サンタ・マリア・ディ・レウカ止まりだったので、
今回は、西の端、ガッリーポリ〜Gallipoli まで是非行ってみたかった。
ガッリーポリの新市街を抜け、ピョッコリ出てる街の突端、旧市街に車を停める。
降りた途端、潮の香に負けないくらい魚の匂いが漂ってきたのは、
すぐそばに魚市場があったから。
人もまばらで盛りも減っており、朝の賑わいには遠く及ばないが、
それでもまだ生唾モノの新鮮な魚貝類が並んでいて、
立ち止まっては、コレは焼いて、アレは刺身で…と妄想にふけりながら見つめてしまう。
コレって魚好きニッポン人の性でもあると思う(笑)

店の多くは半露天形式で、
店頭のでっかいステンレス台にドッカと「商品」が並べられている。
たとえばアジアの同じような店に見られる小汚い感は全くなく、とっても清潔。
操舵輪にチェッカータイル。オマケにグリーンもちょっと置いて…と、
ガッリーポリの海の男は、なかなかのシャレ者と見た。
そして…
「オレも一緒に撮ってくれよ?!」とカメラに入る、気のイイ連中でもあった。

街に入る前に、魚市場の近く_旧市街に入る通りの角にある Gelateria でひと休み♪
ジェラートはもちろん、グラニタやヨーグルト!など、
いつもなら数秒で注文を決めるアタシでさえ、十分以上迷うほど種類が豊富!!
手作りのソレは、素材を活かした上品な甘さで、かつエコノォ〜ミコ。
これなら朝昼晩、毎日食べたいわ!って思うほど美味だった♪
酸っぱ甘いヨーグルトや、清涼感いっぱいのグラニタが◎
お店もキレイだし、外のベンチで港を眺めながら食べれるのも◎
サンタ・マリア・ディ・レウカ 2つの海が出会う南の果て
2010年 12月 05日

サレント半島の先っちょ Santa Maria di Leuca への道。
ちょっと狭いし、カーブもクネクネ、対向ヒヤリ!だが、
空と溶けゆく青い青いアドリア海を眺めながらのドライブは最高♪である。
山を登り下りして走ったヴィエステまでの道は、
木立の間から時おり見える海がキレイだったが、
ここは目の前常に水平線!!で、
ああ〜今、半島沿いを走ってるんだな〜という実感が沸く。
以前来たときも充分泳げる季節だったのだが、
1人で水着もなかったので、ボートに乗って終わり…だった。
だからね、そら〜楽しみにしてたんです。
「かかとの先っちょ」で泳ぐことを……
Kちゃん好みの岩場な海は、がボォ〜!と突然深くなって、
海底には、お約束のウニがゴロゴロ転がってマス♪
だからか子供がいなくて、まったり静かなおとなビーチ。
そう…まさにアダルティなシーンが…(笑)

お天道様もテンテン照ってて暑いんだけど、なぜか海の水はビックリするほど冷たい。
それはもぅインチキみたいにつべたくて、
いつの間にか半死人のような唇になってる始末(笑)
だからちょくちょく上がってはデッキチェアで暖を取っていたのだが、
この若いカップルは、ずう〜っと海中で抱き合ったまま。。。
そないに抱き合ってたって寒いやろ?
早くチュ〜して、上がってきたらイイのに(笑)
アモ〜レの国、伊国のこと。こんな風景は日常茶飯事で慣れてるけど、
なにせ眼下、真っ正面にいるもんだから、ついつい目がいってしまう(^^ゞ
見てる方が寒いがな(^^ゞ
まだ本調子じゃないダンナTはず〜っと寝てたし、
我々も、冷たい海に1時間ほどでギブアップ。
思えばまだ6月の半ばだもんな。
れレウカの海水浴は、プルプル震えながら早々に幕を閉じたのでありました…(合掌)

向こうがアドリア海。手前がイオニア海。
岬を境に2つの海が出会う場所。
その上を、東へ西へと、今日も太陽が昇り沈んでいく。
なンにもない小さな町だけど、
初めて来た時に、プーリアの先っちょまで来たぞ〜!ってすごく感動したからか、
この場所に立つと、この国の最果てに来たような気がする。
だからアタシにとって、ちょっとだけ特別な場所なんです。
サンタ・マリア・ディ・レウカって。

Città di Castrignano del Capo (Santa Maria di Leuca)
グロッタ・ジンザルーサ 3. 今すぐ大至急!な Adesso Now!!
2010年 11月 28日

ど〜でもイイことだが、備忘録としては是非残しておきたいエピが…(^^ゞ
スーザン・サランドン似のオーナーは、
教師をしてるだけあって、物言いがハキハキして気持が良いのだが、
何かの拍子に「 adesso now ?! (アデッソ・ナウ) 」ときた時には、
ズッコケそうになるほどウケタ!!
adesso とは、英語で now …という意味なので、
日本語でいうと「今 now 」って事と一緒である(笑)
ココでも日本人初宿泊客として歓迎された我々。
つたない伊語会話に (教師だし) 英語でしゃべんなきゃ!って思ったのだろう。
(至らぬ伊語でスイマセン…)
伊語と英語が思わずごっちゃになって出てきてしまったと思われる(笑)
(本人は全く気が付いてなかったけど(^^ゞ
いや、そんなことはイイんです。。。
コミュニケーションとろうとしてくれたのはウレシイことだし。
ウケタのはその語呂、その語感。
Adesso Now あでっそ・なぁあぅう〜〜!!
ど〜です?このリズム、この抑揚 ザッツ・パーフェクト!!
しかも、ただの「今」 Adesso でも Now でもない、
緊急、今すぐ大至急!地球滅亡まであと1日!的な、グルグルレッドゾーンな切迫感がイイ♪
時代は「あでっそ・なう」(笑)
【注釈】
「あでっそ (mf〜メゾフォルテ)」の後、一呼吸入れ、
「なぁあ〜うぅう!! (fff〜フォルティッシッシモ)」と決めるとなおよろし。
いやあ〜帰って来てからも、ちょくちょく使ってはクスクス笑い、
彼の地にいるスーザン・サランドンを、懐かしく思い出すのであります(^^ゞ

見事 (?!) 流行語大賞を得たスーザン女史に敬意を表して……(違)
オリーブオイルを絞るこんな立派な石臼が、サロンに残されています。
*これまた余談だが、、、
2010年度の流行語大賞に、マジでホントに「なう」が選ばれた。
この話は、2年前に起こった出来事なんだが、
スーザンはまさに時代の先端をいってたのね!(笑)
グロッタ・ジンザルーサ 2. Marittima 〜マリッティマのステキなB&B
2010年 11月 24日

ワオゥ♪と思わず歓声を上げるほど、てんこ盛り子のフルーツ。
鮮やかな色合いが、爽やかな朝にピッタリだ。
時々、どーして見てくれはイイのにそんなに酸っぱいのよ?!という
「裏切りの街角」にあうこともあるが (なんだソレ?(笑)
媚びない甘さを身上とする伊国の果物が、アタシは好きである。
食後に1つ2つと手に持って帰ろうとしたら、
「ホラホラ、もっと持っていきなさい」と
スーザン・サランドン似の女主人が、ビニール袋いっぱいにいろいろ放り込んでくれた。
Grotta Zinzulusa から数キロの山の手にある小さな町、Marittima 〜マリッティマ。
今思うと、たとえばガッリーポリとかに取ってもよかったのに、
なぜだか、ここを選んでしまった(^^ゞ
でも、、帰国後みなで「どこの宿が一番よかったか?」という話をしたときに、
Mちゃんはここの名をあげた。
ちょっと意外だったけど、なんとなくわかる。うん。
通りに面した入口は、看板がなければわからぬほど目立たぬが、
一歩中に入れば、風格ある家屋と中庭が広がっており、
よくある、いやあ〜外からは想像もできませんでした(^^ゞ という、
立派な作りになっている。

外観はね〜箱モノ的だけど、部屋の中は調度品も含め、とってもクラシカル。
オートラントの部屋もキレイだったけど、
こういったしっとりしたクラシック感はなかったから、
Mちゃんはソレが気に入ったのかもしれない。
そして何よりビビくりしたのは、天上が高いっ!!!!ってこと。
まぢで、日本の2階分くらいある(笑)
だから、ただでさえ広い部屋が、もっと広く感じる。
声も異様に響くので、ちょっとしたホールみたいで、
思わずラララ〜♪と歌ったり、ステップ踏んでみたくなるほど (^^ゞ
冬は寒いかもしれないが、この空間の広さと引き換えなら、アタシは後者を選ぶな vv
隅々までとてもキレイにしてあって、コレはスーザン・サランドン (仮名) の手入れの賜か。
古いミシンとか、昔の簡易洗面台?とか、小物もシャレている。
とにかく、B&Bというにはもったいないほど雰囲気のよい宿だった。
B&B Trappitu dei Settimi