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ピッツォ1. アイスの町〜Città del gelato の濃厚チョコ爆弾!

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今までカラブリアの美しい海をたくさん見てきたけど、これが最後と思うと悲しすぎる…(>_<)

そう…旅も今日が最終日。スタート地点なラメーツィア・テルメに戻らなければならない。でもその前に最後の悪あがき?!(笑) ピッツォ〜Pizzo という小さな町に立ち寄ってみるよ〜(๑˃̵ᴗ˂̵)و




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バカンスシーズン到来のこの時期、待ってました〜♪とばかりに、海辺の町は1年の中で1番の賑わいを見せる。これからもっと人が増えるのだろうが、それでもトロペーアよりずっと小さな町だ。のんびり、こぢんまりと、穴場的な雰囲気があるのがイイ感じである。




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もし!海以外にピッツォを目指す人がいるなら…まさにアタシたちがそぅ〜なんだけど(笑) これがお目当てだと思ってまず間違いない。BAR、Pasticceria、Gelateria…。甘いモノを扱う店先には、まるで饅頭のような写真と共に必ずこの名前がある。

Tartufo di Pizzo 〜 その名の通り、黒トリュフ(タルトゥーフォ)のような形のジェラートだ。しかも!アイスのくせに(!!) I.G.P.指定品なんです!!

I.G.P. とはEUが認めるご当地生産物で、日本で言うと産地と加工地が明確化された“近江”牛や“紀州”南高梅がコレに当たるンじゃないかと思う。伊国では前述したトロペーアの赤玉ねぎアルタムーラのパンなどがあり、シエーナのリッチャレッリモディカのチョコレート(古いサイトなので読みにくくてスイマセン)などドルチェ類もある。でもまさかアイスがあるなんてビックリしてしまった。




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ではでは実食してみるさよ〜♪
キエ〜〜!!デカイっス!そして…予想を裏切ることのない砂糖攻撃!甘い甘い甘い〜〜っ!!カッフェ1杯では全くもって足りません。。。

店によってレシピは少々違うようだが、基本はチョコレートとヘーゼルナッツのアイスで球体を作り、その中にリキュール入りのダークチョコソースを詰め込む。だからスプーンを入れると、フォンダンショコラのようにチョコレートの熔岩が溶け出すのだ。

なんでも、貴族の結婚式のためにジェラートを用意していたら型が足りなくなり、とっさに「手」で丸め、ついでにチョコを詰めたのが始まりらしい。その菓子職人、ジュゼッペはメッシーナ出身で、故郷の味、アランチーニにヒントを得たとか得なかったとか。さしずめ日本ならおにぎりだよね(笑) 真偽はともかく、パン粉の代わりに砂糖とココアをまぶし、中からチョコが溶け出すソレは、瞬く間に町の名を冠した名物となった。







でもさ〜アテクシ、信じられなかったンです。アイスを手で丸めるって、それってアリ?って。

…………アリ!なんですぅ〜〜!

ひええ〜〜ホントに手で成型するんだ〜〜!!! で、これをもう1度冷やし固めるんだって。

粘度が出て扱い易い添加物入りアイスを使ったり機械で注入する事もできるが、歴史を刻んできた店はそんな事はしません。ちゃんとしたアイス(その代わり溶けやすい)に液状のチョコを詰め、かつ、素早く丸めるのは熟練の技が必要で、Consorzio Gelatieri Artigiani Pizzo というジェラート職人の組合をつくり、技術を守り伝えているほど。

ああ〜こうゆう所が I.G.P. に認定された所以かもしれないねv ちなみに欧州で初めてI.G.P. 認可されたアイスクリームなんだそうだ。ってか、他にどんなアイスが認定されてるのか知りたいわ!!!

我々は偶然、上記の写真で紹介されていた Gelateria Belvedere で頂いたのだが、そう大きくないピッツォの町の、もっと狭い範囲〜中心部だけでも、Tartufo di Pizzo を扱う店が軽く10軒以上ある。だからピッツォはこぅ〜呼ばれてもいるのだ。Città del gelato〜アイス(ジェラート)の町だと。

う"う"う"〜 “アイスの町” って、なんて甘美な響きなンでしょ(//∇//)
スイーツ好きなら寄り道してでも食べる価値はあるかもしれない。但し、ブツはかなりデカく(だいたい野球のボール大)、伊国では砂糖マシマシのドルチェも喜んでいただくアテクシですが、頭痛がするほど甘かったので(笑) 覚悟を持って挑んでください(^^ゞ



by 21giova | 2021-01-11 22:00 | ├ ピッツォ | Comments(0)

トロペーア3. 真っ赤な玉ねぎと真っ赤な夕陽の贈り物

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“オイシイカラブリア” を微力ながら伝えてきたけど?! この方を忘れてはいけません。
トロペーアの赤玉ねぎ〜Cipolla Rossa di Tropea Calabria I.G.P.

フェニキア人によってもたらされた赤い球根は、ちょっと細長いラグビー型で甘みが強いのが特長だ。また、赤色〜アントシアニンが豊富で栄養価も高く、既に中世ルネッサンス時代には、特産品として北アフリカなどに輸出されていたという。




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観光客向けだろうと、1歩入ると沼ってしまう危険をはらんだこんな店には、唐辛子と一緒に店頭を赤々と彩っている。

お〜っと、奥の女の子の服も偶然、赤だった。
カラブリアってホント「赤!」なイメージがあるよね(^^ゞ




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この店には、こんなカワイイ看板が掛かってましたv

イタリアからはご当地カラブリアから Cerasella がエントリー。サクランボのように小さくカワイイ姿の品種で、辛味が少なく、中に詰め物をしてオイル漬けになっている事が多い。そして日本からは…というより、今はほぼ中国産になるんだけど、Cerasellaより辛い天鷹唐辛子が選ばれていました。

と、話が逸れたが、さっそく赤玉ねぎを食べてみよう(๑•̀ㅂ•́)و✧




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海で泳いでたまんなくお腹が減ったので、早くから開いていた路地裏の小さなリストランテで夕食を取る事にした。旅行サイトなどで評判の店が開くのはもそっと遅いし、それまでお腹が持たなかったのだ。空腹だと(恐ろしく)機嫌が悪くなるので(!!)、世の平和のためにもココで食べることにする(笑)

風も通って気持イイから外の席でいただこう。
突き抜けて美味しかったワケじゃないけど、空腹腹には十分オイシかった。それで満足。シアワセです。




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赤玉ねぎのサラダ作って〜!ってお願いしたら、ヒジョ〜にシンプルなサラダが出てきた(これは自分用に取り分けた分)。今までも玉ねぎがお飾りのように入ったサラダを食べた事がある(と思う)が、こんなに玉ねぎを注視するのは初めてだ(笑)

淡路島の新玉(ネギ)は別として、普段口にする生玉は、どっかに「辛い」先入観があり、たとえ辛くなくてもさらした分、うま味も飛んじゃってる事ってない?でもこれはまんま甘ウマいのよ!

当時のメモを見ると…とても瑞々しく梨みたい…と、玉ねぎらしからぬ事が書いてあったが、実際、そんな感じ。これは辛味成分であるピルビン酸が従来の玉ねぎに比べ圧倒的に低いのと、繊維質も少ないためで、リンゴのように囓るジモティもいるという。う〜ん、梨のたとえは間違ってなかったのね!! ←そ〜なのか?(笑)




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熱を加えるとまた違うらしいので、フリットと一緒に揚げて〜♪と、上目使いで?!お願い(笑) もそっと玉ねぎスライスが厚かったらよかったんだけど、火が入ると甘みが一層際立つ。もっといろんなアレンジを食べてみればよかったと今は思うが、生と揚げ。たったコレだけでも違いがわかりました(//∇//)

世界中の星付きシェフも恋する、その名も “Regina Rossa〜赤い女王”
玉ねぎの概念を覆す味わいは一食の価値ありです(๑˃̵ᴗ˂̵)و
甘みを活かしたマーマレードもあり、お土産好適品になってるよ♪

あとはプッタネスカをいただき、ドルチェとカッフェで〆。どら、腹ごなしに夕陽を見に行こう♪




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そう…落日を拝むためにも、早めに食事を済ませたのだ。

うぉいうぉい!もぅ〜沈みかけてるよ〜。
それでもウットリ、キレイだね〜♪





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昨晩、ホテルの屋上から見た夕陽もたいへん美しく、多分見えたと思うんだけど気が付かなかった。ってか、ぶっちゃけ、見えるなんて知らなかったのだ(笑)

なんと!人生捨てたいほどツライ思いして登ったストロンボリ島が見えるんです(//∇//)
ビックリしちゃったが、ほぼ真西に約50キロの所にストロンボリ島があったのだ。

これはホントに嬉しかった。感動した!!!!
あのてっぺんに立ったのは約1年前だったので感慨もひとしおである(TOT)//
たとえアタシの心象風景だったとしても、なんなら頂上からたなびく噴煙も見えたほど。

死ぬかと思った登山だったが素晴らしい経験だったと思うし、それがこんな場所で再会できるなんて…。見えるの知らなくてよかった。旅の最後にでっかいプレゼントをもらったような気持になったよ。




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そしてもぅ1つプレゼント?!が…。

夕陽に劣らぬ美しいワンシーンだったのです(^^ゞ

ありがとうトロペーア。






by 21giova | 2020-11-29 15:00 | ├ トロペーア | Comments(0)

トロペーア2. 本日はとことん海と付き合います!

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昨晩散歩したお陰で迷うことなく、夜とはガラリと様変わりした通りを歩いていくと…なになに?どぅしてそこに集まってるの?

ちょいとアタイも入れておくんなまし。
そうやって皆と同じように下をのぞきこむと……




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うぇ〜いっ!!!! 眼下に広がるずぅっけい(絶景) ビぃーチぃ〜〜〜!!!!

ランペドゥーザ島はボートが宙に浮かんでるように見える事で知られているけど、トロペーアも負けてないやん!だって浮いてるもん(≧▽≦)//

いやぁ〜ホントに浮いてるように見えるんだね〜と、感動してしまった♪♪ それも、これっくらい上から見ないとわからないものだ。そう…トロペーアの街は断崖絶壁の上にあったのだ。内陸から入ったので全然気付かなかったわ(^^ゞ





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反対側〜左手を見やると聖母を祀る Santuario di Santa Maria dell'Isola が建つ小さな岬がある。我々のホテルはこの向こう側にあり、その間もずっとビーチが続いている。

アドリア海側のマルケ州とアブルッツォ州の沿岸部は、惚れ惚れするような一直線ビーチになっているが、こちらは短い分適度な起伏があって、岩場を好む我々にも嬉しい作り?!になっている。




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こんな所に立つと愛のことばが1つや2つ出てくるのか。互いのイニシャルを書いて錠をかけるなんて、世界共通の儀式なんだと、微笑ましくなってくる。幸い数えるほどしか掛かっていないので、ほのかに丸みを帯びながら広がるティレニア海が錠で埋め尽くされることはない。景観を損ねない小さな奇跡があることにホッとするのであった。

旧市街のちょうど中心。時計付きの鐘楼を持つ貴族の館が目印の Piazza Ercole から海に向かって歩くとすぐ辿り着ける絶景バルコニー。トロペーアに来たらまず足を運んでみるべき場所なのかもしれない。




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ぐぅ〜んと引いて見るビーチの全景。

今だって結構人がいるが(前後ミッチリな縦列駐車の列よ!)これからもっともっと人が増え、白浜ビーチが見えぬほどパラソルと人で埋め尽くされる。だからオンシーズンの前に来るのは絶対なのです。お宿もまだ安いし…ね(^^ゞ さ〜アタイたちも海に入りに行こうぜ!!!





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これでどうだ?いや、もちょっと左だ。

オイちゃん2人、仲良くパラソルを調整中。オサレ柄からして、きっとジモティ。BARに行くみたいに毎日来てるんだろう。キレイに焼けた背中がそぅ語ってます。

これも自前風な手前の2つは、主を待って待機中。崖上から見たビーチよりずっと人が少ないホテル近くのビーチは、普段と変わらぬトロペーアの日常が転がってるみたいでとても気持がイイ。

でも…日陰がほとんどないのには困った。お天道さま。早く動いてこっちに影をプリーズ♪♪ そんな“祈り”も最初だけ。人って、目の前の快楽に溺れてしまうのだ。絶対。これが後の悲劇を生むことになる。。。。




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寝っ転がって焼いてるか、おしゃべりしてる人がほとんどで、海に入ってる「オトナ」って我々ぐらい( ̄o ̄) でもイイんです。こんなキレイな海に入らないなんて、かえって「罪」。

岩場をメインに潜ってみたけど、ココでもウニさんが手にとるように見えましたv でもちょっと濁ってたかなぁ〜。ああ〜これはあくまでも、信じられないくらい透明度が高かったシッラに比べると…な話で、じゅ〜ぶん!美しいと思います(๑˃̵ᴗ˂̵)و

それより…今日は移動もないし、ホテルもすぐそこ。良くも悪くも慌ただしく回ってきた旅の中で、ウソみたくなンにもしなくてイイ日。海と過ごす日。マストで持参するワインのピッチも自然とあがり(!!) ウトウト昼寝。ジモティ並みにゆったりできましたv



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そんな海から上がってホテルに戻り、シャワーを浴びた時のこと。お連れサマが何やら悲痛な顔して出てきた。

これさ〜ど〜しよう??
どれどれ、指差す方を見ると………!!!(≧▽≦)!!!

昼寝の時にかけていたバスタオルの所だけ抜けて焼けているではないか!!! イラストは、まぁ〜ちょっと誇張してるけど、肉眼でもわかる2色モナカ状態で、正面から見たら罰ゲーム的な大笑い(≧▽≦)// これって悲劇じゃなく「喜劇」だわ(笑)

かろうじて上半身の日陰は確保したものの、おみ足はあまりにも無防備だったんだね(>_<) にしても、側面までキレ〜に日焼けてるって、トロペーアの太陽恐るべし!(違!!)

アタシたちだって「妙齢のレディ」ですから日焼け止めは塗ります、一応。でも、海に入ったり出たりしてると、追い塗りするのを完全に忘れちゃう。今頃あまりにも遅い教訓だけど、明日からは1日3回塗り直そうと、笑いながら誓ったのでありました(^^ゞ




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〈オマケ〉
海に入らず、行ったり来たりの波打ち際パッセジャータ。これ、どの海でも必ず絶対見かける、イタリア的あるある光景の1つだと思ってマス(笑)






by 21giova | 2020-10-21 22:00 | ├ トロペーア | Comments(0)

トロペーア1. ひと悶着も、終わり良ければ全てヨシ?!としよう

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シッラからぐぅ〜んと北上。今日からTropea〜トロペーアで2泊デス。
旅もホントのホントの終盤なのでゆっくり過ごすそうと、ビーチ沿いのホテルの屋上レストランで夕日を浴びながら優雅にワインを傾けるのであった。ではなく…これにはワケがあって………

アタシにしたら結構よいホテルの、海を見渡せるテラス付きの部屋を大手ホテルサイトから予約したのに、案内されたのは海の「う」も見えない階下の部屋。これはオカシイとフロントに確かめにいくと、あろうことか……

ゴメンね、部屋がないの。 ときた。
おい、おい、おい、133.png お〜〜〜いっ!! 133.png

旅先での「不幸」はある程度仕方ないし笑って済ませてきたけど、これは看過できない。オマケに悪びれる様子もなくシレッと言い切ろうとするフロントの女性には、温厚な?!アテクシも「ブチ」切れてしまった。予約できてるのにど〜ゆ〜事っスか?最後にとっておいたお楽しみを、そんなひと言と態度で片付けるつもりっスか?と。たとえ彼女個人に責任はないにしろ、むかぁ〜し、ロマ(ジプシー)に囲まれた事を除けば、長い渡伊歴の中で対人相手にいっちばん怒ったと思う ( ̄o ̄)

これで多少おののいたフロントの彼女。何やらパソコンで処理し出すと
ごめんなさい。部屋は本当にないの。(ンなワケないっしょ!!と再度身を乗り出す)
その代わり宿泊費を2割引にして (下がってちょっと黙る)
今日と明日の夕食を無料でつけるから (完全に黙る)

エエ、はい。その「好」条件、飲みました。
完全に納得したワケじゃないが、チッ、仕方ねぇなぁ〜という顔をしながら…(笑)





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で、そのレストランが、沈む夕日がバッチリ見えるベストポジションにあったもんだから、全てを忘れて上機嫌になってしまったのデス(^^ゞ

でも…あのまま無言で受け入れてたらトロペーアの印象、ダダ下がったと思うので、反論したのは正解!若干舐められがちな日本人だって、言うときゃ言うんデス!!といってもイタ語も英語も達者じゃないから、ついには関西弁が飛び出す始末だったけど(笑)そんな勢いもこんなバヤイ、大事かと(違!!)




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食事は可も無く不可も無くといったツーリストメニューぽかったが、ちゃんとフルコース出てきて、このシチュエーションのお陰で2割り増しに美味しかったデス。

もちろん赤白、ワインも飲み放題(違!!) 食後のリモンチェッロまでしっかりいただきましたv




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ほぼ真西に向いてるトロペーアの沿岸部は、どこからでも素晴らしい落日が見れるのだと、翌日、改めて感じたが、この日の夕日も文句なしにパーフェクト!!

スタートが早かったので、食べ終わる頃にちょうどマジックアワーに出会えたのも花丸大吉であった。数時間前に怒り大魔王だったことが恥ずかしくなるくらい美しい光景でありました。





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暗くて思いっきり手ブレの写真はなんとか加工して……(笑)

食事が終わってからが長いのがオトナの過ごし方で、我々はというと、ホロ酔いイイ気分で街歩きに出てみよう。




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気の向くまま足を進めると、どうやら旧市街の中心に出てきたみたい。ホテルはちょっと離れた所にあるので、土産物屋やらレストランやら、賑わいと光源が一気に増えて街感もアップ!

トロペーアはカラブリア州で1番有名な観光地と言っていいだろう。実際、リゾーティな雰囲気があり観光客っぽい人も多いが、なんというか、それほどイケイケ感がないのは、良い意味でカラブリアらしいのかもしれない。夕食が付いてるのは嬉しいが、明日はこっちで食べようよ♪




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食事と同じくフルコースで飲んだワイン。でも部屋酒はまた別(笑)
今晩はこの子とお付き合いしましょう。

その昔、カラブリアの地に渡ったギリシャ人が育んだガリオッポは、古代オリンピックでメダルの代わりに贈られたほど美味なるワインになった。そんな故事にちなみ、2004年の夏季アテネ・オリンピックの勝者に贈呈されたのがこちら、1870年創業の Zito のワイン。

1番下のラインだけど十分美味しかったよ♪♪ 日本でもお手頃な値段(Amazon)で購入できるので、カラブリアの地ブドウ、ガリオッポの入門編にもイイんじゃないかと思います(๑˃̵ᴗ˂̵)و  ←ナニ様??






by 21giova | 2020-09-26 23:00 | ├ トロペーア | Comments(0)

シッラ 事件!!もあったけど、それはそれは美しいビーチでした

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はしゃぎすぎて疲れるから…(笑)と、旅の終盤に持ってきた海。これから海三昧しますよっ!!!
と、レッジョ・カラブリアから30分ほど走ったシッラ〜Scilla にやってきましたv

キャア〜!! きれいキレイ〜〜!!!!!
早く海岸に降りよ〜よぅ♪♪




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沿岸部には美しいビーチがたっくさんあって、よりどりきみどり。何処に行っても同じくらいキレイだったろう。

ただ…日陰な岩場があれば十分なアタシたち。ビーチがパラソルで埋まってるような大きな所には行きたくなかった。そうゆう理由で、なんとなくチョイスしたシッラだったけど、サイズ感もちょうど良くて大正解であった〜(๑˃̵ᴗ˂̵)و

ところが、るるルン♪と場所を確保し、着替えて、さ〜入ろぅ〜♪って時に事件が……(TOT)// この様子なら大丈夫だろうが、荷物と貴重品をちゃんとまとめておこうと確認した時の事だ。

あれ〜パスポートは??
え?持ってない?
持ってないよ?ってか、無いよ???
・・・・・・・・
数秒の沈黙の後……ウッソ〜!!!!!! な絶叫が美しいビーチに響き渡る。


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パニックになりながら記憶を紐解いて気が付いた。
チェックアウトの時に返してもらってなかったのだ。ってか、もらい忘れてたのだ(笑)

そういえば今朝のフロント係は昨日と違い、身内?バイト?まるで朝帰り?な化粧の濃いパンキッシュな若い女性だった。ルームキーを返す時にパスポートを返してくれる一連の流れがなく、どっから来たの?今日はどこ行くの?じゃあね〜チャオ〜なんておしゃべりしてるうちに(気のイイ子だったのだ) お互いパスポートの存在をスッテンテンに忘れてたみたい ( ̄o ̄)

ゴーグルもつけてシュノーケルも出して、3歩踏み出せば海〜!なのに…

ど〜する?先に入る?
いや……取りに帰ろう。
うん……そだね。。。。。

ってことで、シュン太郎になりながらホテルに取りに戻ったのでありました…(>_<)//

レッジョから比較的近いシッラでホントのホントによかった。。。フロントの彼女は、何ならどうして戻ってきたの?ってな顔でパスポートを渡してくれました。やれやれ…合掌…。




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落としたんじゃなくホテルにあるから安心(違!!) 以前、パスポはおろか、財布にカメラ、一切合切入ったバッグを置き忘れるという大失態を犯し、約150キロ、2時間かけて取りに戻った事を思えば大した事ではない(大違!!) だから、Cesareでもぅ1度ジェラートを食べる余裕までありました(爆) じゃなくてパスポはホント大事なので気をつけてください(^^ゞ

昨日はコーンだったので、今度はブリオッシュ・コン・ジェラートにしよう♪
立派なブリオッシュにたっぷりとジェラートを挟んでもらい、最後に笑顔で忘れずひと言。

(anche) con panna, per favore〜♪♪

オマケに生クリームをチョイチョイとつけてもらう呪文は、マストで絶対デス!いやぁ〜コレ、美味しかったよぅ♪ 片手ほどしか食べた事ないけど、今まで食したブリオッシュ・コン・ジェラートの一等賞でありました(//∇//)





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再びのシッラに戻ってきました(^^ゞ

このちょっとしたUターンがあったので、町歩きする時間がなくなったのは残念であったが、岬の向こう側には、トントンと降りれば波打ち際。ボートが繋がれた昔ながらの漁村風景が広がっているので、時間がある方は足を伸ばしてみてください。泊まってもステキな町だと思いマス。うん。




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さ〜お待ちかねの、やっとこさの海だ〜!
レ・カステッレでも入った事は入った。でも午前中でまだ冷たく、美城を眺めただけで満足であった。あれから数日経ち、今はイイ感じに昼過ぎで海水温度もベリ〜グ〜♪パスポートも取り戻したし(!!) ご機嫌で入ったら……

オオゥマイグワァアぁア〜!!!! 何よ?何さ?この 透明度!!!

クルマを停めた場所柄、道路に近い岩場に入ったのだが、それでもまるで真水か〜いっ?! ってほど透き通っていて、ウニやらチビッコ魚やらが手に取るようにキレイに見える(//∇//)

エオリエ諸島の旅〜特にストロンボリ島の海はたいへん美しく、今まで入った中でイッチバンキレイ〜♪♪と感動したけど、記憶の刷新とは無情なもので、バツグンの透明度に、以降、イタリアの海に入った時は「シッラよりキレイか否か?」と、問うまでになってしまった。

もちろん、時間や時季、日の入り具合などなど、いろんなコンディションで違ってくるだろう。がしかし、翌日入ったカラブリア屈指の美ビーチ、トロペーアより断然キレイでした。とにかく…スゲ〜きれ〜!! このひと言、いや…100言に尽きます(//∇//)





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そうだ!録画ボタン押してから潜ればイイんだよね?
レ・カステッレでの教訓を活かして?! 水中撮影を楽しんでいたら、キュートな少年がやってきたので追いかけてみた♪

まだ潜り慣れてないのだろう。大きすぎる水中メガネが幼さを際立たせ、フゥフゥ何度も深呼吸しながらトライするも、どうもうまく沈まない(アタシみたい(笑) 3度ほど失敗した後に、やっとこさうまく潜り始めた (ブラヴォ〜!!)

彼がバタバタするもんだからアテクシ、水中でひっくり返っちゃったけど、何やら見つけたよう。なになに?・・・・・!!!!!・・・・・(笑) それでも彼にとっては“お宝”。喜々として家族に見せに行ってました。魚の死骸を受け取ったお父さんは苦笑いだったけど…ね(^^ゞ




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前世が「海女さん」だった友人は呆れるくらいぶっ通しで潜ってたけど(笑) 時々あがって身体をあっためながらワインとポテチをつまみ、また入る。ただそれだけの、でも贅沢な時間を過ごしたシッラ。あぁ〜〜海が恋しい!!!!!

年甲斐もなく焼けたとしても、海がない夏はなかった。夏は海!だった。それなのに…この数十年で初めて海に入らない夏になってしまった2020年(TOT)//

すっごく残念で凹んだが、シッラの美しい海を思い出しながら書くことで少しは癒されました。初心者マークだったあの少年も、今や恋人や友人たちとトビウオのように潜り、泳いでいるだろうと思うと、ほら、笑みが浮かんでくる。なんとなく…ありがとう、シッラ(^^ゞ でもって来年は海に行けますように。心から。お願い。






by 21giova | 2020-08-31 23:00 | ├ シッラ | Comments(0)

レッジョ・カラブリア 対岸に広がるシチリア島を見ただけ…だけど

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カラブリア州最大の人口を誇る大都市、レッジョ・(ディ)・カラブリア〜 Reggio di Calabria にやってきました。

都会だとクルマは返って不便だし、絶対!走りたくない。だから様子を見て近郊の小さな町に泊まろうと、この日のホテルは決めずにいた。しかしボーヴァにペンテダッティロと、炎天下の散策でくたびれちゃって結局、探しやすいレッジョ・カラブリアに泊まる事にしたのだ。

いつもは事前に全てのお宿を予約しておくンだけど、スマホでピポパ♪で予約できるなんて、なんて便利な世の中になったンだろう!(笑) いや、だからですね、寝るだけ。観光(と言えるのか?!) ホテルの周囲、2〜3キロのお話なのでご了承くださいマセ。 (ごめん!レッジョ!)




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お月さまを探せ!!!



マストな条件。駐車場ありきで探したホテルは偶然イイ場所をチョイスしていたようで、プラプラ歩いていくと、ほどなくPasseggiata(散歩)を楽しむジモティで溢れる遊歩道に行き着いた。

これがレッジョ・カラブリアで最も有名な通り。アブルッツオ出身の詩人ダンヌンツィオが Il più bel chilometro d'Italia〜イタリアで最も美しい1キロ(実際は1.7キロ)と誉めた讃えた Lungomare Falcomatà であった。

車道と同じくらい広い遊歩道はとっても気持がよく、ドォーモを見なくてもいいから(!!)海岸線までは絶対出てみよう!と足を運んだのは大正解であった。なぜなら…




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以前はメッシーナからカラブリアを望んだ。
今回は反対。カラブリアからシチリア島を望みたかったからだ。

対岸の町はメッシーナよりちょいと南。その距離わずか10キロちょっと…という数値より、メッシーナから見た時よりずっとずっと近く感じる!ド正面に沈む夕日が、シチリア島の東端を通り越していると思うと、信じられないほどである。





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海峡越し。時に近く、時に遠いシチリア島をほぼ平行に映す遊歩道は、この街を訪れた者だけじゃく、この街に生を受けた者が必ず歩く、ジモティにとって特別な場所なんじゃないだろうか。

数多の恋人たちや若者たちが愛や夢を語り、数多の老夫婦や子連れの家族が過去や未来を語りながら歩いてきたのだろう。そして、ヤナ事やツライ事はメッシーナ海峡に流してしまうのだ。きっと。

水面を見つめながら話し込む2人の背中を見て、ふとそぅ思ったのでありました。





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振り返るとほら、シチリア島が見える。
なんか…いいね〜♪
これだけでも、アテクシ、満足デス(^^ゞ
どれどれ、夕食の店でも探してみよう。

碁盤目に整然と通りが区切られているレッジョ・カラブリア。歩いていると気付きにくいが、神戸のように山手に向かって坂が続いており、市内に坂道用のムービングウォークが6ヶ所設けられている。




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こんなんが急に出現するからビックリしちゃった!と、都会だぜぇ〜!

あんまり急に見えないけど、6ヶ所の平均勾配は11%で、最も急な所は約14%あるそうだ。って言われてもピンとこないからGoogle先生に聞いてみました(笑)

〈解説〉11%勾配 = 水平に100m進んだ時に11m上がること。11mはマンション約3.5階分。なるほど。そぅ考えると、結構な急坂なんであります。

*ここにすっか!と入ったピッツェリアがあんましイケてなくて写真もありません( ̄o ̄) 多分コロナの影響もあると思うけど、今見ると「閉店」しておりました。。。





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そんな地形も夜景を見下ろすのには好都合で、漁火のように儚い対岸の町灯りが、チラチラと揺れている (写真はブレブレ〜だけどさ)

右から左へ。左から右へ。
一直線に続く光の帯は、まるで滑走路の誘導灯のように、シチリアの海岸線を縁取り、照らしていたのでありました。




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最後に1つだけでも観光情報らしきモノをば…(^^ゞ

これもステキな偶然で、ホテルの近くに州が認定した公式のベルガモット専門店があったのだ♪産地といえどボーヴァにはこ〜ゆ〜店がなかったので大喜び!コンフェットゥーラや石けん、エッセンシャルオイルなどを(↑) 喜々として買い込んだのは言うまでもありません(//∇//)

当時は通りに埋没してもおかしくないほど小さな店舗だったが、2018年7月。場所も改め、昔の抽出器具や資料も展示された Museo Nazionale del Bergamotto (FB)として生まれ変わったようだ。口コミの評価も良く、海岸線から100mほど入った所で場所も悪くない。ベルガモットの歴史や背景を知りたい方は足を運んでみるとよいでしょう。内部の様子(写真)はコチラを参考に。もちろん製品も購入できます。

*ちょっと気になるのはFBにも電話番号が載ってるくらいで、事前にガイドツアー(3€) を申し込まないといけない?みたい。多分。ここは確認してください。




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こんな写真しかないが、お部屋もサロンも赤で統一されていたお宿〜LH Hotel Lido は今もちゃんとありました (๑˃̵ᴗ˂̵)و ホッ♪

市内では貴重な専用駐車場があり(要確認) 海岸沿いの遊歩道や目抜き通り〜ガリバルディ通りもじゅ〜ぶん徒歩圏内。レッジョのアイコンとして用いられる古代ギリシャの有名な像〜リアーチェのブロンズ像があるマーニャ・グレーチャ国立博物館 (残念ながら改装中で休館だった)や、トリップアドバイザーで当時は4位。今は1位のGelateria Cesare は徒歩5分と、立地はかなり良いと思います。

空いてるからと広い部屋を用意してくれ快適に過ごしたホテルはしかし、ちょっとした事件も……。そのお陰で?!件のジェラッテリアに2回行った(行けた)というお話はまた後で…ね(^^ゞ





by 21giova | 2020-08-17 22:00 | ├ レッジョ・ディ・カラブリア | Comments(0)

ペンテダッティロ 悲劇を背負い廃墟と化した奇岩の村

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雲ひとつない青空の中に奇っ怪な姿をさらす岩山と、そこに同化してしまった家々。手を変え品を変え(?!)幾度も現れるカラブリアの絶景にはホントビックリさせられる。一体どんだけアタシを驚かせたら気が済むね〜んっ?! って。

ボーヴァと同じように、イタリア統一前までギリシャ語圏の独立したコミューンだったペンテダッティロ〜Pentedattilo. 舌を噛みそなその名はギリシャ語で「5本の指〜ペンタダクティロス 」を意味する。それがグレカニコ(移民のギリシャ語とカラブリア方言のMIX)に変換されて、数字の5〜Pente + 指〜dattilo = Pentedattilo になったという。

ギリシャ語でもグレカニコでも「5本の指」という意味には間違いない。
それもそのはず。その昔、尖塔のような岩が何本も立っており、さながら雲を掴まんとする巨人の指のようだったからだ。






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まるで南イタリアのカッパドキア?! ペンテダッティロの奇景は芸術家たちのインスピレーションを大いにくすぐったのだろう。全然知らないけど(笑) 英国人の画家、エドワード・リア(上) の絵なんて、まさしく「手」!! 想像だとしてもこんな姿だったのかな〜と思うと、まるで秘境の聖地のようではないか。

下は知ってる人も多いはず。だまし絵で有名なMC・エッシャーだ。1930年頃、実際にこの地を訪れた彼は、ペンテダッティロの風景を何枚も描いている。当時はココまで来るのは大変だったはず。しかし、そうまでしても己の目で見たかったんだよね。そらムリもない。アタシだってこの姿を知った時は、行かねばならぬ〜っ!!って思ったもん(^^ゞ





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今にも傾き崩れてしまいそうな巨岩もそのまま。
90年前のエッシャーの絵と、驚くほど同じ姿を留めるペンテダッティロ。

なぜなら、時が止まっているから。
なぜなら、人の営みがないから。





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今まで何度か書いてきたように、カラブリアを襲った2度の大地震と自然浸食によって、もろい砂岩でできた巨人の指は、手を閉じるように欠けていく。

そのうち大崩落の危険性も出てきたため、1960年、州はついに住民に撤退命令を出す。以来ココは廃村になってしまったのだ。





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人々が村を去って約60年。

それが長いのか短いのかわからないが、目眩がしそうなほど強烈な陽射しの元では、ゴーストタウンな悲壮感はあまり感じられない。

むしろ、よくできたオブジェのような村人たちの置き土産を探検してみたくなるような、カラッとした荒涼感が漂っている。





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ね、こ〜ゆ〜所なんて、ジモティが子どもの頃、1度は行ったことあるんじゃないかな〜。
アタシだったら絶対秘密基地作りに来たと思う。親に止められても…さ。

で、その子が親になって自分の子どもに同じ事言うの。
危ないから行っちゃダメ!って…ね(笑)
妄想半分だとしても、いかにもありそうな話で、1人、クスクス笑ってしまった(^^ゞ





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だからといって、そんなサンダルで、そんな所に立たないでぇええ〜〜〜!!!!!
とは、エエ歳して無謀な事しまくるお連れサマ。

アタシも高所は平気です。むしろ好き♪
でも…こんな自然の、足場の悪い所は本能的にコワイ。ってかさ〜、子どもちゃうねんからやめて欲しいデス。心から。。。。( ̄o ̄)

*端っこ行く時は、足元に十分注意してください。こんな所で脳天カチ割ったら(おいおい!!)、病院行くまで「1日」かかるので。





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周囲がスカーンと拓けているので、標高約250mでも眺めはよい。

ほぅら、イオニア海の水平線も見えるよ♪





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撤退命令が出ても、なるべく近くに留まりたいと思った人たちも多かったようだ。

万が一、大崩落が起こったら、その距離ってどうなん?と思うほど。
わずか500mほど南に小さな集落もある。




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廃村といっても、有志により手入れされている教会〜Chiesa dei Santi Pietro e Paolo(FB)があり、廃墟ツアーというか、アタシたちのような観光客も増え、土産物屋や軽食を提供する店もポチポチできはじめた。だからか、教会周辺は比較的キレイに整っている。

また、世界中から関係者が集まる短編映画祭〜Pentedattilo International Short Film Festival が毎夏開催されるなど(今年はムリだな〜(TOT) 特異なシチュエーションを活かした観光事業にも着手。無人の廃村から人々の息吹が通う新しい第2章へと、徐々にその顔を変えつつある。





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暑くてアテクシがダウンしてる間に行方不明になっていた友人は、いつの間にか教会の鐘楼に登っていた。元気やな〜キミ(笑) そう、ここなら安心して遠景を臨めます。

さてこの教会には伯爵だったアルベルティ家の墓があり、いはくつきの血生臭い史実がある。前回長々とベルガモット談義をしたので今回は短く…って思ってたんだけど、あ〜コレは!というネタを知ってしまうと書き残しておきたくなるので、も1回、我慢して読んでください(^^ゞ

同じくペンテダッティロの名家だったアベナヴォリ家は、領地問題で長年揉めてるアルベルティ家と犬猿の仲だった(キ〜ッ、似たよな名前でややこしいわい!!) しかし、アベナヴォリ家がアルベルティ家の娘、アントニエッタをめとる事になり、両家の確執も収まると思われていた。

ところが思わぬ横恋慕が入る。アントニエッタの兄とナポリ総督の娘が結婚することになり、その家族がペンテダッティロにやって来た時のこと。体調を崩しペンテダッティロに長逗留することになった総督の息子が、アントニエッタに熱烈フォーリンラブしてしまったのだ。

彼の家柄に揺らいだのか、当主となっていたアントニエッタの兄ロレンツォは2人の結婚を許してしまう。これに激怒したのは彼女と結婚するはずだったベルナルディーノ・アベナヴォリ。彼の怒りはもっともだが、オジサンと政略結婚するより異国の若者に惹かれてしまう。映画やドラマのようにわかりやすくベタな展開である。しかしこの後がまずかった。ヒジョ〜にまずかった。




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そうでなくても仲が悪かった両家の黒歴史が再燃。家名と己のメンツを潰されたベルナルディーノは、武装隊を率いてアルベルティ家を襲撃する。問題の2人は総督に対する人質とし、アルベルティ家の人間のほとんどを、幼子まで無残に虐殺。特にロレンツォにはライフル2発を撃ちこんだ上に「14回」も刺しに刺した。

アルベルティ家に息子と娘がいる総督も黙ってない。首謀者のベルナルディーノは取り逃がしたものの、軍を派遣して下手人の首をペンテダッティロ城の城壁にさらしたという。

16世紀後半に起こったこの出来事は「La tragedia di Pentedattilo〜ペンテダッティロの悲劇」という小説になったほど耳目を集め、冬の北風がたてる音はロレンツォの悲鳴で、ペンテダッティロの5本の指は、血に染まったベルナルディーノのソレであるという言い伝えと共に、アルベルティ家虐殺の物語は以後、長く語り継がれる事となる。

惨劇の場が今は廃村と化してる事に時の流れの無情さを思うが、こ〜ゆ〜事があったんですね。つたない収集力なので多分、多分ですよ、内容合ってると思うけど(!!) Wikiにも詳しい記述があるので参照してみてください。




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そっか〜。知ってる人からすると不吉な5本指なのかもしれないね。
→ ええ、ハイ。いつものように(!!)後で知ったのでありマス(^^ゞ

事前に知っていたら少しは見る目が違ったかもしれないけど、年老いた巨人の掌(たなごころ)に護られているように見えたペンテダッティロ。でも…それはそれでよいのだろう、きっと。

史実は史実として、時は過ぎ、人々の思いは散り散りに舞う。
確かな事はただ1つ。それは…天地の怒りに触れない限り岩山が今日もそこにあり、明日もそこにあるということだ。少なくともアタシにとってペンテダッティロは、とても美しい所であったことも。





by 21giova | 2020-07-13 21:00 | ├ ペンテダッティロ | Comments(0)

ボーヴァ2. 人々を魅了した黄金の香り ベルガモットのお話

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ボーヴァ(の周辺)にはグレカニコの他に希少な物がもぅ1つある。
カラブリアが誇る柑橘類の一種、ベルガモット〜Bergamotto だ。

果肉は苦くて食用に向かないが、果皮から抽出される精油(エッセンシャルオイル)は、数々の有名ブランドの香水の中に。アタシたちも口にする紅茶のアールグレイの香りづけに。強い抗菌作用を活かした医薬品に。その他さまざまな食品の香料として使われている。

暑かったので果汁入り炭酸ジュースをさっそく飲んでみましたv
良い意味で、イケてないグレープフルーツのような苦みとライムのようなスッキリした香り。木陰のベンチで口にした事を差し引いても、灼熱のボーヴァに一陣の風が吹き渡ったように爽やかで、実に、実に美味しいデス♪♪

これを作っている La Spina Santa は、他にも多くのベルガモット製品を手がけており、アグリも併設している。ホントは泊まりたかったんだけど、ローカルエリアのアグリあるある物件〜全然返事が来なくて泣く泣く諦めたのであった…合掌、、、





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特等席でベルガモットをいただきました(//∇//)



ではこっから、後付けで知った(またか〜いっ‼︎)「すごいぞベルガモット!」についてアウトプットしていきマス。表皮5ミリな知識でベルガモットを目指したアタシ。知らなくても困らないが、知っていたらと思うと残念に思ったし、万が一誰かのお役に立つかもしれないので(?!) むっちゃ長くなるけど、よかったら読んでください(^^ゞ

中国やカナリア諸島伝来と言われるベルガモットの起源は今も明らかになってないけど、ある時、カラブリア南部のとある農夫がオレンジに似た果実を見つけ、手に取る所から物語は始まる(おいお〜い!!(笑)。果肉はカトちゃんペ〜ッ!とするほど苦かったが、手についた残り香はうっとりするほどかぐわしく、これを利用できないかと1680年頃、本格的にベルガモット栽培が始まった。

現在はシステマチックに行われているが、1960年代まで残っていた伝統的な抽出方法は、果肉をくり抜いた果皮を海綿に押しつけ移し取るという、極めてシンプルな手法だった (↓)








えぇええ〜?! こんなんで取れるの?ってビックリしちゃうよね?!

でも…できるんです。

なぜなら……







果皮をちょっと握れば、ご覧の通り。
ふなっし〜もひれ伏す勢いでエキスが吹き出すからだ!!(@▽@)!!

画像はコチラのHP内の動画集から拝借したんだけど(収穫の様子なども見れるので興味を惹かれたら見てみてね) 見た瞬間、うわ〜!!って声あげちゃったくらい「ほとばしる」の(//∇//) 誤謬力追い付かないけど、とにかくスゲ〜!と思った。





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13時。まっ昼間のボーヴァ。暑いはずだわ、こりゃ。




ただ、この方法は手間と時間がかかるため搾取量は少なく、ベルガモット精油はたいへん珍重された。じゃあ〜オイラん所でも作ろう!と、本国イタリアや近隣諸国がこぞって手を出したのだが、フシギな事にレッジョ・ディ・カラブリアからボーヴァ・マリーナまで。約70キロのイオニア海沿いでしかうまく育たず、また質の良い精油も採れなかった。

枝葉や未熟果、花まで。果皮から採れる精油以外にも余すことなく利用されるベルガモットは、1本の木に6つの宝物が成ると言われている。実際、唯一無二のベルガモット産地として、カラブリア南部に富をもたらす黄金の果樹となった。一説によると、ベルガモット農家の寄付だけでオペラハウスが建ったほどだという。

現在でも世界のベルガモット精油の9割近くを生み出す Bergamotto di Reggio Calabria - Olio essenziale. 言うまでもなくD.O.P. 指定品であり、スローフードの中でも特に希少な Ark of Taste〜味覚の箱舟 にも指定されてる。

箱船〜!?! そんなん初めて知ったけど、欧州の中でもイタリアはぶっちぎりの1位!なんと900種以上が選ばれている。自国に甘い?そんなたくさん箱船に乗るんか〜い?と、突っ込みたくなるが、さすがイタリア!楽しくていちいち見てたら恐ろしく時間が経っちゃったけど、それでもイイ方は(!!)コチラからチェックしてみてください(๑˃̵ᴗ˂̵)و





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人っ子ひとりいなかった通り。



さてお次は、名だたる著名人たちが愛した“香り”の話デス。

16世紀後半。ひと儲けできないかと、ピエモンテ出身の調香師ジョヴァンニ・マリア・ファリーナケルンにやって来た。「香りとケルン」とくればは アッ!!と思う方もいるだろうが、もぅ少し我慢してください(笑) でね、中世ヨーロッパの衛生状態はというと、入浴しないわ、通りはフン尿まみれだわと、あらゆる悪臭に満ちていた。そのため、好みというより必然的に、強く重厚な香りの香水が主流であった。

こっから勝手に想像しちゃうと…良きも悪きもふんぷんたる匂いの中で、ファリーナはある時フッと、故郷イタリアの情景を思い浮かべたのではないだろうか。それは…昨晩降った雨が、花や草木、果実の匂いをまといながら空中に立ち上る陽春の早朝だった。生命の息吹が醸し出す、清涼で爽やかな匂いであった。

香りが呼び覚ます記憶というのは、胸が痛くなるほどキュンとなるものだ。ファリーナはきっとコレだ!と思ったに違いない。さっそく「雨上がりの春の朝」をイメージした香りを調合する。そう…主成分の1つはベルガモットだった。



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従来とは真逆の柑橘系のフレッシュな香りは「ケルンの水」と呼ばれ、瞬く間に人々を虜にする。ファリーナは署名付きの使用説明書も添付して品質を保証。やがて欧州中のほとんどの王室御用達品となり、今日知られるオー・デ・コロン〜Eau de Cologne (仏語でケルンの水) の名と香りは不動のものとなる。香水の町として世界中に名が広まったケルンは、香水瓶を持つ石像を作り、ファリーナの功績を称えたほどであった。

また1709年には世界初の香水工場も設立。戦火を逃れた地下室は階上のショップ兼香水博物館と合わせて現存しており、残された莫大な顧客名簿からは、モーツァルト、ヴォルテール、ヴァルザック、トーマスマン、はたまたダイアナ元妃まで、蒼々たるメンツが並んでいる。




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左:説明書付きのケルンの水〜オー・デ・コロン。コロコロ転がりそうなミニボトルタイプだったが、1日1本使うほど愛用していたナポレオンは、自らの長靴に香水瓶を差し込めるポケットをわざわざ作らせたという。

右上:1837年。ヴィクトリア女王が付与した王室御用達証明書。

右下:常に手元にオー・デ・コロンを置いていたゲーテが、6本入りの箱を送って〜!と、ケルンにいる友人に宛てた手紙。




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ケルンに骨を埋め、以来、310余年の歴史と香りのレシピを守り続けるFarina1709。シンボルマークの赤いチューリップは、当時たいへん高価だったチューリップを用いる事で、高品質であることを謳ったという。

と…知れば知るほど嗅いでみたいファリーナ。でも…Amazonでもヒットせず、ケルン土産であろう品が転売サイトに載ってるくらいで(全て完売)、ゲットするにはなかなかにハードルが高い(>_<) 反対に…なんならドラッグストアにもあるコチラ。4711のポーチュガル〜Portugal は、みなさんも1度は見た事あるんじゃないでしょうか。何を隠そう、アテクシ使ってましたがな(笑) そう…これもオー・デ・コロンなのデス。

これは商標登録の概念もなく、あまりの人気と認知度に「オー・デ・コロン」が一般名称になってしまい、他社も参入してしまったからだ。4711の歴史も興味深いモノがあるが、我こそはオー・デ・コロンの元祖なり!と、ファリーナと裁判沙汰になった事もあるそうだ。しかし、4711が製品化したのはファリーナのレシピ発明から100年も後のこと。ココ、とやかく言うつもりはないけれど、オー・デ・コロンを生み出したのは、元祖は、間違いなくファリーナだと思います。ハイ。

ちなみに両社共、現在も創業当時の場所に店を構えており、その距離、直線で500m足らず。ケルンというと大聖堂は見逃せないが、Farina1709と4711。オー・デ・コロンの礎を築いた2店に足を運んでみるのもよいかと思いマス(๑˃̵ᴗ˂̵)و





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さぁ〜ココでよぅやくフィニッシュです。ベルガモットは一体どこいっちまったの?って感じだが…長文お疲れさまでした(^^ゞ 「オー・デ・コロン=ケルンの水」というのは以前から知っていたけれど、そこにイタリア人とカラブリア南部。すなわちイタリア半島最南部のごくごく一部に実るベルガモットが関わっていたのは初めて知った。後付けにわか知識だけど、ちょっと感動しました(๑˃̵ᴗ˂̵)و

カラブリア州内でも実物を見る事は希だというから、ここまで来たら是非ベルガモットにご注目を!オー・デ・コロンはぶっちゃけどこでも買えます。でも…エッセンシャルオイルはもちろん、ズッコやクレーマ、コンフェットゥーラにドルチェ類、リキュールなどなど。多彩なベルガモット製品を(安価)でゲットできるのは産地ならでは!なので(//∇//)

農家まで行かなくてもスーパーや食料品店に置いてあるかもしれないし、こんな製品があるよ〜という参考に貼っておきます。後で書くけど、大きな街〜レッジョ・ディ・カラブリアにもベルガモット商品があります。

Azienda La Spina Santa (Bova Marina)
Essenze Bova 1997 (Melito di Porto Salvo)


それから…希少なグレカニコの町として、I Borghi più Belli d'ItaliaBandiere Arancioni にも選ばれているボーヴァもどうぞお忘れなく。





by 21giova | 2020-05-18 23:00 | ├ ボーヴァ | Comments(0)

ボーヴァ1. 希少言語グレカニコと山頂の機関車にこめられた思い

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わ"〜!! またえ〜らい所に町があるな〜!!!
あそこまで行くんですね?! ええ。がんばりましょう(๑•̀ㅂ•́)و✧
と、向かったのは、ブーツ型なイタリア半島のくすり指?! 辺りにあるボーヴァ〜Bovaである。

1番近い町、海水浴客で賑わうボーヴァ・マリーナから約11キロ。背後にはカラブリアンアルプスと言われる山塊を持つアスプロモンテ国立公園〜Parco nazionale dell'Aspromonte が広がり、陸の孤島といった感のあるボーヴァ。

クネクネ登っていく道は今まで立ち寄った町へのアプローチと変わらなかったが、道が狭い、カーブがキツイ!と難易度MAX。タンクローリーとこんにちは!した時なぞ、なんでこんなとこ走ってンね〜ん!(お前もや〜っ!!(笑) と毒づきながら回避しなければならなかった(^^ゞ





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その代わり…標高約900m、町からの眺めは最高だ!!
ヤッホ〜ハレルヤ♪ 空と海が溶け合う青の、なんと美しいことよ(//∇//)

一応あるらしいボーヴァ・マリーナからのバスにしろレンタカーにしろ、ココに立つのはボーヴァまで来たご褒美。伊国の海を伴う風景はどこで見てもキレイだけど、南の青は格別だと思うのであった。





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胸いっぱい青を吸い込み、歩を進めていくと…おやっ?と、ナゾ文字発見。
1番下はイタ語ですよね?でも…その上2つって?!
まるでチヴィタみたいな2ヶ国、いや、3カ国語表記。

こたえ(上から)=ギリシャ語 ギリシャ語+カラブリア方言のグレカニコ イタリア語…デス
ギリシャ語?グレカニコってなに(@▽@)??

それは…その昔、ギリシャからの移民がこの辺りに多く住んでいたからだ。そのうち、ギリシャ文化の中心地として発展していったボーヴァで、移民たちのギリシャ語とカラブリアの方言がMIXされた独自の言語が生まれた。それがグレカニコ(Grecanico)なのだ。

時を経てイタリア語が公用語になっても、土地柄、かろうじて生き残ったグレカニコは、この地域のみで使われる絶滅危惧種の希少言語として研究者も注目。今では住民たちも自分たちの言葉=アイデンティティーに誇りを持って、伝え残そうとしている。3言語の標識はその現れの1つなのだ。





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Bova は Vùa になっちゃうんだね〜。
コレはボーヴァ出身の詩人、Napoleone Vitale の詩であるが、1行目はイタ語として読めるのに、次からドロンと変化しちゃうグレカニコ。試しに1節分をGoogle翻訳にかけてみると「コルシカ語」で意味が通った(笑)

コルシカ語とギリシャ語って親戚?また、グレカニコはクレタとキプロスの方言と、とてもよく似ているという。う〜む。ますますわからんナゾ言語、グレカニコ。凡人以下のアテクシの手に負えないので、コルシカ、クレタ、キプロス、どれも全て「島」ってことで納めて?!強制終了しようと思う(おいお〜い!!)

惜しむらくは、グレカニコを耳にする機会がなかったこと。読むのと聞くのとは全然違うと思うから、BARのシニョーラに聞いてみればよかったな。うん。





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ってのも、全く人がいなかったの。出会った人といえば、2軒寄ったBARの人たちと花壇の中に飛びこみ、花を踏み散らかして去っていったこの子だけ。

そらムリもない。すっご〜く暑か…いや、「熱かった」から。短い影は墨を吐いたように黒く、石畳からの反射は、下方45度から繰り出されるもはや殺人光(TOT)// そんな時間に外を出歩くPazzo なジモティは皆無。我々も暑さで食欲が失せちゃったわい。





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少ない影を求めてジグザク歩いている中、3言語標識と同じく仰天するよな“ブツ”発見!
駅も鉄道もない山の上に、なして…機関車〜?!
笑っちゃうほど場違い。なんじゃこりゃあ〜。

でもね…ホントの所、笑い話ではなかったようだ。

現在、沿岸部に沿って走っている鉄道を引くにあたり、仕事を求めて大勢の人が山を降りた。何ヶ月も「山の下」で働いた人たちの1部分は、ボーヴァより遙かに賑やかで便利な下の町に留まる事を選び、鉄道が通った事により、より遠くの都会へ行く人も増えた。結果、ボーヴァの人口がどんどん減っていったのだ。

主要産業もないボーヴァの、そして貧しかった南イタリアのこと。家族のために、生きるために、新天地を求めた事は責められないが、この機関車は、鉄道という文明の利器によって町を去ったボヴェージ(Bovesi/ボーヴァの人)を象徴しているのだという。





ボーヴァ1. 希少言語グレカニコと山頂の機関車にこめられた思い_f0205783_13323259.jpg



当時走っていたこの機関車。長さ約20m。総重量60トンもある。
それをだ。アテクシも四苦八苦しながら登ってきた「あの道」を使って、ここまで運び上げたのだ。時にトレーラーが曲がりきれないヘアピンカーブを重機で削り広げてまで。

鉄道敷設に貢献したボヴェージの記念碑だという記事もあり、どっちが本当かわからない。けど…「去ってしまった説」に心が動く。そしてつい、感傷的に妄想してしまうのだ。多大な時間と労力を要してまで運びたかったもの。それは、散り散りになってしまったボーヴァの心だったのかもしれない…と。





by 21giova | 2020-04-30 23:00 | ├ ボーヴァ | Comments(0)

ジェラーチェ3. Città delle 100 chiese〜100の教会の町を歩く

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今日もイイ天気、暑くなりそうだ。

一夜明け、景色は一変。
石畳の町角には花屋がよく似合う。

オレンジ色の街灯に照らされた夜の風情もよかったけど、
お日さまの下で輝く色とりどりの原色を見ると、こぅ〜元気が出るよね。

したらば、今度は朝の町歩きに出かけてみようv




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約50キロに渡る海岸線を見通せる高台に位置するジェラーチェは、S・セヴェリーナと同じように要塞を兼ねた町として発展。現在は4つしか残っていないけど、最盛期には市中にグルリと12個の大門があった。

そのうち現存する “司教の門”と仲良くくっついてるのが、ジェラーチェのドゥオーモ だ。この写真じゃあんまりわかんないけど、奥にず〜〜〜っと広く、 ロマネスク様式の教会としては南イタリア最大規模を誇るほどデカイ。

周囲3キロに満たない小さな町に、なぜにこんな立派な教会があるかというと、要塞都市だった事とカラブリア初の司教区になったことが大きい。それに伴い司教や貴族の館の他に、どんどこ建ち並んだ教会や修道院が一時は100をも超え、“聖なる町” または “100の教会の町” と呼ばれるようになった。




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こぅ〜してカラブリア東部で最も重要かつ繁栄した町となったジェラーチェだが、カラブリア南部を襲った大地震やその他モロモロの要因を受け、いつしかお決まりのように下降線を辿っていく。しかし、年代も様式も異なるさまざまな教会が点在していること(現在は100もないけどね)、保存状態のよい中世の町並みが人々を惹きつけ、I borghi più belli d'ItaliaLe Bandiere arancioni に選ばれている。

標識と十字架に気付かなければ、そのうち屋根がお花畑になるんじゃないかと思った建物が実は15世紀の教会だったり(!!) 見る人が見ればたまらない情景が広がっているのだ。古い情報だけど2015年に実施されたイタリアの最も美しい村BEST20 では、ジェーラチェは見事7位!に選出されていマスv





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とはいうものの、当時はそんなスゲ〜所とはつゆ知らず……(^^ゞ

あ〜今日は人が歩いてる♪と、
ジャケットにハンチングなダンディ爺さまの後姿にウットリしたり……





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ほらほら、ワンコがいるよ!! え?どこに?

・・・・・・・!!!・・・・・・・

おめぇ〜はカメレオン犬か〜いっ!! というひと幕に笑ったり、





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薄皮饅頭の皮のようなこの壁は一体???
そいでもってなぜに丸窓???

と、ジェラーチェを訪れる人のお目当てであろう教会巡りが、片手…いや、両手落ちだったのは否めないが( ̄o ̄) この教会には心打たれました。





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Piazza Tre Chiese という名の通り、3つの教会が並ぶ広場の中央。両側を立派な教会に挟まれ、ポッチリ建っている Chiesetta di San Giovannelloだ。ChiesaではなくChiesetta。小さな小さな教会である。あまりにチビッコなので、失礼ながら何かの倉庫跡かと思ってしまったほど。

大きさは多分カットーリカとほぼ同じ。すてきデコレーションに目を奪われ錯覚しちゃうが、カットリーカもたいへんキュートなサイズなのである。そして、建立時期も同じ10世紀。元はギリシャ正教会ってのも同じだ。

しかし、決定的に違う。違うのよ〜!!!
なんでしょ、この素朴さ。壮麗なカットーリカは畏敬の目で眺めたけど、こちらはキュッと抱きしめたくなるほど愛おしい。





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実は昨晩の夜散歩で出会っており、もう1度拝みたくて再度足を運んでみたのだ。
何もかもさらけだす陽光の下ではどことなく気恥ずかしそうで、偶然出くわした「夜の顔」の方が俄然雰囲気がよかった。

縦タテ、横ヨコ、丸窓アーチ。
闇の中に佇むシンプル極まりない姿は、静謐な石庭のようにステキだったからだ。

ジェラーチェには他にも見るべき教会がたくさんあるだろう。でも、このチビッコに出会えただけでアタシは満足。遠く異国の小さな町で、1つでもお気に入りに出会えたら、それはそれでとっても幸せな事だと思うから。





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町の東側を守る太陽の門〜Porta del sole.
お日さま正面。海も正面。どっちもキラキラ、ギラギラ。
光の中にダイヴするように狭い門の間をよっこらせ〜と通って、ジェラーチェを後に次の町へ向かいます。

174.png Informazioni
Città di Gerace  観光情報
Il Borgo Incantato 毎夏ジェラーチェで開催される国際的なストリートアート祭





by 21giova | 2020-03-20 23:27 | ├ ジェラーチェ | Comments(0)

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