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サンタ・セヴェリーナ3. 先ずは城に登ってパノラマ大地を感じるべし

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ではでは、サンタ・セヴェリーナを歩いてみよう。

町の起源は古く、2500年前から居住が始まったとされており、ココで毎回登場するお馴染みの I Borghi Più Belli D'Italia にも選ばれている。そんな町の「顔」は、4つの丸い塔を持つCastello di Santa Severina だ。別名カラファ城とも呼ばれるのは、金と軍事力を使って城を手に入れ、専制政治で良くも悪くも町を発展させた Andrea Carafa にちなんでいる。

それはともかく…1994年に大がかりな修復改装工事が入ったとはいえ、南イタリアで最も保存状態のよい城の1つとして知られている。




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もともと軍事的な要塞として作られたので一見無骨な作りだけど、城壁が段々ギザギザになってる所やリンゴ型?!になっているとこなど、密かに造形が凝ってるところがイイ(//∇//)

内部もキレイに整えられており、現在は考古学博物館や武器&衣装博物館などになっている。





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ネジや滑車みたいのもあるしサソリもいるよ〜!と、物珍しくて思わず撮ってしまったのは、スコーピオンならぬスカルコ家(Sculco)の紋章 (さぁ〜どこにサソリがいるか探してみよう!!(笑) カラファ家の後、城を継いだスカルコ家は、ナポリの名家だったが後継者に恵まれず、最後は城を競売にかけて手放した。

18世紀当時、既に要塞としての役目を終えていた城を購入したのがグルッサー(Grutther)公爵家。画家を呼んで天井画を描かせ、エレガントなサロンを作るなど、貴族の邸宅として城内を改装。それが現在、博物館になっているんだが、もしかしてもしかすると、城壁をリンゴ型にしたり、小さくもオサレなイタリア式庭園を作ったのも、洒落者な公爵だったのかもしれない(by 妄想)




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最上部の平面地にいると、さほど広いとは思わない。しかし、斜面に沿うよう幾重もの城壁が連なっており、外から見ると岩でできたビルディングのよう。ほぼ360度見渡せる絶好のロケーションも、なるほど築城にはもってこいだ。そしてカラブリアには、一時このような城や要塞が100以上あったという。

思うにそれは、カラブリアがイタリア本島とつながってる北を除き、全て海に面していたからじゃないだろうか。三方「海=侵入者」に囲まれ、まんま裸ん坊状態。そのため、他民族の侵攻・侵略が日常茶飯事で、アホほど要塞を作る必要があったのだ(と思う)



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城内にあるカアブリア歴史展示ゾーンでこんな地図を発見してビックリしちゃった。ご近所と糸電話で通信できるんじゃね?ってくらい、要塞や城が建ち並んでいる。

ってことは、今も遺っているかは別として、カアブリアには城が多いはず。お城も嫌いじゃないアタシ。イイ具合に朽ちてるのなんて大好物なので、寄り道調べしてたらこんなサイトを発掘!その名もズバリ i Castelli.it (≧▽≦)//

こらぁ〜イイわ。これから大いに参考にしたい(//∇//) でね、イタリア全体で見てみると、小さなTorreも含め圧倒的にシチリアが多い。これも歴史と周辺地理が影響してるんだと思う。そのすぐ対岸に位置するワケだから、カラブリアも大変だったのだ。うむ。




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と、中も外も見応えがあったお城は、昨日、車窓から見た通り、気持イイくらい周囲に何もない。ホントにココだけ「町」なのだ。それがなんかとっても不思議。

サンタ・セヴェリーナのビザンチンの宝石と言われる Chiesa di Santa Filomena o Pozzoleo のかわいらしい鐘楼越しに、遠くイオニア海が見える眺望も眼福に値する。城内見学をパスしてでも、この町に来たら先ずココに立ってみるべきである。





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さて…お城見学の後に市中に降りてみると、何やら人々が動き回っており、70年代の映画に出てきそうなレトロな遊具が設置されていた。聞いてみると、今日6月13日は聖アントニオの祝祭日なんだそうだ。

“パドヴァの聖アントニオ”としても有名なので、かろうじて知っていてヨカッタ〜。ココでヘッ、それ誰?となると冷たい目で見られる…事もあるし、反対に知っていると株が上がる…事もある(笑) 無理して覚える必要は全くないが、主要な聖人や町の守護聖人を知っておくと役立つ時があるかも!…しれません(^^)

でも…聖アントニオって、イタリア人ではなく、ポルトガル人なんだよね。本国では2日に渡りそれはそれは盛大な祭りが開かれる。しかしサンタ・セヴェリーナのそれは、町の規模にあわせてか、のんびり感ハンパない。それがまたイイのである。





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祭り前の間隙を縫って「ペッコリ〜〜ノにプッロシュウゥウ〜〜ト!!」と、大音声なアナウンスを流して商売に励む、その名も“Frigo VAN” こ〜ゆ〜冷蔵販売車は、山頂の町では重宝されるだろう。アタシも覗きたかったのだが、漏れ聞こえる会話に不穏な空気が漂っていたのでコソッと盗撮して(違!!) スルー(笑)

そんな2人の背後に見えるのが町の守護聖人アナスタシアを祀る大聖堂〜Concattedrale di Sant'Anastasiaだ。こちらの洗礼堂( Battistero )も10世紀のビザンチン様式な大変古いもの。2層ドームの中に8本の柱が並ぶ、厳粛な空間になっている。

また大聖堂の前の楕円形の広場〜 Piazza Campo は、コンパスローズウインドローズに基づいて作られており、占星術や錬金術のシンボルも記されているカッコいい広場だ。 これは城壁から見るとイイですよ♪




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後半、ガイド本みたいな説明ばっかになっちゃったけど…(^^ゞ
お城や教会巡りなど歴史に触れるモノも多く、プラプラ町歩きしてもステキな風景に出会える。とても感じのよい町だったサンタ・セヴェリーナ。

祝祭日のミサが終わり、椅子の主人たちが定位置に戻る頃には、町も祭りらしく賑わっていることだろう。




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Bye Bye サンタ・セヴェリーナ。
今度は反対側。違う角度から。

どこから見ても、ステキすぎ(//∇//)
その姿、その名前、忘れないから。




by 21giova | 2019-10-09 23:19 | ├ サンタ・セヴェリーナ | Comments(0)

サンタ・セヴェリーナ2. カラブリアの赤くて美味しいもう1つのモノ

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20時を回ってもなお明るい陽射しが、煉瓦色の漆喰壁をやさしく照らす。
日の出と同じくらい1日の中で1番心地よく、美しい時間。
生まれ変わったように力がみなぎる朝日と違い、長い長い夏の1日が終わるんだな〜と、キュンとしちゃう時間帯である。

特に今日は200キロ超の移動に加え、チヴィタにはじまり温泉プールなど欲張っていろんな所に寄ったので、一旦座ってしまうとダへ〜ッと脱力感半端ないのだが、そんな身体にやさしく降り注ぐ薄暮な光なのである。

で、こ〜ゆ〜時、町まで出張る必要もなく、店選びやオーダーで悩む事もなく、お宿の中で身を任せてご飯を食べれるって、とっても嬉しい事なのだ。




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わ〜いっ!!!(≧▽≦)!!!
冷えた白とこの前菜でたっぷり1時間は楽しめる。ワインは飲み放題だし(違!!)

海な町じゃないのに、イカとフクロダケみたいなキノコのマリネがウレシイ♪ほどよい酸味が胃袋をブルルと始動させてくれる。チーズに入ってる赤い粒々はもちろん唐辛子!お口直しのさっぱりリコッタにと、酸味や塩味のバランスに、以前ほど食べれなくなった身としては(by悲報) 量的にもちょうどイイ♪♪

そんな中、食感まんま“切り干し大根”みたいになモノがあった。一体何だろうと尋ねてみると、カラブリアでよく使うナスを干して戻したものだと言う。うへえ〜そんな使い方があるんだね。

そうなると、我が国ニッポンの切り干し大根をどうしても紹介したくなったアタシ。そんな難しい事しゃべれないくせに(笑) ワインの力も借りながら、あ〜だこ〜だと説明すると、優しくジェントルマンなシェフは、フムフムと興味深く耳を傾けてくれました。

あ、でもアレレ!!アナタって?!
到着時にちょうど出くわし、荷物運ぶのを手伝ってくれた人だよね?シェフだったんだ〜!!! しかも料理本まで出してるという事実。アワワ。。なんてフレンドリー(違!!)





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でもってコレが大事!!!
ンドゥーヤと並ぶカラブリアの味、シラスの唐辛子漬け Rosamarina〜ロサマリーナ (またはサルデッラ)

見ての通り、真っ赤で辛い。…が、発酵うま味エキスがすぐ追いついてきて、唐辛子と一緒にご機嫌なダンスを舞い始める。そうなると「出汁感」を感じるほどで、冷や奴の上にちょいと乗せて食しても美味しいはず。元々、古代ローマ人も好んだガルムを、カラブリア風に唐辛子を加えて再現したと言われているのも納得できる滋味深さである。

それ故、カアブリア風キャビア〜caviale calabrese、貧しい人のキャビア〜 caviale dei poveri と呼ばれる事もあるロサマリーナ。この場合の“貧しい”とは、最大級の褒め言葉である。もちろん。











レシピな動画があったので貼っておこう♪

わかっていても、腰抜かすほど大量の唐辛子を入れるから仰天する !!(@▽@)!! 見てるだけでクシャミが出そう。だいたいあんな量を常備してるなんてオカシイわいっ!!(笑) だからって、ただ辛いだけじゃないのが、カラブリアのピッカンテマジックなんだろう。

唐辛子も粉末、粗挽きと使い分け、動画のマンマも使ってるフェンネルシードやパプリカを入れるなど、地域や家庭によってレシピも様々。熟成が進むとシラスもゆるくなってペースト状になったりと、発酵食品に馴染みの深いアタシたちにとっても、お味噌みたいに身近に感じてしまう。

本来は『1月から3月に獲った生シラスを塩と唐辛子で漬け込む』のが伝統的な製法。しかし、生態系保護なんとかでシラス漁が厳格化。漁獲量が激減し、今では外国産の冷凍シラスで代用することも少なくないという。これによって漁師や生産者離れが進み、このままでは、真性ロサマリーナの存続危機!!と、行く末が危惧されているそうだ。ううむ。これってとっても難しい問題。でもカラブリアの歴史ある伝統食だ。なんとかなることを祈るばかりである。




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さて…プリモはトロっトッロで超肉厚のフンギが入った手打ちのタリアテッレ。この後、仔牛(だったと思う(笑)のローストにデザート、カッフェと続くんだが、写真が無いのは、お腹もアルコールもいっぱいいっぱいで、カメラに手が伸びなかったから…(^^ゞ

今、HPを見てみると、随分小ぎれいな料理が並んでいる。シェフが変わったのかもしれないし、予算で内容も違うんだろうが、アタシはこの時の奇をてらわない皿でよかったと思った。素材と調理法がわかるシンプルでストレートな皿。お宿メシに求めるのはそれで十分だから。





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ローカルな地域ではよくあることで、食事ができる店が少ない所では、アグリに併設されたレストランが重宝される。観光客のみならず、ジモティにも…だ。

ここ、Le Puzelle もそ〜ゆ〜意味で人気があり、トリップアドバイザーではS・セヴェリーナで1番のレストランになっている。といってもS・セヴェリーナには、片手ほどしか店がないんだが(^^ゞ 雰囲気はとても良いので、お腹が減った時は立ち寄ってみたらイイと思いマスv








by 21giova | 2019-09-17 23:39 | ├ サンタ・セヴェリーナ | Comments(0)

サンタ・セヴェリーナ1. またもや絶景の町 現る

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チェルキアーラ・ディ・カラブリアからチーロへとずっと海岸線を走ってきたが、途中、イオニア海に流れ込むネート川沿いに内陸に入る。なんなら眠気を誘うほど行き交う車もまばらな快適道を30分ほど走った頃だろうか。うひゃあ〜〜!! あんな所に町があるよ?!と、いっぺんに脳ミソを叩き起こされてしまった。

そう…今回の表紙にも使った風景。
それが、モラーノ・カラブロに続く壮麗なる丘状都市、Santa Severina〜サンタ・セヴェーリナとのファーストコンタクトであった。




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ポッカリ隆起した陸の孤島。
なんなら大ガメの甲羅の上に町がのっかってるみたい。
ようやく傾いてきた西日に照らされ黄金色に輝いている姿は、神々しいほど美しい。

モラーノ・カラブロで十分ビックリさせられたけど、まだまだ絶景Cittàがあったのです。
カラブリア、恐るべしべし〜っ!!!





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前見て運転しなきゃダメですよ〜!それでも、ついつい見惚れてしまうそのお姿。
この角度から見るのはこれが最初で最後だろうから、目に焼き付けておこう。

できれば夕陽に染まる姿も見てみたいが、今宵の宿に急がなければ…。





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孤島のように見えても町への道はちゃんと続いている。

旧市街にあたる甲羅の町(!!)は明日ゆっくり見るとして、一旦町を通り過ぎ…っと、お〜っとココ、ここだ。今回の旅で唯一のアグリトゥーリズモ、Le Puzelle.

確かめないとどうにも落ち着かないので(!!)懲りずにやってもいいでしょうか?

・・・・・・・・

おぉ〜っ!! カストロヴィッラリに続き、ココもまだ存命してた♪♪
これで今のところ3戦3勝!実にイイ勝率や=ん!(大違!!)
って、宿がまだあって当たり前の話なんだが、これで宿潰しの異名が晴れるだろうか?( ̄o ̄)





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さてさて、ここね〜と案内されたのは、2人なのにイイの?という大きな離れ。

車をすぐそばに横付けできるから、荷物の出し入れにとても便利だった。





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石造りの家屋はひんやり気持がよく、裸足でベタベタ歩きたいほど。

天井が高くてイイね〜と部屋を見渡すと、あや〜っ、階段があるよ?なロフト付きであった♪♪





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大きなベットを2つ共散らかす必要はないし、それより何より絶対こっちがイイよね?!と、満場…いや、2人一致でココを寝室とする!

寝っ転がると天井の梁が迫ってきて、ハイジの家みたい。下に向かって、お〜い!と身を乗り出す事も、もちのろんでやってみる(笑) 子どもか〜いっ!! と言われようが、ロフトってテンション上がるから仕方ないのである(^^ゞ





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シャワーを浴びてサッパリしたところで、夕食までお宿内を散策。
母屋や宿泊練から成りたつ広々施設には、小さいながらもキレイなプールがある。アタシにしたらあってもなくてもカンケ〜ね〜!なプールだが(笑)アグリにとっては1つの“売り”になるのか、山中のアグリほどプールの保有率は高いのだ。

赤い果実が生る庭から、立派な城壁を抱くサンタ・セヴェリーナの町が見える。
明日、明日ね、ゆっくり町を見てみよう。
先ずは腹ごしらえだ〜!ということで、食堂に向かうのであった。





by 21giova | 2019-08-22 23:20 | ├ サンタ・セヴェリーナ | Comments(0)

チロ・マリーナ  カラブリアワインの雄 リブランディへ

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今ではネットでも店頭でもちょっと探せばすぐ見つかるが、ひと昔前までは、日本で入手できるカラブリアのワインってホント少なかった。そんな当時から、カラブリアワインの代表格として、また、気軽に手が出るラインも揃えた Librandi〜リブランディにはお世話になったものである。だからね、行ってみようじゃないですか。

近くにはカラブリア最古のワイナリー、Ippolito〜イッポーリトもあり迷ったけど、2つ行くには時間が足りない。なにより、アタシにとってのカラブリアワインは、やっぱ、リブランディだったので(^^ゞ




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要予約のワイナリー見学者はキレイなサロンに通されるようだけど、飛び込みなアタシたち。ワケもわからず、なにやら古い家屋の方に入り込んだみたい。

でもそれがヨカッタ!! なぜって、ジモティがポリタンク抱えて入れにくるであろうタンクが並んでいたからだ(違!!) えっ、えっ、ボトリングできるの?って大喜びしちゃった(大違!!)

おずおずとペットボトルを差し出すと、笑いながら「試飲してごらんよ」とは、珍客相手に気持よく対応してくれたアントニオ。ボトルな銘柄ワインに比べるとクオリティは劣るけど、そこはリブランディ。赤、白、うう〜〜ん、どっちにしよう。ってか、こ〜ゆ〜システム、ホント、羨ましいデス(TOT)//





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ここでティスティングしたり食事する時もあるんだよって、隣の部屋も案内してくれて、ロゴにも入ってるBandiera(旗)の意味は、太陽に月、海と山。この地の自然の恵みを現している事なども熱っぽく教えてくれた。

だいたい風呂上がり…もとい、温泉あがりのアタシたち。ほんのり、しっかり硫黄臭を漂わせていたので、ピカピカサロンに入ったら縮こまっていただろう。その点、TシャツGパンなアントニオは大丈夫!…と言ったら失礼だが、ホント、こっちに来てよかったと思った。





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カラブリアで初めてTre Bicchieri を受賞したワイン、Gravello〜グラヴェッロ
以来、著名なワイン賞の常連であり、リブランディの揺るぎないフラッグシップであると共に、カラブリアワインのポテンシャルを世に知らしめた、カラブリアを代表する“赤”と言えよう。

世に出た当時は、スーパータスカンにちなみ、スーパーカラブリアと呼ばれたグラヴェッロ。飲んだ事あるけど、本家で買わずになんとする!であります(๑•̀ㅂ•́)و✧

そうそうアントニオ、あのね…日本の漫画で紹介されてから(13巻 124話に登場) リブランディとグラヴェッロの知名度がグッと上がったんだよ。そう教えてあげると、とっても喜んでました。





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チロ(マリーナ)がカラブリアの中でも最大のブドウ産地となったのは、世界最古品種と言われるガリオッポを持ち込んだ古代ギリシャ人が “エノトリア・テレス〜ワインの大地”と賞賛したほどブドウづくりに適していたから。

彼らがこの地で作ったワインはオリンピック勝者へ贈られるほど美味で、その故事にちなみ、1968年のメキシコ大会の際にはオフィシャルワインとして供されたほどである。
*東京2020の公式ワインはアサヒのサントネージュらしい。

たとえばトスカーナ。たとえばAntinoriと比べると、知名度、遙かに劣るだろう。がしかし、赤、白、ロゼと、品質もCPも抜群なワインを生み出すこの地では、近年、外部からの投資や生産者の世代交代などで新しい風も吹き始めている。ド素人が言うのもおこがましいが、そんなカラブリアのワイン、どんどん飲んでみるべし!なのでありマス (๑•̀ㅂ•́)و✧




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結局、ワインにオリーブオイル、ガチャガチャと壜モノをたくさん買い込んでしまい、アントニオが箱に入れてまとめてくれたほど(笑)えぇっと〜。これって最終的にSケースに入るのかな?!…は、最後の晩に神に祈るとしよう…( ̄o ̄)

再び車に乗り込んで走り出すと、青い空と黄褐色な大地を従え燦然と並ぶブドウ畑が、さっきまで手に取っていたラベル(Etichetta)とまんま同じで、思わず見とれてしまった。

デザインに惹かれてついついジャケ買い…って、結構あるある事件だと思うが、ワインの顔ともいえるラベルは、どの作り手も深い意味や思いを込めている。リブランディにとってチロの大地がワインそのものなんだね。

なんてシンプル。なんてストレート。ちょっとウルウルしながら、これからこのボトルを、ラベルを目にする度、あの時車窓から目にした風景を、頬をなでた風さえも思い出すんだろうな〜って言ったら、カッコつけすぎかな?(^^ゞ





by 21giova | 2019-08-04 23:31 | ├ チロ・マリーナ | Comments(0)

チェルキアーラ・ディ・カラブリア2. なんと温泉がありました!!

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「お目当ての場所」とは……
クックック〜〜なんと温泉があったんデス113.png
ブラバ〜!! チェルキアーラ・ディ・カラブリア!!

その名もニンフの洞窟〜 Grotta delle Ninfe
悪魔の次はニンフって、いろいろ忙しいわ!! ってのはともかく、国内国外問わず、行く先に温泉があるかどうか必ず調べるアテクシ。大発見に大喜び(//∇//)

“Terme”とあっても単なる地名だったりする事も少なくないので、コムーネのHP見て確認してみてよかった♪♪手間でなければ、市や町、州の観光サイトを覗いてみると、思わぬ情報がゲットできるのでオススメです。




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オンシーズンにはちょっと早いこの時期。
重機が入って工事をしてるわ、BARらしき店は閉まってるわ、客は…というと、だぁ〜れもおらず、ホントに入っていいの?な状態だったけど、チケット窓口はちゃっかり開いていた(笑)

このために水着を予め着込んで気合い十分だったので、見るだけ見て入れなかったら大泣きだった。フリーで入れる野渓温泉をヨシ!とする我々ではあるが、とにかく入れてひと安心である。

プールですが、中身は温泉です。
温度はちょっと低め。真夏ならちょうどイイ水温だと思う。

こんなでっかいハコを満たすだけの湯量が本当にあるかどうかはハッキリ言って謎だが(笑) ほのかながら硫黄臭が後々までしっかり身体に残ったので、たとえ薄くても(!!) “温泉”であることは間違いないだろう。なにより、こんな大きなプールを「2人占め」してるなんて、居心地が悪いくらい贅沢(//∇//)





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これは予想外!! なんと“ゾンビ変身ゾーン”もある!!

ご丁寧な事にファンゴが入ったBOXがあって、
いつも手順〜塗って、乾かして、落とすと、ほらほら、お肌ツルッツル〜に♪♪

ファンゴエリアは別に設けられており、泥落としなシャワー通路(↓)を通らないとプールエリアに入れない、伊国にしては(!!) なかなか賢い作りになっている。





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実は密かに温泉がたくさんある伊国。

但し、美容や療養を兼ねたキレイめ施設がほとんどで、そ〜ゆ〜所は敷居が高いし、お呼びじゃない。日本のように、ただシンプルに温泉だけに浸かりたいアタシにとって、気軽に温泉が楽しめたコチラは最適最高条件だった。来れてヨカッタよかった♪♪うん。




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その名の通り、洞窟がある Grotta delle Ninfe.
昔はこのようなステキシチュエーションで入れたのだが、今は、安全面の理由から立ち入り禁止になっている。

その事実が明確に発信されていなかったようで、Tripadvisorでは、洞窟に入れなくてプンプン!! と、見当違いな口コミもある(笑) そら、アタシだって入れるなら入ってみたいが、さっき買ったグリッシーニをプールサイドでかじりながら、マタ〜リ過ごせただけで大満足v そうそう、レストランにBARもあるけど、飲み物や軽食は持参するのが絶対イイと思う。

入場料は€6。オープンは5月から9月末まで。
もしかして現在はあるかもしれないが、当時見た限り、ロッカー・更衣室などなかったのでそのつもりで。混雑時には貴重品に注意。

【オマケ】
カラブリアの温泉を調べた中で、ビーチにも近く、ココなら泊まって温泉入ってもいいな〜と思った所があったので記しておきマスv

Terme Luigiane Acquappesa (CS) 
温泉プールのみなら1回 €15 (8月は €18)
周辺には松竹梅ランクなホテルが揃っており、宿泊者はプール利用が半額。






by 21giova | 2019-07-15 23:10 | ├ チェルキアーラ・ディ・カラブリア | Comments(0)

チェルキアーラ・ディ・カラブリア1. アルトモンテと並ぶパンの町

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今度の標識にアルバニア語表記はありません。
でも… “Città del Pane 〜パンの町 ” ココに注目〜っ!!

イタリア全土のパンの中で唯一D.O.P.に認定されているパンの町、
アルタムーラにも行ったくらいだ (その時のパンの話 その1. その2. )

パンの町だなんて、こら見逃せないわ♪と、
チヴィタから下って、またグルグル山道登って〜と、
チェルキアーラ・ディ・カラブリアという町にやって来ました。




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チヴィタと同じように山や渓谷を抱く町は、とても感じがよかったんだけど、
13時になろうというこの時、昼休みで閉まると困るので、兎にも角にも店に急ぐ。

向かう先は、町の北外れにある “Panificio Vito Elisa”

これでも精一杯急ぎました。
な、なのに……





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OMG!!!!! 人はいないし、ショーケースはスッカラカン。
お昼にしようと、そらもぅ〜楽しみにしてたフォカッチャすらナイナイナッシング(T_T)
あまりの呆然顔に、呼びかけてようやく出て来た店員さんが、
んじゃあ〜コレは?と、奥から巨大な塊を持ってきた。

ワハハ!!! そうそう!! アルタムーラのパンもこんなだったわ!と膝を打ったのが、
この町の伝統的なパン “Pane di Cerchiara”(Panificio Vito Elisaより) だったのだ。

代々受け継いできた天然酵母と長時間の発酵、そして薪釜でじっくり焼く。
その際生じる頂上部の割れ目というかコブが、Pane di Cerchiara の特徴の1つらしい。


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通常の家庭サイズでも1〜5キロほどあり、大きなもので15キロ。
法皇サマがカラブリアを訪れた時には、25キロのパンも登場したという。
注:25キロ分のパン…じゃなく、1個が25キロね(笑)

この時出してくれたモノは、3キロほどあるといい、
見てくれまんま、ばーちゃんが長年愛用してるよな漬物石である(笑)
2週間以上持つよ〜と言われても、う〜んう〜ん、どうしよう?!

自宅のPC前でふんぞり返ってる今なら、ンなもん迷わずゲットしょ?!って即答!!
今でも買っておけばよかった…と思ってるけど、
始まったばかりの旅の身に“漬け物石”はちくと重い。

だいたいだな〜単純に『パンの町』だって〜♪と、お気楽にやって来たアタシたち。
こないな重量級とは、当時は知らなかったのだ (バカめっ!!)
結局、唐辛子入タラッリと玉ねぎグリッシーニを買って、昼メシに当てる事にした。

1/4だけ買えない?とかなんとか頼んでみなかったのか、今となっては思い出せず、
じゃあ〜何のために行ったのさ?!と、当時の自分にゲンコを振り上げたいけど、
その時の気分気分で仕方ないンだよな〜こ〜ゆ〜のって。ハイ…( ̄o ̄)//

車を停めやすいという理由で、Panificio Vito Elisaに行ったけど、
町内には他にも評判のよい店がある。

Panificio Mauro (Facebook)

また町の西はずれに、古い製粉所を利用した“Museo del Pane”があり、
パン作りの歴史や古い器具などが展示、紹介されているそうだ。
ちょっと珍しいパンの博物館。お時間のある方は是非どうぞ♪





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気を取り直して……

伊国の伝統的なパンの保護や普及に努める協会によると、
現在、15の州の中で、53の市町村が “Città del Pane” に認定されている。
カラブリアではココ、チェルキアーラ・ディ・カラブリアとアルトモンテの2つのみ。
偶然とはいえ、どっちも行ってたんですね〜(//∇//)

ワインと同じで郷土料理にピタリと寄りそう、その地のパン。
無塩な “Pane Toscano” なんて、実にわかりやすい例と言えるだろう。
とにかくコレは絶対!
地の料理とパン、ワインが揃えば、向かうところ敵無しのマスケティアーズ〜三銃士ってこと。

個人的には南部のパンが好きなアテクシですが、
この3つに言い寄られたら、どの州のどの町でも、一瞬で恋に堕ちると思いマス(笑)




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ということで、パンについてはちょっと惜しい、残念な結果になっちゃったけど、
チェルキアーラ・ディ・カラブリア、もぅ1つ別の“お楽しみ”が残ってる。

チヴィタから遠く臨んだ海がどんどん近くなってくるのを横目で眺めながら、
「その場所」へと急ごうではないか。
 





by 21giova | 2019-05-27 23:40 | ├ チェルキアーラ・ディ・カラブリア | Comments(0)

チヴィタ2. クラクラ目眩な “悪魔の橋” を見逃すな!!

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町の入口にあった胸像にこの壁画。
チヴィタに限らず、アルベレッシュの町に必ずあると言ってもいいだろう。
彼の名はスカンデルベグ
アルバニア人にとって神格化されてると言ってもよい英雄だ。

当時、破竹の勢いでバルカン半島を席巻していた最強軍団オスマン帝国に対し、徹底抗戦。
小国アルバニアを25年もの間、独立国家として守った。

城には副将を置き、自らは遊軍を率いオスマントルコ軍をゲリラ作戦で奇襲するなど、
アレキサンダー大王にちなんだ“スカンデル”という名を持ちながら、
大胆不敵に大国に挑んだスカンデルベグは、幸村のような知将でもあったようだ。

彼の死後、結局オスマン帝国に併合されてしまったけど、
アルバニアの歴史を語る上で、無くてはならないヒーロー、スカンデルベグ。
ちなみにチヴィタには Vico Scanderbeg という路地もあります(๑˃̵ᴗ˂̵)و




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さて…町の様子はというと、
なんとなく身体が広い道の方へ流れてしまい、
町の中央から南側だけの散策になってしまった(^^ゞ

しかしこの選択はある意味正解!
なぜならこの道の先に、ドえりゃ〜モノがあったからだ。





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おや、展望台があるよ?!と、足を進めていくと、
大渓谷がグワ〜ンと広がっていてビックリ!!

まるで地面が真っ二つに割れたかのようで、
高所は全く平気なアタシでも思わず立ちくらみがしたほど。
これが全長13キロ、イタリアで最も長いラガネッロ渓谷〜Gole del Raganelloだったのだ。

でね、下のほ〜〜〜に目を凝らすと、ポッチリ橋が架かっているのが見える。
その名もPonte del Diavolo〜 悪魔の橋!!である。

橋まで行くには600段!もの階段を下っていかねばならず、
それ考えただけで萎えちゃって、1段も下りなかったアタシ……( ̄o ̄)

代わりに、果敢に途中まで(それでも1/4も降りてないはず)
トライした友人を激写するだけに留まちゃったけど、
渓谷を下るキャニオニングが、近年人気のアクティビティになっているそうだ。





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遠くから見ても、えっれえ〜所に架かってるな〜!!という橋は、下から見るとご覧の通り。
1度崩落して再建されているそうだが、最初に手がけたのは古代ローマ人(伝)だ。
彼らの優秀さは周知の事実だけど、よくもまぁ〜作ったものだと、感心を通り越して呆れるほど。

実は伊国には “Ponte del Diavolo〜悪魔の橋” と呼ばれる橋が結構ある
素晴らしく美しかったり、ありえない場所に架かってたり、ありえない構造だったり。
つまりは人智を越えた要素を持つために、まるで悪魔が作ったようだと言うワケだ。
かくいうチヴィタの悪魔橋にも、こんな伝説が残っている。

ある時チヴィタの領主が、最初に渡った人間の命と引換に、橋を架けるよう悪魔に依頼。
喜んで引き受けた悪魔はひと晩で橋を築き、翌朝、手ぐすねひいて渡る者を待っていた。
ところが、キツネに化けた男がまんまと橋を渡りきってしまった。
激怒した悪魔は橋を壊そうとしたが、あまりに上手く作ってしまったためビクともせず、
呪いの言葉を吐きながら川底に消えていったという。

う=ん、このシチュエーションだもの。うんうんと納得してしまうよぅな伝説である。
まさに「悪魔が降り立ち、一夜で架けた橋」
下まで行っても行かなくても(‼︎) 一見の価値、あります。





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そんな橋以外にもココからの眺望は素晴らしく、
キラリと光った方向に目をやると…あれって、そう…海だよね?!
ちょうどイタリア半島の土踏まずの部分〜イオニア海がつくる湾が、かすかながら見えるのだ。

後で調べてみると海岸線まで10キロ足らず。
もしかしてアルバニア人たちもそこから上陸し、
こんな山奥に逃げ込んできたのかもしれないね。




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町の中で1番の賑わいをみせるPiazza Municipioに、仲良く並んだFIATのパンダとチンク。
(*赤いパンダの横に、スカンデルベグの胸像がある)
古いイタ車が大好きなアタシ。盛大にニヤけながらスマホを向けていたら、
小さな町にはそぐわない大型バスが乗り付け、観光客がゾロゾロが降りてきた。
ううむ、チヴィタって、密かに人気なようです。

この規模の町としてはB&Bなどの宿泊施設が結構あるので、
1泊して、アルベレッシュの歴史や料理、大自然に触れるのも悪くないだろう。





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「小さな村の物語」の主題歌 L'appuntamento が聞こえてきそうなチヴィタ。
番組的ナレーションを流すなら、、、、、

四方を山に抱かれた小さなこの町で、
遠く祖先の志を受け継ぐ者たちが、静かに暮らしている。

ってところでしょうか…(^^ゞ













by 21giova | 2019-05-09 23:02 | ├ チヴィタ | Comments(0)

チヴィタ1. アルベレッシュの町は、イタリアの中の小さな別世界

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イタリアにおいて“チヴィタ”というと、
チヴィタ・ディ・バーニョレージョを思い浮かべる人が多いかもしれない。
“死にゆく町”としてすっかりメジャーな存在になってしまったけど、
実際素晴らしい所で、訪れた時は大いに感動したものだ。

そして、カラブリアにも“チヴィタ”という町がある。
シンプルにただチヴィタ。しかし特別なチヴィタが。
お馴染み?! I Borghi più Belli d'ItaliaLe Bandiere arancioniにも選ばれているが、
もっと特異な顔がこの町にはある。

冒頭写真の道路標識を見て欲しい。
イタ語の〈Civita〉の横に、見慣れぬ文字〈Çifti〉とある。
これは〈アルバニア語〉なのだ。





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この町では公的な表記の全てに、イタリア語とアルバニア語が併記されている。
それは15世紀当時、地震で廃村のようになっていたこの地に、
オスマン帝国の支配から逃れたアルバニア人が辿り着き、自分たちの町として再建させたからだ。

アルバニアはアドリア海を挟みちょうどプーリアの対岸、
“欧州の火薬庫”と言われる多難なバルカン半島(西部)に位置する。
ギリシャ正教とイスラム教の宗教対立も激しく、多くの難民がイタリア南部に渡ってきた。

時を経て、今ではイタリア人として生活をしているが、
その祖先はアルバニア人で、アルベレッシュ(arbëreshët )というコミュニティーの中で、
言語も含め、祖国の歴史や伝統を守り続けている人たち(地域)もある。

特にカラブリア北部には、中世からの起源を持つアルバニア集落が数多く存在する。
その1つが、ここ、チヴィタなのだ。





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その姿はもちろんフツ〜にイタリアの町の1つである。
人々も町の様子も何ら変わりはない。

がしかし、中世以来、山奥の小さな町で秘やかに護られてきた祖国の歴史は、
現代の本国アルバニアより、ずっと濃密で重いに違いない。

見慣れぬ文字が並ぶ2つの言語表記や、ひょんな拍子に、こんなモノを見つけると、
伊国ではないどこか遠くの町に来たような心持ちになる。

それが最も如実に表れていたのが教会だ。





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実際はカトリックの教会なんだけど、
元来のアルバニア人の信仰〜ギリシャ・ビザンチン典礼に従い作られたそうで、
磔刑像の代わりにイコンが飾られていて仰天してしまった。
こんな合わせ技ってあり〜?!ってね。…あるんです…(笑)

とにかく、こんなの今まで見た事ありませんっ!!





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だから他のカトリック教会では見られない不思議もいっぱいあって、
細部を観察すると、とても楽しく興味深い。

ギリシャ正十字はわかります。でも……

「米(コメ)」と「※」に見えるこの印は一体何なんでしょう?!

1度そう見えたら最後「米屋の前掛け」にしか見えなくなって、
神聖な空間で笑いを堪えるのに、大いに苦労したのであります(^^ゞ




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豪華な金糸の刺繍で、ビザンチン紋様を華やかに取り入れた伝統衣装や、
町とアルバニアの歴史を紹介するMuseo Etnico Arbëreshもあるので、あわせて是非どうぞ♪




by 21giova | 2019-04-01 23:12 | ├ チヴィタ | Comments(0)

カストロヴィッラリ4. 好き?嫌い?カラブリアの最上級リコリス

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1人食事をしていた常連らしき男性が、
我々が食べ終わるのを待っていたかのように、声をかけてきた。
「君たち、日本から来たの?食事はどうだった?」

辛くて美味しかった!と答えると、
「ハハハ!!! じゃあ、digestivo〜食後酒も試してみるといい。ここのは美味しいんだ」
と、オーダーしてくれた。

テンテンテン…と並べられた全5種類。うわ〜!!! こんなにたくさん?!
これってご馳走?! になってイイのかしら。
うん、いいとしよう。アタシたちいちお“乙女”だから(爆)

紫色のスミレ
漆黒のリクイリッツィア
緑色のベルガモット
黄色のオレンジ
無焙煎のコーヒーは透明に…

グラスを弾けば、ド・レ・ミ〜♪と音を奏でそうなくらいキレイな色は、
見てるだけでウットリしちゃうほど(//∇//)

スミレ以外(すまぬ)どれもとても美味しくて、
ちょこちょこ口にしてるうちにすっかり酔っ払ってしまった。
表向きは消化を助けると言われるdigestivo.
しかしその実態は… “もっとアタシを酔わせて♪”な、キケンな飲み物なのだ。かなり。

さて……この備忘録を書く時に改めて調べ、知る新事実があると、
現地で知っていれば〜〜!!!と、口惜しい思いをすることが(多々)ある( ̄o ̄)
今回いろいろ味見したdigestivo の中で、シマッタ〜!! があったので、
アウトプットとして記しておきたいと思う。

それは…リクイリッツィア。またの名を甘草、リコリスという。



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ここではリコリスと呼ぶことにするとして…
イタリア人…いや、多分、欧州人全般が大好きであろうリコリス。
アタシにとっては、嫌いじゃないが好きでもない…というビミョ〜な立場で、
好んで手を出す…ましてや買ってまで口にすることは……ないっ!!(笑)
*こんな記事見つけたよv → 日本でなぜ受けない?欧米の人気菓子

しかし今回口にしたリコリスの食後酒が、とても美味しかったのと、
カラブリア産のソレは世界最高品質といわれているのを知り、興味が沸いて調べてみたのだ。
ちなみにカラブリア産のベルガモットリクイリッツィアは、共にD.O.P.認定品でもある。

まずビックリしたのが原料。これって、やん!や〜ん!!!(≧▽≦)!!!
じゃなくて…この正体はリコリスの「木の根っこ」で、
こっから抽出したエキスを練り固めた物がリコリスになるんだって!! ヒエエ〜!!!!

“甘草”という名の通り、根っこエキスに含まれる甘味成分はショ糖の50倍もあるといい、
豊かなカラブリアの大地で育ったリコリスは特に甘みが濃く、
現地では“根っこごと”売られて、サトウキビのようにかじったりもするそうだ。

また、抗酸化作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用などなど、いろんな効能も併せ持ち、
古くは“あの”ツタンカーメン王の副葬品に、大量のリコリスが供えられていたらしい。
リコリスが世界最古の生薬と言われるのも納得である。

でもって話を戻すと…
その自然な甘味ゆえ、ピュアなリコリス(キャンディー)には砂糖が一切入ってないんだが、
そんな“ホンモノ”を作り続けて290余年。
イタリアでその名を知らぬというのが、カラブリア北東部に居を構える Amarelli だ。

2001年には、家業とリコリスの歴史を辿るMuseoも設立。
場所を確認してみると、まさにその前をシレ〜っと走り過ぎていたという、悲しき新事実。

リコリスが特に好きじゃなくても、こ〜ゆ〜食文化の事には大いに興味があるし、
い〜っぱい商品があるから、新たな“出会い”があったかもしれないと思うと、
口惜しく、後悔しきりである。



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今までアウトオブ眼中だったので気がつかなかったけど(笑)
レトロな缶カンパッケージがカワイイじゃあ〜ないですか♪
BARのレジ付近に、チョコバーやガムなどと一緒に置いてありそう。

左上の赤い“Rossano”が、最もポピュラーな商品(プレーン味)で、
コンフェッティ風にコーティングしたもの、ミントやアニスなど、いろんなフレーバーがある。
うぅむ、それなら口にあいそうだし、独特な風味も慣れればきっとクセになるに違いない。

日本でも、何気にKALDI 成城石井が取り扱ってそうなので?!
カラブリアの事を思い出しながら、今度探してみようと思う。






by 21giova | 2019-03-10 23:05 | ├ カストロヴィッラリ | Comments(0)

カストロヴィッラリ3. 辛くて美味い“ンドゥーヤ”の洗礼を受ける

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お待ちかねの夕食はまずワインを選ぼう!!
これはコンマ0.1秒たりとも迷わない。“地の料理には地のワイン” です。もちろん。
カラブリアの土着品種で知られるガリオッポは飲んだ事があるけど、
これは初めて口にするマリメッコ…じゃなく…“マリオッコ”
*カラブリアのブドウ品種TOP5

カストロヴィッラリが位置するカラブリア北部は、東沿岸部と並ぶワインの産地で、
高い山々に囲まれた寒暖差、トスカーナに似た平均気温、
ピエモンテと同じようなミクロクリマ…と、ワイン作りに最適な条件が揃うんだとか。

日本にも入ってる Tenute Ferrocinto は、ココからわずか数キロ先にあるし、
おすすめされたこのワインは、シェフのGaetanoが持つ畑で作った1本でもある。

吞兵衛なだけで詳しいワケじゃないけど…
なるほど。南のワインに多い果実味溢れる豊満ボディと違い、上品でキレイな酸がある。
それでいて、個性の強いカラブリア料理〜唐辛子をまろっと包み込む度量の広さがある。
まるで窓際の読書を好む良家の子女と、ギンギンエレキをかき鳴らすパンク野郎な彼。
美女と野獣のカップルのよう(笑)

同じ土、同じ空気を吸って育ってるからかな。
地の料理には地のワイン。これって鉄板の掟だけど、フシギだよね。




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メイン(Buonricordo)にあわせてカラブリアらしい料理を…とオーダー。
旬だから…とオススメされた何とかというキノコは(笑)、生でべるのも初めてだけど、
針唐辛子が飾りじゃなく、ちゃんと辛いっ!!
そして…カラブリア料理では欠かせない、真っ赤なンドゥーヤ〜'Nduja

“ンドゥーヤ”とは、豚肉に塩と唐辛子を練り込み発酵させたペースト状のサラミで、
パスタソースやパンに塗ったりするカラブリア的万能調味料のようなモノである。

これがね〜辛かった〜〜〜!!!!
唐辛子単体の単純で尖った辛さじゃなく、もっと濃くてうま味がある。
それがジワ〜っと効いてきて、体温が軽く2℃上がる…って感じ。
辛いのは知ってたけど “ンドゥーヤ” 只者ではないとみた(笑)




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時々、えらごっついボリュームの皿が出てきて真っ青になるけど、
これなら(量的に)大丈夫!と胸をなで下ろしたメイン料理。
もちろん、ンドゥーヤ?! 唐辛子が使われており、ヘルシーなヒレ肉は感動的にやわらかい♪♪

食欲をそそる色のソースはハチミツ入りなので、辛味の質がパスタとは全く違い、
パンよりご飯が進みそうなほど甘辛く、そう……まるでコチュジャンみたいだったの!!!
こぅ〜いっちゃあ〜なんだが、知らずに食せば韓国料理と思ってしまうほど(笑)

アタシにとっては馴染みのある味つけで、とっても美味しかったが、
州や南北地域で、レシピがガラッと変わるイタリアとはいえ、
こんな“味”、未だかつて口にしたことがないからビックリしてしまった。





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Carne “ncantarata” in salsa di miele e peperoncino

わ〜い♪♪ お皿、カワイイ〜♪大当たりっ!!
往々にしてある事なので仕方ないが、現在はBuonricordoに加盟していないようで、
でもその分、希少価値もあるというもの(違!!)

“ncantarata”というナゾの呪文は、
ギリシャ語の「kantaros」に由来するテラコッタの容器のことで、
この中で豚肉を塩漬けしたり調理する伝統的な方法らしい。
ヒレ肉があんなに柔らかかったのは、もしかしてコレで蒸したのかもしれない。

そして、恐らくは母親のレシピを受け継いだAlia兄弟が、
オレンジを隠し味にしたソースを用い、洗練された一品に仕上げた。
だからほら、ちゃんとオレンジが添えてある。うん。

一見シンプルに見えるけど、実は密かに手のこんだひと皿だったのだ。
韓国料理みたい…なんて言って、心底ホントにゴメンなさい!!!

そんな料理のレシピはこちら




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翌日の朝食で再びビックリ!
もしかして…と思ったら、やっぱ唐辛子!(笑)
とことんどこまでも、ジャムまでピッカンテ〜♪♪( ✧Д✧)//

ペコリーノと共に食すと、甘いのに……辛い。
味蕾が混乱するが……クセになりそう(//∇//)

日本でもなかなかお目にかからない品なので(と思う)
カラブリアのお土産にはピッタリじゃないだろうか。
もちろん、アテクシも買って帰りました(๑˃̵ᴗ˂̵)و








by 21giova | 2019-02-05 23:38 | ├ カストロヴィッラリ | Comments(0)

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