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ジェラーチェ3. Città delle 100 chiese〜100の教会の町を歩く

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今日もイイ天気、暑くなりそうだ。

一夜明け、景色は一変。
石畳の町角には花屋がよく似合う。

オレンジ色の街灯に照らされた夜の風情もよかったけど、
お日さまの下で輝く色とりどりの原色を見ると、こぅ〜元気が出るよね。

したらば、今度は朝の町歩きに出かけてみようv




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約50キロに渡る海岸線を見通せる高台に位置するジェラーチェは、S・セヴェリーナと同じように要塞を兼ねた町として発展。現在は4つしか残っていないけど、最盛期には市中にグルリと12個の大門があった。

そのうち現存する “司教の門”と仲良くくっついてるのが、ジェラーチェのドゥオーモ だ。この写真じゃあんまりわかんないけど、奥にず〜〜〜っと広く、 ロマネスク様式の教会としては南イタリア最大規模を誇るほどデカイ。

周囲3キロに満たない小さな町に、なぜにこんな立派な教会があるかというと、要塞都市だった事とカラブリア初の司教区になったことが大きい。それに伴い司教や貴族の館の他に、どんどこ建ち並んだ教会や修道院が一時は100をも超え、“聖なる町” または “100の教会の町” と呼ばれるようになった。




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こぅ〜してカラブリア東部で最も重要かつ繁栄した町となったジェラーチェだが、カラブリア南部を襲った大地震やその他モロモロの要因を受け、いつしかお決まりのように下降線を辿っていく。しかし、年代も様式も異なるさまざまな教会が点在していること(現在は100もないけどね)、保存状態のよい中世の町並みが人々を惹きつけ、I borghi più belli d'ItaliaLe Bandiere arancioni に選ばれている。

標識と十字架に気付かなければ、そのうち屋根がお花畑になるんじゃないかと思った建物が実は15世紀の教会だったり(!!) 見る人が見ればたまらない情景が広がっているのだ。古い情報だけど2015年に実施されたイタリアの最も美しい村BEST20 では、ジェーラチェは見事7位!に選出されていマスv





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とはいうものの、当時はそんなスゲ〜所とはつゆ知らず……(^^ゞ

あ〜今日は人が歩いてる♪と、
ジャケットにハンチングなダンディ爺さまの後姿にウットリしたり……





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ほらほら、ワンコがいるよ!! え?どこに?

・・・・・・・!!!・・・・・・・

おめぇ〜はカメレオン犬か〜いっ!! というひと幕に笑ったり、





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薄皮饅頭の皮のようなこの壁は一体???
そいでもってなぜに丸窓???

と、ジェラーチェを訪れる人のお目当てであろう教会巡りが、片手…いや、両手落ちだったのは否めないが( ̄o ̄) この教会には心打たれました。





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Piazza Tre Chiese という名の通り、3つの教会が並ぶ広場の中央。両側を立派な教会に挟まれ、ポッチリ建っている Chiesetta di San Giovannelloだ。ChiesaではなくChiesetta。小さな小さな教会である。あまりにチビッコなので、失礼ながら何かの倉庫跡かと思ってしまったほど。

大きさは多分カットーリカとほぼ同じ。すてきデコレーションに目を奪われ錯覚しちゃうが、カットリーカもたいへんキュートなサイズなのである。そして、建立時期も同じ10世紀。元はギリシャ正教会ってのも同じだ。

しかし、決定的に違う。違うのよ〜!!!
なんでしょ、この素朴さ。壮麗なカットーリカは畏敬の目で眺めたけど、こちらはキュッと抱きしめたくなるほど愛おしい。





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実は昨晩の夜散歩で出会っており、もう1度拝みたくて再度足を運んでみたのだ。
何もかもさらけだす陽光の下ではどことなく気恥ずかしそうで、偶然出くわした「夜の顔」の方が俄然雰囲気がよかった。

縦タテ、横ヨコ、丸窓アーチ。
闇の中に佇むシンプル極まりない姿は、静謐な石庭のようにステキだったからだ。

ジェラーチェには他にも見るべき教会がたくさんあるだろう。でも、このチビッコに出会えただけでアタシは満足。遠く異国の小さな町で、1つでもお気に入りに出会えたら、それはそれでとっても幸せな事だと思うから。





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町の東側を守る太陽の門〜Porta del sole.
お日さま正面。海も正面。どっちもキラキラ、ギラギラ。
光の中にダイヴするように狭い門の間をよっこらせ〜と通って、ジェラーチェを後に次の町へ向かいます。

174.png Informazioni
Città di Gerace  観光情報
Il Borgo Incantato 毎夏ジェラーチェで開催される国際的なストリートアート祭





by 21giova | 2020-03-20 23:27 | ├ ジェラーチェ | Comments(0)

ジェラーチェ2. あったか料理と静かな夜

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ワインと惣菜を買い込んでステキ@小テラスで食事をするのも魅力的。
でも…町歩きも兼ねて外に食べにいく事にした。

ジェラーチェは小さな町だ。どこにしようかと迷うほど店がない。ってか、ない。
住民の憩いの場であろうTocco広場にさえBARが1軒あるだけでちょっと心配しちゃったが、ほどなく感じのよさげな店を発見した。

“Il Brillo Parlante”って、酔っ払っておしゃべりしようぜ!ってな意味だろうか。
いいじゃないか、いいじゃないか!! (井之頭五郎風に…笑)




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席に着くとメニューを吟味する間もなく、今日のオススメは…と、少年のような店員がペランペランと説明しだした。が…早口なうえに訛り?も入って何言ってんだかわかんない( ̄o ̄)

でも…無愛想ながら棒立ちで一生懸命伝えようとする姿が好ましくて、オウケイオウケイ!じゃあ〜君のオススメでよいよ、任せるよ♪って。これは母性本能がくすぐられたせい。多分…(おいおい!!)





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運ばれてきたのは、そうそう、こ〜ゆ〜のが食べたかったのよ♪な、ナイスなお皿たち。いろいろちゃんとピッカンテで、ワインもスルスルすすむ君(//∇//)

ともすれば家庭料理の延長のような素朴さだったけど、1日の〆は肩肘張らないこんな料理がイイ。基本アタシは、リネンのクロスに気を使うより、コットンクロスにワインの染みをつけれる店の方が好きなのだ。それはつまり…毎日通いたくなる家庭的な味と店、なんだよね。

食後のカッフェを飲む頃には、笑顔も浮かべてた彼。
気持良く酔えてお腹もいっぱいになったよ、ありがとう、ご馳走さま!!!





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気持のよい夜だから、プラプラ歩きながらお宿に戻ろう。

まだ?! 10時過ぎ。初夏のイタリアなら、宵の口と言っていいだろう。
なのに…犬を散歩させる人も、ふいに目の前を横切る猫もいない。
皿を重ねる音も、漏れ聞こえそうなTVの音も聞こえない。

まるで町全体が息をひそめてアタシたちを見ているかのよう。





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むしろ東洋人に出くわしたジモティの方がビックリするだろうという人っ子ひとりいない通りは、大きな街なら歩けない、歩かないところだが、ポツポツと続く街灯が、心配ないよと頭上を照らしてくれる。

ぶっちゃけ迷いかけてたけど(!!) ほぅら、広場に出た♪





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マリアさま こんばんは!
とっても静かな夜ですね。

ええ、はい。帰り道、わかります、多分。
ええ、はい。明日また来ますね。

おやすみなさい 夜のジェラーチェ。





by 21giova | 2020-02-09 23:20 | ├ ジェラーチェ | Comments(0)

スティーロ2. ブラブラ旧市街を歩いてみる

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カットリーカも見たことだし、ちょいと町を歩いてみましょう。

お天道サマがてっぺんまで登り、昼食をたっぷり詰め込んだ胃袋と脳ミソが、満足げに瞼を閉じようとする、町がいちばんまどろむ午後過ぎ。昼食前にも仲良くだべってたのに違いないオヤジたちが、食後もやっぱりワラワラ集まってる(笑) たとえ誰かがコックリ船を漕いでいても、おしゃべりとカードを繰る手は止まらないのだ。

でもって、そ〜ゆ〜とこを隠し撮りするイケナイアタシなのであった(^^ゞ





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あんな場所に建っているカットーリカが今も現存しているのはイッツァミラコ〜!!と前述したが、それは1783年1908年に大地震があったから。特に1783年の被害は甚大で、20近くあった町の教会のほとんどが倒壊してしまった。

この Duomo di Stilo も地震後に再建されたものの、2度目の大地震に襲われた時、これは体裁を繕っているバヤイではない!と、11世紀に起源を持つ町で1番歴史がある教会を護るために、優雅な入口だけを残して全体をすっぽり壁で覆ってしまった。この写真じゃあ〜よくわかんないけど “塗り込められた” 箱状になっていて、ある意味必見なんです。




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もぅ1つ“必見” ⁈なのがコレ。
入口横に生えてたコレ。
無言で2度見してしまったコレ。
“足” ですね〜コレ
なんですのぉお〜〜コレ?!

近くにいた小さな女の子に「コレなぁに?」と聞いてみると、脱兎の如く逃げられ、普段は子どもウケのよいアテクシ、3ミクロンほど傷ついたけど(笑) 信者が破壊した異教の神の残りモノ。または異教に勝利した象徴物…など、諸説あるようだ。

それでも世の中、気になる人はいるようで、残された唯一の手が掛かり〜履き物に注目した人がいた(笑) 古代ギリシャの時代から、身分や用途によって数種類の履き物があったが、こちらは丈夫で長距離の移動に適した男女兼用のkrepidoi というサンダルの一種らしい。だから、踝から上がどんな人物であれ“杖と振り分け荷物”持った旅人スタイルだったかもしれない。

もし“真実”を知りたなら、BARに集う長老を捕まえて話を聞くといい。真偽はどうであれ、必ずやオモロイハナシを聞かせてくれることだろう。





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おぉ〜っと!!! ココでもオールドチンク発見(//∇//)
今でも動くの?ノンノン、そんなこたぁ〜ど〜でもイイ。出会えただけで目ン玉ハート♪
南部での遭遇率は北より遙かに高い気がします。

で、多分地震のせいだと思うけど、城門(Porta Reale) が崩れ落ちちゃってる。これはコレで絵になる風景だが、他の通りの城門は修復再現されているので、ココもそのうち手が入ることだろう。なんといっても16世紀の遺跡なのだから。




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同じ通りを下っていくと、アラブとビザンチンの同盟を意味した2匹のイルカの噴水があり、狭い道から視界が広がってきたな〜と思うと、正面にS・フランチェスコ教会が見えてくる。

ここにはスティーロが生んだルネサンス時代の代表的な哲学者トマソ・カンパネッラの像がある。難しそうで読む気にもならないけど(笑) 代表的な著作『太陽の都』は岩波文庫から出版されているので(さすが岩波!!(違)、興味のある方は…どうぞ(^^ゞ




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度重なる震災にもめげず、カットリーカに近い山裾に居を構え続けた先人たち。そこは今、迷路のように小径が延びる旧市街になっている。

そ〜ゆ〜所を気ままに歩くのが大好きで、町の西側まで行けなかったんだけど、ま、それもイイんじゃない?! チンクだけじゃない、絵になる光景もいっぱい転がってるし…ね。






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最後に…背後に迫るコンソリーノ山の麓を囲むように、スティーロを含め3つの町が点在している。そのうち山を挟んで北にあるBivongi〜ビヴォンジは、かな〜り感じが良い町だ。昨今注目されている散在型宿泊施設〜アルベルゴ・ ディフーゾ(Albergo Diffuso)も取り入れているので1泊するのもよいと思うし、スティーロとセットで訪れてもイイと思う。くぅ〜!知ってたら泊まってたのになぁ〜。 ←例によって後で知ったのである(>_<)//







by 21giova | 2019-12-10 23:44 | ├ スティーロ | Comments(0)

スティーロ1. 世界遺産候補?! カラブリアが誇る美しきカットーリカ

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海上に浮かぶ城から一転。
ちょいと山側に登ってやってきたのは“イタリアの最も美しい村” Stilo〜スティーロ

山といっても海から数キロほど。上へ上へとあがるにつれ水平線が顔を出し、よそ見運転するのに忙しい(笑)




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ドライブの途中でよく見かける、通りかかるような町は、人口3千人ほど。それでも我々のようなビジターが絶えず足を止め、訪れるのは、単に “美しい村”だから…だけではない。

破壊と略奪をよしとする侵略者でさえ、その佇まいに魅了され手をかけなかったという、奇跡のように美しい教会〜 Cattolica〜カットーリカ があるからだ。





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車を停め、テクテク歩いていくと……
うぅうむ!!!いやはや、これはね〜、こんなの見たことないわ〜(//∇//)

どこか拙いのに温かみを持つ煉瓦積み。幾何学風の意匠は明らかに東の風を運んでおり、ラヴェンナのソレを思い出したほど。5本並ぶ特徴的なドームの下に9つの正方形部屋が並ぶギリシャ十字形のプランは、すなわち、典型的な(中期)ビザンチン様式になっている。

サンタ・セヴェリーナにも年期の入った“ビザンチン様式”が幾つかあったが、カットーリカは、文句のつけようがないほど完璧なスタイルだ。10世紀建立という歴史も含め、たいへん貴重な宗教遺跡として、2015年のミラノEXPOでは州を代表する教会として紹介。今や世界遺産候補にもなっている。もし実現すればカラブリア州初の、そして待望の世界遺産となることだろう。

アタシたちが行った時は内部は撮影禁止だったのでwikiの写真をお借りして





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残念ながら写ってないけど、中央を支える大理石の支柱が4本建っていて、1本は逆さまコリント式が(本来は意匠がある方が上なのに下になっている!)、もぅ1本はドーリア式の柱が使われている。

当初はイスラムの礼拝堂として使われていたこと。どこぞのローマ遺跡からかっぱらってきたことから(!!) 様式なんぞ気にしなかったのかもしれない。それか、シマッタ!間違えたとか…ね(笑) なんにせよ、かなり珍しい事だと思う。

オマケにこんな言い伝えもあるという。
男手数人は必要な柱を、1人1本。4人の若い村娘が、道中、歌い踊りながら運んできたという。伝説は、ロマンとファンタジーがとことんあった方がいい。逆さま柱と共に、想像しながら見るとオモシロイかもしれない(๑˃̵ᴗ˂̵)و





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内部にはところどころに色鮮やかなフレスコ画が遺っている。これが創建当時のように、全ての面が壁画と装飾で覆われていたら、決して広くないこの空間で、息苦しいまでの“美圧”を受けるだろう。朽ち方と遺り方がアタシ的にはちょうどよくって、敬虔でありながら、安心して身を任せられる心地よい雰囲気を醸し出している。

調査によると、イスラムの礼拝堂からキリスト教会へと移っていく際に、4回ほど描き直されているそうだ。それでも“ハコ”には手を加えなかった先人たちの良識に、感謝と合掌を贈りたい。





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でもって、ディテール好きにもたまらないつくり♪♪なのよね〜。
一見、それほど難しい事はしてない(ように見える)のに、組み方1つでこれだけ顔が変わる。もし煉瓦づくりの家を建てるなら参考にしたいくらいである(笑)

特に屋根!こんなクッキーあったよね?!と思うのはアタシだけ?
美味しそうな色(!!) といい、ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家みたい(//∇//)





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実際、それはそれはキューとなサイズなのです。
しかもこ〜〜〜んな所に建ってるの!! (写真:Wikiより)

訪れた時は町外れにあるんだな〜くらいしか認識できなかったので、こんな写真見ると改めてビックリする。正面からしか入れない、見れないワケがわかったわ。

今も昔も地震が多い南イタリアの、ましてこんな場所に現存しているのは、厚さ70cmの鎧(壁)をまとっている、実は細マッチョだからかもしれないが、やっぱミラクルよね〜と、しみじみ思ってしまうのであった(>_<)//

Cattolica di Stilo
入場料:4€
4〜9月 9〜20時 10〜3月 10〜18時 最終入場は15分前まで
伊語・英語の音声ガイドあり( 3€ )



by 21giova | 2019-11-21 23:01 | ├ スティーロ | Comments(0)

レ・カステッラ 青き海に浮かぶ美しき城

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次の町に行く前にちっくら寄り道。サンタ・セヴェリーナから南下した Le Castellaという海岸線の町に、なんとも幻想的なお城〜Castello aragonese le castella があり、ひと目見た瞬間、行く行く行く〜〜!! と、恋に落ちゃったからだ。

前の投稿で、カラブリアの沿岸沿いには数え切れないほど城や要塞があったと書いたが、この城もその名の通り、アラゴン人が防衛のために築いたもの。こんな突端にあったら、さぞかし矢面に立たされだろうと思うが、それは遠い昔の話。

平和な今、その特異なシチュエーションゆえ、オヤジ度MAXなアテクシでさえ身をよじって悶えるほど美しい〜(//∇//) 青い海に浮かぶお姿は、イタリア屈指の“美城”と言っても過言ではあるまい。




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でね、決めてたんデス。ここでカラブリア初泳ぎをしよ〜と。
さらには、iPhoneに高価な防滴カバーをつけたからには海中撮影もしたかったのでアル(^^ゞ

ちゃんと泳げるアテクシですが、ぷぅぷぅ浮き輪を膨らませ、ザブンとプカプカ〜♪
海から見るとまんまインフィニティキャッスル。伊国のいろんな海に入ってきたけど、こんな贅沢な眺め、初めてデス♪

で、iPhoneは…というと、海中ではボタン押されへんや=ん!!と、アホな事に気が付き、プカプカ撮りだけして早々に断念。だって「肉眼」で見るこの景色の方が断然キレイなので、iPhone にうつつを抜かしてるなんて勿体ない!

海もたいへんキレイで、足元にピヨピヨ泳ぐ小魚がハッキリ見えるほど。
それもそのはず。この一帯はイタリア最大級の海洋保護区〜Area Marina Protetta Capo Rizzuto に指定されているからだ。

普通、こ〜ゆ〜場所は立ち入りが厳しく制限されているが、約40kmに渡る海岸線の中でガイドの引率が必要不可欠なエリアはごく限られており、残りは自由に出入りできるという、規制がゆるい希有な?!保護区になっている。だからこ〜して入れるワケで、オンシーズンともなるとパラソルの花が咲き乱れるほど(笑)




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と、お城と共に初泳ぎを楽しんだのだが………
まだ午前中で海が温まってなかったようで、美しい景色ほど水温はやさしくなく、実は唇青いよ?なサブイボ泳ぎであった(ガキんちょか〜いっ!!!)

そ〜ゆ〜時はコレっ!!!!
昨日、タンクからペットボトル(!!)に入れてもらった赤い液体の出番デス。
水温と反対に、毛布みたいにあったかい砂浜に座って飲む。これもまた至福なり。

アントニオもまさかこんな所で飲んでいようとは思わないだろ〜が(笑)
ありがとう〜〜リブランディ〜!!!




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お城とタツノオトシゴのロゴがカワイイ♪♪


海岸線の町はどこも小さく素朴で、キャンピング場や長期滞在用のレジデンスなどが点在。それでも数はそう多くない。例えば外国人も入り乱れて良くも悪くも大賑わいなトロペーアに比べると、ず〜っとのんびりできるだろうと思うと、実はとっても穴場エリアじゃないかと思った。たとえ喰っちゃ寝して海で過ごす、行動範囲500m以内な毎日になったとしても…だ(笑)

だからといってアクティビティがないワケじゃなく、オンシーズンには海底が見えるグラスボートが出たり、ガイドと一緒に潜れば、城の近くに沈んでいるという難破船の残骸やマリア像なども見れるらしい。きゃ〜!それってかな〜りステキ♪♪

…というのは後付けで知った事で、 この時はまだシーズンインしてなかったんだけど、お宿の資料でたまたま知って、それでも来てヨカッタ〜♪♪




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こっから別のオマケ話として……

実は城まで行く時、あんま道がわからんけど、こんな1本道やけど、ホンマにお城に辿りつくんかいな?と、結構アドベンチャーだった。

最近ようやくwifiをレンタルし、Googleマップをカーナビとして使うようになったけど、レンタカーで伊国を回り始めた2002年以来ず〜っと、この時も、地図といえばズバリ紙の地図を意味し、ミシュランのイタリア全土を網羅したロードマップが良き相棒だったからだ。

しかしこの地図、縮尺が小さいので、ローカルな地域のローカルな道を辿るのが難しい。しかもそ〜ゆ〜場所ばっか好んで行くから始末が悪い(笑) それでも道路標識を信じれば(!!)、大抵行きつくのだが、経験上、迷ってエライ事になるのがイヤなので、アタシはいつも自前の紙地図も用意する。

Googleマップ上で調べた小さな町への入り方や駐車できる場所、目当ての店などをメモと共にプリントアウトしていくのだ(意外に用意周到派(笑) これはGoogleマップなカーナビと併用してでも、今でも必ず用意する。特に最近読んだ記事に、うんうんと頷いてしまったので、城までの“これで大丈夫かロード”事件(!!)を思いだしたのだ。その記事はコチラ↓


GOD!!!ってくらい便利なツールだけど、Googleマップに頼りすぎるのも問題ってこと。ルート検索だって結構トンチンカンな時があるし、万が一、wifiやスマホが使えなくなったらど〜すんのさ?そんな時、大いに役に立つ紙の地図。それはまるで、出来は良いけど奔放な息子を見守る母のような存在。だからね、必要なんです。大事なんです。…と、思ってマス。

但し…この時のように突発的に行き先を変えると少々困る上に、エラソに言ってるわりにはだいたいアテクシ、あんまし地図が読めない人間なのだ(爆) だから「母」と共に助手席も大事なんだよなぁ〜(笑)







最後にもぅ1度、お城を思い出してもらうために貼っておこう♪♪





by 21giova | 2019-10-28 23:23 | ├ レ・カステッラ | Comments(0)

サンタ・セヴェリーナ3. 先ずは城に登ってパノラマ大地を感じるべし

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ではでは、サンタ・セヴェリーナを歩いてみよう。

町の起源は古く、2500年前から居住が始まったとされており、ココで毎回登場するお馴染みの I Borghi Più Belli D'Italia にも選ばれている。そんな町の「顔」は、4つの丸い塔を持つCastello di Santa Severina だ。別名カラファ城とも呼ばれるのは、金と軍事力を使って城を手に入れ、専制政治で良くも悪くも町を発展させた Andrea Carafa にちなんでいる。

それはともかく…1994年に大がかりな修復改装工事が入ったとはいえ、南イタリアで最も保存状態のよい城の1つとして知られている。




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もともと軍事的な要塞として作られたので一見無骨な作りだけど、城壁が段々ギザギザになってる所やリンゴ型?!になっているとこなど、密かに造形が凝ってるところがイイ(//∇//)

内部もキレイに整えられており、現在は考古学博物館や武器&衣装博物館などになっている。





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ネジや滑車みたいのもあるしサソリもいるよ〜!と、物珍しくて思わず撮ってしまったのは、スコーピオンならぬスカルコ家(Sculco)の紋章 (さぁ〜どこにサソリがいるか探してみよう!!(笑) カラファ家の後、城を継いだスカルコ家は、ナポリの名家だったが後継者に恵まれず、最後は城を競売にかけて手放した。

18世紀当時、既に要塞としての役目を終えていた城を購入したのがグルッサー(Grutther)公爵家。画家を呼んで天井画を描かせ、エレガントなサロンを作るなど、貴族の邸宅として城内を改装。それが現在、博物館になっているんだが、もしかしてもしかすると、城壁をリンゴ型にしたり、小さくもオサレなイタリア式庭園を作ったのも、洒落者な公爵だったのかもしれない(by 妄想)




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最上部の平面地にいると、さほど広いとは思わない。しかし、斜面に沿うよう幾重もの城壁が連なっており、外から見ると岩でできたビルディングのよう。ほぼ360度見渡せる絶好のロケーションも、なるほど築城にはもってこいだ。そしてカラブリアには、一時このような城や要塞が100以上あったという。

思うにそれは、カラブリアがイタリア本島とつながってる北を除き、全て海に面していたからじゃないだろうか。三方「海=侵入者」に囲まれ、まんま裸ん坊状態。そのため、他民族の侵攻・侵略が日常茶飯事で、アホほど要塞を作る必要があったのだ(と思う)



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城内にあるカアブリア歴史展示ゾーンでこんな地図を発見してビックリしちゃった。ご近所と糸電話で通信できるんじゃね?ってくらい、要塞や城が建ち並んでいる。

ってことは、今も遺っているかは別として、カアブリアには城が多いはず。お城も嫌いじゃないアタシ。イイ具合に朽ちてるのなんて大好物なので、寄り道調べしてたらこんなサイトを発掘!その名もズバリ i Castelli.it (≧▽≦)//

こらぁ〜イイわ。これから大いに参考にしたい(//∇//) でね、イタリア全体で見てみると、小さなTorreも含め圧倒的にシチリアが多い。これも歴史と周辺地理が影響してるんだと思う。そのすぐ対岸に位置するワケだから、カラブリアも大変だったのだ。うむ。




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と、中も外も見応えがあったお城は、昨日、車窓から見た通り、気持イイくらい周囲に何もない。ホントにココだけ「町」なのだ。それがなんかとっても不思議。

サンタ・セヴェリーナのビザンチンの宝石と言われる Chiesa di Santa Filomena o Pozzoleo のかわいらしい鐘楼越しに、遠くイオニア海が見える眺望も眼福に値する。城内見学をパスしてでも、この町に来たら先ずココに立ってみるべきである。





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さて…お城見学の後に市中に降りてみると、何やら人々が動き回っており、70年代の映画に出てきそうなレトロな遊具が設置されていた。聞いてみると、今日6月13日は聖アントニオの祝祭日なんだそうだ。

“パドヴァの聖アントニオ”としても有名なので、かろうじて知っていてヨカッタ〜。ココでヘッ、それ誰?となると冷たい目で見られる…事もあるし、反対に知っていると株が上がる…事もある(笑) 無理して覚える必要は全くないが、主要な聖人や町の守護聖人を知っておくと役立つ時があるかも!…しれません(^^)

でも…聖アントニオって、イタリア人ではなく、ポルトガル人なんだよね。本国では2日に渡りそれはそれは盛大な祭りが開かれる。しかしサンタ・セヴェリーナのそれは、町の規模にあわせてか、のんびり感ハンパない。それがまたイイのである。





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祭り前の間隙を縫って「ペッコリ〜〜ノにプッロシュウゥウ〜〜ト!!」と、大音声なアナウンスを流して商売に励む、その名も“Frigo VAN” こ〜ゆ〜冷蔵販売車は、山頂の町では重宝されるだろう。アタシも覗きたかったのだが、漏れ聞こえる会話に不穏な空気が漂っていたのでコソッと盗撮して(違!!) スルー(笑)

そんな2人の背後に見えるのが町の守護聖人アナスタシアを祀る大聖堂〜Concattedrale di Sant'Anastasiaだ。こちらの洗礼堂( Battistero )も10世紀のビザンチン様式な大変古いもの。2層ドームの中に8本の柱が並ぶ、厳粛な空間になっている。

また大聖堂の前の楕円形の広場〜 Piazza Campo は、コンパスローズウインドローズに基づいて作られており、占星術や錬金術のシンボルも記されているカッコいい広場だ。 これは城壁から見るとイイですよ♪




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後半、ガイド本みたいな説明ばっかになっちゃったけど…(^^ゞ
お城や教会巡りなど歴史に触れるモノも多く、プラプラ町歩きしてもステキな風景に出会える。とても感じのよい町だったサンタ・セヴェリーナ。

祝祭日のミサが終わり、椅子の主人たちが定位置に戻る頃には、町も祭りらしく賑わっていることだろう。




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Bye Bye サンタ・セヴェリーナ。
今度は反対側。違う角度から。

どこから見ても、ステキすぎ(//∇//)
その姿、その名前、忘れないから。




by 21giova | 2019-10-09 23:19 | ├ サンタ・セヴェリーナ | Comments(0)

チロ・マリーナ  カラブリアワインの雄 リブランディへ

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今ではネットでも店頭でもちょっと探せばすぐ見つかるが、ひと昔前までは、日本で入手できるカラブリアのワインってホント少なかった。そんな当時から、カラブリアワインの代表格として、また、気軽に手が出るラインも揃えた Librandi〜リブランディにはお世話になったものである。だからね、行ってみようじゃないですか。

近くにはカラブリア最古のワイナリー、Ippolito〜イッポーリトもあり迷ったけど、2つ行くには時間が足りない。なにより、アタシにとってのカラブリアワインは、やっぱ、リブランディだったので(^^ゞ




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要予約のワイナリー見学者はキレイなサロンに通されるようだけど、飛び込みなアタシたち。ワケもわからず、なにやら古い家屋の方に入り込んだみたい。

でもそれがヨカッタ!! なぜって、ジモティがポリタンク抱えて入れにくるであろうタンクが並んでいたからだ(違!!) えっ、えっ、ボトリングできるの?って大喜びしちゃった(大違!!)

おずおずとペットボトルを差し出すと、笑いながら「試飲してごらんよ」とは、珍客相手に気持よく対応してくれたアントニオ。ボトルな銘柄ワインに比べるとクオリティは劣るけど、そこはリブランディ。赤、白、うう〜〜ん、どっちにしよう。ってか、こ〜ゆ〜システム、ホント、羨ましいデス(TOT)//





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ここでティスティングしたり食事する時もあるんだよって、隣の部屋も案内してくれて、ロゴにも入ってるBandiera(旗)の意味は、太陽に月、海と山。この地の自然の恵みを現している事なども熱っぽく教えてくれた。

だいたい風呂上がり…もとい、温泉あがりのアタシたち。ほんのり、しっかり硫黄臭を漂わせていたので、ピカピカサロンに入ったら縮こまっていただろう。その点、TシャツGパンなアントニオは大丈夫!…と言ったら失礼だが、ホント、こっちに来てよかったと思った。





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カラブリアで初めてTre Bicchieri を受賞したワイン、Gravello〜グラヴェッロ
以来、著名なワイン賞の常連であり、リブランディの揺るぎないフラッグシップであると共に、カラブリアワインのポテンシャルを世に知らしめた、カラブリアを代表する“赤”と言えよう。

世に出た当時は、スーパータスカンにちなみ、スーパーカラブリアと呼ばれたグラヴェッロ。飲んだ事あるけど、本家で買わずになんとする!であります(๑•̀ㅂ•́)و✧

そうそうアントニオ、あのね…日本の漫画で紹介されてから(13巻 124話に登場) リブランディとグラヴェッロの知名度がグッと上がったんだよ。そう教えてあげると、とっても喜んでました。





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チロ(マリーナ)がカラブリアの中でも最大のブドウ産地となったのは、世界最古品種と言われるガリオッポを持ち込んだ古代ギリシャ人が “エノトリア・テレス〜ワインの大地”と賞賛したほどブドウづくりに適していたから。

彼らがこの地で作ったワインはオリンピック勝者へ贈られるほど美味で、その故事にちなみ、1968年のメキシコ大会の際にはオフィシャルワインとして供されたほどである。
*東京2020の公式ワインはアサヒのサントネージュらしい。

たとえばトスカーナ。たとえばAntinoriと比べると、知名度、遙かに劣るだろう。がしかし、赤、白、ロゼと、品質もCPも抜群なワインを生み出すこの地では、近年、外部からの投資や生産者の世代交代などで新しい風も吹き始めている。ド素人が言うのもおこがましいが、そんなカラブリアのワイン、どんどん飲んでみるべし!なのでありマス (๑•̀ㅂ•́)و✧




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結局、ワインにオリーブオイル、ガチャガチャと壜モノをたくさん買い込んでしまい、アントニオが箱に入れてまとめてくれたほど(笑)えぇっと〜。これって最終的にSケースに入るのかな?!…は、最後の晩に神に祈るとしよう…( ̄o ̄)

再び車に乗り込んで走り出すと、青い空と黄褐色な大地を従え燦然と並ぶブドウ畑が、さっきまで手に取っていたラベル(Etichetta)とまんま同じで、思わず見とれてしまった。

デザインに惹かれてついついジャケ買い…って、結構あるある事件だと思うが、ワインの顔ともいえるラベルは、どの作り手も深い意味や思いを込めている。リブランディにとってチロの大地がワインそのものなんだね。

なんてシンプル。なんてストレート。ちょっとウルウルしながら、これからこのボトルを、ラベルを目にする度、あの時車窓から目にした風景を、頬をなでた風さえも思い出すんだろうな〜って言ったら、カッコつけすぎかな?(^^ゞ





by 21giova | 2019-08-04 23:31 | ├ チロ・マリーナ | Comments(0)

チェルキアーラ・ディ・カラブリア2. なんと温泉がありました!!

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「お目当ての場所」とは……
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ブラバ〜!! チェルキアーラ・ディ・カラブリア!!

その名もニンフの洞窟〜 Grotta delle Ninfe
悪魔の次はニンフって、いろいろ忙しいわ!! ってのはともかく、国内国外問わず、行く先に温泉があるかどうか必ず調べるアテクシ。大発見に大喜び(//∇//)

“Terme”とあっても単なる地名だったりする事も少なくないので、コムーネのHP見て確認してみてよかった♪♪手間でなければ、市や町、州の観光サイトを覗いてみると、思わぬ情報がゲットできるのでオススメです。




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オンシーズンにはちょっと早いこの時期。
重機が入って工事をしてるわ、BARらしき店は閉まってるわ、客は…というと、だぁ〜れもおらず、ホントに入っていいの?な状態だったけど、チケット窓口はちゃっかり開いていた(笑)

このために水着を予め着込んで気合い十分だったので、見るだけ見て入れなかったら大泣きだった。フリーで入れる野渓温泉をヨシ!とする我々ではあるが、とにかく入れてひと安心である。

プールですが、中身は温泉です。
温度はちょっと低め。真夏ならちょうどイイ水温だと思う。

こんなでっかいハコを満たすだけの湯量が本当にあるかどうかはハッキリ言って謎だが(笑) ほのかながら硫黄臭が後々までしっかり身体に残ったので、たとえ薄くても(!!) “温泉”であることは間違いないだろう。なにより、こんな大きなプールを「2人占め」してるなんて、居心地が悪いくらい贅沢(//∇//)





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これは予想外!! なんと“ゾンビ変身ゾーン”もある!!

ご丁寧な事にファンゴが入ったBOXがあって、
いつも手順〜塗って、乾かして、落とすと、ほらほら、お肌ツルッツル〜に♪♪

ファンゴエリアは別に設けられており、泥落としなシャワー通路(↓)を通らないとプールエリアに入れない、伊国にしては(!!) なかなか賢い作りになっている。





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実は密かに温泉がたくさんある伊国。

但し、美容や療養を兼ねたキレイめ施設がほとんどで、そ〜ゆ〜所は敷居が高いし、お呼びじゃない。日本のように、ただシンプルに温泉だけに浸かりたいアタシにとって、気軽に温泉が楽しめたコチラは最適最高条件だった。来れてヨカッタよかった♪♪うん。




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その名の通り、洞窟がある Grotta delle Ninfe.
昔はこのようなステキシチュエーションで入れたのだが、今は、安全面の理由から立ち入り禁止になっている。

その事実が明確に発信されていなかったようで、Tripadvisorでは、洞窟に入れなくてプンプン!! と、見当違いな口コミもある(笑) そら、アタシだって入れるなら入ってみたいが、さっき買ったグリッシーニをプールサイドでかじりながら、マタ〜リ過ごせただけで大満足v そうそう、レストランにBARもあるけど、飲み物や軽食は持参するのが絶対イイと思う。

入場料は€6。オープンは5月から9月末まで。
もしかして現在はあるかもしれないが、当時見た限り、ロッカー・更衣室などなかったのでそのつもりで。混雑時には貴重品に注意。

【オマケ】
カラブリアの温泉を調べた中で、ビーチにも近く、ココなら泊まって温泉入ってもいいな〜と思った所があったので記しておきマスv

Terme Luigiane Acquappesa (CS) 
温泉プールのみなら1回 €15 (8月は €18)
周辺には松竹梅ランクなホテルが揃っており、宿泊者はプール利用が半額。






by 21giova | 2019-07-15 23:10 | ├ チェルキアーラ・ディ・カラブリア | Comments(0)

チェルキアーラ・ディ・カラブリア1. アルトモンテと並ぶパンの町

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今度の標識にアルバニア語表記はありません。
でも… “Città del Pane 〜パンの町 ” ココに注目〜っ!!

イタリア全土のパンの中で唯一D.O.P.に認定されているパンの町、
アルタムーラにも行ったくらいだ (その時のパンの話 その1. その2. )

パンの町だなんて、こら見逃せないわ♪と、
チヴィタから下って、またグルグル山道登って〜と、
チェルキアーラ・ディ・カラブリアという町にやって来ました。




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チヴィタと同じように山や渓谷を抱く町は、とても感じがよかったんだけど、
13時になろうというこの時、昼休みで閉まると困るので、兎にも角にも店に急ぐ。

向かう先は、町の北外れにある “Panificio Vito Elisa”

これでも精一杯急ぎました。
な、なのに……





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OMG!!!!! 人はいないし、ショーケースはスッカラカン。
お昼にしようと、そらもぅ〜楽しみにしてたフォカッチャすらナイナイナッシング(T_T)
あまりの呆然顔に、呼びかけてようやく出て来た店員さんが、
んじゃあ〜コレは?と、奥から巨大な塊を持ってきた。

ワハハ!!! そうそう!! アルタムーラのパンもこんなだったわ!と膝を打ったのが、
この町の伝統的なパン “Pane di Cerchiara”(Panificio Vito Elisaより) だったのだ。

代々受け継いできた天然酵母と長時間の発酵、そして薪釜でじっくり焼く。
その際生じる頂上部の割れ目というかコブが、Pane di Cerchiara の特徴の1つらしい。


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通常の家庭サイズでも1〜5キロほどあり、大きなもので15キロ。
法皇サマがカラブリアを訪れた時には、25キロのパンも登場したという。
注:25キロ分のパン…じゃなく、1個が25キロね(笑)

この時出してくれたモノは、3キロほどあるといい、
見てくれまんま、ばーちゃんが長年愛用してるよな漬物石である(笑)
2週間以上持つよ〜と言われても、う〜んう〜ん、どうしよう?!

自宅のPC前でふんぞり返ってる今なら、ンなもん迷わずゲットしょ?!って即答!!
今でも買っておけばよかった…と思ってるけど、
始まったばかりの旅の身に“漬け物石”はちくと重い。

だいたいだな〜単純に『パンの町』だって〜♪と、お気楽にやって来たアタシたち。
こないな重量級とは、当時は知らなかったのだ (バカめっ!!)
結局、唐辛子入タラッリと玉ねぎグリッシーニを買って、昼メシに当てる事にした。

1/4だけ買えない?とかなんとか頼んでみなかったのか、今となっては思い出せず、
じゃあ〜何のために行ったのさ?!と、当時の自分にゲンコを振り上げたいけど、
その時の気分気分で仕方ないンだよな〜こ〜ゆ〜のって。ハイ…( ̄o ̄)//

車を停めやすいという理由で、Panificio Vito Elisaに行ったけど、
町内には他にも評判のよい店がある。

Panificio Mauro (Facebook)

また町の西はずれに、古い製粉所を利用した“Museo del Pane”があり、
パン作りの歴史や古い器具などが展示、紹介されているそうだ。
ちょっと珍しいパンの博物館。お時間のある方は是非どうぞ♪





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気を取り直して……

伊国の伝統的なパンの保護や普及に努める協会によると、
現在、15の州の中で、53の市町村が “Città del Pane” に認定されている。
カラブリアではココ、チェルキアーラ・ディ・カラブリアとアルトモンテの2つのみ。
偶然とはいえ、どっちも行ってたんですね〜(//∇//)

ワインと同じで郷土料理にピタリと寄りそう、その地のパン。
無塩な “Pane Toscano” なんて、実にわかりやすい例と言えるだろう。
とにかくコレは絶対!
地の料理とパン、ワインが揃えば、向かうところ敵無しのマスケティアーズ〜三銃士ってこと。

個人的には南部のパンが好きなアテクシですが、
この3つに言い寄られたら、どの州のどの町でも、一瞬で恋に堕ちると思いマス(笑)




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ということで、パンについてはちょっと惜しい、残念な結果になっちゃったけど、
チェルキアーラ・ディ・カラブリア、もぅ1つ別の“お楽しみ”が残ってる。

チヴィタから遠く臨んだ海がどんどん近くなってくるのを横目で眺めながら、
「その場所」へと急ごうではないか。
 





by 21giova | 2019-05-27 23:40 | ├ チェルキアーラ・ディ・カラブリア | Comments(0)

チヴィタ2. クラクラ目眩な “悪魔の橋” を見逃すな!!

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町の入口にあった胸像にこの壁画。
チヴィタに限らず、アルベレッシュの町に必ずあると言ってもいいだろう。
彼の名はスカンデルベグ
アルバニア人にとって神格化されてると言ってもよい英雄だ。

当時、破竹の勢いでバルカン半島を席巻していた最強軍団オスマン帝国に対し、徹底抗戦。
小国アルバニアを25年もの間、独立国家として守った。

城には副将を置き、自らは遊軍を率いオスマントルコ軍をゲリラ作戦で奇襲するなど、
アレキサンダー大王にちなんだ“スカンデル”という名を持ちながら、
大胆不敵に大国に挑んだスカンデルベグは、幸村のような知将でもあったようだ。

彼の死後、結局オスマン帝国に併合されてしまったけど、
アルバニアの歴史を語る上で、無くてはならないヒーロー、スカンデルベグ。
ちなみにチヴィタには Vico Scanderbeg という路地もあります(๑˃̵ᴗ˂̵)و




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さて…町の様子はというと、
なんとなく身体が広い道の方へ流れてしまい、
町の中央から南側だけの散策になってしまった(^^ゞ

しかしこの選択はある意味正解!
なぜならこの道の先に、ドえりゃ〜モノがあったからだ。





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おや、展望台があるよ?!と、足を進めていくと、
大渓谷がグワ〜ンと広がっていてビックリ!!

まるで地面が真っ二つに割れたかのようで、
高所は全く平気なアタシでも思わず立ちくらみがしたほど。
これが全長13キロ、イタリアで最も長いラガネッロ渓谷〜Gole del Raganelloだったのだ。

でね、下のほ〜〜〜に目を凝らすと、ポッチリ橋が架かっているのが見える。
その名もPonte del Diavolo〜 悪魔の橋!!である。

橋まで行くには600段!もの階段を下っていかねばならず、
それ考えただけで萎えちゃって、1段も下りなかったアタシ……( ̄o ̄)

代わりに、果敢に途中まで(それでも1/4も降りてないはず)
トライした友人を激写するだけに留まちゃったけど、
渓谷を下るキャニオニングが、近年人気のアクティビティになっているそうだ。





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遠くから見ても、えっれえ〜所に架かってるな〜!!という橋は、下から見るとご覧の通り。
1度崩落して再建されているそうだが、最初に手がけたのは古代ローマ人(伝)だ。
彼らの優秀さは周知の事実だけど、よくもまぁ〜作ったものだと、感心を通り越して呆れるほど。

実は伊国には “Ponte del Diavolo〜悪魔の橋” と呼ばれる橋が結構ある
素晴らしく美しかったり、ありえない場所に架かってたり、ありえない構造だったり。
つまりは人智を越えた要素を持つために、まるで悪魔が作ったようだと言うワケだ。
かくいうチヴィタの悪魔橋にも、こんな伝説が残っている。

ある時チヴィタの領主が、最初に渡った人間の命と引換に、橋を架けるよう悪魔に依頼。
喜んで引き受けた悪魔はひと晩で橋を築き、翌朝、手ぐすねひいて渡る者を待っていた。
ところが、キツネに化けた男がまんまと橋を渡りきってしまった。
激怒した悪魔は橋を壊そうとしたが、あまりに上手く作ってしまったためビクともせず、
呪いの言葉を吐きながら川底に消えていったという。

う=ん、このシチュエーションだもの。うんうんと納得してしまうよぅな伝説である。
まさに「悪魔が降り立ち、一夜で架けた橋」
下まで行っても行かなくても(‼︎) 一見の価値、あります。





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そんな橋以外にもココからの眺望は素晴らしく、
キラリと光った方向に目をやると…あれって、そう…海だよね?!
ちょうどイタリア半島の土踏まずの部分〜イオニア海がつくる湾が、かすかながら見えるのだ。

後で調べてみると海岸線まで10キロ足らず。
もしかしてアルバニア人たちもそこから上陸し、
こんな山奥に逃げ込んできたのかもしれないね。




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町の中で1番の賑わいをみせるPiazza Municipioに、仲良く並んだFIATのパンダとチンク。
(*赤いパンダの横に、スカンデルベグの胸像がある)
古いイタ車が大好きなアタシ。盛大にニヤけながらスマホを向けていたら、
小さな町にはそぐわない大型バスが乗り付け、観光客がゾロゾロが降りてきた。
ううむ、チヴィタって、密かに人気なようです。

この規模の町としてはB&Bなどの宿泊施設が結構あるので、
1泊して、アルベレッシュの歴史や料理、大自然に触れるのも悪くないだろう。





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「小さな村の物語」の主題歌 L'appuntamento が聞こえてきそうなチヴィタ。
番組的ナレーションを流すなら、、、、、

四方を山に抱かれた小さなこの町で、
遠く祖先の志を受け継ぐ者たちが、静かに暮らしている。

ってところでしょうか…(^^ゞ













by 21giova | 2019-05-09 23:02 | ├ チヴィタ | Comments(0)

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