シルヴィ3. 新婚部屋効果?! よいアグリ、よい部屋に当たりました♪
2009年 08月 06日

さぁ、アブルッツォ記に戻りましょう♪
今回はお宿のハナシです。
お皿の店のすぐ近くにある Agriturismo Le Macine は、
今回の旅で初めて利用するアグリトゥーリズモ。
否応なしに「期待」が膨らむぜぃ!
砂利道を抜け中に入ると、緑あふれる広々とした敷地内に、
長期用のコテージや家族用のアッパルタメントが、ゆったり建っている。
それらの佇まいも、なかなかにステキで (そのわりにはこんな写真しかないが(笑)
思わず「こいはエエ感じやで〜♪」←どこのオッサンやねん?!
人でもモノでも何でもそぅだけど、見た目の第一印象って結構大事。
ココに決めたのも、HPの作りが「キレイ」だったからだし。
それは単にカッコいいサイト…じゃなくて、情報が見やすくキレイに整理されていたから。
自分がそぅゆう仕事してるからかもしれないが、
利用者に不親切なサイトは、いくらキレイでもアウト!です!ハイ。

予約のやりとりメールも感じが良かったから
会う前から勝手に「アナタたちのこと、好きデス!」状態だったけど(笑)
実際、出迎えてくれた若いスタッフたちは、やっぱりとってもフレンドリー♪
「あなたたち2人だけど、ツインとダブルどっちにする?」って聞かれて
「ダブルで!」って即答したもんだから、クスリ♪と笑われてしまった。
いやいや…アヤシイ関係じゃなくて(笑)
今までの経験から言うと、ダブルの方が部屋が広かったり、備品がキレイだったりするから。
って、説明すればよかったかなぁ〜(^^ゞ
ダブルってこっちではズバリ!Matrimoniale 〜マトゥリモニアーレ(新婚部屋)だしな(笑)
で、案内された部屋には…
じゃ〜ん♪ チェア付きのテラスがあるじゃあ〜ないですか(嬉)
それと、スゴク便利だったのが、何でも放りこめる
ウォークインクローゼット(というには大げさだが)風の収納スペースがあったこと。
部屋も広いしカワイイし、文句ナッシングです。
このアグリでは、どの部屋も同じようにキレイだと思われるが、
これぞ「新婚部屋効果!」と、喜ぶあたしたち(おバカな単細胞…)
だって、バルコニーもクローゼットも無いよりある方がずっとイイでしょ?
でも……
せっかくのテラスに、ハタハタと洗濯モン干してるようじゃあ〜ダメなんですけどね(笑)
スカンノ5. アタシなんか悪いことしました?!
2009年 06月 13日

町から離れたアグリにするか迷ったが、町外れのB&B La casa di Costanza に宿を取る。
外れ…といっても小さい町のこと。
5分も歩けば、おじさんたちがたむろってた広場に行くことができる。
染みいるような静けさに包まれていた昨日の山中の宿と違い、
町の中に泊まると、朝でも夜でも、好きなときに町歩きができるのがイイ。
でもって、これっくらいの大きさの町が、またちょうどイイんだな〜♪
さてお宿のハナシ。
メールのやりとりが超事務的なのはともかく、
実際会っても、全く愛想のない鉄面皮のPTA会長のような女主人には正直、参った。
滞在中互いに話す事ってほんの数十分もないんだが、
それでもアタシなんか悪い事しました?って感じるほど機嫌が悪いのだ。
ジャンルーカ君のあったかいホスピタリティに触れた後だったから余計「キマシタ」わい。
翌日の晩、宿泊者は15%引きという甘言に釣られ(笑)
B&Bと同経営のリストランテに行ってわかりました。
やっぱダメダメサイアク!!サービスが(怒)
2人とも珍しくマジで気分を害した。だからこの晩の夕食のことは書かない(黙)
もちろん全ての人が「タイプ:ジャンルーカ」ではないし、
気むずかしい人も、その日の気分も、その他モロモロモロモロ要因はあるだろう。
タイミングが悪かったのだ…と思うにしても、ちょっと残念な思い出ともなった(TOT)/
いや、スイマセン…ネガティ〜なハナシでしたね。

部屋は「寝るだけ」ですから特に害はありません(笑)
カワイク整えられたインテリアに、清潔なバスルーム…という快適な部屋デス♪
朝食もタップリ豪華で、B&Bにしては高ランクだと思うvv
サロンには立派な暖炉があるが、
ココだけでなく戸外に山のように薪を積んだ家が多くあった。
今の姿からはてんで想像できないが
冬の寒さはとてつもなく厳しいんだろう。
でも…雪に覆われたスカンノもまた、キレイだろうな〜♪♪
オクレ6. Bye Bye Ocre
2009年 05月 25日

犬1匹、親猫2匹、子猫4匹。猫は隠れてもっといそうだけど…(笑)
周囲の山や森には、もっとたくさん何かがいそうだけど、
これが、修道院に住まわるアニマルたちでアル。
気ままに走り回ってるが、
入っちゃダメ!というオフィス内には絶対入らない賢いワンコは、
ココのイメージに登場してもらってマス(右上)(^^ゞ
カメラ目線もバッチリ決まってるわよ♪
車を飛ばして2日はかかる…という、
「遠い国」から働きにきてるおばさんが用意した朝食をいただいた後、
いろいろ見せて回りたい…というジャンルーカ君が、他の場所を案内してくれる。
おっしゃる通り、食堂は片づけの途中…という感じで荒れてマス…(TOT)
それに…マシンが並ぶこのトレーニングルーム(もどき)は何ですか?!(笑)
答えに窮し、エヘヘ…と苦笑いの彼、名誉挽回!とばかりに、
眺めのよいテラスへ連れていってくれた。

ああ〜〜キレイっ♪
夜に見た満天の星空のワケは、
恐ろしく静かだったワケは、コレだったんだねvv
広くて高い空、山々に囲まれた豊かな大地。
この地では、圧倒的に母なる自然が支配者だ。
肩寄せ合って住んでる人間の営みがちっちゃく見える。
今日はあの山超えて走るんだな。
だから…名残惜しいけどそろそろ出発しなくっちゃ。
修道院LIVEのDVDも、美味なる「羊の会」も、
いろいろありがとう、ジャンルーカ君。
慌ただしい滞在だったけど、貴重な体験と思い出が作れたよ♪
ラクイラのちょっと南。
ココに来なければ、見もせず、気付きもせず、通り過ぎてしまっただろう小さな町。
でも…あたしたちは忘れないから。
バイバイ Ocre またいつか。

Comune di Ocre
オクレ5. 立派な礼拝堂もあります♪
2009年 05月 24日

宿泊棟とは別に、元修道院だから、ちゃんとした礼拝堂もある。
半地下に設けられたソレは、小さいながらもたいへん立派で、
壁面に残った色鮮やかなフレスコ画が、敬虔な空間をつくりだしている。
ジャンルーカ君いはく、、、
当時は「修道院長」ではなく「頭=カポ」と呼ばれる指導者がおり、
巡礼者だけでなく、家のない人や旅人を泊めたり、
金のために免罪符をばらまく聖職者に対抗したりと、
精力的に動き、権力ある修道院だったのだという。
「テンプル騎士団も寄ったんだよ」とか
「ダンテの神曲うんぬん…」とか
「ラクイラの教会はココをモデルにしたんだよ」とか
最初は眠そうだったジャンルーカ君のエンジンがかかりだし
難しい話がバンバカバンバカ出てきて、いつの間にやら絶好調〜!
もぅ〜こんな話になると、カポならぬ、カバなあたしのオツムは
追いつかなくて全くわかりましぇん!
メモも一応取ってあったけど、いま読んでも意味不明(笑)
のたくった字が、その時の苦悩を表しているかのようデス(^^ゞ

イタリア人がこうなると、男女問わず、黙って拝聴するのがベストだが、
若い彼がこれだけ熱意を持って話すのはエライところ。
そこにちゃんと、自分がなすべき事の誇りが感じられるから。
今もちょっとしたホールとして、コンサートなどに利用されているそうだが、
しっかり保全・修復し、将来的には修道院美術館にするそうだ。
地震でどうなったか…なんて考えるのはよそう。
彼と、携わるみんなの夢が叶うことを、今は静かに祈りたいと思う。
オクレ1. 山里にたたずむ修道院の宿
2009年 05月 07日

膨大な量のサイトを見まくって宿を探すとき
「あっ、ココ!」ってピン♪ってくる所がある。
美味しそうな料理の写真が載ってたり、部屋が感じ良かったり。サイトの作りがキレイだったり…
まぁ〜いわゆる「見た目」がイイとこになるんだけど(^^ゞ
こんなとこでも「第一印象」ってのは大事なんデス!
ラクイラ周辺という数少ないリストの中で、
「ココ、ココ泊まりたいがな!」ってひと目惚れしたのが
修道院を改造した今宵の宿、Monastero Fortezza di Santo Spirito
地名の Ocre ってオクレ♪って読むんかなぁ〜読むんやろなぁ〜と笑いながら、車を走らせるも…
(オクレとくれば、もちろん「Mr.オクレ」でしょ。プププ)
地図上では町があるが、実際は村 or 集落という寂しい道で、
看板も出てないしぃ〜アレ〜アレ〜アレレのれ?
ハイ、おわかりですね?迷いました(笑)
だってね〜こんな所にあんねんもん!
秘密基地ちゃうねんから…!!
って、人里離れて?修行を積む修道院ですから、仕方ないっすね…

そんなこんなで、
フゥフゥと辿り着いた修道院は
思わず「たのもぉお〜う!」って
扉を叩きたくなるほど堅固な造り。
ガッチリ閉まった扉の前で
「うぉお〜い!誰かいませんかぁ〜〜」
ニィニィとネコがやって来たけど
キミ、お呼びじゃないデスから。
と、あ!バタバタ足音…
「やあやあ〜待ってたよ〜」
と満面の笑みで迎えてくれたのは
スタッフのジャンルーカ君。ホッ
はじめまして〜よろしくぅ〜♪
「どうやってココ見つけたの?」
「日本人が来るなんて初めてだよ〜」
「今日はね〜キミタチだけ。貸し切りだよ!」
ジャンルーカ君、テンション高い高い!(笑) でも歓迎ムードいっぱいで嬉しい♪
貸し切り…ってソレがエエんか悪いんかわかりませんが、
こんな広い建物の中にあたしら2人だけ?
ってちょっとビビるほど、まあ〜立派な佇まいなワケなんですよ。
でもキレイにリノベーションしてあって、廊下にもヒーターが備え付けられている。
そのことを誉めると、またまたテンションMAXで
「でしょ〜?建物は古いけど、ちゃんと手入れしてるんだよ♪」と鼻高々!
実際、室内のTVは薄型液晶だったし、バスルームもキレイ♪
ホントに設備は◎でした♪

僧坊を利用した客室だからそれほど広くはないが、
声が反響するくらい天井がすっご〜く高くて、狭さを感じさせない。
そこにゴンゴン!と何本も梁が通ってて、鉄棒できるんちゃうん?って(笑)
その分、明かりが届かなくてちと薄暗いが、ソレも雰囲気が出てよろし♪
でも冬はすごく寒いんだろうな。
クローゼットの中には既に毛布が入ってました。
ネーミ3. フラスカーティとラブリーなB&B
2009年 04月 20日

ベッドに入る前に1杯飲もうと、BARでワインを買う。
冷蔵ケースで冷えてた白。
この地で飲むなら、ネーミのお隣、フラスカーティで決まりデス!
部屋にあるグラスで飲むにはもったいないような良い香り。
厚みもあって美味しいワインだったわ♪って思ったら、
日本でも評判になってるフラスカーティだった。
そんな偶然にもビックリしたけど、もひとつビックラしたのがお値段。
約1300円也!現地イタリアで買うより安いじゃあ〜ないのっ。
って、あたしたちBARで買ったしな…
ううむ。大人げないことは言うまい(笑)
Poggio le Volpi Frascati Superiore DOCG
ポッジオ・レ・ヴォルピ フラスカーティ スーペリオーレ

今回のお宿は、ネーミの町外れにある小さなB&B。
寝るだけだからいいや…って決めたのだが、
古い館を改造したという内部は、重厚でシック。
もっと簡易な部屋を想像していただけに、なかなかシュテキじゃないですか。
もしかしてココは暴れる人用の部屋ですかい?っていう
ドアの内側がクッション張りだったのには笑ったが
フワフワの羽布団に、蹴落としそうなくらいたくさんのクッションがのったベットは◎!
ハンガーもたくさんあるし(結構大事なポイントよ!)
ドカンと置かれたトルソに、またまた「?」って思ったが
そか〜ここに上着かければイイんだ!ナイス♪
イタリアのB&Bって初めて泊まったが、とてもラブリーで快適な部屋でした。
B&B IL CORTILE via Giulia, 9 Nemi
*1泊朝食無し 60€
*廊下に簡易キッチン。飲み物用意有り