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ポルト・トッレス 3人の聖人が眠るサルデーニャ最大のロマネスク教会

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アルゲーロから泳ぎにいく途中、サルデーニャ最大のロマネスク教会があると知り、ポルト・トッレス(Porto Torres)という町に寄ってみた。

フレームに収まりきらない堂々たる姿を見せるBasilica di San Gavino は全長58m超もあるが、最も特徴的なのはアプス(Apse)と呼ばれる後陣が2つもあることだ。





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ね、両端がプクッって膨らんでるでしょ?
ってことは、いわゆるファサード(正面の入口)がない。

建築用語のファサードは、英語のFaceの語源になっているらしい。つまりファサードは教会の顔であり、1番立派に、華やかに装飾されるのが定石だ。でもこれじゃあ〜“カオナシ” じゃん?

で、入口どこ???





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はい。こんな所に慎ましくありましたw

このむっちゃユニークな様式は、クリプタ(地下聖堂)を保存するためとか、改築によって生じたとか諸説あるみたいだけど、不思議な作りだよね〜。





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内部はとても清楚で、左右11本づつある柱が、長い身廊を支えている。

がぁ〜ココにも反則技(?!) 一般的に教会の入口は西向きだから、その反対〜東側に後陣があり、教会の心でもある祭壇が設けられている…はずなんだけど、祭壇は西側にあり、それに伴い椅子も“そっち”を向いている。

ま、そんなこと気にしなくても全然よいンだけど、教会の“つくり”に関心のある人にとってはオモシロイかもしれません(^-^)




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じゃあ〜本来祭壇がある“東側”の後陣に祀られているのは。。。。

ディオクレティアヌス帝のキリスト教迫害が吹き荒れた時代。拷問を受けても信仰を捨てなかった2人の司祭(Proto e Gianuario)の姿に心打たれ、彼らを牢から逃がし、自らも篤い信者となったローマ兵のガヴィーノ(中央)の3人である。あ!サッサリのドゥオモのファサードに彼らの姿があったなぁ〜と、今さらながら思い出す。

ニコイチならぬトリオで語られる3人は、斬首された場所の名を取り、トゥリターニの殉教者(Martiri turritani)と呼ばれており、共にサッサリの守護聖人となっている。

wiki には、ガヴィーノが聖人になるまでの軌跡と奇跡が詳しく載っているので、興味がある人は和訳して読んでみてください。





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例えば_金色に輝くモザイチで、天上の如く彩られる半円ドームも、立派な祭壇も磔刑像もない。ウソのように簡素な西の後陣。そして、聖堂の中には似つかわしくない騎馬像は、もちろんのこと、ガヴィーノの姿である。

枕元に立ったガヴィーノがこの地に聖堂を建てよ、と告げたとはよくある話ではあるが、本当に3人のための場所なのだと気付かされる。





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Basilica di San Gavino から海辺の方へ歩を進めると、なんともフォトジェニックな教会(Chiesa di San Gavino a Mare) がある。

伝説によると、処刑後、頭部もろとも海に遺棄された3人の“完全”な遺体が、この場所に流れ着き、Basilica di San Gavinoが建立されるまで、この教会内で密かに遺体を護っていたそうだ。

毎年5月3日には、後陣に祀られている3人の木像が、この小さな教会に“里帰り”することを皮切りに、盛大なイベント〜La Festha Manna が始まり、島中から人々が集まるという。




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3人が仲良く流れ着いた海辺は、ジモティが溢れるビーチになっていて、思い思いのパラソルの下でくつろぐ楽しげなざわめきや、崖から飛び込む若者たちの叫声が風にのって聞こえてくる。

永眠の地として選ばれた場所が、こんなにも美しく和やかなことに、きっと3人も満足しているに違いない。








# by 21giova | 2025-06-19 12:00 | ├ ポルト・トッレス | Comments(0)

アルゲーロ3. 全てをロゼ色に染めて夕日が落ちる

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郊外や海に出かけて帰ってきたアルゲーロ2日目。
シャワーを浴び着替えて旧市街に出かける。
気分一新できるこのワンクッションって、好き♪

今日は自前で店を探そう。
うかうかしてると、どの店もすぐ満席になる。
おっと、お目当てのメニューが載っているこの店にしよう。

せっかくだからココでしか飲めないワインを飲んでもよかったのに、昨日の余韻で思わず Sella&Mosca を。そして、滅多に飲まないロゼを頼んだそのワケは…





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島のド・ウエスタンなアルゲーロ。
空も海も空気も。人々の頬も瞳さえも。
ありとあらゆるものを紅に染めながら日が落ちる。

その様は息を飲むほど美しい。。。。
こんな光景を見たもンだから、思わずロゼを選んでしまったのだ(^^ゞ

よく冷えたそれは赤い花束のブーケも心地よく、
西日を浴びて一層輝きを増す。
まるでグラスの中にもぅ1つ夕陽が生まれたみたい。

うん、このチョイス大正解!だったわ♪

Anemone Alghero Rosato DOC




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ロゼにあわせるまでもなく、今日はシーフードで攻めよう。

タコ好きな友人にあわせてオーダーした皿は…
うう〜この店も盛り付けがオサレ♪
どうした アルゲーロ!! (≧▽≦)//

伊国でこんな立派なタコ足が食べれるなんて♪
感動しながら頬張ると、思いのほかしっとりやわらかい。
旨味も濃く、酸味のあるソースがよくあう。

しかもタコ足もロゼや空とおんなじ色ではないか。
目も口もシアワセだぁ〜♪って、困った!!ワインが進みすぎる!!




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メインはアルゲーロ風パエジャ〜Algherese Paella を。

宿の女将カテリーナが、名物だと勧めてくれたので、是非食べなきゃ!と、メニューに載っていたこの店〜Mirador Alghero に落ち着いたのだが、、、、

あ"あ"〜〜違う違う!! こりゃあ〜リゾットじゃん?! (T_T)

なぜってアルゲーロ風パエジャは、米の代わりにサルデーニャの独特なつぶつぶパスタ〜フレーゴラ(Fregula) を使うからだ。

オーダーを言い間違えたか聞き間違えたか。このパエジャを求めてレストランを探したのに残念だったけど、美味しかったし、バイト風情の男の子が一生懸命で可愛かったから許すとする(違!!)





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昼間の顔とは一掃。
夜はこれからだとばかりに、パラソルの林に灯りが増す旧市街の西岸。

この海岸からまっすぐ。
ホント〜にまっすぐ西に目をやれば、そこはビンゴでバルセロナ。

先人たちが、なぁんにも無い大海原を、ただひたすらに西へ東へと漕ぎ出し、互いの地を踏んだのかもしれないと思うと感慨深い。海って、なんかしらロマンが詰まってるのよね。






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腹ごなしは、お宿までブラブラ歩いていこう。

洗練されたショップやカワイイ系など、心惹かれる多様な店が集まっている旧市街。こんな時間でも多くの店が開いているのは、人が多い観光地だからこそでありがたい(^-^)

パラーウカステルサルドと同じく名産のサンゴの店もたっくさんあって_う”っ…思わず買うてしもたやないのw 品揃え・デザイン・値段共にとっても充実してたので、サンゴ類をゲットするならアルゲーロがオススメですv



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旧市街の広場に飾られていたオブジェ。
一瞬“血管”かと思ってギョッとしたけれど、オウケイ、サンゴねw

ほぅら、町紋にもちゃっかりサンゴが描かれているし(ちょっとカワイイw) 黄色と赤のカラーリングも“スペイン”を喚起させる。

島ならではの特異な文化や民族色が濃く、いろんな顔を持つサルデーニャ。
その中でも異国の風香るこの街は、またひと味違う雰囲気があった。

Alghero è la Barceloneta della Sarda.
サルデーニャの中の小さなバルセロナ、アルゲーロ。
その通り名は、確かに伊達じゃなかったんである。








# by 21giova | 2025-05-17 21:00 | ├ アルゲーロ | Comments(0)

アルゲーロ2. 街ゆく人たち

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人気の観光地らしく、人も多かったアルゲーロ。

その分、いろんな人間ウォッチングができて楽しかったので、
アルゲーロの風景と人々を切り取ってみました♪

早速のお出ましは、小さなプリンチペッサたち。
口も手も大忙しで、一体何を探してるのかな。




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オヤヂたちが仲良く集っておしゃべりに興じるのは
イタリアのどの町でも見かけるあるある風景だが、
これがもぅ〜ほのぼのイイ雰囲気で大好きなんである(〃∇〃)

通りすがりの夫婦の旦那が、
オレも混じりたいとばかりに、
何度か振り返っていたのが可笑しかったデス。




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おやおや ココにもイケオジな2人が…。
なんてぇことはない格好なのに、カッコいい不思議。

半パン&ハンチングがオサレ♪
ポージングさえオサレ♪
夕景バックがオサレ♪

ここでもオヤヂ好きな血が騒ぎ(決して変な意味ではないw)
サッと堂々と盗み撮りするのでありました(^^ゞ





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オヤヂ@スナップばかりでは申し訳ないので…(違!!)

人通りの少ない裏通り。
灯りの下にぽんわり浮かび上がった2人は、
その背中から会話が聞こえてきそうなほど。

しばらくメニューを吟味後、
スルリと店の中に消えていったのでありました。




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所在なげに佇む女性と、
腕組みして通りを凝視する男性。

多分ココで待ち合わせをしていて、
お連れ様が大遅刻してるとみた。

そんな“妄想”も楽しい通りすがりのワンショット。
早く合流できるとイイね。




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カトラリーが触れあう音に人々のさんざめきが、
まだまだ明るい夏の夜空に上っていく。

それは決して不快な音ではなく、
始まったばかりの宴のオーバーチュアのように心地よい。

Buona serata.
みんな、ステキな夜を♪




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その日限りの観光客も、
変わらぬ日常をいつも通り過ごすジモティも、
思い思いに1日の終わりを楽しんでいる。

落日に向かって伸びる海沿いの遊歩道は、
パッセジャータを楽しむ人でいっぱいでありました。

なんか_イイ街だなぁ〜♪








# by 21giova | 2025-04-19 21:00 | ├ アルゲーロ | Comments(0)

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