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チェルキアーラ・ディ・カラブリア1. アルトモンテと並ぶパンの町

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今度の標識にアルバニア語表記はありません。
でも… “Città del Pane 〜パンの町 ” ココに注目〜っ!!

イタリア全土のパンの中で唯一D.O.P.に認定されているパンの町、
アルタムーラにも行ったくらいだ (その時のパンの話 その1. その2. )

パンの町だなんて、こら見逃せないわ♪と、
チヴィタから下って、またグルグル山道登って〜と、
チェルキアーラ・ディ・カラブリアという町にやって来ました。




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チヴィタと同じように山や渓谷を抱く町は、とても感じがよかったんだけど、
13時になろうというこの時、昼休みで閉まると困るので、兎にも角にも店に急ぐ。

向かう先は、町の北外れにある “Panificio Vito Elisa”

これでも精一杯急ぎました。
な、なのに……





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OMG!!!!! 人はいないし、ショーケースはスッカラカン。
お昼にしようと、そらもぅ〜楽しみにしてたフォカッチャすらナイナイナッシング(T_T)
あまりの呆然顔に、呼びかけてようやく出て来た店員さんが、
んじゃあ〜コレは?と、奥から巨大な塊を持ってきた。

ワハハ!!! そうそう!! アルタムーラのパンもこんなだったわ!と膝を打ったのが、
この町の伝統的なパン “Pane di Cerchiara”(Panificio Vito Elisaより) だったのだ。

代々受け継いできた天然酵母と長時間の発酵、そして薪釜でじっくり焼く。
その際生じる頂上部の割れ目というかコブが、Pane di Cerchiara の特徴の1つらしい。


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通常の家庭サイズでも1〜5キロほどあり、大きなもので15キロ。
法皇サマがカラブリアを訪れた時には、25キロのパンも登場したという。
注:25キロ分のパン…じゃなく、1個が25キロね(笑)

この時出してくれたモノは、3キロほどあるといい、
見てくれまんま、ばーちゃんが長年愛用してるよな漬物石である(笑)
2週間以上持つよ〜と言われても、う〜んう〜ん、どうしよう?!

自宅のPC前でふんぞり返ってる今なら、ンなもん迷わずゲットしょ?!って即答!!
今でも買っておけばよかった…と思ってるけど、
始まったばかりの旅の身に“漬け物石”はちくと重い。

だいたいだな〜単純に『パンの町』だって〜♪と、お気楽にやって来たアタシたち。
こないな重量級とは、当時は知らなかったのだ (バカめっ!!)
結局、唐辛子入タラッリと玉ねぎグリッシーニを買って、昼メシに当てる事にした。

1/4だけ買えない?とかなんとか頼んでみなかったのか、今となっては思い出せず、
じゃあ〜何のために行ったのさ?!と、当時の自分にゲンコを振り上げたいけど、
その時の気分気分で仕方ないンだよな〜こ〜ゆ〜のって。ハイ…( ̄o ̄)//

車を停めやすいという理由で、Panificio Vito Elisaに行ったけど、
町内には他にも評判のよい店がある。

Panificio Mauro (Facebook)

また町の西はずれに、古い製粉所を利用した“Museo del Pane”があり、
パン作りの歴史や古い器具などが展示、紹介されているそうだ。
ちょっと珍しいパンの博物館。お時間のある方は是非どうぞ♪





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気を取り直して……

伊国の伝統的なパンの保護や普及に努める協会によると、
現在、15の州の中で、53の市町村が “Città del Pane” に認定されている。
カラブリアではココ、チェルキアーラ・ディ・カラブリアとアルトモンテの2つのみ。
偶然とはいえ、どっちも行ってたんですね〜(//∇//)

ワインと同じで郷土料理にピタリと寄りそう、その地のパン。
無塩な “Pane Toscano” なんて、実にわかりやすい例と言えるだろう。
とにかくコレは絶対!
地の料理とパン、ワインが揃えば、向かうところ敵無しのマスケティアーズ〜三銃士ってこと。

個人的には南部のパンが好きなアテクシですが、
この3つに言い寄られたら、どの州のどの町でも、一瞬で恋に堕ちると思いマス(笑)




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ということで、パンについてはちょっと惜しい、残念な結果になっちゃったけど、
チェルキアーラ・ディ・カラブリア、もぅ1つ別の“お楽しみ”が残ってる。

チヴィタから遠く臨んだ海がどんどん近くなってくるのを横目で眺めながら、
「その場所」へと急ごうではないか。
 





by 21giova | 2019-05-27 23:40 | ├ チェルキアーラ・ディ・カラブリア | Comments(0)

チヴィタ2. クラクラ目眩な “悪魔の橋” を見逃すな!!

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町の入口にあった胸像にこの壁画。
チヴィタに限らず、アルベレッシュの町に必ずあると言ってもいいだろう。
彼の名はスカンデルベグ
アルバニア人にとって神格化されてると言ってもよい英雄だ。

当時、破竹の勢いでバルカン半島を席巻していた最強軍団オスマン帝国に対し、徹底抗戦。
小国アルバニアを25年もの間、独立国家として守った。

城には副将を置き、自らは遊軍を率いオスマントルコ軍をゲリラ作戦で奇襲するなど、
アレキサンダー大王にちなんだ“スカンデル”という名を持ちながら、
大胆不敵に大国に挑んだスカンデルベグは、幸村のような知将でもあったようだ。

彼の死後、結局オスマン帝国に併合されてしまったけど、
アルバニアの歴史を語る上で、無くてはならないヒーロー、スカンデルベグ。
ちなみにチヴィタには Vico Scanderbeg という路地もあります(๑˃̵ᴗ˂̵)و




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さて…町の様子はというと、
なんとなく身体が広い道の方へ流れてしまい、
町の中央から南側だけの散策になってしまった(^^ゞ

しかしこの選択はある意味正解!
なぜならこの道の先に、ドえりゃ〜モノがあったからだ。





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おや、展望台があるよ?!と、足を進めていくと、
大渓谷がグワ〜ンと広がっていてビックリ!!

まるで地面が真っ二つに割れたかのようで、
高所は全く平気なアタシでも思わず立ちくらみがしたほど。
これが全長13キロ、イタリアで最も長いラガネッロ渓谷〜Gole del Raganelloだったのだ。

でね、下のほ〜〜〜に目を凝らすと、ポッチリ橋が架かっているのが見える。
その名もPonte del Diavolo〜 悪魔の橋!!である。

橋まで行くには600段!もの階段を下っていかねばならず、
それ考えただけで萎えちゃって、1段も下りなかったアタシ……( ̄o ̄)

代わりに、果敢に途中まで(それでも1/4も降りてないはず)
トライした友人を激写するだけに留まちゃったけど、
渓谷を下るキャニオニングが、近年人気のアクティビティになっているそうだ。





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遠くから見ても、えっれえ〜所に架かってるな〜!!という橋は、下から見るとご覧の通り。
1度崩落して再建されているそうだが、最初に手がけたのは古代ローマ人(伝)だ。
彼らの優秀さは周知の事実だけど、よくもまぁ〜作ったものだと、感心を通り越して呆れるほど。

実は伊国には “Ponte del Diavolo〜悪魔の橋” と呼ばれる橋が結構ある
素晴らしく美しかったり、ありえない場所に架かってたり、ありえない構造だったり。
つまりは人智を越えた要素を持つために、まるで悪魔が作ったようだと言うワケだ。
かくいうチヴィタの悪魔橋にも、こんな伝説が残っている。

ある時チヴィタの領主が、最初に渡った人間の命と引換に、橋を架けるよう悪魔に依頼。
喜んで引き受けた悪魔はひと晩で橋を築き、翌朝、手ぐすねひいて渡る者を待っていた。
ところが、キツネに化けた男がまんまと橋を渡りきってしまった。
激怒した悪魔は橋を壊そうとしたが、あまりに上手く作ってしまったためビクともせず、
呪いの言葉を吐きながら川底に消えていったという。

う=ん、このシチュエーションだもの。うんうんと納得してしまうよぅな伝説である。
まさに「悪魔が降り立ち、一夜で架けた橋」
下まで行っても行かなくても(‼︎) 一見の価値、あります。





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そんな橋以外にもココからの眺望は素晴らしく、
キラリと光った方向に目をやると…あれって、そう…海だよね?!
ちょうどイタリア半島の土踏まずの部分〜イオニア海がつくる湾が、かすかながら見えるのだ。

後で調べてみると海岸線まで10キロ足らず。
もしかしてアルバニア人たちもそこから上陸し、
こんな山奥に逃げ込んできたのかもしれないね。




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町の中で1番の賑わいをみせるPiazza Municipioに、仲良く並んだFIATのパンダとチンク。
(*赤いパンダの横に、スカンデルベグの胸像がある)
古いイタ車が大好きなアタシ。盛大にニヤけながらスマホを向けていたら、
小さな町にはそぐわない大型バスが乗り付け、観光客がゾロゾロが降りてきた。
ううむ、チヴィタって、密かに人気なようです。

この規模の町としてはB&Bなどの宿泊施設が結構あるので、
1泊して、アルベレッシュの歴史や料理、大自然に触れるのも悪くないだろう。





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「小さな村の物語」の主題歌 L'appuntamento が聞こえてきそうなチヴィタ。
番組的ナレーションを流すなら、、、、、

四方を山に抱かれた小さなこの町で、
遠く祖先の志を受け継ぐ者たちが、静かに暮らしている。

ってところでしょうか…(^^ゞ













by 21giova | 2019-05-09 23:02 | ├ チヴィタ | Comments(0)

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