ミラッツォ1. 水平線が似合うエオリエ諸島の玄関口
2016年 06月 22日

ひと晩泣き明かしたので(ウソ!!) 昨夜の悪夢は忘れて、いざ出発でぃい〜!!!
お世話になったホテル はバスターミナルのすぐ前で、空港からの市バスも目の前に停まる。
階下に大きなBARもあり、移動拠点とするにはたいへん便利であった。
もちろん!スタッフの親切さは折り紙付き。お部屋もキレイだったよvv
好物のババを片手にプルマンに乗り込む。
エオリエ諸島から帰ってきたら、また来るからね〜バイバ〜イ♪♪
ほらほらほらほら!!
モクモク煙を吐くエトナ山 が、あんなにキレイに見えるよvv
あぁあ〜シチリアだなぁ〜〜♪♪

カターニアからエオリエ諸島行きのフェリーが出るMilazzo〜ミラッツォ まで約2時間半。
列車で行く事もできるが、ドアツードアな港で降ろしてくれるプルマンの方が断然便利だと思う。
それに…通学の学生たちに占領されていなければ、ゆったりシートで窓の大きいプルマンは、
バス界のビジネスクラスかっ?!ってくらいアタシにとっては快適(笑)
山に海に。町に畑に。金物屋に洗濯物に。
いろんな風景を楽しめるのもグ〜グ〜グ〜♪♪
ほんとは少しでも寝といた方がいいんだが、車窓の眺めを追うのに忙しい。

そうそう、バスはメッシーナ駅前で SAIS からGiuntabusへと乗換がある。
といっても乗り継ぐまで待ってくれ、横に停まってるバスに移動するだけだから心配無用デス(๑•̀ㅂ•́)و✧
*カターニアからミラッツォまでの2社のバス運行スケジュール
念のため時間は現地で再度確認してね!!
一瞬だけ(!!)降りたメッシーナ。実は初めて来くる街である。
トラムが走る整然とした街並みはまるで北イタリア?! シチリアじゃないみたい。
これは1908年に起こった大地震で壊滅状態になり、街が新しく再興されたからだ。
2009年、中部イタリア、アブルッツォはラクイラ で起きた地震の記憶もまだ新しいが、
欧州の中でも突出して地震の多い国イタリアで、我々が求め愛する建物や遺跡が、
当たり前のように遺っているのは、ミラクルなことなんだとしみじみ思う。
それにしてもトラムとはナイス! トラムも大好物なんです、アタシ(^^ゞ ←こども(笑)
シチリアでトラムってここだけじゃない?!と調べてみたら、
な、な、なんと!!パレルモ にも走ってるそうな。
うえ〜知らなかったよ〜(@▽@)// ←安心してください。2015年開通したばっかデス

そんなメッシーナから約1時間で、ミラッツォに着く。
エオリエ諸島をはじめ、ナポリ行きのフェリーの寄港地であるミラッツォは、
日本人観光客としては船を利用しない限り縁遠い街だけど、
シーズンともなると、美しいビーチ目当てに多くの人が訪れ、賑わう。
白い自家用ボートが揺れる港内や小ぎれいな店が並ぶ通りは、なるほど、確かに「夏の匂い」がする(笑)
でもでも、とても感じがよい町です。
それはほら、この景色みたらわかるはず。
水平線の向こうにかすんで見えるのはメッシーナ西岸。
ヒョイとジャンプすれば、もぅカラブリアだ。

そんな景色を堪能する間もなく、ジッとしていられない我々は、ブラブラ町歩き。
南イタリアらしい原色が溢れた店頭は見てるだけで笑みが浮かんでくる。
おっと!これは「生」のアーモンド?!(写真右端) さすがのシチリアですvv
まるで青梅!皮付きの「生」なんて初めて見た!!
ど〜やって食べるんだろう? と、友人と2人思案してたら、
ほ〜れ、こ〜やってだな と、イタ版藤岡弘な店のオヤヂ。
太い指でむきむき器用に割ってくれる。
意外にぶ厚い表皮の中には…ひゃ〜!!「果肉」があるんだね!
で、真ん中に種〜アーモンドが鎮座している。
いやいや、実として当たり前な“つくり”なんだが、
あたしゃ〜アーモンドの生い立ちをはぢめて知ったよ!!!!
ほ〜れ、食べてみな♪
ブベェエぇ〜!!! これはまんま「生栗」 はっきり言って全く…オイシクナ〜イ!!!
でもでも悪いからムリ「栗」笑顔作ったら、イタ版藤岡弘ってば、ニタニタ笑ってる。
チッチッ、このぉお〜〜知ってたね?!

このまま食べるのを好む人もいるが、やっぱ煎ったのがイイな♪
ってことで、ローストアーモンドを1袋買って、
ストロンボリ島行きのフェリーに乗り込んだのでありました。
カターニア1. 魔法のように消えてしまった3台目
2016年 06月 08日

今回は数十年ぶり?! ってくらい久しぶりの、クルマに乗らない己の足と頭で動く旅となる。
バスの乗り方覚えてるかなぁ〜?!と心配になったのも束の間。
それよりもっと大変な事がっ!!!!
お約束の 事件ですよ!! が、さっそく勃発したのである。モゥヤダ〜〜!!!!!
シチリアの玄関口、カターニアの空港から無事市バスに乗り込みホテルに向かう途中、
中央駅で運転手が交代するとかでしばらく停車してる間に、
外に出て「iPhone」で駅舎を撮ったアタシ (この写真は友人撮影のもの)
そのわずか数十分後、ホテルに着いて、ハフゥ〜とひと息ついた室内で気がついた。
iPhoneがないことをっ!!!!!
ウッそぉお〜〜っ!?!
そこら中、ひっかき回して探すも、ないものはないっ!!! ないったらなぁ〜〜いっ!!!
オカシイ、おかしすぎる!!! だって今さっき、ホントに今さっき、アタシ写真撮ってたよね?
バス?バスに置き忘れた?? 落とした??
そっこ〜フロントに頼んでバス会社に電話してもらったけど、案の定誰もでない(笑)
じゃあ〜巡回バスだし、戻ってくるまで待つ!と言ったら、
フロントの実直そうな青年に、ドまじな顔してこぅ言われた。
ボクが思うに……99.9%出てこないよ。
キミは正しい。全くもって正しい!!! グゥの音もプゥの音も出ない。
0.001ミクロンでも希望を持ったアタシがバカでした。。。。
忘れちゃいけない。ココはシチリアなのだ。
オソロシイことにロックもしてなかったので、
早く止めなきゃ!と、パソコンを借りて手続きをする。
ペーパーレスと称して(!?) いろんな情報入れてきたのに。。。。
憧れの(?!) 現地からFBアップもしたかったのに。。。。
嗚呼〜全てパァ〜でございます。
そして…この1年で、機種不良による交換も含め、
なんと3台目のiPhoneが我が手を離れていった瞬間でもありました(TOT)// 神様アンマリダ〜

しかしどぅ考えても解せない。一体どこにいったのだろう?!
思うに…撮った後、いつものようにリュックのサイドポケットにiPhoneを突っ込んだかもしれない。
網ポッケで丸見えだから、もしかしてもしかするとスラれたのか?
仮にそうだとしても、そんな所に入れたアタシが悪い。うん。
旅って、着いた時と帰る時が1番ヤバイ…と思う。
だいたいアタシの数ある武勇伝(!!)もソコに集中してるし、
何度もイタイ目にあってるのに、全然懲りてない自分に呆れる。
とにかく…魔法のように、手品のように消えてしまったアタシのiPhone
カターニアの神隠し
この夜の悲劇をそう命名することにしました……合掌
ウソか誠か、シチリアいち犯罪率が高いと言われているカターニアで、
そして、伊国に降りたって1時間もしないうちに起こった災難にボ〜然としちゃったけど、
( 今までのトラブル発生時刻最短最速記録!!!(笑)
折しもEURO2012 のイタリア VS イングランド戦が行われていたこの夜。
「いけいけブッフォ〜〜ン!!!!!」と、PK戦にもつれる試合を観戦中、
快くPCを貸してくれ、電話してくれたフロントマンたちは、ホント親切だったのであります(>_<)//