登山靴放り込んでエオリエ諸島へ!!!
2016年 05月 27日

シチリア島の北東に点在するIsole Eolie〜エオリエ諸島は、
世界遺産であると共に、ティレニア海屈指のリゾート地といってもいいだろう。
いつもの旅のスタイルからすると、そんなとこ行くなんて、
口にするのも恥ずかしいくらい全然全く似合わない場所である(笑)
それに、兼ねてから次回はモリーゼに行く!! って決めていた。
それが急転降下、今回の行き先に決まったのは。。。。。。
事の始まりは、BSで「イタリアの火山」とかなんとかという番組を見てしまったことだ。
その中で、ヴェスヴィオ、エトナ、ストロンボリがイタリア三大火山として紹介されていた。
桜島同様、煙を吐きつつ時折爆発するエトナ山は、ヨーロッパ最大の立派な現役火山である。
がしかし、ストロンボリ島 は常に…いいですか、常時、今この瞬間も噴火してる!ってこと。
番組のカメラだからじゃなく、一般人も火口付近まで登り、紅蓮の炎を見れることを知った。
へえ〜〜スゴイね〜!! と感心してたら、旅の相方が、
「ココ、ココ行きたいっ!!! 登りたいっ!!!」と言い出したのだ。
またまた出ました「未知との遭遇」はいぃい〜〜?!な世界である(笑)
アハハ! そらまた冗談でっしゃろ?
アタシはアウトドア大好き人間だが、年々低下していく体力は、陸にあがったカバにも劣る始末。
ましてや往復5時間?!しかも夜間に登るなんて……ムリムリ絶対ムリ〜〜っ!!!
船に乗って海上から見ることもできるので、
「それ、それエエやんっ!! 船にしよ〜よ〜!」と懇願したのだが、
既に「夜間トレッキング@炎の噴火ショー」な妄想でいっぱいの友人、聞く耳もたない。
ハイ…アテクシ…腹をくくりました。
この先、六甲縦走できるほど体力が向上するとは思えない。
体力つける努力もしない…多分。
ってことは、少しでも早く(若いうちに(笑)登っておいた方いいってことだ。
それに…いつもアタシが決める旅程に機嫌よく付き合ってくれてる友人が、
登りたい行きたい!と、激しく自己主張している。これは本気で珍しいこと。
なら…たまには彼女のリクエストにつきあってあげなければ…うん。
この結論に後で激しく…それはもぅ〜呪いたくなるほど激しく後悔したが(笑)
リゾーティなエオリエ諸島で汗まみれになって火山なストロンボリ島に登る
になったのだ。
はへえぇえ〜恐ろしや恐ろしや………(TOT)//
ま、半日がかりのトレッキングを片付ければ(!!)後は島でいくらでも遊べる。
海は素晴らしくキレイだし、キャッホ〜♪な温泉もあるではないかっ!!
いつもはクルマを駆ってそこら中動き回るけど、
島々なリゾート地に腰を落ち着けてマッタリするのも悪かないだろう♪♪
だからといって、甘いカクテル片手に優雅に過ごせたワケじゃなく、
あんな涙やこんな涙も流した「エオリエ諸島編な備忘録」
いろんな所でネタをチョロチョロ小出ししたので、
2度出し、焼き直しの部分が多々あると思う…じゃなく、あるけど、
好きなだけ引っ張って(!!) 盛れる(!!) 完全版(!!) として、お付き合いくださいませ(^^ゞ
最後を飾る爆弾もメガトン級。空港線を激走せよ!!
2016年 05月 16日

おはようございます。イタリア最後の朝ですvv
アルバーノ湖の向こうに見てとれるPalazzo Pontificio〜教皇宮殿や、
Collegiata di San Tommaso da Villanova〜聖トマス教会 が、
朝の陽光を浴びてキラキラ光ってる。
イイ天気だなぁ〜♪ と、朝食を取っていたアタシたち。
まさかこの後、旅行最後のトラブルが待っていようとは思いもしなかった 。。。
ホテルから空港まで、その距離約40キロ。
Googleマップによると所用時間35分となっているが、ソレはちくとムリだろう。
ちょうど通勤時間帯だし、ローマのプリンチペッサもこう言っていた。
「その辺りの人はみんなローマで働いてるから朝は渋滞するよ」と。
いうなれば朝、新御堂や阪神高速が渋滞するようなモンである。
オマケにローマの街は環状線の100倍はある巨大な輪〜Grande Raccordoに囲まれている。
ソコはもちろん、至る道も当然混む…と予想される。
帰国便は10:10発。
これでも時間に対しては几帳面なアタシ。
空港で買い物もしたいし、早く着いておきたいと、もろもろ考慮して5時半に起床したというのに、
ホテル出たのが7時過ぎ…って、どう考えても遅すぎる!!!
→ それはゆ〜ちょ〜に朝食食べて、写真なんぞも撮ってたから…デス ←バカ!!

まぁ〜それでも40キロだ。1時間もあれば着くだろうと思ってた。
それなりに交通量は多かったけど、フツ〜に流れてたし。
それがそれが…空港出口までわずか数キロというところでピタリ!! と停まってしまったのだ。
そういや事故表示が出てたっけな〜と思うものの、まだ余裕かましてたんだが、
いつまでたっても毎分1センチのノロノロ渋滞で、その間、おそるべし早さで時間が過ぎていく。
ちょちょちょ、ちょっとコレは…マズイんじゃないでしょ〜か!!!!!
恐る恐る時計を見れば、とうに8時を回っており、車内に異様な雰囲気が立ちこめる。
「ねえねえ…チェックインって何時まで?」
「・・・・」
「ねえねえ…もし乗られへんかったらどうなるんかな?」
「・・・・」
「あのさぁ〜もう1日ローマで遊べる?……ってソレはナシやな…アハハ…」
… シ〜ン …
不毛な会話が不穏な空気を倍増させる。
途中で降りて地道で行く…という案も出たが、こぅなると究極の選択。
結局そのまま我慢したんだけど、この時の緊迫感といったら!!!
今、このクルマに1ミクロンでも触れたら、一瞬で灰にしてさしあげますわよ!
ってくらいキレキレピリピリであった……( ̄o ̄)

渋滞あるあるで、やっとこさ空港線に降りたらば…ガ〜ガ〜ガラすきやんか〜!!
もぅ〜アテクシ、必死でアクセル踏みましたよ!!!
後から来たサイレンPOLIZIAに道譲るのも気付かないほどに…。
お陰で追い抜きざま思い切り罵倒されたけど、ンなもん知るか〜い!!!! である。
(いや…停められなくてよかった…(汗)
だってだって…もぅ9時回ってるし!!!! マイガ〜マイガ〜!OMG!!!!!!
ハッキリいってこの時、もぅ〜間に合わないと思った。
広大な空港内で返却場所な駐車場に辿り着くのは一苦労だったし、
そっから重い荷物転がしてカウンターに走るなんて…ずぅえ〜ったいムリっ!!
オツムどころか全身真っ白!! になるくらいパニくりながら駆けつけると…
嗚呼っ〜神よ!!
もぅ搭乗時間じゃないの?ってのに、まだのんびり受付やってる人もいて…
よかっったぁああ〜〜!!! 間におぅたぜよ〜(TOT)//
ちなみにこの時のエアはルフトハンザ。
フランクフルト乗継ぎ、EU圏内線だったこともあったかもしれないが、
本国ドイツじゃなく、イタリアでイタリア人なルフトだったことにつくづく感謝した。
意味、わかりますよね?!(笑)
クルマの故障や宿がないとか困った事だが、己が動けばなんとかなるもの。
でも今回のような事故渋滞に巻き込まれると、動きたくても動けない。
運も悪かったが、ホントにツライかった。三半規管の奥までとことん疲れた。。。。
と、アテクシ、幽体離脱な半死人になってたのに、
どっからか手品の如く取りだした缶ビールをクピクピ飲んでる友人を見て、吹き出してしもた。
「ん?これで一安心でしょ?」って。
ワッハッハ!!! 案外1番キモすわってるのはチミだよね〜(≧▽≦)//
でもでも…彼女が冷静に指示してくれたから迷わずパーキングできたし、
アタシ1人だったら諦めて泣いてたと思う。
ソルファターラではアルマゲドンだったけど、今は、光背しょった不動明王に見えました(笑)
いやいや…ホントに感謝です。ありがとうっ!!

ったく、最後の最後まで大汗かいたが、
終わりよければすべてよし!無事帰国と相成った。
いつにも増して「事件」があったような気がするカンバーニアの旅。
それでも新しい発見がたくさんあったし、何度訪れても決して期待を裏切らない。
手はかかるけど愛さずにはいられない…ってとこが、ドMなアタシにはたまらない(//∇//)
改めて愛人第3号に認定しようと思う(笑)
再訪するには、またちょっと年月が空きそうだが、
きっと「その時」も、いろいろかましてくれるはず!!
変わらず迎えてくれるだろう蒼い海と共に、その日を楽しみに待っていたいと思う。
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ということで…カンパーニア編はこれにてお終いでございます。
好き勝手に長々長々と書き連ねてきた備忘録にお付き合いいただき、ありがとうございました(^^ゞ
さて「次回」ですが……
あ?え?そうなんです。実はまだまだありますんです、備忘録。。。。
十数年ぶりにクルマは使わず、島にこもった「エオリエ諸島編」をやっつけていこうと思うので、
よかったら引き続きご覧くださいまし。