トーディ 3. 食後はしっかり町歩き
2012年 01月 20日

たっぷり食べた後はしっかり?歩こう!
Pane e Vino のすぐ近くにある Chiesa di San Fortunato 〜 サン・フォルトゥナート教会は、
ファサード上部が未完成のまま放ったらかしだが、なぜかしらソレがイイ雰囲気♪
芝生内にはジグザグと緩やかに伸びる階段が設けられており、
アプローチからして優雅な気分にさせてくれマスvv

正面扉を飾るロボットドリルは、1本1本意匠が違っていて、とっても手がこんでる。
グリグリと目が回りそうな、これぞゴシックのゴシゴシ感!
それでも建設途中、ペストの蔓延や資金難という難関をくぐり抜け、
100年近い歳月を経て、やっとこさ完成されたもの。
たしたもんです…ハイ

外見同様、内部もいたってシンプル。
Masolino da Panicale の「玉座の聖母子 Madonna e due Angeli」が見所らしいが、
コレじゃなかったわ〜(TOT)??
そもそも2人の天使がいないじゃん!アホ〜!
というか…聖母子画が多すぎる!(笑)
いや、教会だからね、ココ…(^^ゞ
でも、この危うい状態で残ってるフレスコ画も充分ステキです♪

建物同士を支えるアーチがそこここに見られるのは、
コレ、中世の町の特徴の1つ。
多分後から付け足されたんだろうが、もぅ〜上渡って隣に歩いていけるよね(笑)
トーディはアッシジと同じくらい、それほど大きな町ではないが、
今でさえ交通の便がイイとは決していえない。
(だから来たくてもなかなか来れなかったのだ…)
しかし、だから町の最盛期〜中世の町並みが、驚くほど自然に、キレイに残っている。

土産物屋が並ぶ通りを抜けると、、、、
おぉう!アレに見えるは町の中心地、Piazza del Popolo 〜ポポロ広場だな!
トーディ 2. うまうま最高♪♪ カタツムリの店
2012年 01月 17日

トーディに着いたのは、ちょうどお昼時。
カンカンカンカン熱い!のと、ノドも乾いたので、町に入ってすぐの店に飛びこむ。
感じも良かったし、食べてる人のお皿も美味しそうだったし、
エノテカの文字もあるから、
ちょっと何かつまんで、冷えたワインでも飲んでいこう♪って思ったのだ。

あくまで「軽く」って思ってたのに、、、
メニュー見てビックリ!え?これみんな前菜ですのん??
ひぃふぅ〜ええと、7種類?! しかもみんなごっつ美味そう!!!
でも、英語メニューも併記されてたから、
観光向けの店なんかな〜ちょっと失敗したかな〜って思ったんだけど…

ウヒャひゃひゃひゃ〜〜!!!
鴨の燻製、鹿にイノシシのサラミ…と、なんてニクニクしいお姿ざんしょ♪♪
今まで「海」だったから、こんなの食べるの久し振りだわ〜(>_<)//
海の幸も、もちろん大好きだし美味しいが、このビジュアルは伊国ならでは!
さすがウンブリア!山の幸ばんざぁ〜〜い!
と、一気にテンションあがるアタシたちvv
観光向け?いやいや、コレはホンモノでしょ?!うんうんvv

おすすめされたトーディの白が、
どんどこなくなっていったのは、言うまでも…ない…(笑)
Franco Todini Bianco del Cevaliere

カリカリに焼かれた巨大なパンチェッタには、
濃厚なバルサミコがトロ〜リ♪
パンチェッタの塩味とバルサミコの甘みが絶妙〜〜vv
肉より脂を食べて〜!なクロスティーニも、あったかいパンでウマウマ〜

ペコリーノに添えられたハチミツが
ちょっと冷えたジュレ状になってて感心!
口当たりもイイし、食べやすいし、オサレだし、家でもマネしたいな…って思った。
ンンと、どうやったらイイのかな?
ハチミツにゼラチン入れても溶けるんかな?いや…その反対??
と、実は、未だ試してません…ハイ…(^^ゞ
と、後、リコッタのなんかがあったような気がするが(笑)
以上、7皿じゃないけど、7種の前菜、15エウロなり!
このボリュームで、や、安いっ!!ウマすぎる!!!

前菜だけってのもなんなので、あっさり、トマトとレモン!のパスタをば…
こんなん初めて食べたけど、双方の酸味がイイ具合に絡み合って、
さっぱりスッキリ食べれマス♪♪
はぁ〜〜〜満足、満腹♪♪
地のイイものをシンプルに気取らず食す…ってのが、
実にアタシ好みのとってもステキな店やったわ〜〜vv
手前のテラスで食べたけど、奥も雰囲気があってグ〜です♪
後で知るところによると、Slow Food・カタツムリマーク認定の店だった♪
我ながら美味い店に当たる嗅覚「だけ」はスゴイ!って思ったわ (笑) →ぐ〜ぜんデスから!
Giannaさんにいただいた〈 Osterie d'Italia 〉にも載ってて嬉しかったしvv
トーディに行かれる方、ぜひ是非ずぅえったい行ってみて〜〜vv
と、太鼓判3つ4つ押せるくらいお薦めの店でした。
あ、前菜は2人でシェアして充分デスので(^^ゞ
Pane e Vino
*Chiesa di San Fortunato のすぐ近く
トーディ 1. バイバイ@マルケ ようこそウンブリアへ♪
2012年 01月 13日

オペラ観ただけでバイバイ♪になってしまったマチェラータ(笑)
時間貧乏、慌ただしい移動は毎度の事だが、
悲しいかな、旅程も折り返し地点。
ローマに向けて進路を西に反転。一路、ウンブリアを目指す。
今日も雲ひとつないピ〜カン大晴天♪
ところどころ狭い所はあれど、総じて走りやすい道は運転好きなアタシにはピッタリ♪
目的地のトーディまではちょっとした大移動だけど、全然苦にならない。
内陸部の風景はキレイだし、
山の上にポッチリ建ってる城壁なんか発見すると、ちょっと得した気分 (ナゼ?(笑)
名も知らぬ小さな町や村をクリリン♪と通り抜けるのも、
とにかく「田舎道」を走るのは楽しい。

おおぅ!ペルージャにアッシジだって〜!
いつの間にかウンブリアに入ってたんだな?! ←ずい分前に入ってましたから
ってことは、キミぃ〜「あの」風景が見えるのよね?
さぁさ〜カメラ構えてスタンばってぇ〜やぁ〜
「ええ〜!撮られへ〜ん!」
「とにかく押すの!シャッタ〜押してっ!!」
「ブレるぅう〜〜」
「イイから、押して押して、、押しまくれ〜〜!!」
これでもスピード落として、前見て、右見て、ハンドル持って、
撮影指南に大わらわのアタシ…
動いてる時は、数打ちゃ当たる作戦でド〜ン!とこいだ(笑)

ハイ…これが撮りたかったンです。
アッシジ全容……
ちくと流れたが…よくがんばりました!
行ったことのある街を違うアプローチから眺めるのはすごく新鮮だし、
アッシジって、中はもちろん、外から見ても美しい街だと思うのよ。
数秒、数分で通過しちゃったけど、愛でれてよかったわ♪
と、気が緩んだか、
アッシジからアッちゅう間!で入ってしまうペルージャで迷ってしまい、緊急路肩停止。
だってね〜大きいんです、ペルージャの街も道も。信号もあるし…(爆)
そう…アテクシがブイブイブンブン飛ばせる道は、あくまでのどかな田舎道。
1本道なら任せなさい!な、まさに猪突猛進型(笑)
交通量が多く道が多岐に渡ると、ついついソレに流されちゃって、
すぐ方向感覚を失ってしまう情けないヤツです…(>_<)//
カーナビなんてないから、地図を頼りに人海戦術でがんばろ〜!
ふむふむ…フィレンツェに行ったらアカンから…ローマ方面に行くんだな?!
よっさ〜〜♪♪ 発車オーライだぜぃvv
マチェラータ 4. とっても家庭的なB&Bでしてん♪
2012年 01月 10日

オペラフェスティバルがあったからかエコノミコなホテルが満室だったり、
帰りも遅いし、ど〜せ「寝るだけ」だから…と、
チェントロからややはずれたB&Bに宿をとる。
今までも B&B と名の付く所に泊まったことはあるけれど、
ココはまんま住宅を改装したB&Bで、
まるで誰かさんのお宅にお呼ばれしたみたいな雰囲気でアル♪
TVの下にディズニーのビデオが並んでいたので、
余計、子供さんがいるご家庭にステイしに来た感じがしたよ (笑)
といっても、泊まるにおいて設備は充分だったし、とってもキレイにしてあった。
B&Bといっても、いろんなタイプがあるんだな〜って思った。

メールのやりとりがたいへん親切だったので、
会うのを楽しみにしていたオーナーのレオナルド氏は、
メールの文面のまま、とっても物静かなジェントルマン♪
実は彼の物腰のやさしさに便乗してオペラのチケットをとってもらおうと思ったのだが(笑)
「どこで買ったらいいかわかりません」と、やんわり断られてしまった…(^^ゞ
ズルしないで、ちゃんと自分で面倒をみなさい!って事ですね。。。スイマセン
それでも親族の誰かが舞台に立った事もあるらしく、
Sferisterio Opera Festival は、ジモティにとってもいろんな意味で深く関与している。
そら、夏の一大イベント、儲け時でもあるからね vv
エレベーターがなく、訪問時は大汗かいて荷物を運んだが、
帰る時はもちろん、紳士なレオナルド氏が運んでくれました♪
この2〜3年「シニョリ〜ナ♪」ではなく
「マダァ〜ム♪」と呼ばれる事が多くなってきて憤慨してたけど(おいおい!)
こぅゆう時はマダム然として運んでもらうのが吉かも(違!)
って、この考え方、どっかズレてるよな(笑)
*B&B Mary Mary

Città di Macerata
マチェラータ 3. さすがの歌姫 Mariella Devia
2012年 01月 08日

日本では〈椿姫〉として知られる La traviata
高級娼婦ヴィオレッタと純真な青年アルフレードの悲恋の物語は、
ヴェルディの代表作と言っても過言ではないだろう。
「乾杯の歌」なんてあまりにも有名だし、
オペラ初心者にとっても、アタシにとっても(笑)
たいへん見やすい、聴きやすい演目デス。
屋外だから…と、ちびっと期待したセットは、至ってシンプル。
それでもワイドを活かした演出は、屋外ならでは!の見応えがありましたvv

〈椿姫〉の主人公は「うら若き」ヴィオレッタ♪なのだが、
演じていたのは、この時61歳!のマリエッラ・デヴィーア〜Mariella Devia
アタシは全く全然知らない人だったけど、
名だたる歌い手であり、ツウなK嬢はもちろん知っていた。
失礼ながらそんなお年なら、
相手役のアルフレードは恋人じゃなく息子じゃん!って思ったのも束の間、
仕草も歌声も、可憐で傲慢で恋心に揺れるヴィオレッタそのものだった。
あ〜ゴメンなさい!
当たり前だけど、舞台に上がれば役者たる者、歳なんて超越しちゃうンです。
ヴィオレッタが娼婦ではなく1人の女性として、人間として、愛と生に向き合う姿は、
人生というキャリアを積んだデヴィーアならではの感動を生み出していたと思いマス。

夜も更けてくると、だんだん夜風も冷たくなってくる。
日本と違い、ムシムシ湿気知らずの伊国の夜は、
時として、襟元をあわせたくなるくらい涼しくなる。
と、前のカップルが、かがんで何やらゴソゴソしだし、気になるから見ていたら、
ジャンジャカジャ〜ン!とばかりにリュックからワインを取り出し飲みはじめたのでアル!
しかもちゃんとしたワイングラス持参で!
ず、ズっこぉ〜〜いっ!!! (笑)
しもた〜〜!!ヴェローナではオイラたちもワイン持ち込んで飲んでたのに
ココではすっかり「その用意」を忘れてたよぅ〜(>_<)//
その「1杯」があれば、ご機嫌&あったかく観れるのにぃ!
実際、そんなことしてイイのかわかんないけど、この席ならイイでしょう…多分、うん
次回は?忘れず「仕込んで」いきたいものである(笑)

とまぁ〜ワインはともかく(笑)、劇場の雰囲気もオペラもたいそう楽しかったvv
秋からのオペラシーズンにちゃんとした劇場で…って気持もあるけれど、
コレはコレで、夏のイベントとしてとっても楽しめると思う。
機会があればまた観てみたいなvv
終演後、外にお迎えの大型バスがズラリと並んでてビックリ!したけど、
どっかから来る「 Sferisterio 観劇ツアー」があるのだろう。
そういえば我々の隣のブロックは騒々しい団体さんで、
シ〜ッシ〜ッ!!って何度もたしなめられていた (オバカ!)
ワインもいいけど、あくまで観劇マナーは忘れずに…
*Sferisterio Opera Festival