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オストゥーニ 2. マッセリーアの夜はかくも更ける

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折しも今日は、EURO 2008 でのイタリアの試合がある日。
広場に大きなスクリーンとイスが用意されているのを横目に、今宵のお宿へ足を運ぶ。

4泊目にして、初めてのアグリである。
いや_ココでは、当地風に Masseria 〜マッセリーアと呼ぼう♪

マッセリーアとは荘園_すなわち、領主さま、大地主さま…チエタラチエタラ
呼び名は変われど、要はその地区で一番権力のあったお偉いさんのお屋敷の事をいう。
  
で、そこをB&B やアグリにして、旅行者が泊まれるようにしているのだ。
規模もピンキリで、貴族が住まうちょっとした城のような所もある。
もちろん、結構なお代を取られマス…

オストゥーニの町から車で数十分のこちら Masseria Salinola は、
規模的にも、ごくごくポピュラーなマッセリーアといったところだろうか。
それでも、広い敷地に堂々とした家屋が並び、雰囲気充分。
かつ財布にやさしい。コレ大事(笑)

ジャンケンして選んだ部屋は、まぁ〜2人にはもったいないくらいの広さで、
しかもフル装備のキッチン付き♪ (使うことないけど…(^^ゞ
まぁ〜ちくと「オッサン臭」が漂ってたけど、気にするまい(笑)


さて_シャワーを浴び、食事に行こうと部屋に鍵をかけようとしたのだが、
どぅもうまく回ってくれない。
ヒッチコックばりの古風な鍵は、図体は立派だが大変扱いにくい。

「貸してみぃ〜アタシがやってみるわ♪」

難儀してるアタシに代わってK嬢が鍵を回す。
それでも回らなかったのだが、怪力の彼女、かまわずウンセ〜!とやったところできた。

メキッ!

がが〜〜ん!!!
なんと途中でパッキリ!と折れてしまったのだ!
ああ〜〜このクソ力のバカオンナめっ!!

残り半分は鍵穴に詰まったままで、も〜ど〜しよ〜もない…(TOT)//

片割れを持って謝りにいくと、
「オウケイ大丈夫!気にしないで」っていってくれたけど
その前に一瞬見せた、とんでもなくいやぁあ〜〜な顔を、アタシは決して忘れないだろう(笑)

人間はかくも正直なのでアル。
いや…スイマセンでした…ホント…


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鍵かけずに寝ることには抵抗なかったんだけど (扉はちゃんと閉まるし)
「鍵の呪い」は忘れずキチンとやってきた。。。。
夜…すさまじい蚊の襲撃を受けたのでアル。

気の利いた宿ならフマキラーみたいのが置いてあるが、ココにはナッシング。
己の手で応戦するしかない。

2人、4つの目と手を総動員して戦ったのだが、敵は5〜6匹の大戦隊。
広い部屋がアダとなり、なかなかせん滅できない。

一度枕を投げつけ、見事命中させたのだが (ざまぁ〜みろ!ってむっちゃスッとした(笑)
潰れた跡が吸われた血で赤くなって、いっそう敵愾心が燃え上がる (血ィ返せ〜!!)
ちなみにソコは天井だったのだが(笑)、そんなん知るかい!でアル。
鍵を壊した以上、も〜どんだけハカイダーしてもイイのだ (違!!)

も〜これで大丈夫!とウトウトし始めるも、またもや耳元で「ぷぅ〜ん」
かなり、ムカつく。
ってか、謝りますから、もぅ勘弁してくらさぁいぃいい〜〜と白旗状態 (TOT)/

翌朝、2人の寝覚めが、オソロシク不快だったことは言うまでもない。
痒み止めのムヒを持参してきたことが、せめてもの救いであった。。。。合掌 m(_ _)m
by 21giova | 2010-08-24 23:18 | ├ オストゥーニ | Comments(0)

オストゥーニ 1. プーリアへ誘った思い出の町

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マルティーナ・フランカにはじまり、アルベロベッロにロコロトンド。
怒濤の白い町巡りの最終地は、オストゥーニ。

日もだいぶ傾いてきたのに、まだまだ明るいイタリアの夏。
西日を浴びて、町が海が、キラキラ光ってる。
オストゥーニもまた、外から見る姿がひときは美しい町である。

プーリアの町はどこもそれぞれ魅力的だが、
アタシをプーリアに連れて来た町_オストゥーニは、やはり特別な感慨がある。

そのもっと前に行ったアルベロベッロだってプーリアに属する町だが、
アルベロベッロという町に行きたくて行った。

プーリアという地をもっと知りたい…という気にさせてくれたのは
間違いなくこの町、オストゥーニだった。

たった2泊だが、住まうように過ごせたこと。
遠く焦がれた町が、あたたかく自分を迎え入れてくれたこと。
初めて夏という季節にイタリアを訪れたのも、この旅だったな…と
見覚えのある通りを歩きながら、いろんなことを思い出した。




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白亜の要塞も、ひとたび中に入ってしまえば、光と影の迷宮となる。
それもまたこの町の魅力。

通りの隙間からのぞくオリーブ畑。
そのまた向こうに広がるアドリア海。

コレは海の蒼が飛んじゃったけど(笑)
実際、とてもハッとしてキレイな光景なのだ。
そして当時、ココから海が見えることに、ひどく感動したものだ。

でもって、また同じアングルで写真撮ってるじゃん、と一人苦笑い。
心惹かれる風景は、いつ来ても何度見ても、同じなんだな。




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町によってその顔が違う大聖堂のファサードは
しかし、プーリア・ロマネスク特有のやさしさがあって、
青い空と白い町によく似合う。

同じ白い町、
わずか数十キロしか離れていないマルティーナ・フランカのソレ_バロック建築とは
大きく違うことが、また興味深い。

建築様式って、ある意味、町の雰囲気を決める。

華やかなマルティーナ・フランカに、素肌美人のオストゥーニ。
もちろん、どちらもとてもキレイです♪


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Città di Ostuni

このTOPの空撮はとってもキレイ!ホントに Città Bianca 〜白い街だね♪
by 21giova | 2010-08-22 23:29 | ├ オストゥーニ | Comments(0)

ロコロトンド 3. 白い町の白いワイン

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ロコロトンド…といえば、外から眺める特徴的な外観がステキ!なのに
目先の誘惑に気を取られて、写真を撮るのを忘れてしまった。
つくづく口惜しい。しまったチクソ〜!である(TOT)//

ちなみにこんな感じ。ね、キレイでしょ?

なぜかというと…カンティーナが町のすぐそばにあって
町を顧みることなく、そそくさチョッコ〜してしまったのだ(笑)




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美術館か博物館か?という立派な建物の、こちら Cantina del Locorotondo は、
1930年に、周辺の農家により結成されたプーリア初の生産者組合である。

スプマンテやグラッパをはじめ、いろんな種類のワインを手がけているが、
ココはビアンコで決まり!

なぜって、ロコロトンドが、その姿に似つかわしく〈白ワインの町〉と呼ばれるからデスvv
*町の名を冠した白とスプマンテは D.O.C. に認定されている。





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誰もいないし、入ってエエんやろか?エエやろ?
と、コソコソ侵入した内部は(笑)
ええ〜っ!!て思うくらい整然としててビックリしたが、
外観、美術館だからって、中までそうとは限らないモンです(^^ゞ

片隅に巨大なステンレスタンクが並んでおり (ああ〜人がいた!)
両手にでっかい瓶を抱えたジモティのオジサンが、
手慣れた様子で、タンクからワインを計り入れている。

う"う"う"っ…… 何度見ても羨ましい光景だわ (>_<)//

でぇ〜〜もっ! アタシたちだって負けてらんない!(笑)
空のペットボトルを差し出し、1Lほど入れてもらうvv
ワインのランクもあるが、1ユーロしなかった。

う"う"う"っ…… またまた羨ましい土地である。




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ペットワイン(笑) は寝酒にするとして…
せっかくだから、めでたく〈紅白〉ワインを買っていこう。
重たいけど車に放り込めば、後は帰る日に泣けばイイ(笑)

帰国してから飲んだキリリと冷やしたキリリな白は、
写真は撮れなかったけど、記憶の中の白い町を、
それでも充分思い出させてくれたのでした。



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Città di Locorotondo
by 21giova | 2010-08-20 23:02 | ├ ロコロトンド | Comments(2)

ロコロトンド 2. にぎやかな行列のその正体は…

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奥に伸びるアーチのその先を、探るべきか否か…と悩んでいると

「何してんの?入って見ていきなさい」

とは、通りを所在なげに眺めていたおばあちゃん。   
ではでは遠慮なく・・・・・(^^ゞ

アメーバーのように家屋がくっついたコの字型のドンツキは、
ちょいとオサレな長屋風。

呼べば答え、ケンカの声も筒抜けだろうけど、
そこは人情溢れる南イタリア。

建物だってホラ、互いに支えあって建ってマス。
ありがとう〜♪おばあちゃん。




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静かだね〜♪と歩いてた通りから、なにやらマーチングバンドな音楽が聞こえてきた。
見れば、人がゾロゾロ歩いており、何やら楽しげだ(と、見えた)

なるほど、今日は祭りだったんだな。だから人がいなかったんだ!!

と、ヒジョ〜に身勝手な結論を出したアタシたち。
どんな祭りで何が起こるんだろ?と、列に加わり一緒に歩き出す。
いつ花火があがってもいいように(!)カメラを構えながら。

ところが列の先頭にある〈黒い箱〉を見て、状況を一気に把握。
祭りなんてとんでもなくて〈お葬式〉だったんデス…(TOT)// omg!!


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伊国のお葬式についてよく知らないが、
小さな町ではこのように棺を持って町内を練り歩き、
故人を悼みながら、亡くなったことを皆にお知らせする習慣_伝統?があるようだ。
で、最後は教会に運ばれミサが行われる。

行列してる人たちの服装もまちまち_Gパン&Tシャツの人もいるし、
和やかに歓談してるし、トランペットとか吹いてるワケですよ。

映画ゴッドファーザーにも同じような場面があったが、
あんな見るからに!って感じじゃなかったので
も〜すっかり勘違いしてしまった(^^ゞ

見るからに「コイツらわかってないやろ?」なアタシたちを非難するワケでもなく、
なんなら最後まで一緒にどぅぞ〜くらいなフレンドリーさもあったが(笑)
ココはそっと静かに列を離れる。

名も顔も知らぬ棺の人。どうぞ安らかに。。。R.I.P.
by 21giova | 2010-08-04 23:47 | ├ ロコロトンド | Comments(0)

ロコロトンド 1. その名の響きに思わず笑みがこぼれる白い輪っかの町

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アルベロベッロも一度聞いたら忘れられない語感を持つが、
そこからわずか3キロあまりにあるロコロトンドも、
思わず舌っ足らずで発音してみたくなるほどカワイイ響きを持っている♪♪

loco 〜場所、rotondo 〜丸い…という名の通り、
旧市街地はまぁるく円を描くように広がっていて、
1キロにも満たないその散歩道は、
何気なくおしゃべりをしてる間に終わってしまうほど短い。

アルベロベッロの賑わいがウソのように静かな通りは、土産物屋さえ多くなく、
だからよけい目を惹いた1軒のレースのお店。

フィガロ辺りか?日本の雑誌にも載ってたそうだ。
素晴らしい!w…というか、恐るべしニッポンメディアの情報網!

IL TEMPO RITROVATO




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ただ今4時デス…ではなく…

迷う事は絶対ない!と断言できるロコロトンドだが(笑)
万が一の時は、大聖堂の丸屋根か、この時計台を目指すべし。

列車の窓からも見える堂々としたその鐘楼は、
こんな小さな町には立派すぎるとも思うが、
もちろん、今も昔も町の人たちの誇りであり、シンボルとなっています。
by 21giova | 2010-08-01 23:51 | ├ ロコロトンド | Comments(0)

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