ラクイラ2. 見逃した99の伝説…
2009年 04月 30日

ラクイラの街の紋章に描かれているカタシロワシ(肩白鷲、Aquila heliaca)
そぅ〜なんです。Aquila〜アクイラとは、ワシの事なんですね〜♪
街ができた当時は、アクイラと呼ばれていたそうデス。
すぐお隣に大きな自然公園がある自然豊かな場所だから
昔はワシもぴゅうぴゅう飛んできたんでしょう。
そんな街の中心、 Piazza del duomo。
右端にちょこんと写ってる鐘塔を持つ建物が Duomo です(見えなくてスイマセン)
こんな大きな街の Duomo とは思えないほどシンプルなのは
ネオ・クラシック〜新古典主義様式で建てられたからだろう。
悪くないが、もっとこぅ、どぉおぉ〜も!的な華やかさを求めてしまうのはアタシだけでしょうか…
中は豪華なのかもしれないけど ←入ってない人(^^ゞ
この広場にとてもキレイなインフォメーションがあり地図をもらいにいく。
ラクイラ、アブルッツォの観光情報って
日本でほとんど入手できなかったから、ホント助かりマスvv
親切丁寧なお姉さんに説明をうけ
Fontana delle 99 Cannelle 〜99菅の噴水の場所に◎つけてもらう。
が・・・・・・・・
行きたかったのに、がんばったのに………(TOT)

クルクル回って止まって、降りて歩いて、上がって下がって…ってしたのに
時にはKちゃんを「斥候」にまで出したのに
なんでかわからんが、結局とうとう発見できなかったのでアル……あ"あ"あ"〜〜!!
おっかしぃなぁ〜
いま地図見ると、ごつぅう〜イージーに行けそうなのに…
駐車場と正反対の町外れな場所で、車で行ったのが間違いだったか?
時間も無くて泣く泣く断念したが、ホント残念であった…クスン。

ちなみに、ガォオゥウ〜って開けたお口が全部で 99!も並んでる…という
こんなステキな噴水ですねん(遠い目……)
都市伝説!?によると、その昔、ラクイラには99の城があり、
その城下〜教会も広場も噴水も99あったという。
「99の街」と呼ばれていたラクイラにとって、だからこの数はとっても意味がある。
この噴水もそうだし、今でも市民広場の鐘は99回鳴らされるという(凄!)

プラプラ歩いてた公園やお城
*写真:中は国立博物館〜Museo nazionale d'Abruzzo
で時間を食ったのが悔やまれるが、
半日そこらで見て回ろうとする自分たちが悪いというもの(TOT)//
この国立博物館だって、なかなか立派なコレクションじゃないですか!
と、よくできたサイトを見て、今頃勉強してるあたし…
相変わらずダメダメちゃんデス……(合掌)
ラクイラ1. 聖人が眠るサン・ベルナルディーノ聖堂
2009年 04月 29日

フラスカーティから高速に乗って、いよいよアブルッツォに入る。
ローマからも、アドリア海からも約100km。
ちょうど真ん中に位置するのが、アブルッツォの州都 L'Aquila〜ラクイラである。
L'Aquila。先日の大地震で大きな被害を被った街である。
07年当時、私たちが訪れ見た街の姿は、今はない…かもしれないが
短い滞在の間に撮った写真で、少しでも紹介できたらと思う。
ホントに少ないんだけど………(TOT)//

聖カテリーナと並ぶシエナの守護聖人、聖ベルナルディーノは
ナポリに布教に行く途中、ここラクイラで没した。
すぐさま墓が作られ、優雅な後陣を拝するルネッサンス様式の教会が建った。
それがこの Basilica di San Bernardinoである。
なだらかに広がる大階段が、教会に入る前、ひと息フッと心を落ち着かせてくれる。
街はずれにあるのだが、その分、ゆったりとしたアプローチが印象的である。
そして、シンプルともいえる内部で一際目立つのは、堂々たる聖ベルナルディーノの墓だ。
聖カテリーナが百合や書物を持つように、
聖ベルナルディーノの象徴として描かれるのは、教えを説く際用いたという銘板で、
そこには「イエス」のギリシャ語を短くした「IHS」と描かれている。
後陣の壁にも、そのマークが見てとれる。
*写真は Wikipedia より San Bernardino di Siena by El Greco
この華奢なファサードが地震でどうなったのかあまり想像したくないが、
聖人が眠るこの場所は、未来永劫変わりはしない。
それを想う人びとの気持もまた、未来永劫変わらない。
ラクイラの街も、もっともっと美しく生まれ変わるに違いない。
フラスカーティ3. お皿の店発見〜!
2009年 04月 27日

ペットボトルに入れた(笑)フラスカーティをゲットしたとはいえ、目的の「量り売り屋」は霧の中。
もぅ街を出ようか…と思ったそのとき……
うぉおお〜!!隊長っ!発見ハッケン!!
アレに見えるは Buon Ricordoじゃあ〜あ〜りませんかっ!
いろんなとこで言ってるが、ここのお皿を集めるのが趣味なあたしたち。
イタリアに行く時は、前もってある程度調べて行くのだが
フラスカーティでは友だちとランチ♪って思ってたので、調べの「し」もしてなかった。
こぅゆう時に「お皿の店」に出会えるなんてね。
(加盟店がそんなに多くないのである意味希少なのだ)
なんて万馬券!!
じゃなくて、開店と同時に飛び込みましたとも!

こちらがお皿の料理
「Pappardelle al ragù in bianco ed erbe di caccia 」
ミンチというよりブツ切りの牛肉、ソーセージ、仔羊が豪快にミックスされたラグーを、
これまたドッシリした手打ちのパッパルデッレにからめた一皿です。
仕上げにペコリーノロマーノを加える…という、かなりしっかりした味付けだが
ほのかに香るミントやローズマリーが効いて、くどさを消してマス。
アルデンテを通りこして「堅い」パスタが、
ああ〜イタリアに来たんだな〜イタリアのパスタだな〜って、しみじみ思わせてくれる(>_<)//
イタリア来て初めて食べるちゃんとした食事。
も〜美味しいに決まってマス!(≧▽≦)!

思いもがけず「お皿」をゲットできてウレシイウレシイ♪
料理も美味しかったし絵柄もカワイイしぃ〜vv
時には両方とも・・・・なバヤイもあるから(TOT) 今回はかなりラッキーだったと思う。
Buon Ricordo以外にもミシュランシールが貼ってあったしねvv
かなり大きな店だが、堅苦しい雰囲気ではなく気楽に入れる店デス。
Ristorante Cacciani *3つ星ホテル併設
あまりに満腹満足で、このまま運転したらあたし路肩に突っ込むかも…(笑)と、食後に散歩。
今度はちゃんとした店舗のエノテカで、
Frascati Cannellino〜フラスカーティ・カンネリーノを買う。
これは収穫を遅らせ、熟成させたブドウを使った甘口のフラスカーティである。
帰ってから飲んでみたが、ゲーテに「楽園のようだ」と言わしめたとおり
トロリと甘くうっとりするよな芳醇さで、とぅても美味しかった♪
日本ではなかなか良い品がないもの。見つけたらお土産にぜひどうぞ!

Comune di Frascati
フラスカーティ2. 少年とフラスカーティと
2009年 04月 26日

フラスカーティと言えばフラスカーティ(笑)
街の名ではなく、真っ先にワインを思い浮かべるのはあたしだけじゃないはず(^^ゞ
法王さまの避暑地 Castel Gandolfo〜カステル・ガンドルフォがご近所さんだから
「法王のワイン」というたいそうな通り名をお持ちですが
爽やかで清涼感のある、そう_まさに夏にすこぅし冷やして飲むには最高!の
ラツィオを代表する白ワインでありマス♪
そんな街の名を冠したワインだから、
通りを歩けば、街の記章をかたどった赤い看板が、そこここで揺れている。
市が認可した、ちゃんとした「フラスカーティ」を置いてマス!って印…多分…(ホンマけ?!)
間口の狭い小さな店。
赤い看板がかかってなければ、何の店かわからない。
しかし薄暗いその奥に、イチニのサン…と並んでるのは
高さ3mはあるだろうかというワインのタンク。
街の住民はワインをボトルで買ったりしない。
一抱えもある何十リットル入りの瓶に、トポトポ、ワインを計り入れてもらうのだ。
パンを買うように。トマトを買うように。
なくなったら買いにくる。入れてもらう。
毎日、毎晩。少しづつ。たくさん。

こらもぅ〜入れてもらわなアカンやろ?!ってことで…
「ボトルボトル!」
「待って、待って。コレをこっちに移して〜」
互いが持ってた水を入れ替えて、空のペットボトルを急遽つくる。
わ〜いわ〜い!
これで「歩きながら」飲めるや〜ん (おいおい!)
金色に輝くその液体は、絞りたてのブドウと太陽の味がした。
バンザイ、フラスカーティ♪
フラスカーティ1. あの量り売り屋はどこいったんだ?!
2009年 04月 24日

まだアブルッツォに行かンのか〜い!!ハイ…まだラツィオです…スイマセン…
実はフラスカーティで、ローマの友人と待ち合わせして
ランチを一緒にとる「予定」だったのだが、、、
「ごめ〜ん!子供の都合で行けなくなっちゃった〜。だから帰りに寄って〜」
帰りっていつさ??と突っ込みながらも、ローマインする直前のキャンセル。
仕方ないのぅ〜
数年前、その彼女と一緒にやっぱココでランチをした時、
通りで買ったポルケッタを持ち込み、タンクからいれてくれたフラスカーティを
眺めのよいテラスに座って飲んだ。
ソレがあまりに美味しくキモチよかったので、
今日も「その店=ワインの量り売り屋」でランチをしよ〜ぜ!となったのが……
なんせ5年以上前の事だから記憶がアヤシイ。
道行く人に「こんな感じでこんな店やね〜ん」って書いて説明するも
書いてる本人がワヤだから伝わるワケもなく、
誰に聞いても「知らんなぁ〜そんなとこ」クスン…(>_<)
そんなこんなで、幻のオアシスを探すべく、通りをグルグル歩き回る2人だったが
代わりにお楽しみを見つけちゃいました♪
*写真は「ココで」感動の再会をするはずだった駐車場(笑)
ネーミ5. 片手落ちのネーミ。また来る日まで♪
2009年 04月 22日

街の入口近くでシュテキなもん発見しちゃいましたっ!
チャンバラできそうなくらい長くて細いサラーメ♪
ひゃぁひゃぁ〜美味しそう〜〜!ってこんなん見た事ない。
か、買っていくべし!!と思ったが、朝のこと。まだ店が開いてない。
ちくそ〜〜!!(TOT)/
後で聞くと、ローマに住んでる友人は、週末、足を延ばしてわざわざ買いにくるそうだ。
もちろん、イチゴのグラニータとセットで。
またまたチクソ〜!!
なんかあたしたち、せっかく来てんのに、どっちも「落ちて」ない?
コレは必ずリベンジしに、再度ネーミに来なくてはっ!!

Comune di Nemi
ネーミ4. ネーミの野良たち
2009年 04月 21日

朝です〜おはよ〜♪
こっち側にあるのは確かアルバーノ湖だったよな?(おいおい!)
ちょっと靄がかかってるけど、遠く彼方には水平線が見える。
そう、ティレニア海からわずか20キロにも満たない所にあるんです。ネーミって。
そして、美しい景観を保つ街におくられる
Bandiere arancioni(オレンジフラッグ)にも選ばれています。

この活動も10年目を迎えるんだね。
今まで幾つかチョイスされた街に行ってみたけど
そのほとんどが、古い趣を残す感じのよい街だった。
日本じゃ知られてない、ガイド本にも載っていない
でもステキな場所を探すのには、参考になるかもしれません。
そんなネーミの街を歩いていると……
うぅうっ、スゴイ視線!だれ?あたしを見てるのは?!

「アタシデス!」
あ!生きてたんですね?てっきり彫像かと…
「・・・・・・」
いや…はい、スイマセン
見つめ合うこと数秒。カメラ向けてもその視線、ポーズは微動だにしない。
すごいデス。あなた…
で、撮って、ふぅ〜ってしてたら、ナナメ横からまた強烈な熱視線が…

「アタシは撮ってくれないの?」「えっ?」
「・・・・・・」 「・・・・・・」
あ、ハイ。もちろん、撮らせていただきマス…パシャ♪
ホントは犬の方が好きなんだけどなぁ〜なんてチラとも思えません(^^ゞ
媚びも怯えもしない路地裏の王者たち。
ネーミの野良は、とても立派でありました。
ネーミ3. フラスカーティとラブリーなB&B
2009年 04月 20日

ベッドに入る前に1杯飲もうと、BARでワインを買う。
冷蔵ケースで冷えてた白。
この地で飲むなら、ネーミのお隣、フラスカーティで決まりデス!
部屋にあるグラスで飲むにはもったいないような良い香り。
厚みもあって美味しいワインだったわ♪って思ったら、
日本でも評判になってるフラスカーティだった。
そんな偶然にもビックリしたけど、もひとつビックラしたのがお値段。
約1300円也!現地イタリアで買うより安いじゃあ〜ないのっ。
って、あたしたちBARで買ったしな…
ううむ。大人げないことは言うまい(笑)
Poggio le Volpi Frascati Superiore DOCG
ポッジオ・レ・ヴォルピ フラスカーティ スーペリオーレ

今回のお宿は、ネーミの町外れにある小さなB&B。
寝るだけだからいいや…って決めたのだが、
古い館を改造したという内部は、重厚でシック。
もっと簡易な部屋を想像していただけに、なかなかシュテキじゃないですか。
もしかしてココは暴れる人用の部屋ですかい?っていう
ドアの内側がクッション張りだったのには笑ったが
フワフワの羽布団に、蹴落としそうなくらいたくさんのクッションがのったベットは◎!
ハンガーもたくさんあるし(結構大事なポイントよ!)
ドカンと置かれたトルソに、またまた「?」って思ったが
そか〜ここに上着かければイイんだ!ナイス♪
イタリアのB&Bって初めて泊まったが、とてもラブリーで快適な部屋でした。
B&B IL CORTILE via Giulia, 9 Nemi
*1泊朝食無し 60€
*廊下に簡易キッチン。飲み物用意有り
ネーミ2. 赤くて甘い、ベリーの街
2009年 04月 18日

1日目のお宿、Nemi
毎年5月から6月にかけて「イチゴ祭り〜Sagra delle Fragole」が行われるように、
ネーミは赤く甘い街である。
こんな時期に?と思うけど、町外れに温室がたくさんあったから
年中通してベリーが作られているのだろう。
色とりどりの様々なベリーが、通りを甘い香りで染め上げている。
が、実は見た目ほど“甘く”なく、
裏切られたかのような酸っぱさに思わず目を細める。
ソレを果物本来の“うまみ”とすればイイのだが、そこはイタリア。
だってこの(↓)サンデーっていうんですかね?
fragola の下に「砂糖」引いてますから…
生クリームは美味しいのに(コレはなぜか甘くないのよね)
じゃぁ〜りじゃぁ〜りな砂糖の嵐!! (笑) アゥマイガ〜でありマス

以前来た時に食べたグラニータが、んぉとぉお〜に美味しくって、ソレを食べに来たのに、BARのおばさん、冷たく「今ないの」アレって夏だけ限定品なの??え〜ん、ウソだ〜(TOT)/
着いた晩で疲れてたし、もぅいいや〜って食べたけど、這ってでも探すべきだった…。いや、それくっらい美味しいンです!
そのかわり……コレはゲットしました!!イチゴのリキュール〜Fragolino di Nemi
ボトルのカタチもいろいろ、大きさと値段お手頃で、お土産にピッタリ!なんだが、何よりオイシイ!
ジャムのようにズクズクになったベリーを噛み砕きながら、トロリとしたルビー色の液体を飲むと、(甘い)ンだけど、バカウマなの〜♪
初めて飲んだ時、度数25°というのを知らずカポカポ飲んで見事に酔っ払ってしまったけど、ホントに美味しいのでオススメです〜vv
ネーミ 1. やっぱり迷って到着〜♪
2009年 04月 17日
18時半に到着したのに、空港出たのが20時前(なぜ?)
帰宅ラッシュに巻き込まれながら高速降りて
やっぱりまたまた道に迷う…(TOT)?
地図も用意して、予習復習もしてるのに、一体全体なんでやね〜ん?!
もうコレって、旅の始めに絶対ある「儀式」みたくなってきた…
でもって、こんな感じで喜怒哀楽山脈が形成されていく。
・広すぎる駐車場内で車探すのに手間取る(汗1)
・車が動かない!& 仕様を理解するのに手間取る(汗2)
・高速乗る(嬉1)
・降りてから迷う(汗3)
・道を教えて「いただく」(嬉2)
・ホテルとうちゃ〜く(嬉3)
あ、でもちゃんと、イイことと悪い事が同じだけあるやん?!
う〜ん、うまくできてるなぁ〜〜(違!)
狭い町の中、車で先導して案内してくれたネーミのみなさん、ありがとうござました♪

今回の相棒
LANCIA MUSA
2人には
充分すぎるほど大きく
思わず・・・・
去年がこの子やったら
よかったのに…
昨年は4人で
2ドアでしたから(TOT)//

交通安全のお守り?!はドコモダケ
って…2人ともドコモじゃないし〜(笑)
クリクリ結びつけて
道中、ユラユラにこにこ
アッチ向いたり
コッチ向いたり
お陰で事故なく
楽しいドライブになりました♪