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メッシーナ3. Al Padrino〜名物オヤジが守る下町マンマの味

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Slow Food協会 が出版している食のガイド本〈Osterie d'Italia〉
重い本を買ってきてもらったので(アリガトウ!!)、しっかり活用しよう!と、メッシーナで探してみた。
おっ!!! ココいいな。ココ行きたいぞ!

中央駅の引き込み線が背後に迫り、低層階なアパートが建ち並ぶ一角にある Al Padrinoは、
ジモティであふれる下町の食堂というイメージがピッタリ!
店構えだけで既にウマソウで、アテクシ、こ〜ゆ〜店が大好きなんです(//∇//)

メニューは仕入れで決まる口頭のみ。
途中で何言ってるかわかんなくなったので(爆) 本日のオススメ定食をお願いした。
何がくるにせよ、周囲の人たちのシアワセそうな顔見てると間違いないはず。





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前菜の次に来たのが、旬のナスを使った Pasta alla Norma.
カターニア出身のベッリーニが作曲したオペラ、ノルマ〜Norma の名を冠した
シチリアの伝統的なパスタの1つである。

しっかしまぁ〜、なんて極太!
もっちりした歯ごたえに豊満なビジュアルといい、出汁で黒く染まった伊勢うどんを並べてみたら、
Rosso e Nero、スタンダールやACミランも真っ青なイイ勝負になりそうだ(笑)
とにかくこんなに立派なブツは、アブルッツォのアグリで食したものと双璧を成す。




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メインは白身魚の Involtini〜インボルティーニ。
デザートはカンノーリ…と、シチリアの定番料理が続いたが、
どれもてらいのない、実に正直な美味しさであった。

そんな、毎日食べたい、食べれる、王道マンマ飯を求め集まってくる客と、
忙しい中でも店が醸し出す、おいしゅう食べてってぇなぁ〜的な雰囲気が心地よい。
料理・店・客。長く愛される店は、この三位一体がキモなのだとつくづく思う。

で、なぜメインやおデザの写真がないか?っていうと。。。

テーブルクロスが紙製だと、ついつい落書きしちゃうアタシ。
それを目ざとく見つけた名物オーナーのパドリーノが、
おいおい、そんなとこに書かずにココに書いてくれよ、と、ペンとナプキンを持ってきたからだ。

冷えた白ワインを水のように飲んでたので、ちくと手元が怪しかったが(笑)
今見ると、もっと下がり眉に描くべきだったな(^^ゞ





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それでもえらく気に入ってくれた氏は、
掲載雑誌を見せにきたり、ここで写真を撮ろう!と一緒にパチリ♪
街は観光したのか?この後どこに行くんだ?と聞いてきたので、
州立博物館に行くつもりだと答えると、向こうテーブルに向かって、

「おお〜い!! ◎◎◎!! これからテニスに行くんだろ?この子たちを送ってやれ!」

えええ〜〜?! テニス?送る?! なんだなんだと、プチパニックになったが、
パドリーノ=ゴットファーザーのひと声で、
博物館前にあるテニスクラブに行く人の車に、ちゃっかり送ってもらっちゃった(^^ゞ

帰りはトラムに乗ったけど、いやあ〜助かった!ウレシカッタ!
乗せてくれた人も笑顔で一発オウケイだったし、双方気持よく送り、送られました。
ありがと〜パドリーノ♪♪
この店が人気なのは、こういった彼の人柄に負うところも大きいのだろうと思う。

Facebookを見ると (5年も経つから) オジイサン度があがったような気もするが、
いつまでも元気で店に立っていて欲しいものである。

Al Padrino Via Santa Cecilia 54/56
日休 12:45〜15:30 20〜23




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by 21giova | 2018-02-11 23:42 | ├ メッシーナ | Comments(0)

メッシーナ2. メッシーナそぞろ歩き 其の弐

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都会なメッシーナは、島に比べると暑さも1.5倍増し!!
ドゥオーモ広場にある、これも観光名所な1つ、オリオンの噴水は、
それってションベン小僧か?!ってくらい情けない水量である。。。

もっとほれ、虹がかかるくらいバシャバシャ出して、
涼を振りまんか〜い!と、関西のオバハン、毒づいてしまうのであった( ̄o ̄)






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それでもメッシーナっ子たちは元気いっぱい!
たとえビジュアルが少々ビミョ〜でも。
付け加えるならば、左と中央。2人のDNAがいろんな意味で濃いことも。。。






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そんな偶然通りかかった小さな市場。
カタツムリも売ってたよ♪♪

いわゆるフランスのエスカルゴに比べるとシジミのように小さくて、
これって出汁用?食べるとこあるの?と思わず2度見してしまったほど(笑)

しかしながら、シチリアでは普段からよく食べるらしく(自前の畑で獲った物も含む)
特に暑い時季は、夏バテ防止や滋養強壮代わりになるそうだ。

韓国にはカタツムリ@コスメもあるし、
もしかしてもしかせんでもスゴイのかも!カタツムリって。






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先にも書いたように、壊滅状態から再建されたメッシーナは、
歴史的建造物がほとんど遺っておらず、街自体が整然と整っている。

それが故、ひときわ特異に目に映る
ビザンチン、アラブ、ノルマン様式が混在したシチリアらしい教会だ。

ドゥオーモや港にも近かったのに、
世界大戦の爆撃や地震に津波といった人災、天災を耐え抜いた奇蹟のような建物だという。

全壊しなかったという事で、むろん修復の手は入っているが、
周囲の建造物と明らかに異なる“古び”が、街の歴史を物語っている。





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日本人が押し寄せる街とは言い難いメッシーナだが、
カラヴァッジォ好きなら是が非でも行くべし!というのが、
州立博物館〜Museo Regionale di Messina だ。

騎士団によって投獄されたマルタ島から脱獄したカラバッジォが、
9ヶ月ほどシチリアに滞在した中で、メッシーナに遺した希少な2作がココにあるからだ。


奔放かつ激動の人生を歩んだ彼が、ようやく本当の名声と恩赦を勝ち得ようとした最中、
この画を描いたわずか1年後に客死したことを思うと、たいへんに感慨深い。

その他にも、地元が生んだ名画家、
どことなく彷彿させる彼の画もまた、アテクシたいそう好きなのデス(//∇//)

こちら、あくまで〈博物館〉なので、まんまシンデレラに出てきそうな馬車や、
彫刻、陶器、金銀製品など、いろ〜んな物が展示されており、見所満載。
時間がなければ絵画館だけでもよいし、人も少なくゆっくり見れて、涼むにはいい所デス(違!!)







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博物館は、街の南北を走るトラムの北の終着駅、Museoから歩いてすぐ。

約8キロある路線の半分は海を臨み、残りは市中を走るので、
たとえ博物館に行かなくても、街の様子を見ながらユルリと乗ってみるのも大いにアリ!だと思いマス。







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メッシーナのお宿は駅やバスターミナルに近いこちらをチョイス。
店が建ち並ぶ繁華街〜Via S.Martinoまで2〜300m。
ちょっとだけ離れてる分、静かで、お部屋も広くて快適であった。

Grand Hotel Commercio
Via I Settembre, 73

がしかぁ〜しっ!恒例?! “Google Mapで見る今” にトライしてみたら、、、、
4つ星だったのに看板が下ろされているではないか〜っ!!!
OMG!!! 我々が泊まったホテルがその後閉鎖された(かもしれない)って
これで3軒目!!! なんか…その…ヤダわ〜〜(TOT) ←疫病神?!






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通りで、店先で。大きいの、小さいの。
至る所でイタリア国旗を見るな〜と思ったら、
明日は前回優勝、無敵艦隊スペインを迎えてのEURO2012の決勝であった。

丑三つ時ならぬお昼寝時。
メッシーナも、密かに盛り上がってるよ〜と、
人通りの絶えた通りに、三色旗が大きく大きくはためいていたのでありました。




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by 21giova | 2018-01-15 23:02 | ├ メッシーナ | Comments(0)

メッシーナ1. メッシーナそぞろ歩き 其の壱

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島に渡る前にちびっと触れたMessina〜メッシーナ
今度は1日だけだけど、しっかり滞在しますよ〜(^^ゞ

中央駅の背後に広がる、鍵爪のように曲がった湾内に、
メッシーナのシンボル、高さ7mの黄金のマリア像〜Madonna della Lettera が建っている。
なぜ “マドンナからの手紙”という寅さんのような名がついているかというと、、、

その昔、市民がキリスト教に改宗した時、
神のご加護を約束した手紙を、マドンナ(聖母マリア)が、メッシーナに送ったことに由来する。
彼女の髪で一巻きにされた手紙の結びには、こう書かれていたという。

Vos et ipsam civitatem benedicimus.
〜あなたたちと あなたたちの街を祝福します〜

その言葉はまんまマリア像の台座に刻まれており、
Madonna della Lettera は街の守護聖人として、船乗りたちの護り人として、
こうしてメッシーナ海峡に佇んでいるのです。

ちなみに向こうに見える陸地はカラブリアだ。
その距離、ここから5キロあるかどうか。地理上で1番近い所だとたったの3m!
なんなら走り幅跳びでシチリアに渡れまっす!ってな近さである(笑)

そんな海峡に「橋」を架けるか否か、長年論争が繰り広げられているけど、
今だ橋脚の1つもないのは、いかにもシチリアらしいと思う。
代わりにフェリーが運航してるのだが、
客車だけ船体に積み込み、向こうでまた繋ぐという夜行列車、コレがもぉ〜すごく楽しい!!

雨が続く冬の北イタリアがイヤで、トリノからパレルモまで一気に南下した時。
ナポリから真っ青な海が広がるタオルミーナで目覚めた時。
と、アタシは2回利用した事があるが、客車を切り離しフェリーで運ぶ。
こんな面倒な鉄道連絡線って、今や天然記念物級に珍しい存在!

きっと20年…いや、50年後でも橋は架かっていないと思うけど(笑)
乗り鉄ならずとも一度は乗ってみる価値、絶対!ありますよ(๑•̀ㅂ•́)و✧

Trenitalia  例:ナポリ(約24時発)〜メッシーナ Intercity Notteで約6時間





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大地震と大津波によって90%以上の建物が崩壊。
メッシーナ壊滅状態になったのが1908年。
なんとか復興の足がかりを掴んだと思ったら、今度は世界大戦勃発という、
度重なる破壊の悲劇から再興された街は、京都のように整然とした碁盤目通りが続く。

そんなメッシーナで、湾を挟み、マリア像のちょうど対角線上に
ドゥオーモ〜Duomo di Messina があるのは、もしかしたら偶然ではないかもしれない。







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崩壊後、再建されたドゥオーモ。
オリジナルの姿を取りもどすべく、何度も修復が加えられ、今日に至る。

一見簡素なほどシンプルに見えるけど、
美は細部に宿る…とばかりに、抑制された美しさが宿っております。






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内部は祭壇のモザイクと天井が美しく、
珍しくフロアに平置きされてる(パイプ)オルガンは、
ヨーロッパで1.2を争うほど大きななもので、その世界では名だたる存在なんだそうだ。
運良く演奏時に訪れたら、間近で演奏風景を見れるまたとない機会になるだろう。






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さて、このドゥオーモ前の広場。
正午になると、ご覧のようにワラワラと人が集まってくる。

暑いので、我先に日陰のベストポジションを確保。
カメラやスマホを取り出し、首をば斜め45度に固定すると、一心不乱に一点を凝視する。

端から見るとかなり滑稽な風景だけど(笑)
我々もその輪に加わるとするか(๑˃̵ᴗ˂̵)و




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みなの視線の先は…というと、
ドゥオーモに隣接している鐘楼〜Campanile del duomo di Messina
これが、正午になると動くからくり時計になっていて、
それをひと目見ようと人々が集まってるのだ。

高さ60m。ほぼ等身大な像…と、
その規模、大きさから、世界一のからくり時計と言われている立派な鐘楼である。

それでは、戦時中、機転を利かせて街を守った
2人のヒロインが鐘を鳴らすところからご覧ください♪
(注:彼女たちは3mの大女である(笑)











ライオンとニワトリのスピーカーな鳴き声にビビったが (子供たち大喜び!(笑)
スローモーながらもシッポや羽がちゃんと動いてて、なかなか精巧だ。

壁面に設けられた“からくり小窓”は全部で5つもあり、
それぞれ、メッシーナに由来する物語が展開される。
1番下の窓など、日替わりで内容が変わる…という凝りようだ。

1番上は1番大事な物語〜聖母マリアとメッシーナ使節団の話を再現したもので、
だからバックミュージックがシューベルトのアヴェ・マリアなんですね(^^ゞ






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他にも、月齢や太陽を中心とした星座の位置、カレンダー付きの側面も必見デス!
今日は◎月◎日ですよ〜♪と指差してる天使がキュートだわ(笑)

鐘楼は登ることが可能。
からくり時計の“しかけ”や、対岸の眺めもスバラシイそうですよ。

(季節によって入場時間が激変するので右のインフォメ欄をよく確認すること)








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by 21giova | 2017-11-30 23:06 | ├ メッシーナ

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