ヴィテルボ 5. さらばイタリア…旅立ちの朝
2014年 04月 30日

エアは10時だけど、満を持して5時に宿を出る。
時間に関しては慎重な、これでもA型なんで(^^ゞ
も〜そりゃ瞼がくっつくほど眠いけど(>_<)//
列車と違い、車は時間が読めないので早めに行くにこしたことはない。
空港で買い物もしたいしvv (コレ本音(笑)
道も空いており、スイスイ順調に快走する。
うっすら空が明けはじめ、今日という1日が生まれる瞬間に走るって、とっても気持がイイvv
ローマまでうんキロ…という表示にもぅ大丈夫やろ!と、PA@コーヒータイム。
お日さまもよぅやく顔をのぞかせたよ♪

キリキリよぉ〜〜く走ってくれたベンちゃんともお別れデス。
今回は珍しく?!どこもブツけることなく無傷での生還!拍手〜!!
って、いつもどんな運転してンねん?!って話やんな(笑)
とにかく…道中、世話になったよ。ありがと!達者でな!
旅の当初は、パスポート紛失?!ってな大事件もあったが、
終わりよければ全てよし…で、スリリングながらも楽しい旅となった(^^ゞ
これもひとえに普段の善行のお陰…ではなく、、旅の相棒の助けがあってこそ。
なんてたってユーロ盗られて以降、アタシの大蔵大臣だったからねvv
買い物が長いのが玉にキズだが(笑) とってもとってもありがとう♪♪
そして…やっぱりマルケはステキな州だったvv
訪れた町の数だけで言えば、
今までの1位、トスカーナ (か) シチリアを超えたんじゃないかな。
あんまり人が大挙して俗化するのはイヤだけど、
もっと知られてもよいこの上なくステキな所…と、複雑な乙女心?! ではあるが(笑)
ありがとマルケ♪♪ またいつか会える日がくることを願って……

最後に……
ラストたった3ページ分を残し、実に2年の間も「放置」しておりました……
イタリアへの愛が薄れたワケでは決してなく、
なんというか、忙しかった、書くモチベーションが上がらなかった…などなど…
とにかく放ったらかしだったんだけど、性根を入れ直してココに宣言します!!
またちゃんと旅の思い出を記していこうと!! と。
じゃないとせっかくの旅の思い出が、
薄いカルピスみたく美味しくないものになっちゃいそう…
写真だけじゃ残らないモノもたくさんあるし、
読み返すと我ながら笑ってまうアホな事を、10年後にも読みたいし…(^^ゞ
ということで……
記憶の鮮度は落ちるが、旅メモ片手に、
まずは〈2010年のカンパーニャの旅〉を始めていきたいと思いマスvv
目標!!今年中に終わらすこと!!(多分…)
挫折しないよう?! FBでも公開していこう(かな)
なんか弱気やけど(笑) とにかく引き続きよろしゅう〜お願いしマスm(_ _)m
ヴィテルボ 4. ラストの食事は3人の王様と共に…
2014年 04月 27日

アグリにご飯が付いてるので、なかなか外で夕食を取る機会がないが、
なんといってもイタリア最後の夜である。
宿の女主人が教えてくれた店に、いそいそと出かけてみた。
Tre Re とは「3人の王様」という意味で、
1622年創業という、街で一番歴史があるリストランテなんだそうだ。
ワーオ!すごく王道な店を教えてくれたんだな。
さっきのBARもそうだけど、
2〜300年の歴史なんて、この国にとったら屁!みたいなモンなんだろうね(笑)

昔は宿屋兼メシ屋…いわゆる旅籠だったそうで、
思ったよりずっとこぢんまりとした店内は、その分家庭的で居心地がよく、
壁には、店のシンボルである3人の王様の画 (看板) が掲げられている。
ひと癖もふた癖もあるような王様たちだが、何かしら意味があるのだろう。
由来をちゃんと聞けばよかったのだが、
当時は触れると幸運をもたらす…と言われ、
大戦中は英米の兵隊たちもが、触ってから戦地へ赴いたそうだ。
その後、売ってくれ〜!という声を頑なに拒み、今に至るという、
ヴィテルボの歴史遺産?!みたいになっている。
Ristorante Tre Re

さて料理…
写真はちとマズイが(笑) 料理はウマイ!
お約束の前菜盛りに、
プリモは本日のお薦めラビオリ、メインに仔牛とスカモルツァのグリルをオーダー。
うわ〜!!!なんかモリモリ食べてる!!
今日って、お昼にチヴィタでブルスケッタ食べたっきりで、
ジェラートも食べずカッフェも飲まずひたすら車を走らせ、
ぱちゃぱちゃ温泉遊びしては、以外と体力知力を使うスーパーを徘徊したもんだから、
お腹ヘリヘリだったのであるvv

ココで何回も書いてるけど(笑) まだまだマイブームなスカモルツァ焼き♪
嗚呼〜やっぱ美味しいわ〜♪♪
チーズとパン、チーズとワインの往復が…うぐ〜〜止まらない!!
セコンドとして食べれるから重宝するんだが、カロリーは絶対肉より高いはず(笑)
日本でも買えるけど目ン玉飛び出るほど高く、なかなか手が出せないんだけど
最後に食べれてシアワセでした〜〜vv
ヴィテルボ 3. 最後の夜は異種格闘技なパッキング勝負だ!
2014年 04月 24日

テルメでまったりしすぎて、
一番の見所〈Palazzo dei Papi〜教皇の宮殿〉すら見なかった我々…
というより、、、、
最後の買い物!と称してスーパーで埋没してしまったのが一番の敗因かと…(^^ゞ
ココでは書けないような(笑) 食材とか食材とか…
とにかく…土産はスーパーで買うに限る!なんでありマスvv

うぅむ…コレはメディチ家の紋章ではなかろうか?!
(球体の数に特に決まりがなく、年代により5つや8つバージョンもある)
ラツィオ北部の最大都市ヴィテルボは、お隣フィレンツェに一番近い。
そもそも教皇の街だし、いろんな関係性があったと思われる。

感じのよいBARがあったので、後でドルチェでも買っていこうか〜と言ってたんだが、
どこにあるかわかんなくなってワヤになってしまった…
後で知ったのだが、創業1818年!という老舗カフェであった。
イタリア人のクチコミが悪いのが気になるが、
ヴィテルボの歴史を刻んだ店内を愛でるだけでも価値はある…はず…多分…うん(^^ゞ
Gran Caffe Schenardi

最後のお宿の事も書いておかなきゃねvv
ヴィテルボって結構大きな街なのでチェントロを外し、
でもってもぅ「寝るだけ」なので、ちょっと郊外のB&Bを予約したんだけど……
Str. paliano
うへえ〜?住所ってこれだけ??
それって通りの名前だけやんや〜んっ!!!(TOT)//
そう…郊外の宿は往々にしてこぅゆう事が起きる。
でもこんな事でへこたれていたら、田舎の宿には泊まれない。
幸い、広く見通しの良い道だったのでなんとか「発見」できたが、
住所すら間違ってる事も多いので、ホント気が抜けない…( ̄o ̄)
ベッドに横たわるまで決して安心できないのが、伊国の宿の恐怖であり楽しみの1つなのだ(笑)
HPの感じを裏切る事なく、清潔で居心地のよいB&Bで、
夕食食べにチェントロに向かう時「私も帰るから〜」と車で先導、
ジモティが使う無料駐車場まで送ってくれ、ホント助かったよvv
B&B Le Beccacce

宿泊客は我々だけで、
照れちゃうような4柱ベットの広い部屋を用意してくれたのだが、
スイマセン…今宵は夜を徹してやるべき「大仕事」が………
はあ・・・・考えたくもない帰国の準備。
毎度のことだが、車のトランクに好き放題放り込んできたこのおびただしい荷物の山を
一体どうやって「1つの」スーツケースに詰め込めばいいのだろう?!
実際、全ての荷物を持って上がったら (2往復する(笑) 部屋ン中、足の踏み場もないほど!
なんで靴を3足も買ってンねん!と毒づきながら、箱はポイポイ!
ああ〜そうだ…アウトレットにカバン置き忘れて大変だったよな…と、
なんかあの史上最悪の事件が、今となっては他人事のように思えてくるから現金なモノである(笑)
手に余計な荷物持ちたくないから、なんとかスーツケースに全てを納めたい。
空間と入れるモノの1本勝負!パッキングってパズルみたいなモンだよね。
大変だけど結構好き!で、得意!
誰もこの中にワイン2本と靴が3足+ビーサン+モロモロ…が入ってるとは思うまいvv
次開けたら二度と閉まらないでしょう…という密閉度280%状態で、
スーツケースは悲鳴あげてると思うけど(笑)
じゃなくて…ギャボ〜!! もぅこんな時間!!
明日…ってかもう「今日」だけど(TOT)//
早く出発するので少しでも寝ておきたいのだが、寝た記憶がない(笑)
せっかくの?!4柱ベットだったのに……

Città di Viterbo
ヴィテルボ 2. とってもキレイ♪ ダンテも詠んだ由緒あるテルマエです
2012年 06月 08日

きゃ〜♪なんて広いプール!
ではなく…
こちらはヴィテルボの野外温泉のひとつ、ブリカーメ〜Le Terme del Bullicame
もちろんフリ〜!!(無料)
もちろん脱衣所も、ない…(笑)
が、「この時」のために
怪獣庭園を犠牲にしてまでも水着を着込んで、チヴィタをも観光したのだ!
ササっスイっ♪とワンピースを脱ぎ、
やぁやぁ〜ゴメンなすって!と、先客に挨拶をし、トポン♪と浸かれば……

うへぇえ〜〜〜!!! なんて極楽♪♪
湯温もちょうどよく、
サラサラとたいへん気持のよい湯のうえ、このシチュエーションでしょ?
心地よさ問答不要の2800万%!!!! でアル (≧▽≦)///
量は多くないけど、底を漁るとミルク色の泥が沈殿しており、
ちょっとしたファンゴ(もどき) ができるのもグ〜♪♪

湯質はとても穏やかでスタンダード。
すンごくキレイな色をしてるが、源泉は無色透明デスvv
どうしてこんなバスクリン色になるのかは不明だが、
そんな事に頭を悩ませるのは無粋というもの。
なるんだからなるんデス!!!

開放的な浴場と違い、柵で囲われ厳重に守られている源泉。
それもそのはず。古くはダンテの神曲、地獄篇第14歌にも出てくる由緒ある温泉で、
後に見える石塔は、その碑になっている。
ダダダ、ダンテってスゴイな〜!って思うけど
地中から無尽蔵にボッコボッコ湧き出してる源泉がダイナミックすぎる!
源泉が何度かわからなかったけど、
水路を通ってるうちに適温になり、浴場に流れ込む。
なるほど、うまいことできてますvv

幸い大きな木が1本生えていて、木陰があったので、
湯というよりお天道さまに脳天焼かれて暑くなると、そこに退散。
寝酒に余ったワインを飲みながら風に当たってると、
言わずもがな…だが、至福の極み♪♪ でありますvv
ジモティ率が高く、観光客はほぼ皆無だが、
清掃も兼ねて係員が巡回してるので安全だし、ゴミひとつ落ちてない。
無料施設なのになんて行き届いてるんだ!さすが教皇の街であるvv
以前入ったワイルドなトスカーナの温泉 (ソレはソレでとてもステキ♪) に比べると、
とってもクリーンで入りやすい野外温泉だと思う。

こちらはもっと浅い膝下、お子様用。
嬉しくなっちゃうくらい広いでしょ?左手にもまだまだ続いてるの♪
だからか大人も遊んでたけど(笑)
というヴィテルボには、他にも、有料無料、たっくさんの温泉があり、
温泉大国ニッポン顔負けの充実度を誇ってる。
しかもローマから約70キロ…と、アクセスも全然悪くない。
だからまた絶対行きたい!!!と思うvv
というのも……
温泉でまったりしすぎて、ほとんど全く!街を見てないから(爆)
ヴィテルボ観光局の人、ゴメンなさい…(^^ゞ
それと、怪獣庭園も行きたいしね……え?しつこい?(笑)
ヴィテルボ 1. 教皇が愛した温泉地
2012年 06月 05日

ボマルツォの怪獣庭園〜Parco dei Mostri にすんごく!!行きたかったんだけど、
時間が押して断念…(道にも迷った)… 本当に残念だわ…(>_<)//
またいつか絶対!!トライしてみる!!うん
そしてやってきたのが、最後の宿泊地となるViterbo〜ヴィテルボである。
現在はバチカンで行われるローマ法王選出も、昔はここヴィテルボで行われており、
決まるまで皆が部屋に缶詰状態になる
「コンクラーベ (鍵がかかった) 」という言葉が生まれた街でもある。
教皇の街として、魅力的な要素を持ってるヴィテルボだが、
個人的にはこっちの方が大事!(笑)
それは…
温泉!! があること〜〜!!!!(≧▽≦)///
実際、この地の温泉は既にエトルリア時代に発見されており、
歴代ローマ教皇たちも湯治に訪れていたという〈テルマエ・ロマエ〉を地でいく歴史を誇っている。
写真は、その名も Terme Dei Papi 〜法王の温泉
もちろん我々もフツ〜に入れる、一大スパ施設である。
巨大な温泉プールが有名で、それにも心が動いたけど、
近くに「もっと楽しい」温泉があるというので、ココは車から眺めて素通り。
さてさて「ソレ」はどんな温泉なんでしょう??
>> つづく… (^^ゞ