
最近手抜きが激しく〈旅のINDEX〉を作っていないので、
ココに合わせて記しておこうと思います。
と、その前に……
20時過ぎに薄暮に染まるローマから乗り換え。
カラブリアに着いたのは、お星さまがチャオ〜♪と顔を出そうかという頃であった。
この時、到着時間の遅さより何が1番心配だったかというと、、、、
当時、アリタリアの空港従業員が、貨物を出し入れする際に、
乗客の荷物から巧みに物品を盗んでいたことが発覚!
観光大国イタリアとしては、全土を揺るがす大問題になっていた。
その発端となったのがカラブリアの玄関口の1つ、
イタリア中にい〜っぱい空港があるのに、よりによってなんでココなのだっ?!
こ〜ゆ〜事が起こるから、アタシの大好きな南の印象が悪くなるんだよね。
と言っておきながら、荷物が無事届いてるか?鍵が壊されてないか?
結果的には問題なかったけど、そりゃぁあ〜〜念入りに調べましたわよ。
というドキドキが初っぱなからあったのです、ハイ。
では本題に入りましょう♪
日本人旅行者にとっては、あまり馴染みがないかもしれないが、
ちょっとはカラブリアの事が知られたんじゃないかと思っている。ちなみに…
ACミランや代表で活躍、アテクシが大好きな
闘犬ガットゥーゾはカラブリア出身である(笑)
州のほとんどを丘陵・山岳地帯が占め、平地部は10%ほど。
そのため険しくも豊かな自然が残っており、どの機関が出したか「?」だけど、
ビックリすることに、イタリア半島最南端ながらスキー場もある。
また、西にティレニア海、東にイオニア海と、北部を除き全てが海に面しており、
人々を魅了する美しい海と海岸線が、総距離800キロ余りに渡って続いている。
特に東側、ワインの産地として有名な
Cirò から海岸沿いに南下する道は、
記事によると「日本での知名度が低い街道に焦点を当てて選定」したそうだ。
アマルフィ?!それって超有名や〜ん?と突っ込みたいところだが、
イタリア全土においてたった2ヶ所!並みいる強敵を押さえカラブリアが入ってるなんて、
JATAと選者に、おまいらサイコ〜!!!ブラァヴィイィ〜!!と拍手をおくりたくなる(笑)
そして、そのどちらも走破したアテクシはというと、ちっくら鼻が高いのであります(^^ゞ
次は旅程。ラメーツィアテルメというカラブリアのド真ん中に着いたので、
北から時計回りでグルリとほぼ1周?!してみました。
これって例えばトスカーナ州において、フィレンツェとシエナを見ずして回るような暴挙?!(笑)
日程的にも時間的にも、小さな村の方に「愛」を注いでしまったのだ。
また、隣接する州が北部の
バジリカータだけなので、カラブリアのみ!の旅となった。
島なシチリアやサルデーニャは別として、他州をまたがず1州のみって、初めての経験です。
まさに最南端半島のカラブリアならでは…だよね。
伊国を旅する上で(絶対)外せない食関係でいうと、
唐辛子を使った料理・調理法で知られる〈ピッカンテ王国〉である。*ピッカンテ〜辛い
これは、平地が乏しい故に決して豊かではなかった食環境の中で保存食を作る技術が高じ、
アラブ人が持ち込んだ唐辛子の殺菌・保存効果を取り入れた事から始まったそうだ。
*D.O.P.〜保護指定原産地 I.G.P.〜保護指定地域
そして忘れちゃいけないワイン。
厳しいテロワールをまんま体現したような力強い赤、ミネラリーな白はCPが非常に高く、
中でも州を代表的する土着品種、
ガリオッポ(赤)は、世界最古のブドウの1つと言われている。
…と、歴史などをすっ飛ばしてかる〜く説明するとこんなところでしょうか(^^ゞ
カラブリアにスポットを当てた記事を掲載していた。
それらの地方を特集した(珍しい(笑)ムック本がきっかけだった。
南イタリアは
プーリアが“白い町”として一躍脚光を浴びたのも、
こぅいった媒体を通じてだったんじゃないかと思っている。
となると、次に「来る」のはもしかして「カラブリア」なのかもしれない。うむ。
さてこちらは、着いた日の翌日。恒例、早朝の散歩は、
この時間は人もまばらで、BARから漂う香しいカッフェのかほりと、
ホルダーをマッキナに差し込むガスンガスン!というお馴染みの音が響いている。
他愛のない、しかし変わらぬ伊国の朝のひとコマに、思わず頬が緩むのであった。
では旅記録は次からつけていきます(^^ゞ
総走行距離、800キロ+もぅちょい…は、ほぼシチリア1周分。およそ京都〜秋田間。
こう書くと、そう〜ビックラするような数字じゃないかもしれないが、
事故なく、山に、海にと、よく走りました。
お約束のトラブルは……それは……ナイショ…(笑)