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ジェラーチェ3. Città delle 100 chiese〜100の教会の町を歩く

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今日もイイ天気、暑くなりそうだ。

一夜明け、景色は一変。
石畳の町角には花屋がよく似合う。

オレンジ色の街灯に照らされた夜の風情もよかったけど、
お日さまの下で輝く色とりどりの原色を見ると、こぅ〜元気が出るよね。

したらば、今度は朝の町歩きに出かけてみようv




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約50キロに渡る海岸線を見通せる高台に位置するジェラーチェは、S・セヴェリーナと同じように要塞を兼ねた町として発展。現在は4つしか残っていないけど、最盛期には市中にグルリと12個の大門があった。

そのうち現存する “司教の門”と仲良くくっついてるのが、ジェラーチェのドゥオーモ だ。この写真じゃあんまりわかんないけど、奥にず〜〜〜っと広く、 ロマネスク様式の教会としては南イタリア最大規模を誇るほどデカイ。

周囲3キロに満たない小さな町に、なぜにこんな立派な教会があるかというと、要塞都市だった事とカラブリア初の司教区になったことが大きい。それに伴い司教や貴族の館の他に、どんどこ建ち並んだ教会や修道院が一時は100をも超え、“聖なる町” または “100の教会の町” と呼ばれるようになった。




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こぅ〜してカラブリア東部で最も重要かつ繁栄した町となったジェラーチェだが、カラブリア南部を襲った大地震やその他モロモロの要因を受け、いつしかお決まりのように下降線を辿っていく。しかし、年代も様式も異なるさまざまな教会が点在していること(現在は100もないけどね)、保存状態のよい中世の町並みが人々を惹きつけ、I borghi più belli d'ItaliaLe Bandiere arancioni に選ばれている。

標識と十字架に気付かなければ、そのうち屋根がお花畑になるんじゃないかと思った建物が実は15世紀の教会だったり(!!) 見る人が見ればたまらない情景が広がっているのだ。古い情報だけど2015年に実施されたイタリアの最も美しい村BEST20 では、ジェーラチェは見事7位!に選出されていマスv





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とはいうものの、当時はそんなスゲ〜所とはつゆ知らず……(^^ゞ

あ〜今日は人が歩いてる♪と、
ジャケットにハンチングなダンディ爺さまの後姿にウットリしたり……





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ほらほら、ワンコがいるよ!! え?どこに?

・・・・・・・!!!・・・・・・・

おめぇ〜はカメレオン犬か〜いっ!! というひと幕に笑ったり、





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薄皮饅頭の皮のようなこの壁は一体???
そいでもってなぜに丸窓???

と、ジェラーチェを訪れる人のお目当てであろう教会巡りが、片手…いや、両手落ちだったのは否めないが( ̄o ̄) この教会には心打たれました。





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Piazza Tre Chiese という名の通り、3つの教会が並ぶ広場の中央。両側を立派な教会に挟まれ、ポッチリ建っている Chiesetta di San Giovannelloだ。ChiesaではなくChiesetta。小さな小さな教会である。あまりにチビッコなので、失礼ながら何かの倉庫跡かと思ってしまったほど。

大きさは多分カットーリカとほぼ同じ。すてきデコレーションに目を奪われ錯覚しちゃうが、カットリーカもたいへんキュートなサイズなのである。そして、建立時期も同じ10世紀。元はギリシャ正教会ってのも同じだ。

しかし、決定的に違う。違うのよ〜!!!
なんでしょ、この素朴さ。壮麗なカットーリカは畏敬の目で眺めたけど、こちらはキュッと抱きしめたくなるほど愛おしい。





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実は昨晩の夜散歩で出会っており、もう1度拝みたくて再度足を運んでみたのだ。
何もかもさらけだす陽光の下ではどことなく気恥ずかしそうで、偶然出くわした「夜の顔」の方が俄然雰囲気がよかった。

縦タテ、横ヨコ、丸窓アーチ。
闇の中に佇むシンプル極まりない姿は、静謐な石庭のようにステキだったからだ。

ジェラーチェには他にも見るべき教会がたくさんあるだろう。でも、このチビッコに出会えただけでアタシは満足。遠く異国の小さな町で、1つでもお気に入りに出会えたら、それはそれでとっても幸せな事だと思うから。





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町の東側を守る太陽の門〜Porta del sole.
お日さま正面。海も正面。どっちもキラキラ、ギラギラ。
光の中にダイヴするように狭い門の間をよっこらせ〜と通って、ジェラーチェを後に次の町へ向かいます。

174.png Informazioni
Città di Gerace  観光情報
Il Borgo Incantato 毎夏ジェラーチェで開催される国際的なストリートアート祭





# by 21giova | 2020-03-20 23:27 | ├ ジェラーチェ | Comments(0)

ジェラーチェ2. あったか料理と静かな夜

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ワインと惣菜を買い込んでステキ@小テラスで食事をするのも魅力的。
でも…町歩きも兼ねて外に食べにいく事にした。

ジェラーチェは小さな町だ。どこにしようかと迷うほど店がない。ってか、ない。
住民の憩いの場であろうTocco広場にさえBARが1軒あるだけでちょっと心配しちゃったが、ほどなく感じのよさげな店を発見した。

“Il Brillo Parlante”って、酔っ払っておしゃべりしようぜ!ってな意味だろうか。
いいじゃないか、いいじゃないか!! (井之頭五郎風に…笑)




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席に着くとメニューを吟味する間もなく、今日のオススメは…と、少年のような店員がペランペランと説明しだした。が…早口なうえに訛り?も入って何言ってんだかわかんない( ̄o ̄)

でも…無愛想ながら棒立ちで一生懸命伝えようとする姿が好ましくて、オウケイオウケイ!じゃあ〜君のオススメでよいよ、任せるよ♪って。これは母性本能がくすぐられたせい。多分…(おいおい!!)





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運ばれてきたのは、そうそう、こ〜ゆ〜のが食べたかったのよ♪な、ナイスなお皿たち。いろいろちゃんとピッカンテで、ワインもスルスルすすむ君(//∇//)

ともすれば家庭料理の延長のような素朴さだったけど、1日の〆は肩肘張らないこんな料理がイイ。基本アタシは、リネンのクロスに気を使うより、コットンクロスにワインの染みをつけれる店の方が好きなのだ。それはつまり…毎日通いたくなる家庭的な味と店、なんだよね。

食後のカッフェを飲む頃には、笑顔も浮かべてた彼。
気持良く酔えてお腹もいっぱいになったよ、ありがとう、ご馳走さま!!!





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気持のよい夜だから、プラプラ歩きながらお宿に戻ろう。

まだ?! 10時過ぎ。初夏のイタリアなら、宵の口と言っていいだろう。
なのに…犬を散歩させる人も、ふいに目の前を横切る猫もいない。
皿を重ねる音も、漏れ聞こえそうなTVの音も聞こえない。

まるで町全体が息をひそめてアタシたちを見ているかのよう。





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むしろ東洋人に出くわしたジモティの方がビックリするだろうという人っ子ひとりいない通りは、大きな街なら歩けない、歩かないところだが、ポツポツと続く街灯が、心配ないよと頭上を照らしてくれる。

ぶっちゃけ迷いかけてたけど(!!) ほぅら、広場に出た♪





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マリアさま こんばんは!
とっても静かな夜ですね。

ええ、はい。帰り道、わかります、多分。
ええ、はい。明日また来ますね。

おやすみなさい 夜のジェラーチェ。





# by 21giova | 2020-02-09 23:20 | ├ ジェラーチェ | Comments(0)

ジェラーチェ1. お宿生存率の連勝記録が途切れるなり

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今宵の宿泊地はスティーロから南へ1時間ほどの Gerace〜ジェラーチェ
カラブリアに来て4泊目のお宿だ。

恐らく…と断らなくてもアタシだけが気にしている件(笑)
今まで3戦全勝!!と喜んでいた“記録”(!!)にとうとう、バッテンがついてしまった…。
思わず目を背けてしまいそうになるGoogleマップに赤く記されたその印「閉鎖」

ガ〜〜ン!!! すご〜く感じの良い所だったのにどうしちゃったんだろう?

なくなってしまったお宿のお話をしても仕方ないンだけど、せめてココには思い出として残しておきたいので、どうかお付き合いください…134.png





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そうでなくても道が狭すぎるジェラーチェに、よく車で入っていったよな〜と感心するが(笑) そのまた奥まった路地沿いにあった(過去形なのが悲しい…) “La Casa Di Gianna”

入口入ってすぐ延びる階段(テラス席なレストランがある)や、年代物の壺がテンテンと置いてあるところなんて、まるで私設の博物館か映画に出てきそう!…と思ったら、元は貴族の館だったそうだ。なるほど納得!





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広いアグリならともかく、1軒屋なお宿ではあんまりしないこと〜歩き回ってポージングしちゃうほどセンスがよくてゴージャス♪♪あ〜でも泊まったのはこちらではなく、通り挟んで向かいの“別館”だった。

ダメ元でいいので、予約メールに“眺めのいい部屋”をお願い!と、書いておくのが常なのだが、こっちの方が眺めがいいかもね…と、通されたのだ。





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本館の風情はさすがにないが、キレイに整えられた部屋には小さなテラスがあり、そこから海が一望できた。クリクリ道を上がってきたけれど、スティーロと同じ。海までこんなに近いんだね♪

本館とこっち。どっちでもいいよと言われたけれど、本館の部屋を見もしなかったけど、こっちがイイよね?!イイ、いい。うん。と、貴族の館をあっさり放棄(笑)古びた屋根瓦の海の中にポッカリ空いたテラス席は、それほど気持よかったのだ。





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夕陽は背中から。朝日は目の前から。
特別な絶景が広がってるワケじゃない。
ただただ、空と海の色が刻一刻と変わっていくだけ。
それ見てるだけで癒される…って、いくら海無し県民といっても、アタシも歳とったもんだ(笑)

そんな思い出も懐かしい“La Casa Di Gianna”
閉鎖されるまでジェラーチェで1番立派なホテルだったと思うので(だから選んだのではないけれど) いつかまた誰かの手で、●●の家として復活してくれる時を、今は祈っておこう。




# by 21giova | 2020-01-19 23:38 | ├ ジェラーチェ | Comments(0)

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