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ジェラーチェ1. お宿生存率の連勝記録が途切れるなり

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今宵の宿泊地はスティーロから南へ1時間ほどの Gerace〜ジェラーチェ
カラブリアに来て4泊目のお宿だ。

恐らく…と断らなくてもアタシだけが気にしている件(笑)
今まで3戦全勝!!と喜んでいた“記録”(!!)にとうとう、バッテンがついてしまった…。
思わず目を背けてしまいそうになるGoogleマップに赤く記されたその印「閉鎖」

ガ〜〜ン!!! すご〜く感じの良い所だったのにどうしちゃったんだろう?

なくなってしまったお宿のお話をしても仕方ないンだけど、せめてココには思い出として残しておきたいので、どうかお付き合いください…134.png





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そうでなくても道が狭すぎるジェラーチェに、よく車で入っていったよな〜と感心するが(笑) そのまた奥まった路地沿いにあった(過去形なのが悲しい…) “La Casa Di Gianna”

入口入ってすぐ延びる階段(テラス席なレストランがある)や、年代物の壺がテンテンと置いてあるところなんて、まるで私設の博物館か映画に出てきそう!…と思ったら、元は貴族の館だったそうだ。なるほど納得!





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広いアグリならともかく、1軒屋なお宿ではあんまりしないこと〜歩き回ってポージングしちゃうほどセンスがよくてゴージャス♪♪あ〜でも泊まったのはこちらではなく、通り挟んで向かいの“別館”だった。

ダメ元でいいので、予約メールに“眺めのいい部屋”をお願い!と、書いておくのが常なのだが、こっちの方が眺めがいいかもね…と、通されたのだ。





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本館の風情はさすがにないが、キレイに整えられた部屋には小さなテラスがあり、そこから海が一望できた。クリクリ道を上がってきたけれど、スティーロと同じ。海までこんなに近いんだね♪

本館とこっち。どっちでもいいよと言われたけれど、本館の部屋を見もしなかったけど、こっちがイイよね?!イイ、いい。うん。と、貴族の館をあっさり放棄(笑)古びた屋根瓦の海の中にポッカリ空いたテラス席は、それほど気持よかったのだ。





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夕陽は背中から。朝日は目の前から。
特別な絶景が広がってるワケじゃない。
ただただ、空と海の色が刻一刻と変わっていくだけ。
それ見てるだけで癒される…って、いくら海無し県民といっても、アタシも歳とったもんだ(笑)

そんな思い出も懐かしい“La Casa Di Gianna”
閉鎖されるまでジェラーチェで1番立派なホテルだったと思うので(だから選んだのではないけれど) いつかまた誰かの手で、●●の家として復活してくれる時を、今は祈っておこう。




# by 21giova | 2020-01-19 23:38 | ├ ジェラーチェ | Comments(0)

スティーロ2. ブラブラ旧市街を歩いてみる

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カットリーカも見たことだし、ちょいと町を歩いてみましょう。

お天道サマがてっぺんまで登り、昼食をたっぷり詰め込んだ胃袋と脳ミソが、満足げに瞼を閉じようとする、町がいちばんまどろむ午後過ぎ。昼食前にも仲良くだべってたのに違いないオヤジたちが、食後もやっぱりワラワラ集まってる(笑) たとえ誰かがコックリ船を漕いでいても、おしゃべりとカードを繰る手は止まらないのだ。

でもって、そ〜ゆ〜とこを隠し撮りするイケナイアタシなのであった(^^ゞ





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あんな場所に建っているカットーリカが今も現存しているのはイッツァミラコ〜!!と前述したが、それは1783年1908年に大地震があったから。特に1783年の被害は甚大で、20近くあった町の教会のほとんどが倒壊してしまった。

この Duomo di Stilo も地震後に再建されたものの、2度目の大地震に襲われた時、これは体裁を繕っているバヤイではない!と、11世紀に起源を持つ町で1番歴史がある教会を護るために、優雅な入口だけを残して全体をすっぽり壁で覆ってしまった。この写真じゃあ〜よくわかんないけど “塗り込められた” 箱状になっていて、ある意味必見なんです。




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もぅ1つ“必見” ⁈なのがコレ。
入口横に生えてたコレ。
無言で2度見してしまったコレ。
“足” ですね〜コレ
なんですのぉお〜〜コレ?!

近くにいた小さな女の子に「コレなぁに?」と聞いてみると、脱兎の如く逃げられ、普段は子どもウケのよいアテクシ、3ミクロンほど傷ついたけど(笑) 信者が破壊した異教の神の残りモノ。または異教に勝利した象徴物…など、諸説あるようだ。

それでも世の中、気になる人はいるようで、残された唯一の手が掛かり〜履き物に注目した人がいた(笑) 古代ギリシャの時代から、身分や用途によって数種類の履き物があったが、こちらは丈夫で長距離の移動に適した男女兼用のkrepidoi というサンダルの一種らしい。だから、踝から上がどんな人物であれ“杖と振り分け荷物”持った旅人スタイルだったかもしれない。

もし“真実”を知りたなら、BARに集う長老を捕まえて話を聞くといい。真偽はどうであれ、必ずやオモロイハナシを聞かせてくれることだろう。





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おぉ〜っと!!! ココでもオールドチンク発見(//∇//)
今でも動くの?ノンノン、そんなこたぁ〜ど〜でもイイ。出会えただけで目ン玉ハート♪
南部での遭遇率は北より遙かに高い気がします。

で、多分地震のせいだと思うけど、城門(Porta Reale) が崩れ落ちちゃってる。これはコレで絵になる風景だが、他の通りの城門は修復再現されているので、ココもそのうち手が入ることだろう。なんといっても16世紀の遺跡なのだから。




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同じ通りを下っていくと、アラブとビザンチンの同盟を意味した2匹のイルカの噴水があり、狭い道から視界が広がってきたな〜と思うと、正面にS・フランチェスコ教会が見えてくる。

ここにはスティーロが生んだルネサンス時代の代表的な哲学者トマソ・カンパネッラの像がある。難しそうで読む気にもならないけど(笑) 代表的な著作『太陽の都』は岩波文庫から出版されているので(さすが岩波!!(違)、興味のある方は…どうぞ(^^ゞ




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度重なる震災にもめげず、カットリーカに近い山裾に居を構え続けた先人たち。そこは今、迷路のように小径が延びる旧市街になっている。

そ〜ゆ〜所を気ままに歩くのが大好きで、町の西側まで行けなかったんだけど、ま、それもイイんじゃない?! チンクだけじゃない、絵になる光景もいっぱい転がってるし…ね。






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最後に…背後に迫るコンソリーノ山の麓を囲むように、スティーロを含め3つの町が点在している。そのうち山を挟んで北にあるBivongi〜ビヴォンジは、かな〜り感じが良い町だ。昨今注目されている散在型宿泊施設〜アルベルゴ・ ディフーゾ(Albergo Diffuso)も取り入れているので1泊するのもよいと思うし、スティーロとセットで訪れてもイイと思う。くぅ〜!知ってたら泊まってたのになぁ〜。 ←例によって後で知ったのである(>_<)//







# by 21giova | 2019-12-10 23:44 | ├ スティーロ | Comments(0)

スティーロ1. 世界遺産候補?! カラブリアが誇る美しきカットーリカ

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海上に浮かぶ城から一転。
ちょいと山側に登ってやってきたのは“イタリアの最も美しい村” Stilo〜スティーロ

山といっても海から数キロほど。上へ上へとあがるにつれ水平線が顔を出し、よそ見運転するのに忙しい(笑)




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ドライブの途中でよく見かける、通りかかるような町は、人口3千人ほど。それでも我々のようなビジターが絶えず足を止め、訪れるのは、単に “美しい村”だから…だけではない。

破壊と略奪をよしとする侵略者でさえ、その佇まいに魅了され手をかけなかったという、奇跡のように美しい教会〜 Cattolica〜カットーリカ があるからだ。





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車を停め、テクテク歩いていくと……
うぅうむ!!!いやはや、これはね〜、こんなの見たことないわ〜(//∇//)

どこか拙いのに温かみを持つ煉瓦積み。幾何学風の意匠は明らかに東の風を運んでおり、ラヴェンナのソレを思い出したほど。5本並ぶ特徴的なドームの下に9つの正方形部屋が並ぶギリシャ十字形のプランは、すなわち、典型的な(中期)ビザンチン様式になっている。

サンタ・セヴェリーナにも年期の入った“ビザンチン様式”が幾つかあったが、カットーリカは、文句のつけようがないほど完璧なスタイルだ。10世紀建立という歴史も含め、たいへん貴重な宗教遺跡として、2015年のミラノEXPOでは州を代表する教会として紹介。今や世界遺産候補にもなっている。もし実現すればカラブリア州初の、そして待望の世界遺産となることだろう。

アタシたちが行った時は内部は撮影禁止だったのでwikiの写真をお借りして





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残念ながら写ってないけど、中央を支える大理石の支柱が4本建っていて、1本は逆さまコリント式が(本来は意匠がある方が上なのに下になっている!)、もぅ1本はドーリア式の柱が使われている。

当初はイスラムの礼拝堂として使われていたこと。どこぞのローマ遺跡からかっぱらってきたことから(!!) 様式なんぞ気にしなかったのかもしれない。それか、シマッタ!間違えたとか…ね(笑) なんにせよ、かなり珍しい事だと思う。

オマケにこんな言い伝えもあるという。
男手数人は必要な柱を、1人1本。4人の若い村娘が、道中、歌い踊りながら運んできたという。伝説は、ロマンとファンタジーがとことんあった方がいい。逆さま柱と共に、想像しながら見るとオモシロイかもしれない(๑˃̵ᴗ˂̵)و





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内部にはところどころに色鮮やかなフレスコ画が遺っている。これが創建当時のように、全ての面が壁画と装飾で覆われていたら、決して広くないこの空間で、息苦しいまでの“美圧”を受けるだろう。朽ち方と遺り方がアタシ的にはちょうどよくって、敬虔でありながら、安心して身を任せられる心地よい雰囲気を醸し出している。

調査によると、イスラムの礼拝堂からキリスト教会へと移っていく際に、4回ほど描き直されているそうだ。それでも“ハコ”には手を加えなかった先人たちの良識に、感謝と合掌を贈りたい。





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でもって、ディテール好きにもたまらないつくり♪♪なのよね〜。
一見、それほど難しい事はしてない(ように見える)のに、組み方1つでこれだけ顔が変わる。もし煉瓦づくりの家を建てるなら参考にしたいくらいである(笑)

特に屋根!こんなクッキーあったよね?!と思うのはアタシだけ?
美味しそうな色(!!) といい、ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家みたい(//∇//)





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実際、それはそれはキューとなサイズなのです。
しかもこ〜〜〜んな所に建ってるの!! (写真:Wikiより)

訪れた時は町外れにあるんだな〜くらいしか認識できなかったので、こんな写真見ると改めてビックリする。正面からしか入れない、見れないワケがわかったわ。

今も昔も地震が多い南イタリアの、ましてこんな場所に現存しているのは、厚さ70cmの鎧(壁)をまとっている、実は細マッチョだからかもしれないが、やっぱミラクルよね〜と、しみじみ思ってしまうのであった(>_<)//

Cattolica di Stilo
入場料:4€
4〜9月 9〜20時 10〜3月 10〜18時 最終入場は15分前まで
伊語・英語の音声ガイドあり( 3€ )



# by 21giova | 2019-11-21 23:01 | ├ スティーロ | Comments(0)

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