さぁ〜今日は念願のマッダレーナ@クルーズだ♪
イタリア時間にしては珍しく9:15集合の9時半出発です。
乗客はベルギー、イギリス、オランダ、そして我らがニッポンの計8人の多国籍軍団。イタリア人がいないから?! みんなキチンと時間厳守なのに笑ってしまうw 思ったより…ってか、思った以上に小さな船は満員御礼状態で、定刻ピッタリに港を出る。
帆を出すかい?と、ガイド氏が聞いてくれたけれど、日焼け至上主義の欧州人たち。答えはもちろんNO!! で、内心、げええ〜〜!なアタシたち。お陰で海中?!道中?! ヒジョ〜に暑かったっす。
巨大なフェリーの脇をスルスルと抜け出した船は、海岸線に沿ってゆっくり走っていく。
見た目からして高貴なリゾーティ臭が漂うのは、この場所に惚れ込んだスペイン貴族が作った町
Porto Rafael だ。007の舞台にもなった
Porto Cervo よりずっと静かでプライベートも保たれているので、こちらに別荘を持つセレブも多いという。
なるほど。明らかに他と違うカッコスマートな船が停泊している。そ〜ゆ〜とこ車と同じでわかりやすい。小さな半島を挟んでパラーウのすぐお隣なのに、こっちは雰囲気ガラリと違っています。
人の手が入らない所は
タフォニ(Tafoni)と呼ばれる奇岩がオブジェのように連なっていて、ガウディが見たら大喜びしそうな景観を作り出している。
昔は墓になったり、戦時中はシェルターや対空砲火基地のカモフラージュになったそうで、よくよく見ると、岩の間に紛れるようにヴィラが点在している。上の写真には左下の小屋を除いて4つの家があるんだけど、あと2つがどこにあるかわかんないでしょ?w と、今も格好の隠れ蓑になっているようだ。
さて_
国立公園に指定されているマッダレーナ群島は、主だった7つの島の他に60を超す小島で形成されている。その中で我々は西側の3島を回ってきた。といっても全部無人島なので、それぞれの場所でトプン♪とバーニョタイム(遊泳)を楽しんできました(^-^)
カプレーラはほぼ無人島な様相なんだけど、イタリア中に彼の名を冠した道なり広場があるリソルジメントの英雄
ジュゼッペ・ガリバルディ(Giuseppe Garibaldi)が、この島を終の棲家としたことから、
Museoとなった彼の家を訪れる人が後を絶たないという。
船はズイズイと北に進み、
白い灯台が目印、マッダレーナ島のへの最短地まで来ると、船首をグイと右に振り、スピードを上げながら外洋に進路を取る。
無情にも畳まれたままの帆の上から、容赦なくお天道様が照りつける。暑い、、、、
ま、これが降りてたら景色も見えないか、、と思うことにしよう。。。
海はもはや青ではなくバスクリン…もとい_エメラルド色でキレイすぐる!!
配られたマスクは…うぅむ…奇抜すぎる!!なんだコレ ??(≧▽≦)??
何でも最新式(当時)のシュノーケルマスクらしく、あ〜だこ〜だと格闘しながらつけたはいいが、なんとか仮面に
C3POじゃん!と、友人とお互いを見て大笑いである。
大分違和感があったけど、慣れれば1つで済むし防水もバッチリ。でもDNAレベルで海女さんの友人は「コレ、アカンわ〜」って、すぐにギブしてフツ〜のシュノーケルマスクに変えてました(笑)
筋肉が落ちた
J・ステイサムみたいなガイド氏_トンマーゾは、サルデーニャ第2の都市
サッサリ(Sassari) 出身で、たどたどしくも英語で熱心に説明。全員に平等に会話を振ったり、スペース的にみんなと反対側に座っていたアタシたちを常に気遣ってくれたジェントルマンであった(ToT)
え?英語よりイタリア語の方がいいのかい?
いやぁ〜どっちもどっちだけど…
イタリア語が聞きたいからイタ語でペルファヴォーレ♪
って、操縦席の近くに座ってたから特別リクエストしちゃった(^-^)
日焼けで既にやけど状態なアテクシの太もも↑
チーズに人参スティック。ドライトマトにサラミと簡単なモノだったけれど、こんなん美味しいに決まってる!さらに手品のように“冷えたヴェルメンティーノ”が出てきてみんな歓喜の声をあげる(≧▽≦)// え、飲んで泳いじゃダメだって?ンなもん知るかいっ!! (笑)
わかってるじゃん!! と、水より多い3本も出てきたワインがあっちゅう間に無くなったのは言うまでもなく、フルーツにクッキーも出てきて、おいおい、これは魔法の船かい?って思ったほど(^-^)
カラサウもウマいがグッディアウは、オリーブオイルの香ばしさと程よい塩味がバカウマい!こぅして我々は出会ってしまったのだ。今でも恋しく思うグッディアウに。こんなにも美しい海の上で…。え〜ん、泣けるわ〜(どこが!!!)
白浜ビーチと岩場、どっちがイイ?って聞かれて、全員一致の「岩場!」のアンサーに皆で笑いあう。一緒に飲み食いした事もあり、今頃だけど仲良くなった感じ。
「Avete ragione! _君らは正しい!」と、ガイド氏も嬉しそうに船をつけてくれた場所は今までよりずっとワイルドで、凶器のように鋭い岩場は、よく行く
三国のソレを思い出させる。
しかし海の青さは別格だ!当たり前だが潜ると見えないので、外から眺める方が美しい。特に外洋はエメラルド色の琥珀糖のよう。キラキラキララと、違う意味で眩しすぎる。
そんな中で、海底に転がるデッカイ岩間の小魚を追ったり、怖いほど深い穴をのぞきこんだり。まだ日が高いのに海温が低く、アタシは早めに上がったんだけど、最後の最後まで潜ってた海女っこな友人も大満足だったようです(^-^)
そんなに早ぉう帰らンといて〜!という願いも虚しく、クルーズツアーの帰路って、いっつも全速力なんだよね…(ToT) バぅんバぅんって弾みながら乗るボートも楽しいんだけどさ。
こぅゆうクルーズに参加したのは、クラゲに刺された思い出も懐かしい
エオリエ諸島以来2回目。あの時は上陸フリーな時間があり、乗客も多かったので海時間が少なめだった。
それに比べると、ずっともっとバーニョタイムが多くてすンごくよかった♪♪当初はこんな小さな船で…って、少ぉ〜し不安に思ったけど(!!) 少数ツアーが功奏したんじゃないかと思う。
予約時にお世話になったCarola嬢がトンマーゾに劣らずいい人で、イタリア人相手(イタリア人じゃなくサルデーニャ人よ、と彼女は言いそうだけど)に、こんなに気持ちよくメールがやりとりできたのはぢめてかも!というくらい迅速でフレンドリーであった。
マッダレーナクルーズの催行会社は他にもたっくさんある。キッチンで、できたてのパスタを振る舞う所なんかも…ね。それもステキ。でも…忘れがたい彼と彼女のホスピタリティーを今も信じたい Natour Sardinia オススメですv
*半日ツアーで1人70€ は今も変わらないみたい。素晴らしい!!!