石畳が上下左右に波打って、ぺたんこサンダルですら足首グネりそう。そこをジモティならでは慣れの良さで、ココを歩けばイイのよと、3センチヒールを鳴らして歩いていくご婦人には拍手しかない(^^ゞ
旧市街といってよい町の東側はミッチリ家屋が詰まっていて、車も入れない狭い路地が続いている。だいたいの所は網羅しているGoogleマップのストリートビューでさえお手上げ状態である。そら、こんな道ですもん、無理もない。でも旅人にとってはワクワクするような道なのだ。
だからほら、子猫たちが集まる秘密基地も発見できる(^-^)
みんなちゃんとコッチ見てくれて、なぁ〜んてイイ子たちでしょう♪
イタリアって野良猫が多いが、一見シカトしながらも、最終的には結構みんな視線をくれる(笑) こ〜ゆ〜ツンデレ?!なところがネコ好きの琴線に触れるんだろうな。犬好きのアタシでさえ頬が緩むもん(^^ゞ
古いの。新しいの。
なんかステキなドアもたくさんあって、思わずコレクションしてしまった。
伊国初級者だった頃は見るもの全てが目新しくて、訪れる町々でマンホールやドアの写真をいっぱい撮ってたんだけど、感性の経年劣化?! か、最近は見向きもしなかったという…(汗)。久しぶりに昔のワクワクを思い出して楽しかったのでありました。
vicolo は via より狭い道。
じゃあ〜vico って何なんだろう?って思ったけど、どっちも小さな路地の事なンだろう。
いつの間にかこんな所に迷い込んでしまったが、真っ赤な花を従えた真っ赤な壁に掲げられた vico Belvedere は、町の北端にあるわずか5mほどの通りであった。こんなに短くても、ちゃんと名前がついてることがなんかちょっと微笑ましい。
Belvedere という名の通り、ツイと覗けば緑の海が…。
こ〜やって隙間から覗き見する光景って大好き♪
車でそれほど上ってきた感覚はなかったけど、町ってやっぱ小高い丘陵地にあるものだな〜と改めて思う。
周囲はこんな感じの豊かな平野が広がっているが、3キロほど北に行くと Morgia Quadra というカルスト台地があり、巨大な石灰岩の岩山が唐突に現れる。
Colle dell'Orso と名付けられた岩山には400以上の登攀ルートがあり、シーズンともなると多くのクライマーたちが壁を登りにやってくる。特に施設があるわけでもなく、まんま大自然なシチュエーションも人気のようで、フロゾローネの貴重な観光資源の1つになっている。
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2020年の記事によると滑落事故をきっかけに市長が入山禁止令を出し、クライマーたちとひと悶着あったそうだ。今はどうなっているのかわかんないが、近景を見るだけでも楽しめるかも。
ってさ〜エラソ〜に書いてるけど、岩山も教会も行くのをすっかり忘れてしまいました(TT)
なぜなら…
あ!量り売りのワインあるっ!! 入れてもらおぅう♪
と、まんまと「罠」にハマってしまったからである(笑)
あいにく500mlのペットボトルしかなかったのでソレを渡すと、店内のテーブルでワイン飲みながらカードをしてたオイちゃんたちから「おいおいお〜い!それっぽっちでいいのか?少なすぎるやろ?!」と盛大にヤジられる(笑)
そらジモティなら、一抱えもあるようなでっけ〜容器に灯油の如く入れるんだろうが、こんな小さいのに入れたことないわ〜みたいに肩をすくめるオバサマと一緒に、テヘヘと苦笑い。
でも彼女、きっとこの後「今日、変な日本人が来てね。あ、多分日本人だと思うんだけど、こ〜んなちっちゃなペットボトルにワイン入れて買ってったの」と、皆にしゃべりまくるに違いない(笑)
軽口を叩きつつも皆が「Buona giornata!!」と送り出してくれた気持ちの良い店は場所も名前も失念しちゃったけど、日本人なんて滅多に来ないであろうフロゾローネに爪痕(!!)を残してきたアタシたち(違!!) だからいろいろ見るの忘れちゃったんです。。。
ちなみにこのワイン。なんと50キロほど離れたカンパーニア州の
Cantina di Solopaca のものであったというオチが…(笑) Solopaca とは町の名で、周囲にたくさんワイナリーがあるから名産地なんだろう。入れてもらったファランギーナも美味しかったし覚えておこう♪ しかし…安価なラインとはいえ 1L / 1.7エウロ(当時)って…もぅ〜ホントに「水価格!!」羨ましすぎるわ!!!!!