
小さい小さいモリーゼ州の中で州都カンポバッソに次いで大きな町、唯一港がある町、
Termoli〜テルモリにやってきました。
海辺の町なので水着も予め着込み、いつでも入れまっせ〜と準備万端、そらぁ〜楽しみにしていたのに……。
台風か〜いっ!! ってくらい風が強くて、海はというと東映のオープニングみたいにザッパラパ〜ン!な大荒れ状態。ビーチは遊泳禁止の赤旗が立ってマス(T_T)
ガ〜〜ん!!!! ショッキ〜ショック!!
でもその分、町歩きに徹したテルモリは実に、うん、実に感じのイイ町だったのであります。
海岸沿いの城壁を歩いていると……
おぉお〜〜!まさかココにあるとは!!
トラブッコという漁師小屋を発見して小躍りしてしまった(≧▽≦) 遠くフェニキア人が伝えたと言われており、荒天時でも漁ができるよう備えつけの2本の長いアームに網をかけて魚を捕る仕掛けになっている。特にアブルッツォ南部やプーリア北部の海岸沿いに多く点在しており、特徴的な景観に一役買っている。
でもこの時は身体がもってかれそうになるほどの強風で城壁にしがみついていたほど。だって見てよ、この波!!!! そらこんなんで海入ったら死ぬわ(笑) 一瞬、
メデューズ号の筏を思い出したけど、いやいや、これはホーマーの
八点鐘な風景だな。
ほら!!!こっちのトラブッコなんて流されてるし!!!(TдT)
と、思ったら工事中?修復中でした。多分…。よかった。。。
今も現役なのかわからないけれど、昔の漁猟を偲ぶ貴重な産業遺産の1つとして。または観光名所として、あちこちのトラブッコの修復や再建が進んでいるそうだ。トラブッコを利用した海上レストランもあるみたいだからいつか行ってみたいものです。海の機嫌がもっとイイ時に…ね(^^ゞ
強風から逃れるために門をくぐり中に入ると、そこはキュートでフォトジェニックな旧市街。周囲3キロほどの城壁の中は、皆が肩を寄せ合って暮らしているように家屋が密集して風の音さえ聞こえてこない。なんかポンッと別世界に来たような心持ちになる。
そんな旧市街では土産物屋の店先を冷やかしながら気ままに足を進めてもいいし、うっかりすると人様の庭先に出てしまうようなViaよりもっと小さな vicolo〜路地をたどってもいいし、イタリアで1番狭い道〜A Rejecelle (vicolo stretto) を探すのも一興だ。
何で、何が1番になるのがエライのか。でも「●●で1番」って、やっぱパワーワードだよね。だってアテクシ、マルケ州にある「イタリアで1番狭い道」に会うためにわざわざ
リーパトランソーネという町を訪ねましたから(^^ゞ あ!すっごくステキな所ですよ、ココ。
だからリーパトランソーネのソレが1番だと思ってた。まさかテルモリにその上を行く狭い道があるなんてビックリしてしまった。しかもイタリアどころかヨーロッパで最も狭い道なんだって!!
じゃ、ちょっと比べてみようか。
歩行に影響のない上の方にある最狭部
テルモリ34cm リーパトランソーネ38cm
歩行できる最狭部
テルモリ41cm リーパトランソーネ43cm
くぅう〜!2センチ!たった2センチの差なんだね!でもさ〜これって、人が通る度にこすれて、ミクロン単位で削れていくと思うのよ。アテクシの体感的にはリーパトランソーネの方が狭く感じたし、テルモリの方が圧倒的に観光客が多いと思うので、、そのうちまた1番に返り咲くかもしれない (^-^)
ま、それはともかく、どこにあるのか?! 迷いながら探してみてください。
狭かった道がスコ〜ンと開けると、シンプルで端正なプーリアロマネスク様式の
大聖堂が現れる。立派で豪奢なドゥオーモも大好きだけど、箱庭みたいな旧市街にはロマネスクのやさしい姿がよく似合う。
サクッと回れば30分もかからないけれど、あれこれやと長居をしていたようで、真っ青だった空が黄みを帯びてきた。長い夏の1日もそろそろ終わりのようだ。どら、もう1度外に出てみよう。
あぁ〜キレイだね♪
なんでもテルモリ市には中央ヨーロッパの標準時を決める
中央子午線が通っており(
例:日本で言うところの明石 ) フツ〜「標準時間」なんて使わないと思うンだけど、イタリアでは標準時間のことを テルモリ時間〜L’ora di Termoli と言うそうだ。
夕陽を見てる人、星を見てる人。パリでもオスロでもブカレストでも、その時計はイタリアで1番小さな州の小さな町、テルモリ時間なんだと思うと、ちょいと微笑ましい。Il Sognoと名付けられた
記念のモニュメントなんて、落書きだらけになって何コレ状態になるんじゃないかと不安になるよな作りだが、これもある意味微笑ましい。要は慎ましいのです、テルモリって。
本日完全クローズドだったビーチもオレンジ色に染まってマス。
風は相変わらずで、後から後から波を運んできて。
閉じられたパラソルの林がまるで墓標みたいで。
絵画のように美しく、映画のワンシーンのようにシュールな光景でありました。
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