
都会だとクルマは返って不便だし、絶対!走りたくない。だから様子を見て近郊の小さな町に泊まろうと、この日のホテルは決めずにいた。しかしボーヴァにペンテダッティロと、炎天下の散策でくたびれちゃって結局、探しやすいレッジョ・カラブリアに泊まる事にしたのだ。
いつもは事前に全てのお宿を予約しておくンだけど、スマホでピポパ♪で予約できるなんて、なんて便利な世の中になったンだろう!(笑) いや、だからですね、寝るだけ。観光(と言えるのか?!) ホテルの周囲、2〜3キロのお話なのでご了承くださいマセ。 (ごめん!レッジョ!)

お月さまを探せ!!!
マストな条件。駐車場ありきで探したホテルは偶然イイ場所をチョイスしていたようで、プラプラ歩いていくと、ほどなくPasseggiata(散歩)を楽しむジモティで溢れる遊歩道に行き着いた。
車道と同じくらい広い遊歩道はとっても気持がよく、ドォーモを見なくてもいいから(!!)海岸線までは絶対出てみよう!と足を運んだのは大正解であった。なぜなら…
今回は反対。カラブリアからシチリア島を望みたかったからだ。
対岸の町はメッシーナよりちょいと南。その距離わずか10キロちょっと…という数値より、メッシーナから見た時よりずっとずっと近く感じる!ド正面に沈む夕日が、シチリア島の東端を通り越していると思うと、信じられないほどである。
海峡越し。時に近く、時に遠いシチリア島をほぼ平行に映す遊歩道は、この街を訪れた者だけじゃく、この街に生を受けた者が必ず歩く、ジモティにとって特別な場所なんじゃないだろうか。
数多の恋人たちや若者たちが愛や夢を語り、数多の老夫婦や子連れの家族が過去や未来を語りながら歩いてきたのだろう。そして、ヤナ事やツライ事はメッシーナ海峡に流してしまうのだ。きっと。
水面を見つめながら話し込む2人の背中を見て、ふとそぅ思ったのでありました。
振り返るとほら、シチリア島が見える。
なんか…いいね〜♪
これだけでも、アテクシ、満足デス(^^ゞ
どれどれ、夕食の店でも探してみよう。
碁盤目に整然と通りが区切られているレッジョ・カラブリア。歩いていると気付きにくいが、神戸のように山手に向かって坂が続いており、市内に
坂道用のムービングウォークが6ヶ所設けられている。
こんなんが急に出現するからビックリしちゃった!と、都会だぜぇ〜!
あんまり急に見えないけど、6ヶ所の平均勾配は11%で、最も急な所は約14%あるそうだ。って言われてもピンとこないからGoogle先生に聞いてみました(笑)
〈解説〉11%勾配 = 水平に100m進んだ時に11m上がること。11mはマンション約3.5階分。なるほど。そぅ考えると、結構な急坂なんであります。
*ここにすっか!と入ったピッツェリアがあんましイケてなくて写真もありません( ̄o ̄) 多分コロナの影響もあると思うけど、今見ると「閉店」しておりました。。。
そんな地形も夜景を見下ろすのには好都合で、漁火のように儚い対岸の町灯りが、チラチラと揺れている (写真はブレブレ〜だけどさ)
右から左へ。左から右へ。
一直線に続く光の帯は、まるで滑走路の誘導灯のように、シチリアの海岸線を縁取り、照らしていたのでありました。
最後に1つだけでも観光情報らしきモノをば…(^^ゞ
これもステキな偶然で、ホテルの近くに州が認定した公式のベルガモット専門店があったのだ♪産地といえど
ボーヴァにはこ〜ゆ〜店がなかったので大喜び!コンフェットゥーラや石けん、エッセンシャルオイルなどを(↑) 喜々として買い込んだのは言うまでもありません(//∇//)
当時は通りに埋没してもおかしくないほど小さな店舗だったが、2018年7月。場所も改め、昔の抽出器具や資料も展示された
Museo Nazionale del Bergamotto (FB)として生まれ変わったようだ。
口コミの評価も良く、海岸線から100mほど入った所で場所も悪くない。ベルガモットの歴史や背景を知りたい方は足を運んでみるとよいでしょう。内部の様子(写真)は
コチラを参考に。もちろん製品も購入できます。
*ちょっと気になるのはFBにも電話番号が載ってるくらいで、事前にガイドツアー(3€) を申し込まないといけない?みたい。多分。ここは確認してください。
こんな写真しかないが、お部屋もサロンも赤で統一されていたお宿〜
LH Hotel Lido は今もちゃんとありました (๑˃̵ᴗ˂̵)و ホッ♪
空いてるからと広い部屋を用意してくれ快適に過ごしたホテルはしかし、ちょっとした事件も……。そのお陰で?!件のジェラッテリアに2回行った(行けた)というお話はまた後で…ね(^^ゞ