
カラブリアに来て4泊目のお宿だ。
恐らく…と断らなくてもアタシだけが気にしている件(笑)
今まで3戦全勝!!と喜んでいた“記録”(!!)にとうとう、バッテンがついてしまった…。
思わず目を背けてしまいそうになるGoogleマップに赤く記されたその印「閉鎖」
ガ〜〜ン!!! すご〜く感じの良い所だったのにどうしちゃったんだろう?
なくなってしまったお宿のお話をしても仕方ないンだけど、せめてココには思い出として残しておきたいので、どうかお付き合いください…

そうでなくても道が狭すぎるジェラーチェに、よく車で入っていったよな〜と感心するが(笑) そのまた奥まった路地沿いにあった(過去形なのが悲しい…) “La Casa Di Gianna”
入口入ってすぐ延びる階段(テラス席なレストランがある)や、年代物の壺がテンテンと置いてあるところなんて、まるで私設の博物館か映画に出てきそう!…と思ったら、元は貴族の館だったそうだ。なるほど納得!
広いアグリならともかく、1軒屋なお宿ではあんまりしないこと〜歩き回ってポージングしちゃうほどセンスがよくてゴージャス♪♪あ〜でも泊まったのはこちらではなく、通り挟んで向かいの“別館”だった。
ダメ元でいいので、予約メールに“眺めのいい部屋”をお願い!と、書いておくのが常なのだが、こっちの方が眺めがいいかもね…と、通されたのだ。
本館の風情はさすがにないが、キレイに整えられた部屋には小さなテラスがあり、そこから海が一望できた。クリクリ道を上がってきたけれど、スティーロと同じ。海までこんなに近いんだね♪
本館とこっち。どっちでもいいよと言われたけれど、本館の部屋を見もしなかったけど、こっちがイイよね?!イイ、いい。うん。と、貴族の館をあっさり放棄(笑)古びた屋根瓦の海の中にポッカリ空いたテラス席は、それほど気持よかったのだ。
夕陽は背中から。朝日は目の前から。
特別な絶景が広がってるワケじゃない。
ただただ、空と海の色が刻一刻と変わっていくだけ。
それ見てるだけで癒される…って、いくら海無し県民といっても、アタシも歳とったもんだ(笑)
そんな思い出も懐かしい“La Casa Di Gianna”
閉鎖されるまでジェラーチェで1番立派なホテルだったと思うので(だから選んだのではないけれど) いつかまた誰かの手で、●●の家として復活してくれる時を、今は祈っておこう。