前の投稿で、カラブリアの沿岸沿いには数え切れないほど城や要塞があったと書いたが、この城もその名の通り、アラゴン人が防衛のために築いたもの。こんな突端にあったら、さぞかし矢面に立たされだろうと思うが、それは遠い昔の話。
平和な今、その特異なシチュエーションゆえ、オヤジ度MAXなアテクシでさえ身をよじって悶えるほど美しい〜(//∇//) 青い海に浮かぶお姿は、イタリア屈指の“美城”と言っても過言ではあるまい。
でね、決めてたんデス。ここでカラブリア初泳ぎをしよ〜と。
さらには、iPhoneに高価な防滴カバーをつけたからには海中撮影もしたかったのでアル(^^ゞ
ちゃんと泳げるアテクシですが、ぷぅぷぅ浮き輪を膨らませ、ザブンとプカプカ〜♪
海から見るとまんまインフィニティキャッスル。伊国のいろんな海に入ってきたけど、こんな贅沢な眺め、初めてデス♪
で、iPhoneは…というと、海中ではボタン押されへんや=ん!!と、アホな事に気が付き、プカプカ撮りだけして早々に断念。だって「肉眼」で見るこの景色の方が断然キレイなので、iPhone にうつつを抜かしてるなんて勿体ない!
海もたいへんキレイで、足元にピヨピヨ泳ぐ小魚がハッキリ見えるほど。
普通、こ〜ゆ〜場所は立ち入りが厳しく制限されているが、約40kmに渡る海岸線の中でガイドの引率が必要不可欠なエリアはごく限られており、残りは自由に出入りできるという、規制がゆるい希有な?!保護区になっている。だからこ〜して入れるワケで、オンシーズンともなるとパラソルの花が咲き乱れるほど(笑)
と、お城と共に初泳ぎを楽しんだのだが………
まだ午前中で海が温まってなかったようで、美しい景色ほど水温はやさしくなく、実は唇青いよ?なサブイボ泳ぎであった(ガキんちょか〜いっ!!!)
そ〜ゆ〜時はコレっ!!!!
昨日、タンクからペットボトル(!!)に入れてもらった赤い液体の出番デス。
水温と反対に、毛布みたいにあったかい砂浜に座って飲む。これもまた至福なり。
アントニオもまさかこんな所で飲んでいようとは思わないだろ〜が(笑)
お城とタツノオトシゴのロゴがカワイイ♪♪
海岸線の町はどこも小さく素朴で、キャンピング場や長期滞在用のレジデンスなどが点在。それでも数はそう多くない。例えば外国人も入り乱れて良くも悪くも大賑わいな
トロペーアに比べると、ず〜っとのんびりできるだろうと思うと、実はとっても穴場エリアじゃないかと思った。たとえ喰っちゃ寝して海で過ごす、行動範囲500m以内な毎日になったとしても…だ(笑)
だからといってアクティビティがないワケじゃなく、オンシーズンには海底が見えるグラスボートが出たり、ガイドと一緒に潜れば、城の近くに沈んでいるという難破船の残骸やマリア像なども見れるらしい。きゃ〜!それってかな〜りステキ♪♪
…というのは後付けで知った事で、 この時はまだシーズンインしてなかったんだけど、お宿の資料でたまたま知って、それでも来てヨカッタ〜♪♪
こっから別のオマケ話として……
実は城まで行く時、あんま道がわからんけど、こんな1本道やけど、ホンマにお城に辿りつくんかいな?と、結構アドベンチャーだった。
最近ようやくwifiをレンタルし、Googleマップをカーナビとして使うようになったけど、レンタカーで伊国を回り始めた2002年以来ず〜っと、この時も、地図といえばズバリ紙の地図を意味し、ミシュランのイタリア全土を網羅したロードマップが良き相棒だったからだ。
しかしこの地図、縮尺が小さいので、ローカルな地域のローカルな道を辿るのが難しい。しかもそ〜ゆ〜場所ばっか好んで行くから始末が悪い(笑) それでも道路標識を信じれば(!!)、大抵行きつくのだが、経験上、迷ってエライ事になるのがイヤなので、アタシはいつも自前の紙地図も用意する。
Googleマップ上で調べた小さな町への入り方や駐車できる場所、目当ての店などをメモと共にプリントアウトしていくのだ(意外に用意周到派(笑) これはGoogleマップなカーナビと併用してでも、今でも必ず用意する。特に最近読んだ記事に、うんうんと頷いてしまったので、城までの“これで大丈夫かロード”事件(!!)を思いだしたのだ。その記事はコチラ↓
GOD!!!ってくらい便利なツールだけど、Googleマップに頼りすぎるのも問題ってこと。ルート検索だって結構トンチンカンな時があるし、万が一、wifiやスマホが使えなくなったらど〜すんのさ?そんな時、大いに役に立つ紙の地図。それはまるで、出来は良いけど奔放な息子を見守る母のような存在。だからね、必要なんです。大事なんです。…と、思ってマス。
但し…この時のように突発的に行き先を変えると少々困る上に、エラソに言ってるわりにはだいたいアテクシ、あんまし地図が読めない人間なのだ(爆) だから「母」と共に助手席も大事なんだよなぁ〜(笑)
最後にもぅ1度、お城を思い出してもらうために貼っておこう♪♪