絵本のようなモラーノ・カラブロとはガラリと代わり、整然としたキレイな町だ。
チェントロには入らず、クルマを停めやすい町外れをサクッと散策してみる。
軍が教会や修道院から略奪収集した物品の保管場所として使われた事があり、
あるものは返還され、あるものはそのまま残った事から、
木像や十字架、絵画など、宗教的価値の高い作品が多く揃っているという。
この「軍」とは、1806年の征服以後1815年まで。
イタリア南部を支配していたナポレオン帝国下の
ナポリ王国 を指す。
そっか〜カラブリアも支配下だったのね〜と、ここで発覚する無知の固まり( ̄o ̄)
教科書にはカラブリアの「カ」も出てこないと断言できるが、
ナポレオンのヨーロッパ支配について、世界史でチラッとでも触れたはず。
授業中に大富豪なんかせず(爆)ちゃんと勉強しておけばよかった〜!!って、
こ〜ゆ〜時、つくづく思うわ(笑)
当初は城塞だったけど、その後、1495年からつい最近、1995年まで。
実に500年もの間、刑務所として利用されていた。
秘密の通路や地下牢など複雑に改築された内部では、
主に中世、夜な夜な響く悲鳴や鎖を打つ音など、かなりヒドイ拷問や刑罰が行われ、
長い間 “Torre dell’Infame〜悪名高き塔”と呼ばれていた。
刑務所閉鎖後、2011年には、キレイに手が入り、
内部見学や、コンサート会場にも使われる場として生まれ変わったが、
それまできっと絶対、彼女連れのヤロ〜共が、肝試ししに来たんじゃないだろ〜か(^^ゞ
たまたま停まった市の南端。なんかいっぱい見るモノがあるわ。
既に閉館してたので、回廊だけ回ってみよう。
って、勝手に入っていいのかな?うん、イイみたい。
たいそう立派で美しいキオストロは、前述の教会と続いてるように思うのだが、カラブリアで一番最初にできたサン・フランチェスコ会の修道院跡…みたい。
戦時中は兵舎や軍の病院として使用され、現在は自治体の管轄の元、ギャラリーや劇場として利用されている。
この南端?!エリア、尻尾のようにピョ〜ンと伸びており、もそっと先っちょまで行くと、高所からの眺望もたいへん美しく、いろいろ見所もある。城の近くには、同じ名を取った評判のよいオステリアもあるので、
カストロヴィッラリを散策するなら、ランチも含めて目指しても良い所だと思いマスv
説明ばっかで面白くなかったので最後にこんなショットを。。。。
アテクシが熱心にアングル狙っているのは。。。
ペッタンコに潰れたピッツァの箱だったりする(笑)
でも…撮らずにはいられないカワイイさ…でしょ?!
こんなモノまで「絵」になるイタリア。やっぱタダ者ではないのであります。