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アルトモンテ1. “最も美しい村”の名は伊達ではない

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今回は空港以外で借りるのは初めて!な、ホテル近くの路面店なHertz を利用した。
空港までのアクセスがよく、それほど大きな町でなければ「この手」は使えると思った。
おまけにすぐ高速に乗れるから、ラメーツィアテルメ、結構ホントに便利かも(๑˃̵ᴗ˂̵)و

同じカラブリアなCosenzaはともかく、カンパーニア州はSalernoの表示が既に出ている。
300キロ以上先だけど、日本でもまぁ〜アリだろう。
今でも強烈に覚えているのは、ピエモンテはバローロを走っていた時に、
オーストリアはザルツブルグの標識が出ていたことだ。

ミラノやトリノといった大都会ならまだしも、
ブドウ畑が広がるのどかな田舎道にいきなり出現したモーツァルトに、
ざ、ざ、ザルツブルグぅうう〜〜!?と仰天したものだ(笑)
島国日本じゃ考えられない、地続き、大陸ヨーロッパである。





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約1時間半。快適な道と快適なドライブを楽しみながら、Altomonte〜アルトモンテに到着。
ご覧のように I borghi più belli d'Italia に選ばれている。

選出リストの中には時々、本当に時々、ンんっ?! という所もあるけど(笑)
アルトモンテは間違いなくステキな町であった。





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バジリカータとの州境にまたがるポッリーノ山脈を背後に抱える町は、
Altomonte〜高い山”という名の通り、ちょっとした高台にある。

かといって特別急な山道を上がるわけではないのだが、
車窓からの風景が、いつの間にか足元にひれ伏していき、空がどんどん近くなっていく。

あぁ〜確実に登ってるんだな〜という景観も含め、南北、S字に細長い町へのアプローチは、
ouverture〜序曲のように期待が高まる。
お陰で、調子よく旧市街の手前まで乗り入れてしまった(^^ゞ





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新しい町に入る時の最大難関、パーキングも無事済ませ、
さっそく旧市街へ乗り込もう。

車道と違い、上へ上へと誘う道は、結構な登り坂。
でもね、その奥に何があるんだろう?ってワクワクする。





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やっと平らな道になったよ〜と、顔を上げると、
ほぅらぁ〜ステキな風景に教会が。





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手前のクリーム色の建物は、評判もよいカンティーナ〜La Cantina Barbieriだ。
このBarbieri家、郊外に立派な四ツ星ホテルも持っていて、
そこのレストランでは、趣味で集めてるBuon Ricordoの料理を提供していた!
え"え"ぇぇ〜!! アタシたちが行った時はなかったのにぃい!!

でも…絵柄はあんましカワイクない。。。(ちょっと溜飲を下げる(笑)
でも…il maialino nero 〜黒い子ブタってなにさ?! しかもD.O.P.!!
なにやらチンタ・セネーゼのような希少な豚らしい。
ニセモノに注意!ってあるが、ソレは食べてみたかったなぁ〜。





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と、ハナシが逸れたが……

こちら、13世紀初頭に建立された町の顔 Chiesa di Santa Maria della Consolazione
16本の花弁を持つ美しいバラ窓は、当時の南イタリアで数多く用いられた
フランスの初期ゴシック建築様式の一つ〈アンジュー様式〉の影響が見てとれるそうだ。





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隣接するキオストロは修道院だけでなく、2階建ての立派なモノで、
彼の地における神学的、科学的研究の場としても利用され、
多くの学者や学生たちの学舎にもなっていたという。

うぅむ。アルトモンテ、ただの美しい町じゃないとみた。
これは後で判明、説明するとして、、、、





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今はこの眺めを堪能しようかな(^^ゞ

古い家屋がキュウキュウと並ぶ旧市街とは対照的に、箱物建造物が並ぶ町の外。
そこからの眺めは、とってもステキなんだろうが、
みんなココに集まるんだよね。きっと。
坂道を登ってでも。息を切らしてでも。






by 21giova | 2018-09-19 23:52 | ├ アルトモンテ | Comments(0)

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