
いくら干しても、アタシの汗とストロンボリの砂は消えまい…というもう1つの“相棒”
一緒によくがんばったね♪ ありがとう!
持ってくるのも、持って帰るのも大変だけど(^^ゞ
昨晩、マルコと一緒に星空を眺めながらちょっくらお酒も呑み(結局飲んどるやないか!)
なぜ北イタリア出身の彼が遠く離れた南の島にいるのか、
どんなに海が好きだかを、おしゃべりしたんだが、
最後は…というと「もっとイタリア語を勉強しろ!」と、しっかり怒られたのであった( ̄o ̄)スンマヘン
そんな「夜の会合」が行われた2階テラス。
マルコの故郷は山がちで、海には面してない。
アタシが住んでる所もいわゆる“海なし県”なので、彼の気持はよぉくわかる。
山な自然も大好きだけど、海か山、イタリアでどっちかに別荘あげるよ♪って言われたら、
一応悩みながらも「海」を選ぶだろう、多分。いや…絶対。
無いモノに焦がれるのは、人間みな一緒なのだ。
着いた時と同じ美しい姿を見せる火の山は、今日も元気よく煙を吐いている。
きっと今日も、いろんな国のいろんな人たちが、頂上目指して登っていくのだろう。
ふふ…ガンバレよ!
某番組でGoogleマップの使い方をやってて、ついまたこんなものを開けてしまった(^^ゞ
まだやるんか〜い!ってしつこけど、貼っておこっと♪
半ベソどころか本ベソかきながら登った道。

黄色の所で座って噴火見学後、手前の砂地を駆け下りる。
こんなにハッキリわかるなんてスゴイな!まさに「蜘蛛の糸」だ。
人間がいかにちっぽけで、その胸に抱えた悩みなど、
もっともっとちっぽけだってことがよくわかる。なんか元気づけられるわ。
マツコも言ってたけど (あ!) 地図って1日見ててもあきないよね。
さてさてさて…。
海でプカプカしてきたお陰で、かなり人間らしくなり帰ってきたら、
エプロン姿のマルコが、漁師から直接買ったというカジキマグロをさばいて、お昼を作ってくれた。
島のレストランで働いてるというだけあって、パスタも手際よく用意。
階下のテラスで大家さんと彼女の娘っこと一緒に、にぎやかプランツォです♪♪
6歳になるアンジェラのマイブームは「吸血鬼〜バンパイア」
絵本だかテレビだか、とにかくどっかでお会いになって以来、ガッシとハートを奪われたらしい。
恐らく周囲の大人たちは聞き飽きて、十分相手をしてくれなくなったんだろう。
そんな時、謎の日本人という格好の獲物をロックオンした彼女。
「彼」がどんだけスゴクてコワイか、怒濤のようにしゃべりまくる。
人見知りもせずなついてくれたのはとっても嬉しかったけど、
脳内翻訳機が追っつかないのはもちろん、内容ほぼ理解不能。。。
でも、会話中、少なくとも28万回は出てきた
「吸血鬼=ヴァンピーロ」という言葉は、死ぬまで忘れないと思う。。。
火山に始まりヴァンピーロで終わるストロンボリって、、、、強烈すぎる(笑)
いやいや…ちっちゃなプリンチペッサ。お後がよろしいようで。とっても楽しかったよ♪♪
ホントはもっとゆっくりできたらよいんだが、とりあえずストロンボリ島とはお別れだ。
ちょっとしたお土産と、大好評だったワサビ味の柿の種だけで申し訳なかったが、
一宿一飯の恩義、決して忘れるまい!
ホントにありがとう!!!
南の島といえど、オフシーズになると観光客も途絶え、島の人口も半分以下に減ってしまうという。
大家さんたちは家を閉めメッシーナで冬を過ごし、マルコはまた別の海を求めて島を出る。
再びみなが出会う時はあるのだろうか。
いつか、そう…いつか、日本にも遊びにきてよ♪
最後に…ストロンボリ島というと、火山だけではない。
そもそも島の名を一躍知らしめたのは
一連のヒッチコック作品や「カサブランカ」「誰が為に鐘は鳴る」などに出演。
アカデミー主演女優賞も獲り、圧倒的な人気を誇っていた
バーグマンが、
この作品をきっかけに9歳年上の監督、
ロッセリーニと不倫関係になり、大スキャンダルになったからだ。
作品の善し悪しと関係ない所で注目を浴びてしまったけど、
彼らが愛を育んだ家が、今も島内に残っている。
来る前に観ておけばよかったンだが、往年のイタリア映画ファンなら、
ちょっと気になるのではないだろうか。
他にもエオリエ諸島には映画の舞台になった地がいろいろある。
そのお話しはまた後で。。。。