アンコーナ 4. マルケの至宝 カルロ・クリヴェッリ
2011年 07月 27日

ヴェネツィア人でありながら、
アスコリ・ピチェーノでその生涯を閉じた画家カルロ・クリヴェッリ〜Carlo Crivelliは、
マルケに多くの作品を残している。
アタシは全然知らなかったんだが、イタリア以外にも、
世界各国の著名な美術館に作品が展示されている有名な画家である。
硬く緻密な筆で描かれた宗教画は、正直あんまし好みではないが(^^ゞ
背景に多用される「果物」がとっても珍しく、
好みはともかく(笑) 文句なしにキレイな絵でもあるから、
こらあ〜1度現物を見てみたいな…と思ったワケである。
こ〜ゆ〜絵が大好きなKちゃんは、大喜びだったけど(笑)
さてその美術館〜 Pinacoteca Comunale di Ancona は、独立した美術館ではなく、
Palazzo Bosdari という邸宅の中にあったもんだから、探すのにエライ難儀した(TOT)/
もちろん、ココにもちゃあんと番号付きの看板が出てたから、
アンコーナの街を歩く人は、インフォメで絶対地図もらってくださいvv
ウフィッツィなどに比べると閑古鳥な館内だが、
貸し切り状態でゆっくり見れるのは大変ありがたい。
説明してくれた係員さんも、しゃべる相手ができてどこか嬉しそう(笑)
お目当ての「聖母子像」は、
一瞬、通り過ぎてしまいそうなくらい小さくて、違う意味でビックリ!
だってね〜勝手に、もっと「大きい」と思ってたから(^^ゞ
でもそのサイズは、かえって可憐な絵を引き立たせ、
小さな花園のようにキレイだったのであります。
前言撤回、ステキな絵でした♪
チョッチ♪ってキリストの足の指つまんでるのと、
お約束のバックのフルーツがポイントvv
*ノーフラッシュで規則に準じて撮っています。

それにしても、返す返す口惜しいのは、アスコリ・ピチェーノの
Cattedrale di Sant'Emidio の祭壇画を見逃したこと!!
「祭壇画の詩人」とまで言われた彼の代表作の1つを、目の前にいながら見過ごすとは。。。(TOT)//
暑さで脳細胞が死んでたとしても、悔やみきれない失態でアル。
いつかリベンジ!!エイエイおぅ〜!