アンコーナ 2. 最近、こんな教会が好みデス
2011年 07月 05日
アンコーナに来るのは実に15年!ぶり。
自分でもビックリしちゃうけど、そんなに月日が経ってたんだなぁ。
当時だって全てを見てるワケじゃないし、初めてな気分で町歩きしてると、
改めていろんな教会があるんだな、と再発見。
レッチェみたいにデコラじゃないけど〈アンコーナの建物探訪〉といってみよう♪
クリクリ巻き貝のような尖塔を持つのは、
サクラメント教会〜Chiesa del Santissimo Sacramento
鉄柱のシルエットが、アンコーナの「A」に見えるのは気のせいだろうか?(笑)
港にも近いので、船上からこの塔を垣間見て、
ああ、アンコーナに帰ってきたと、皆が涙するに違いない…と妄想することにする(^^ゞ
古くから海運都市として栄えてきたアンコーナ。
街の経済を支える商人たちの力は大きく、
彼らが取引や会合をするために作られた立派な建物〜Loggia dei Mercanti が、
この門をくぐった所にある。
Loggia だから当時は回廊になっていたそうだが、
年月が経ち、え〜い、もぅ塗りつぶして建物にしちゃえ!ってことになったそうだ(笑)
正面には、商いとしての基本を象徴した、
希望、強さ、正義、慈愛を象徴する彫刻が置かれており、
男前な当時の商人たちの矜持が見てとれる。
どこもキレイな標識が設けられていて、ちゃあんと番号がふってある。
多分地図に明記されているのだろう。
これはインフォメ寄ってもらってくるべきだったな。
こちらは第28番の Chiesa di Santa Maria della Piazza
それがもぅ〜胸がキュンキュンしちゃうほど、カワイイ教会だったのだvv
通りを歩いていたら突然ポッカリ出現するシチュエーションに、
両側を大きな建物囲まれて、どことなく、はにかんでるかのようなこぢんまりしたサイズ。
そして、ロマネスク建築特有の、ほんわりしたあたたかみがなんともいえなくって、
眺めていて、自然にニヤニヤ笑ってしまうほど(笑)
お約束のヘタウマ彫刻も、ほら、ご覧の通り、コンニチワ♪
いや…ヘタじゃないのよ。
一連のリレーフ彫りは、石工たちの技術と才能の賜。
でもこの2等身でしょ。やっぱクスクス…笑っちまうのデス♪
でもね、一番特徴的なのはこのファサード。
開口部がないアーチのことをブラインド・アーケードといって、
例えば、ピサの大聖堂や斜塔の下方部分にも見られるそうだが、
まぁ、あっちは絢爛豪華じゃない?
でもココ、S.M.ピアッツア教会のソレは、
質素なまでのシンプルさが潔く、また美しく、本当に印象的♪
ステキな教会に出会えてよかったわvv
アタシも歳をとったのかな?
最近、ワビサビな教会を見ると、ホッとして心が休まる(笑)
たまにはステーキもいいけれど、基本和食で…な気分デス(^^ゞ
アンコーナも海辺の町なんですね。いいかんじだなぁ=。
なんというか…。
ちょっとちぐはぐ、みたいなバランスに、なんだかこのごろよわいんですよね。完璧に一部の隙なく、っていうのよりも。
最初はそのインパクト先行でやられるレッチェバロックも、チェントロをちょっとでたり、裏道に入ると、ゆる〜な感じに変わったりするあたり。
あと、この聖人、手、もげてるやん!うえっ足の下、タコ?みたいな…。
ま、人間もいっしょですかねぇ。不意に見せるギャップこそがおもしろポイントってところ。
じょばさん、この夏はイタリアへは?
お返事遅くなってホントごめんなさい……
ゆる〜い教会イイですよねvv
ビジュアル系_松山ケンイチもいいけど、
演技派_温水洋一もステキ…って感じ
どんな例えや!!(爆)
いやいや…アタシも大人になった…ってことで(笑)
諸事情が重なって、どうしようか考えてる間にどんどん運賃が高騰してきたので、
夏には行きません…ってか、今年は行かないかも…う〜んわかんないけど…
izumiさんは??行かないの?