リーパトランソーネ 1. 丘の上のキュートな町
2011年 04月 22日

マルケはイタリアの中でも五指に入るくらい好きな州♪でアル。
美しい海だけでなく、緑豊かな内陸部もまた、その魅力のひとつ。
パッチワークのように広がるパノラマを従えた丘陵地にあるのが、
宿から5キロほど走った所にあるリーパトランソーネ〜Ripatransone
これもお馴染み?
歴史と文化の保存保護に尽くす町に贈られる〈Bandiera arancione 〜オレンジフラッグ〉
に認定されている、たいへん景観の良い町である。
グルリ1周3キロほどの大きさだが、中世の町並みがキレイに残っており、
赤いレンガ積みの建物は重厚でいながら、ちんまりキュキュキュと納まっていて、
なんというか、カワイイ町だね、ココはvv

店が開くにはまだ早く、仕事へ向かう人と時折すれ違うだけ。
ドォーモ前の広場も今だ眠りから覚めやらず。
野菜を積んだ軽トラが、ポレポレ軽快な音をたてて通り過ぎていく。
さぁさ、1日が始まるよ♪なんて言ってるかのように。

じゃあ〜ちょいとゆっくり町並み拝見♪
コレは15〜6世紀のポルティコ〜アーケード。
町にあわせてサイズもキュートだねvv
〈Portico con trabeazioni in legno 〉って何やら表札が出てるけど、
どこに注目!かっていぅと、、、
円柱の柱の上にある装飾〜trabeazioni エンタブラチュア が「木」でできてる!ってこと。
なぁるほど、コラ珍しいし、とっても古いモノなんだろう。
梁も木だけど、この上、住居になってるんだよね?床、落ちないのかな(笑)
どうしてココだけ「木」なのかしらん?と、
「世界ふれあい街歩き」みたいに、下の土産物屋で聞けたらいいんだけど、
まだシャッター開いてないし、そんな高度な会話はできないので、
ココは黙ってスルーしときます(^^ゞ

ちょっとだけ残ってる壁面も、15世紀相当のもの。
真っ黒になってるけど、草花紋様が彫り込まれたテラコッタのタイルで、
当時はこのパラッツォの壁が、400枚ものソレで飾られていたそうだ。
と、絵本のような町並みの中に、
派手じゃないけど、何気にうぅむ…と唸る歴史的建造物が残ってる。
さすがオレンジフラッグvv
意外にアクセスがイイので、
アタシが添乗員なら、バスツアーの途中でチラリと寄りたい町って思うなvv