オストゥーニ 1. プーリアへ誘った思い出の町
2010年 08月 22日
マルティーナ・フランカにはじまり、アルベロベッロにロコロトンド。
怒濤の白い町巡りの最終地は、オストゥーニ。
日もだいぶ傾いてきたのに、まだまだ明るいイタリアの夏。
西日を浴びて、町が海が、キラキラ光ってる。
オストゥーニもまた、外から見る姿がひときは美しい町である。
プーリアの町はどこもそれぞれ魅力的だが、
アタシをプーリアに連れて来た町_オストゥーニは、やはり特別な感慨がある。
そのもっと前に行ったアルベロベッロだってプーリアに属する町だが、
アルベロベッロという町に行きたくて行った。
プーリアという地をもっと知りたい…という気にさせてくれたのは
間違いなくこの町、オストゥーニだった。
たった2泊だが、住まうように過ごせたこと。
遠く焦がれた町が、あたたかく自分を迎え入れてくれたこと。
初めて夏という季節にイタリアを訪れたのも、この旅だったな…と
見覚えのある通りを歩きながら、いろんなことを思い出した。
白亜の要塞も、ひとたび中に入ってしまえば、光と影の迷宮となる。
それもまたこの町の魅力。
通りの隙間からのぞくオリーブ畑。
そのまた向こうに広がるアドリア海。
コレは海の蒼が飛んじゃったけど(笑)
実際、とてもハッとしてキレイな光景なのだ。
そして当時、ココから海が見えることに、ひどく感動したものだ。
でもって、また同じアングルで写真撮ってるじゃん、と一人苦笑い。
心惹かれる風景は、いつ来ても何度見ても、同じなんだな。
町によってその顔が違う大聖堂のファサードは
しかし、プーリア・ロマネスク特有のやさしさがあって、
青い空と白い町によく似合う。
同じ白い町、
わずか数十キロしか離れていないマルティーナ・フランカのソレ_バロック建築とは
大きく違うことが、また興味深い。
建築様式って、ある意味、町の雰囲気を決める。
華やかなマルティーナ・フランカに、素肌美人のオストゥーニ。
もちろん、どちらもとてもキレイです♪
Città di Ostuni
このTOPの空撮はとってもキレイ!ホントに Città Bianca 〜白い街だね♪