アルベロベッロ 2. 教会だってとんがり帽子
2010年 07月 15日

アルベロベッロ=南イタリア…なのは間違いないが、
実は仙台とほぼ同緯度で、夏は暑く、冬は積雪さえある。
降雨量も多くなく、貴重な雨水を溜めるためにも
この三角屋根は大活躍するんだそうだ。
〈屋根瓦〉(笑) をアップで見ると、まぁ上手に積んであるわいな!って感心する。
Chiancole〜キアンコレと呼ばれるこの石は、
地面を掘ればいくらでも出ててきて、
ノミを入れると水平にパキッと剥がれる性質があるのだという。
この石とか税金対策とか、
まさにいろ〜んな要素が必然とからみあって、三角トゥルッリができたのだ。
今さらながら、文化や風習とは、その地に根差すモノだと実感する。

キレイに手入れされた、こちらはジモティのトゥルッリたち。
一歩外に出れば、カメラ片手の観光客とコンニチハ!だからか
住人とは一度も出会わなかったけど。
そうそう、フシギな事に(笑) 日本人にも会わなかったな。
こんな大観光地の中で住むのは大変だと思うが、
それでもやっぱステキな佇まいデス♪

教会だってトゥルッリ仕様なこちらは、Chiesa di Sant'Antonio
ボス や ダリ の画でも有名な「聖アントニウスの誘惑」の聖アントニオを奉った教会である。
ホケ〜と外回りしてたアタシだけど、
ナイス!な相方K嬢が、内部の写真を撮っていました(^^ゞ
ほぉお〜♪内部のドームはこんな風になってるのねvv
アポロチョコみたいな円錐形がよくわかる。声も響きそう。
ちゃんと入って「おぅうおぉい〜♪」と叫んでみればよかった。
(そんなことしちゃダメです、ダメ!(笑)

折しもちょうど明日からSアントニオ祭たるものが始まるので、
通りにはイルミネーションが用意されており、
なんと!オストゥーニだかブリンディジに法王サマ!も来るそうだ。
にこやかに微笑む法王サマの巨大なポスターがあちこち貼られていました。