アルタムーラ 4. フェデリーコ2世が建てた唯一の大聖堂は、細部を凝視して微笑むべし♪
2010年 04月 01日

偉大な王だった以外にも、プーリアに残した数々の足跡により
この地においてその名を抜きには語れないフェデリーコ2世
カステル・デル・モンテを筆頭に、プーリア中に城を建てまくった彼が、
唯一、建立した大聖堂が、旧市街の中心にぬっくと建っている。
トラーニの大聖堂 もそうだったが、外見はとってもシンプル。
でもでもよぉおぅうく見ると__
ここぞ!という所には、ほれみんしゃい!とばかりに手がかかってる(笑)
その表情がなんともいえずエエ味出してて、
ホラホラ〜と見つけては、眺めるのが楽しいンですな〜

正面扉の上部を飾る細やかなレリーフ。
左端でユダがキリストに接吻してる_そう、最後の晩餐のシーン。
ひぃふぅみぃ〜と思わず数えてしまいまったわい(^^ゞ
ここで注目すべきは…
最後の晩餐〜食卓に並ぶ魚や杯を、立体構造を無視して手前に見せる…という
すばらしいアイデアである(笑)
なんかスゲ〜!!と感嘆してしまった恐るべき職人魂!
まさに感動の食卓でアル。

いやん、見ないで♪ ってか撮らないで!(怒 by Eve)
コレはアダムとイヴの楽園追放ですね。
なんでアンタ (Adam) が胸隠してるのさ!って
ツッコミたくなるのが関西人の悲しいところ(笑)
じゃなく_
扉回りには、聖書のワンシーンがいろいろ掘られており、
そのどれもが、素朴でユーモラス。
思わず頬が緩んでしまう。
こんな「見方」してたら信者に怒られそうだが(笑)、
こんなトコ見つけてはニヤケられるのも、街が持つのんびりとした空気のせい。
ほんじゃま、そこのBARで
冷たいグラニタでも飲んで一休みしましょうか♪

Città di Altamura