カステル・デル・モンテ 3. 神の数値“8”のミステリー
2010年 02月 02日

うっへえぇえ〜〜!!
不勉強なもので、中はずっと屋内だと思ってたところに、
こんな立派な「青天井」(中庭から見上げる) があるとは思いませんでした(^^ゞ
この建物はホントに「輪っか」なんですね。
よけい「王冠」じゃあ〜ないですか (笑)
ポッカリ切り取られた空は「八角形」8です。
キリスト教の洗礼堂やイスラム教のモスクが同じように八角形をしているように
この8という数字は、宗教上、とても象徴的なんだとか。
いはく____
「8日目」にキリストが復活した。
「8人」の人間だけがノアの箱船に乗れた。
「8」とは宇宙的均衡を示し、それは天国を視差する。
ゆえに神と人が繋がる場所に使われる神聖なる数値である___ンだそうだ。
ですからこのカステル・デル・モンテ、てって〜的に「8」にこだわってマス。
「8角形」の中庭を囲むように「八角形」の塔を「8つ」建て、
1、2階ある内部には、それぞれ部屋が「8つ」ある_という構造上の「8」はもちろん、
ユリウス暦で「8番目」の月にあたる10月の「8日」、
南西の部屋の高窓と中庭側の低窓を、光が一直線に伸びふたつを結ぶ。
そして、、 (まだあるんか)
春分と秋分の日の正午になると、建物の影が八角形の中庭とピタリと重なり、
夏至の夜、八角形の中庭から空を見上げると、
そのちょうど中心にヴェガ が瞬くのだという。
・・・・・・・
フェデリーコ2世、スゴイです…(笑)
城が建てられたのは1240年頃、日本はというと鎌倉時代の話
8に対する
数学、天文学、建築学を会得してた…ってことがアンビリバボ〜!
けど…だから、残るのだ。
なぜ8?なぜこの地?そして何のために?というナゾが。。。。
イタリアには不思議建築が他にもたくさんあるけれど、
こんなに数値的にミステリアスなモノはないんじゃないかな。

オマケに__
柱や扉の飾りに掘られている葉っぱや花も、それぞれ「8つ」
8のミステリーを数え探しながら見てみるのも楽しいかも…しれない(笑)
*1ユーロセント硬貨裏の意匠になってます