トラーニ3. 朝のお散歩にて
2010年 01月 15日
昨夜はというと、通り一帯の店がこうこうと光を放ち、老若男女でにぎわっていた港の周辺。
それが一夜明けると、、、
ンまぁ〜こんなに清々しい光景が広がっていましたvv
早起きの働き者は、網を広げるオヤジさんに、バケツを抱えたおかみさん。
ココではどんな魚が捕れるのかな?
答えはきっと、昨日食べたフリットの中にあったはず。
雲ひとつない真っ青な空に、しぃろいカモメが一羽、二羽。
ベンチの下には、野良ネコが三匹、四匹。
空から陸から、おこぼれをあずかろうと目を光らせている。
向こうにカテドラーレの鐘楼が見えるね。
クネクネ入り組んだ通りをぬって歩いていこう。
昨日は暗くてちょっと恐かったけど、今日はお天道様が一緒だから大丈夫。
さっきから、足下にまとわりついて離れない黒犬クン。
立ち止まっては振り返り、トコトコトコトコ道案内。
オウケイわかった、ついてくよ。
こっちに行くんだな?
あっ、海が見えた♪
角を曲がれば_おぉお〜♪
昨日は道がよくわかンなくて裏手から来たけれど、
今だって全然わかってないけど、
こんなステキなアプローチがあるなんて。
黒犬クン、グラァア〜ツエ♪
あれれ?
使命を果たした彼は、そそくさどっかに行っちゃった。
そうか、キミもココに来たかったんだな。
朝日というには遅い時間だが、東の空から登った太陽が、
後光のように聖堂を照らしている(聖堂正面は必ず西向きなので)
その眩しさに目を細めながら、昨晩とはまた違う姿を愛でる。
反対に日が傾くと、その正面を真っ赤な夕日が染め抜く。
それはそれで、さぞ美しいことだろう。
夜に朝に夕に、姿を変えるトラーニの女王さま。
夕方のお顔は、またいつかのお楽しみにとっておくことにしよう。