シルヴィ4. 超極太讃岐うどんに出会う
2009年 08月 11日

アグリといえば、もちろんお楽しみは「メシ!」
到着した時も、大勢の人たちが別棟のリストランテで食事してたから
料理自慢の宿なのかもっ!と、またまた期待したワケです(^^ゞ
宿泊者用の食堂には「今までみんなどこにおったん?」と、大勢の人が集まり、
食事前の和やかな雰囲気が漂っている。
みんな一斉に食事する所では、夕食の時間までに宿に戻らなくてはならない。
日が長いこの時期、ついつい時間を忘れて遊んでしまい
時計を気にすることが、一瞬、面倒くさく思うこともあるが(笑)
縁あって同じ宿を選んだ者同士、同じ空間で、同じ料理に舌鼓を打つのも
アグリのもう1つのお楽しみでもある。
隣のイタリア人家族、もう片方のドイツ人カップルたちと
やあやあ〜こんばんは〜♪何が出てくるんだろ〜ね〜の、挨拶もはずむ。
さてその一皿目。
やさしい味のカポナータに、
パルミジャーノでまっ黄っきになった蒸しパンのようなもの。
名前聞いたんだけどメモに残ってない(>_<)?
なんとかの rustico〜ルスティコ(田舎風)と言ってたような記憶があるから
この地方独特のものかもしれない…わからんけど(笑)
ポロポロ崩れる食感といい、ハーブがとても効いた独特の味といい、
ちょっと好みが分かれそうだけど、初めて食べるモノだったので興味深くいただきました。
そして「問題」のプリモ!
でっかい皿に山盛りモリ子で運ばれてきたパスタを見てビックリ仰天!
なんじゃ〜!!このごっついパスタはぁ〜!

未だかつて、こんな太い!!! パスタ食べたことない!ってくらいゴツイ!!
ほぼ1センチ角のソレは、フォークにからますことすら困難で、
どっちかってえ〜と、突き刺す!って具合。
しかもこんなに太いのに超アルデンテで、噛んでるとアゴが疲れて大変タイヘン(笑)
オーナーらしき女性がテーブルを見回りにやってきて、
「どぅ?美味しいでしょ?水と小麦だけで作るのよ」と、誇らしげに言ってたが、
材料といい形状といい、コレってまんま うどん ですやん!
落書きメモ見ると「なんとか Grandisimo 」って書いてあるから
まぁ〜とにかく Grandisimo な、これまたこの地方独特のパスタの一種らしい。
あたしたちはひとよそいでダウンしちゃったし、
隣のドイツ人たちも家族連れの奥さんも持て余したヘビィなこのパスタを
モリモリお代わりしてたイタリア人パパはホントにすごかった!
スリムなのに思わず惚れそうになったくらいスゴイ食べっぷりだった!!
子どもたちも感嘆の目で見てたわ(笑)
続いてメインはチキンを煮たもの。
身がしまって味が濃い、とてもウマいトリさんだった。
Grandisimoパスタも前菜も、地方色が出たとても美味しい料理だったんだけど
この頃になると、2人とも口数少なく目がうつろに……
そう、忘れてました。昼をちゃんとした店で食べたことを…(>_<)//
20代の頃は、昼夜のダブルなんて、よゆ〜のよっちゃんでこなしてたのに
歳食うごとに、2食の連チャンがキツクなってきた。
もちろん、食べれる事は食べれるんだけど、
絶対的な空腹感が無いから「おいしく」食べれない。
ホントにすごくもったいない話である。
で、こ〜ゆ〜過ちを幾度となくやってるのに、
夕食がついていることがわかってるはずなのに、コロリと忘れて
目先の快楽(お皿の店)に走ってしまう、学習能力のないサル以下のあたしたち…
食後、頭上に瞬く星空を見上げながら、外のベンチで一休み。
許容量オーバー、抗議の悲鳴をあげる胃袋をなだめすかせるために
2人とも一生懸命しゃべって、少しでもカロリーを使おうとがんばる←焼け石に水?
最後にポツリと漏らしたひとことは、
「明日はちゃんと“考えて”食事しよ〜な」
「ほんまになぁ〜」
やれやれ……
果たしてこの「シルヴィ〜星空の誓い」は守られるのでしょうか(笑)