スカンノ1. 山あいにたたずむ、時がとまった町

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途中、羊の大群に出会いながら、
アブルッツォ国立公園をグルリと回りやってきた Scanno〜スカンノ。

山々をぬって続く道を辿るまま走り続けていると、
果たしてこの先に町があるのだろうか、という疑念が沸き上がってくる。

高く低く連なる稜線に、羊と、羊飼いと、犬が駆ける山に、
人の営みが全く感じられないからだ。

そんな山中に、魔法のようにツイと現れるスカンノ。

山肌に寄り添うように家屋が密集しているその姿は
イタリアという本土から隔離された全く別の町…といった趣がある。




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この町では、メインストリートも地図も意味を成さない。
あっちへこっちへと、蜘蛛の巣のように伸びた小道や路地が、本当の道だからだ。

気ままに足を運んで、どこに行くのはかはお楽しみ。
迷う心配はしなくてもいい。迷ったっていい。
ほんとうに、小さな町だから。

もし困ったら、あそこの男の子に、おじさんに聞いてみよう。
きっと彼らは、小道のことを隅から隅まで知ってるはず。




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周囲の大自然が手つかずのままならば、町だって中世のまま時が止まっている。

世の中と隔絶された厳しい環境は、しかし、
古き良き町並みを残すことにもなったのだ。

初めてなのに、どこか懐かしく、居心地がいい。
そんなスカンノの町は
イタリアで最も美しいボルゴ〜Borghi più belli d'Italiaの一員でもある。

Borgo とは、町というには小さく、村というには大きい…といった規模だろうか。
まさにスカンノにぴったりの大きさである。
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by 21giova | 2009-06-01 23:37 | ├ スカンノ | Comments(0)

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