フラスカーティ2. 少年とフラスカーティと
2009年 04月 26日

フラスカーティと言えばフラスカーティ(笑)
街の名ではなく、真っ先にワインを思い浮かべるのはあたしだけじゃないはず(^^ゞ
法王さまの避暑地 Castel Gandolfo〜カステル・ガンドルフォがご近所さんだから
「法王のワイン」というたいそうな通り名をお持ちですが
爽やかで清涼感のある、そう_まさに夏にすこぅし冷やして飲むには最高!の
ラツィオを代表する白ワインでありマス♪
そんな街の名を冠したワインだから、
通りを歩けば、街の記章をかたどった赤い看板が、そこここで揺れている。
市が認可した、ちゃんとした「フラスカーティ」を置いてマス!って印…多分…(ホンマけ?!)
間口の狭い小さな店。
赤い看板がかかってなければ、何の店かわからない。
しかし薄暗いその奥に、イチニのサン…と並んでるのは
高さ3mはあるだろうかというワインのタンク。
街の住民はワインをボトルで買ったりしない。
一抱えもある何十リットル入りの瓶に、トポトポ、ワインを計り入れてもらうのだ。
パンを買うように。トマトを買うように。
なくなったら買いにくる。入れてもらう。
毎日、毎晩。少しづつ。たくさん。

こらもぅ〜入れてもらわなアカンやろ?!ってことで…
「ボトルボトル!」
「待って、待って。コレをこっちに移して〜」
互いが持ってた水を入れ替えて、空のペットボトルを急遽つくる。
わ〜いわ〜い!
これで「歩きながら」飲めるや〜ん (おいおい!)
金色に輝くその液体は、絞りたてのブドウと太陽の味がした。
バンザイ、フラスカーティ♪