ストロンボリ島7. 汗と涙の火の山登山 黒い海岸と蒼い海で
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起きた時、ロボットみたく身体中がガッチンガッチンだったけど、
せっかく“島”にいるんだもん。海っ!! 海行くで〜〜!!

マルコの家から歩いて数分。
まんまジモティ専用の、マルコいち押しの秘密のビーチ♪
潜りたいので砂浜はNG、岩場大好物!の友人、大喜び♪である。
アンタってば、今日も元気だねぇ。。。。

ここでお気づきだろうか?
ビジュアルがなんか黒いことを。

波に転がされて丸くなってる石っころも、海岸沿いにゴロゴロしてる巨岩も、
みんなみんな、島のてっぺんから真っ赤に焼けて飛んできた溶岩の慣れの果てなのだ。





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だから、砂浜もご覧のような“ブラックサンド”
巨大な溶岩がこんな風に粉砕されるまで、気の遠くなるよな時間が必要だろう。
やっぱ自然ってスゴイね〜〜。

同じく火山が多いハワイ諸島にもブラックサンドビーチが多いらしいが、
イタリアではストロンボリ島のみ!

しもた!記念にちょっと持って帰るんだったな。。。。
と、抜け目のない友人は、軽石のようなミニチュア溶岩をちゃっかりゲットしてた!

ず、ずっこ〜〜!!!

あ?え?アタシのもあるの?!

ありまとぅう〜〜♪♪

やれやれ…(˘•ω•˘)




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この黒い岩場、海の蒼との対比がとても美しいのはもちろん、
海自体もスンバらしくキレイだった!!!

後日、エオリエ諸島の別の場所でも海に入った。
十分キレイだったけど、ココには負けたな。それっくらいキレイ♪♪
ってことは、今まで入った伊国の海の中でイチバンキレイ!ってことだ。

素潜り名人の友人は、喜々として潜りっこしてる。
アタシはいつものように浮き輪を友に、プカリプカリと波間に漂う。
身体中がきしんで、とてもじゃないが手足使ってなんて泳げません(TOT)//

でもこれは一種のタラソテラピーだな。
やさしく打ちつける波がマッサージしてくれるし、
下をのぞき込めば、深く澄んだ青に吸い込まれそう。

そして…何よりサイコ〜に気分がいい。
昨晩ヒイコラ言ってた事なんて瞬時に忘れさせてくれる。






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火山に登った後は、海です、海っ!これもぅ〜絶対オススメ!

フェリーが着く島の表玄関付近にはビーチもある。
目前にほら、ストロンボリッキオが見える、これまた最高のシチュエーション。

エオリエ諸島を回った後で思うと、ストロンボリ島=火山トレッキングがメインなので、
いわゆるフツ〜の観光客は、他より少ないと感じた。
いい感じで穴場?!なんじゃないかなぁ〜。

それに、火山に登らなくても泊まらなくても、周遊フェリーで来て半日過ごすのもいい。
イタリア唯一の溶岩ブラックサンドを味わう価値はある!と思いマスv





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〈オマケ〉

秘密ビーチにこんな看板が…

「津波=Tsunami」がこんなところにまで!
まさに世界共通語なんだね。






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# by 21giova | 2016-10-21 23:31 | ├ ストロンボリ島 | Comments(0)
ストロンボリ島6. 汗と涙の火の山登山 最後までドラマがいっぱい!
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日が落ちきる前に、馬の背よりもそっと「上」から見えるベストポジションに移動する。

灯りなんてない漆黒の闇の中で見る噴火は、
飛び散る真っ赤な欠片が1つ1つ際だって見え、また別の 迫力!!!

ところがその名も ストロンボリ式 といわれる噴火は、
プシュウウ〜〜!! パッ!! と、悲しいほど一瞬で終わってしまう。
名前が付くくらいだから、かなり特異な噴火システム(?! 笑)なんだと思う。

断続的に噴かないので、お出ましになる「時」を健気に待たなきゃいけないんだけど、
がんばって三脚担いで登ってきた人、ちゃんと撮れたかな?
アタシはこれで精一杯だったよ〜( ̄o ̄)





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ぷっすん! アッちゅう間に鎮火してしまう内気なヤツ(笑)

それでも迫力十分だし、この規模だから、こうやって間近で見れるのだろう。
本気で怒ったらこんなもんじゃ済まないだろうが、まるで世界一巨大な線香花火のようだ。
さっきは思わずはしゃいじゃったけど、今は静かに眺めていたい…って思った。

なぜなら、噴火の前後ってビックリするくらい静まりかえり、その間、静謐ともいえる「無」の時が流れる。
噴火の対極にあるそれは、とても儚く、叙情的ですらあったからだ。

それに…頭上を仰ぎ見れば、煌々と輝く月明かりに負けじとあまたの星が輝き、
オマケに座っていた砂地は、お尻の下でたぎってる溶鉱炉のせいでポカポカとあったかい。

母なる地球は、大地は、かくも大きくスバラシイものだったんだな〜って。
そう、自然に思ってしまう。





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と、せっかく「ロマンティックが止まらない!」(古っ!!) ってな気分に浸っていたのに、
そろそろ下山するよ〜!というガイド氏の顔見て、塩の柱と化してしまった。

なんなら帰りはロープウェイで一気に!なんて、あり得ない妄想してたアタシ。 
そ、そうだ。登ったからには降りなければならない!
これ、リアルに現実。OMG!! どころじゃない、人生最大の危機である!!!!!

ちょ〜ちょ〜ちょっと待ってください!!

ヘッドライトがあるとはいえ、当たり一面真っ暗!
今まで登ってきたような道を下るなら、3歩で複雑骨折。5歩で滑落します、アタシ。
そうだ!ここ温かいから朝まで寝てます。なんなら墓標立てて埋めてもらっても構いません。いやマヂで。
真っ暗だけど顔面蒼白、ゾンビに逆戻りしてたと思う(TOT)//

そんなアタシを見て、ガイド氏がニヤニヤしながら「紙マスク」を配ってくれる。
え?コレ何?!と思いながら装着すると…
ヘルメットに首タオルにヘッドライト…と、まんま炭坑節踊れそうなほどひどいカッコに(笑)
ま、この際カッコなんて、1ミリたりとも関係ないんだけどね(^^ゞ

そしてキョ〜フの帰り道……

うぉおおお〜〜!! なんだなんだこの道は?!

なんと復路は、粉じんが積もりに積もった砂地になっていたのだ。

砂山、雪山といってもいいかもしれない。
フカフカなその上をチンタラ歩くのではなく、一気に滑り歩き?!するらしい。なるほど〜〜!!

それでもアタシにとってはしんどかったが、
さっき心底憎んだ砂地に、感謝のキスを〜!!ってくらい楽であった♪♪

よって、一行のペースもオソロシク早い。
暗いんじゃなくて、みんながたてる砂埃で前が見えないほどモヤる中(だからマスクが支給される)
ほとんどこの砂地だった帰路を、ほぼ1時間という音速ジェット並みのハイスピードで下山する。
往路の事考えたら、信じられないくらい早かった〜〜!!!


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オマケにどんくさいアタシを心配して、ガイド氏がステキなナイト(騎士)をつけてくれた。
ザルツブルグから来てた若者たちが前後を挟んでくれ、
アタシが滑ったりなんやらで、アッ!とかヒッ!と奇声をあげる度に(あげるな!(笑)
ザッ!と駆け寄ってくれたり、足元をライトで照らしたりしてくれたのだ (//∇//)

若くないけど女性でよかった〜!!! (爆)
ガイド氏にムリクリ頼まれたにしても、ザルツブルグ隊 (←密かに命名) ホントにありがとう〜!!!!

町に着いたのは23時半を回っていただろうか。
三々五々、いつのまにか解散してしまったので、彼らにお礼のひと言も言えなかったのが悔やまれるけど、
最後、集まって人数の確認をすることもしなかったのは、伊国らしいといえば伊国らしい。
日本ならまず考えられないよね(^^ゞ

そんなみんなが、下山後、一目散になだれこんで行った先は、広場のピッツェリア。
アタシも途中でお腹が鳴ったほどだが、とてもじゃないが食べる気にならない。

ってか、ホントみんな元気!
先のザルツブルグ隊だって、アタシのケアもしながら、ピョンピョン飛び跳ねながら歩いてたもんね。
若いってステキ!じゃなくて…呆れるというか、畏敬の念を持たざるを得ない( ̄o ̄)//

がしかし友人もピッツァこそ食べなったけど、
メッシーナ大瓶!を一気飲みしてたから、彼らに匹敵するスタミナを持っていると思う(笑)
急な下りゆえ、1度勢いがつくと止まらない…ってのもあったけど、
復路もアタシをほったらかしにして疾走してたしさ。
大したもんだわさ、アンタってば。

とにかくっ!!!! 下山したのだ!登って降りたのだ!噴火を見たのだ!

ヤッタ〜!!!! (≧▽≦)// ←アルマゲドン生還の気分(笑)

って、バンザイ三唱したいところだけど、今、考えられることはただ1つ!
一刻も早く帰ってシャワーを浴び、シマリスのように丸まって眠りたい。。。。
それ以上もそれ以下も望みません。。。。





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こうして、先ずは旅の一大ミッションを果たしたアタシたち。

体脂肪率標準値オーバーに圧倒的な運動不足!…と、
不良債権のような身体だったアタシには死んでもイイくらいしんどかったが、
火山の噴火を間近で見るという得難い経験ができたのは、ホント〜によかった!!しかもイタリアで。

こんな冒険、アタシ1人だったら絶対行こうと思わなかったし、
死のロードの途中、なんでこんな目ぇ〜せなアカンねん!と、まぢ恨みしそうになったけど、
連れてきてくれた、機会を作ってくれた友人には心から感謝したい。

イタリアで数々の「やらかしメモリ〜ズ」を作ってきたアタシたちだけど、
いろんな意味で(笑) ベスト3に入る思い出になったよ。ホントにホントにありがとう〜♪♪

あ、ココで終わりじゃないですからね。
後はリゾーティなエオリエ諸島を楽しむぞ〜〜〜いっ!!


〈火山トレッキング準備の捕捉〉
復路はこのように砂地を歩き、砂埃がヒドイので、コンタクトの人は要注意!
どうせ海も入るでしょうから、ゴーグル(水中メガネ)かけるとイイと思います。
また、支給される紙マスクは超チャチなので、心配な人は日本製のモノを持っていくとよいでしょう。
半パンTシャツな奴らに笑われるかもしれないけど、そんなん全然気にしないこと!(笑)
とにかく「砂まみれ」になるので、我が身は自分でケアしよう!











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# by 21giova | 2016-10-03 23:41 | ├ ストロンボリ島 | Comments(0)
ストロンボリ島5. 汗と涙の火の山登山 〜 これが地中海の灯台だ! 〜
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日が長いシチリアの空が朱に染まり、息を呑むような美しい光景が広がっていた。
そらもぅ〜、今までの悪夢がフッ飛ぶほどに…。

数十名が立てる馬の背状になった Pizzo Sopra la Fossa (918m)

ストロンボリ島の厳密な標高は926mだが、たかが10m。それがど〜だと言うのだ?!(笑)
ココが一般登山者にとっての頂上、Top Of The Mountain!! である。
偉いぞ〜アタシっ!(TOT)//





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船上から噴火を眺めるクルーズ船が、豆粒みたいに小さく浮かんでる。

そっから見えるか?ザマァ〜ミロ!
口惜しかったら登ってこぉ〜いっ!!

お〜〜っと!! さっきまでゾンビだったのに、人間に戻って口が悪くなっているアタシ(笑)
ったく現金だが、登ってきた者だけに言える特権でもあるので、ど〜か許して欲ください(^^ゞ

と、弁当の巨大パニーニを平らげたガイドさんが叫ぶ。

「お〜い!みんなぁ〜メット、ヘルメットかぶってくれよ〜!」

現状見る限り「何か」フッ飛んできそうな気配は全くない。が、そこは生きてる活火山。
今だから言えるけど、御嶽山の噴火の事思うと、確かにメットも必要だ。
実際、桜島の噴火口にもあったコンクリート製の逃避所が幾つか設けられているし。





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とはいうものの、こんな近くでモクモクしてる噴火口が見えるンだから、
みんな知らず知らずのうちに、もっと近くへと歩を進めてしまう。
もちろん!ここも柵もロープもない、オ〜ルフリ〜な完全自己責任(笑)

ぼふぅううう〜〜〜!!

見てる方がビビるが、それ以上来ちゃヤケドするぜ!とばかりに突如噴煙があがる。

これね、音が鳴っても煙を噴いても、必ずしも「火」を吹くワケじゃない。
まるで不発弾なロシアンルーレットのような気まぐれさ。

でもそれは、この島が「生きてる」証拠でもある。
そんな自然の神秘をまんま見るには、無粋な人工物は一切いらない。
人間はそっと陰から「見させていただく」あくまで脇役なんである。





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と、油断してたら、キタキタキタキタ〜〜〜〜!!!!!

ドっしゅうぅう〜〜!!

うぉおおおお〜〜!!!!  ←みんなの雄叫び(笑)

シュバシュバシャラシャラ〜〜〜

INDEXと同じ写真で申し訳ないけど、ホントいつ「吹く」かわかんないから
これがここで唯一撮れた火柱だったのだ。





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ちゃんと「噴火」すると噴煙の高さも音もケタ違いにデカイっ!!
足元が揺れたのは気のせいか?!

アッサリ1回で終わって、ちょっとガッカリしちゃったけど、
正真正銘、生まれて初めて間近で見る噴火である。

す、すっげえぇえええ〜〜!!(@▽@)!!

深い藍の中を転がっていく火の玉が、とんでもなくキレイ!!

陳腐な表現だけど、まるで宝石みたい。
ガーネットにルビーに、トパーズ、オパール……
色とりどりの首飾りが、巨人の手で引きちぎられたかのように飛び散っていく。

黄昏から夜へと変わるその刹那。
古来より「地中海の灯台」といわれたストロンボリ島が、
1日のうちで1番美しい時に、1番美しい姿を魅せてくれた。
あぁ〜ホントにキレイだったよ〜♪♪

そして、止むことのない夜の噴火へと続くのであった。






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# by 21giova | 2016-09-16 23:10 | ├ ストロンボリ島 | Comments(0)