<   2017年 11月 ( 2 )   > この月の画像一覧
メッシーナ1. メッシーナそぞろ歩き 其の壱
f0205783_20433032.jpg




島に渡る前にちびっと触れたMessina〜メッシーナ
今度は1日だけだけど、しっかり滞在しますよ〜(^^ゞ

中央駅の背後に広がる、鍵爪のように曲がった湾内に、
メッシーナのシンボル、高さ7mの黄金のマリア像〜Madonna della Lettera が建っている。
なぜ “マドンナからの手紙”という寅さんのような名がついているかというと、、、

その昔、市民がキリスト教に改宗した時、
神のご加護を約束した手紙を、マドンナ(聖母マリア)が、メッシーナに送ったことに由来する。
彼女の髪で一巻きにされた手紙の結びには、こう書かれていたという。

Vos et ipsam civitatem benedicimus.
〜あなたたちと あなたたちの街を祝福します〜

その言葉はまんまマリア像の台座に刻まれており、
Madonna della Lettera は街の守護聖人として、船乗りたちの護り人として、
こうしてメッシーナ海峡に佇んでいるのです。

ちなみに向こうに見える陸地はカラブリアだ。
その距離、ここから5キロあるかどうか。地理上で1番近い所だとたったの3m!
なんなら走り幅跳びでシチリアに渡れまっす!ってな近さである(笑)

そんな海峡に「橋」を架けるか否か、長年論争が繰り広げられているけど、
今だ橋脚の1つもないのは、いかにもシチリアらしいと思う。
代わりにフェリーが運航してるのだが、
客車だけ船体に積み込み、向こうでまた繋ぐという夜行列車、コレがもぉ〜すごく楽しい!!

雨が続く冬の北イタリアがイヤで、トリノからパレルモまで一気に南下した時。
ナポリから真っ青な海が広がるタオルミーナで目覚めた時。
と、アタシは2回利用した事があるが、客車を切り離しフェリーで運ぶ。
こんな面倒な鉄道連絡線って、今や天然記念物級に珍しい存在!

きっと20年…いや、50年後でも橋は架かっていないと思うけど(笑)
乗り鉄ならずとも一度は乗ってみる価値、絶対!ありますよ(๑•̀ㅂ•́)و✧

Trenitalia  例:ナポリ(約24時発)〜メッシーナ Intercity Notteで約6時間





f0205783_21310391.jpg





大地震と大津波によって90%以上の建物が崩壊。
メッシーナ壊滅状態になったのが1908年。
なんとか復興の足がかりを掴んだと思ったら、今度は世界大戦勃発という、
度重なる破壊の悲劇から再興された街は、京都のように整然とした碁盤目通りが続く。

そんなメッシーナで、湾を挟み、マリア像のちょうど対角線上に
ドゥオーモ〜Duomo di Messina があるのは、もしかしたら偶然ではないかもしれない。







f0205783_21313677.jpg





崩壊後、再建されたドゥオーモ。
オリジナルの姿を取りもどすべく、何度も修復が加えられ、今日に至る。

一見簡素なほどシンプルに見えるけど、
美は細部に宿る…とばかりに、抑制された美しさが宿っております。






f0205783_21192012.jpg





内部は祭壇のモザイクと天井が美しく、
珍しくフロアに平置きされてる(パイプ)オルガンは、
ヨーロッパで1.2を争うほど大きななもので、その世界では名だたる存在なんだそうだ。
運良く演奏時に訪れたら、間近で演奏風景を見れるまたとない機会になるだろう。






f0205783_21253143.jpg





さて、このドゥオーモ前の広場。
正午になると、ご覧のようにワラワラと人が集まってくる。

暑いので、我先に日陰のベストポジションを確保。
カメラやスマホを取り出し、首をば斜め45度に固定すると、一心不乱に一点を凝視する。

端から見るとかなり滑稽な風景だけど(笑)
我々もその輪に加わるとするか(๑˃̵ᴗ˂̵)و




f0205783_13581221.jpg




みなの視線の先は…というと、
ドゥオーモに隣接している鐘楼〜Campanile del duomo di Messina
これが、正午になると動くからくり時計になっていて、
それをひと目見ようと人々が集まってるのだ。

高さ60m。ほぼ等身大な像…と、
その規模、大きさから、世界一のからくり時計と言われている立派な鐘楼である。

それでは、戦時中、機転を利かせて街を守った
2人のヒロインが鐘を鳴らすところからご覧ください♪
(注:彼女たちは3mの大女である(笑)











ライオンとニワトリのスピーカーな鳴き声にビビったが (子供たち大喜び!(笑)
スローモーながらもシッポや羽がちゃんと動いてて、なかなか精巧だ。

壁面に設けられた“からくり小窓”は全部で5つもあり、
それぞれ、メッシーナに由来する物語が展開される。
1番下の窓など、日替わりで内容が変わる…という凝りようだ。

1番上は1番大事な物語〜聖母マリアとメッシーナ使節団の話を再現したもので、
だからバックミュージックがシューベルトのアヴェ・マリアなんですね(^^ゞ






f0205783_14130622.jpg




他にも、月齢や太陽を中心とした星座の位置、カレンダー付きの側面も必見デス!
今日は◎月◎日ですよ〜♪と指差してる天使がキュートだわ(笑)

鐘楼は登ることが可能。
からくり時計の“しかけ”や、対岸の眺めもスバラシイそうですよ。

(季節によって入場時間が激変するので右のインフォメ欄をよく確認すること)








[PR]
by 21giova | 2017-11-30 23:06 | ├ メッシーナ
リパリ島7. 島を去る前に風景を切り取ってみました
f0205783_22082171.jpg




長らく、長らく引っ張ってきましたが、
クラゲの4本線を土産に(笑)エオリエ諸島ともサヨナラです。
アップできなかった写真と共に〆ていきやしょう。

も〜なんだろ。
他愛のない通りのひとコマなのに「絵」になるのだ。

ゴボウのように黒く細い姿は、
ベンチでたむろってるオヤジたちとは明らかに一線を画する。
長年海と共に戦い、生きてきた矜持が、
その背中からヒシヒシと伝わってくるのでありました。


〜リパリ島にて〜




f0205783_22090192.jpg





伊国にある多くの世界遺産表示。
あ、ココにあったのね?!と、見つけて初めてその存在を知る。

そのうち中国に抜かされる可能性大だが (チッ!!)
現在、その数51。世界遺産保有国世界第1位の国、イタリア。

取り付けるのに必死な日本とは事情が違うとばかりに、
勲章は、あくまで秘やかに掲げているのである。


〜サリーナ島にて〜





f0205783_22092304.jpg




陽光まぶしい南の島では、
アンビリバ〜ボ〜な配色が不思議とよく似合う。
暑苦しい色なのに暑くないフシギ。
ケンカばっかしてるけど、仲の良い恋人たちのようにしっくり馴染んでいる。

それはきっと、閑散としたオフシーズンの空気を
やさしくあたためてくれるに違いない。

〜サリーナ島にて〜





f0205783_22101429.jpg





伊国の南ではお約束の手描きの絵皿。

欲しいけど重い。
重いけど欲しい。

永遠に答えの出ない不毛な問いに悶々とするのも、
やっぱりお約束なんであります( ̄o ̄)

〜リパリ島にて〜





f0205783_22055109.jpg




4日間でボーリングができるほど玉石混交、いろいろ空けたけど、
ジモティの食卓にも並んでいるような、
気取らぬ地元のワインが1番良いと結論づいた。

部屋のテラスでオリーブをつまみながら、おしゃべりしながら、夜風にあたりながら。
そこにさりげなく寄り添ってくれるのは、
ブランドスーツじゃなく、日焼けが似合う真っ白なTシャツ着た島っ子の方が気楽ってこと。

時々やんちゃもしたけれど、
毎夜、楽しくアタシたちを酔わせてくれたのでありました。

〜リパリ島のお宿にて〜





f0205783_22104851.jpg




味のある壁面も…だが、チビッコ椅子が撮りたくて…。

かわいく並んだ2つの椅子。
きっと同じ時間、同じ時間だけ、同じ人が座るのだろう。

と、想像するのも、また楽しいのであります。

〜リパリ島 ある通りにて〜





f0205783_22103509.jpg




夜になるとリゾート地らしく、開放感に溢れるリパリ島。

「ちょっと飲んでいく?」
「ノンノン、早く部屋帰ってシャワー浴びて寝転びたい」
「だな〜」

まっ昼間に海に出るわ、泳ぐわ、オマケに日焼けで背中が火事だわ…で、
広場の楽しげな喧噪を横目にお宿に戻るアタシたち(笑)

賢いオトナはこんなバカはせず、午睡を取って、ちょっとお洒落もして、
アペリティーボ取りにいく…というスマートな過ごし方をオススメします(^^ゞ

〜リパリ島 海帰りの夜の港にて〜






f0205783_22112173.jpg




SNSはもちろん、インターネットなんてなかったその昔。
初めての町に来たら、絵ハガキと切手をしこたま買っては、
公園で、BARで、宿のベッドの上で、時には昼食のトマトソースを飛ばしながら、
日記のようなとりとめのないことを書いては、友人たちに送りつけていた。

1人が淋しかったワケじゃなく、旅の高揚感を伝えたくて仕方なかったのだ。
汚ったない字のひと言ひと言は、しかし今よりずっと熱かったはず。

そんな事をしなくなって、どれくらい経つのだろう。
郵便局と同じくらい仲良しだったポストを見つけて、ふとそう思うのであった。


〜リパリ島 ある通りにて〜





f0205783_22114783.jpg




シチリアで、ブリオッシュにジェラートをサンドして食べてるのを初めて見た時、
彼が超〜オトコ前だったことを差し引いても、仰天したものだ(笑)

そ、そんな事してもイイのか〜?!と。
で、食べてみて納得。
そんな事してもイイのだ〜〜!!!と。

島を去る朝に選んだ Brioche con gelato.
厳密には、生クリームをたっぷり添えたカッフェのグラニータだったんだけど、
美味しさに変わりはなく、これぞ甘ぁ〜く美味なるザ・南イタリア式朝食を頂き、
旅の終盤、メッシーナへ向かうのであった。





[PR]
by 21giova | 2017-11-02 23:57 | ├ リパリ島 | Comments(0)