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チヴィタ・ディ・バニョレージョ 2. チヴィタ流 美味しいブルスケッタを召し上がれ♪
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周囲わずか500mほど。
住民も50人に届くかどうか。
間違いなく今まで訪れた「小さな町」の最少記録を更新してる。

それでもこの特異な景観を持つ町は、
イタリアの美しい町(村・集落) I Borghi più Belli d'Italia にも選ばれ、
ちょっとした観光地にもなっている。
最近日本の映画にも登場してたが…ソレはちょっと…な…って感じ (>_<)// チガウダロ~

とにかく_10年、20年後に、同じこの姿が見れるとは限らない。
細い通りで出逢う人はみな、カメラ片手の観光客である。






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厳しい環境の中、
チヴィタの人々はオリーブオイルを作り、生活の糧としてきた。

500年以上続くオリーブオイル農家には、
数十年前までロバが回していたという石臼が残っている。

このロバ君たち、石臼はもちろん、橋を渡って荷揚げをするなど
町の人たちの貴重な「足」だったのだ。
今はバイクがその代わりになってるけどねvv





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そのオリーブオイル農家でブルスケッタをいただくことにする。

ってか、ワ〜オ!!この暑い最中に、薪でパン焼くの?
物珍しく炉のそばに立てば、ものの数秒で汗が吹き出てくる。

それでも…
こうやってじっくりパンを焼くのが、チヴィタ流。

カリカリに焼けたパンの表面をニンニクでひとなぞり。
ザク切りトマトを豪快に乗せ、塩をひと振り。
そして、ご自慢のオリーブオイルをたっぷりかける。

たった それだけ…

なのに…




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ああ〜なんてシンプル! そして…なんて美味しいんだろう♪♪♪
言葉がでない…ってこのこと。

濃厚でありながら、爽やかに鼻に抜けるオイルのウマイこと!!
カリカリパンに染みた部分がまたウマイ!と、ウマイの連発!である(笑)

チーズを溶かしたブルスケッタもわるくない。
他にも、サラミやトリュフペースト、いろ〜んなトッピングが選べる。
でもでも やっぱこの真っ赤な情熱 トマトがいっちばん!美味しいと思う。

「イタリアを食べてる」そんな気がするvv

もちろんワインも忘れずに!

どぶろくチックな色の濃ぉ〜〜い白がお薦め♪
グラスでもカラフェでも頼めるけど、言わずもがなで後者を選ぶ我々(笑)
   




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家屋というより、3000年!以上前に掘られた洞窟の中にあるこの Bruschetteria
外の陽射しは強烈でも、どことなくひんやり感じるのは、気のせいではないだろう。

で、〆はコレね♪♪
お土産にオリーブオイルを是非どうぞvv
ホント〜〜に美味しいから♪♪



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チヴィタのイラストもステキな250cc 卓上使い切りサイズ♪
思わず2本も買ってしまいました(^^ゞ


Bruschetteria Antico Frantoio Via Porta della Maestà






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観光業に携わるだけじゃなく、
今でも手づからオリーブオイルを作ってる人や、普通に暮らしている人たちがいる。
この町を愛し、歴史と伝統を守りながら。
いろんな人たちの思いが、この小さな町に詰まっている。

最初に見た時の悲壮感が、
しかし今は、誇り高き姿となって目に映る。
死にゆく町でも、滅びゆく町でもない、チヴィタの雄姿が。




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Città di Bagnoregio

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by 21giova | 2012-06-02 23:10 | ├ チヴィタ | Comments(0)
チヴィタ・ディ・バニョレージョ 1. 死を背に ひとり佇む陸の孤島
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いつか行ってみたいと思っていた場所に立った時、
目の前の風景が、現実なのか夢なのかわからなくなることがある。
それほどまでに、遠くから眺めるチヴィタ・ディ・バニョレージョの姿は印象的だった。
   
鐘楼のシルエットがまるで墓標のよう。
しかしそれがなければ、誰もあそこに、人の営みがあるとは思いもしないだろう。

イタリアの街を見て、純粋に美しい!と思った所は数え切れないほどあるが、
その威容さにおいて、チヴィタはピティリアーノに次ぐオーラを放っている。






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お馴染みのアングルだが(笑) ココから撮らずにはいられない。

町をつなぐ唯一の道 緑の渓谷を渡る1本の橋は、まるで綱渡り。
なんてアプローチ!なんてドラマチック!

その長さ、約300m。
この立派な橋ができる前は、
一体どんな橋が架かり、どうやって行き来してたんだろう?と思わずにはいられない。

手前にバニョレージョという小さな町があるが、
それが唯一、外との繋がりとなっている、まさに陸の孤島である。

要塞のような町に近づくと、橋の傾斜がグンときつくなる。
全く遮るものがない天上から、強烈な陽射しが脳天を焦がす。

いつもなら閉口する坂道も、
この劇的な序章のお陰で、全く苦にならないから不思議だ。





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遠くから見るより、うんと小さく感じられる鐘楼。そして教会。

広場の石畳ははがれるままで、
運動場さながら地面が剥きだしになっている。

普通の町でいえば、一番賑わいを見せるであろう場所なのに、
カラカラに乾いた地面が、もの悲しさを誘う。





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「バーニョ〜お風呂」という名が示すように、
周囲は温泉が噴き出す (温泉はなかったけど…) 火山地帯なんだそうだ。

それが度重なる震災により、地面が崩落。
チヴィタの町が乗っかった山だけが取り残された。

生きる糧は、1本の橋のみ。
人々が新しい生活を求め、町を離れたのもムリはない。

今だって風雨にさらされ、年々、確実に山肌が削られていく。
そしてそれは誰にも止められない。

美しくも印象的な姿とは裏腹に、過酷な運命を背負ったチヴィタは
La citta che muore 〜死にゆく町と呼ばれている。
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by 21giova | 2012-06-01 23:15 | ├ チヴィタ | Comments(2)