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スカンノ7. Mattina Di Scanno
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観光ポスターにも使われている絶景ビュー♪
これがスカンノの全景デス!
背後に山が迫ってるのがよくわかります。

なんか山肌に変な「溝」(!)があるな〜と思ったら
スキーのリフトでした(^^ゞ

夏は避暑に、冬はスキーにと、
実はリゾーティな町でもあるんである。

ところどころオレンジ色に見えるのは
もしかして、もしかすると、もう紅葉!しているのかもしれない。

それでも…キリリとキモチのいいスカンノの朝である。

それでは、中心にズームイン!してみましょう。



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山の神がちょいと触れれば、
ひと息吹きかければ、
ドミノ倒しになってしまいそう。

タンタンタン♪と小気味よいリズムが聞こえてきそうなほど
キレイに並んだ積み木の家。
ヒョイと手を伸ばして、ボードに置きたくなるモノポリーの家。

なだらかに続く階段を、人影がツツツ…と登っていくのが
まるでオモチャみたいにカワイイ。

そこには、淫靡な光に包まれた夜の顔は見あたらない。

わかっているけど、ちょっと不思議。
でもそれが、泊まってわかる町の魅力なんだろうな。




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昨晩はちょっとしたお祭りがあって、
小さな町ならではの、つつましい花火も上がって賑やかだった。

だからみんな、いつもよりちょっと夜更かしさん♪だったはず。
心なしか、広場に集まっている住人の数も少ないようだ(笑)

そんな朝の光景を眺めつつ、3キロ先のスカンノ湖へと車を走らせる。



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Città di Scanno
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by 21giova | 2009-06-17 23:20 | ├ スカンノ | Comments(0)
スカンノ6. Notte Di Scanno
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現在は観光地として知られているが、
イタリアの中のもうひとつのイタリアともいうべき
独自の伝統や町並みが色濃く残さたスカンノは、
その面影を求め、旅人だけでなく、アーティストたちもまた魅了してきた。

カルティエ=ブレッソンマリオ・ジャコメッリといった写真家が切り取ったスカンノの風景は、
60年あまり経った今でも、驚くほど変わっていない。

ああ〜ココは、カルティエ=ブレッソンの一枚にあった場所だ。

ちょっとした既視感〜デジャヴを感じるほど、クスリと笑ってしまうほど、
まんま変わらぬ姿がそこにある。

黒衣の老婆がいなくても、
祭りの明かりと喧噪があっても、
これがこの町の「顔」なんだな。




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顔といえば…

夜のスカンノはまたガラリと様相を変える。
人っ子ひとりいない、もの音ひとつしない路。

大きな街なら躊躇するはずも
人魂のように浮かぶオレンジ色の街灯が、奥へ奥へと妖しく誘い、
思わずその闇に身を躍らせてしまいそうになる。

そうして歩き出すと、
ものの数分で町の外を走る大きな山道に出てしまう。

まるで……
夢から覚めたかのように、迷宮から放り出されたように、
突然現実の世界に引き戻される。

夢見心地を奪われたくなくて
振り返り、もう一度来た道をたどる。

光と闇に誘われ、
夢遊病者のように、いつまでも歩いていたくなる。

それがスカンノの夜の顔である。
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by 21giova | 2009-06-15 23:58 | ├ スカンノ | Comments(0)
スカンノ5. アタシなんか悪いことしました?!
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町から離れたアグリにするか迷ったが、町外れのB&B La casa di Costanza に宿を取る。
外れ…といっても小さい町のこと。
5分も歩けば、おじさんたちがたむろってた広場に行くことができる。

染みいるような静けさに包まれていた昨日の山中の宿と違い、
町の中に泊まると、朝でも夜でも、好きなときに町歩きができるのがイイ。
でもって、これっくらいの大きさの町が、またちょうどイイんだな〜♪


さてお宿のハナシ。

メールのやりとりが超事務的なのはともかく、
実際会っても、全く愛想のない鉄面皮のPTA会長のような女主人には正直、参った。

滞在中互いに話す事ってほんの数十分もないんだが、
それでもアタシなんか悪い事しました?って感じるほど機嫌が悪いのだ。
ジャンルーカ君のあったかいホスピタリティに触れた後だったから余計「キマシタ」わい。

翌日の晩、宿泊者は15%引きという甘言に釣られ(笑)
B&Bと同経営のリストランテに行ってわかりました。
   
やっぱダメダメサイアク!!サービスが(怒)
2人とも珍しくマジで気分を害した。だからこの晩の夕食のことは書かない(黙)

もちろん全ての人が「タイプ:ジャンルーカ」ではないし、
気むずかしい人も、その日の気分も、その他モロモロモロモロ要因はあるだろう。
タイミングが悪かったのだ…と思うにしても、ちょっと残念な思い出ともなった(TOT)/

いや、スイマセン…ネガティ〜なハナシでしたね。


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部屋は「寝るだけ」ですから特に害はありません(笑)

カワイク整えられたインテリアに、清潔なバスルーム…という快適な部屋デス♪
朝食もタップリ豪華で、B&Bにしては高ランクだと思うvv

サロンには立派な暖炉があるが、
ココだけでなく戸外に山のように薪を積んだ家が多くあった。

今の姿からはてんで想像できないが
冬の寒さはとてつもなく厳しいんだろう。
でも…雪に覆われたスカンノもまた、キレイだろうな〜♪♪
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by 21giova | 2009-06-13 23:00 | ├ スカンノ | Comments(2)
スカンノ4. 悶絶するほどウマイ「アブルッツォの羊」
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多分時間が早くて、誰も客がいなかったんだが
何軒か見たなかで、一番感じが良かった家庭的なリストランテに入る。
今日は結構?!歩いたし、腹減ってる?減ってるぅう〜!!

ドカン!と景気よく盛られた前菜は、ひやあ〜うまひょう〜♪

柔らかいドルチェと、堅いピッカンテのペコリーノ。
半生タイプのレバーのサルシッチャ。
嗚呼〜ワインが〜ワインが〜無くなりそう(♪幸♪)
いやいや…メインに残しておかなければっ!

「羊の会」は別として、今宵はアブルッツォに入って初めて外で食べる食事である。
メニューをジックリと見ることもなく、アホみたいに注文を決めていた。
曰く「アブルッツォ名物」を食べること!

プリモは Maccheroni alla Chitrra 〜マッケローニ・アッラ・キタッラ

アブルッツォではパスタのことを“マッケローニ”と呼ぶらしい。フム。

地方によって星の数ほど種類があって、
あたしからしたら「ソレ一緒やん!」であっても、呼び方など違うイタリアですから
なぜに“マッケローニ”になるのかは「オラが町のパスタの秘密」としておきます(笑)

でも「キタッラ」というのはアブルッツォの名物パスタ…いや、マッケローニだ(ああヤヤこしい!)
その響きから察するように?!「キタッラ」とは「ギター」のことでありマス。

ギターみたく「弦」が張ってある特異な機器で作るからそう呼ばれるのだが、
断面図が、まんま「真四角・正方形」なのも特徴的だ。
平べったいフェットチーネとも違う、太めの蕎麦みたいだな。うん。

だからこぅ〜口当たりも、スベスベとはまた違う、カドカド感がある。
シンプルなトマトソースがよくからんで、ウン、美味いですね〜♪



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そしてっ!メインはもちろん !! 羊 !!

 「羊の会」では、手間ヒマかけた羊料理をいただいたが
 もちろんソレもとっても美味しかったけど、
 塩・胡椒でグリルして、レモンをチャ〜ッって絞って食べるのが一番好き!
 「肉」って、ソレが一番、美味い食べ方だと思うのよ。

で、ココの「仔羊クン」でアル。
さっぱりあっさりシンプルに焼いただけ。

あ…?あ、ああ〜〜嗚呼、、、、、な、何だコレは!?(悶)

なんといぅジューシーさ!柔らかく旨みがのって、まるで極上のヒレ肉のようだ。

今まで日本で、イタリアで、何十頭かの羊を胃袋に納めてきたアタクシですが、
も〜〜コレは間違いなく その頂点!

キング・オブ・キング! チャンピオ〜〜ン!
スターデストロイやぁああ〜!! (叫)


ふぅ・・・・・

とにかくとにかく本当に、腰抜かすほど美味しかった!ビックラした。
旅行メモ見てよ?! でっかい花丸書いてますから(^^ゞ

以来、羊を食すたびに「アブルッツォの羊」を思い出す。
それがどんなに美味しくても、アブルッツォの羊を思い出す。
アレに優る羊はない…と。

羊を喰うならアブルッツォ! も〜〜決まりデス!
でもでもそれって不幸〜〜今度いつ食べれるのよ?!(怒)


家の台所から出てきたような(笑) おばさんに選んでもらった
Montepulciano D'Abruzzo も、料理に華添えとっても美味しかったvv
日本でも買えることができて、帰国してから思わず注文しまくってしまいました(^^ゞ


Cantina TOLLO

 l'Almanacco del Berebene〜アルマナッコ・デル・ベーレベーネ2008
最優秀コストパフォーマンスワイナリー受賞

*何本か飲んだが、コスパが大変よく、どのライン飲んでもまず間違いないお薦めのワイナリーです♪


お会計も€50でお釣りがくるリーズナブルさで、
イイ店に「当たって」素晴らしい食事ができて、幸せな夜となりましたvv
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by 21giova | 2009-06-10 23:05 | ├ スカンノ | Comments(0)
スカンノ3. スカンノの男性たち
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スカンノの女性たち…と来たからには「男性」も公平に扱ってあげませぅ♪

も〜これはイタリアのどの街に行ってもそうなんだが、
夕食前のひととき、通りに溢れかえる人、ひと、人……ではなく、
おっさん、じいさん、おっさん、じいさん…

ああ〜(年配の)オトコだらけ!

だって何気なく撮ったこの広場の1枚に、一体何人のオッサンが写ってると思います?(笑)

夕飯の支度が整うまで、
邪魔だからちょっと外行ってなさい!と、追い出されたのかもしれないが、
夕暮れ時の涼やかな時間をのんびり過ごすのは、とっても贅沢なこと。
いわば身体と心のアペリティーヴォだ。

風に乗ってほらね、美味しい匂いも運ばれてくる。
だんだん日が暮れるのが早くなってきたとはいえ、まだまだ明るいスカンノの町。

ここはひとつ「腹時計」で時間を計ろうか。
美味しそうな店、見つかるかな?


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なのに…食べる店より先に、かわいいお店を発見!
なんか見たことあるな?と思ったら、雑誌に載ってた店だった(^^ゞ

本とか資料持っていっても、現地に行くとすっかりその存在を忘れて
全く役にたたないのがあたしたちの常なんだけど (浮かれすぎ?いや…健忘症だな(笑)
今回はフラリと立ち寄れてよかったね♪ by前向き発言

作りつけの棚の上にズラリと並ぶのは、
農家が有機栽培で作った、近隣の山々で摘んだ、ベリーのジャムやシロップ漬け。
自然の恵みがストレートに詰まった品々だ。

木イチゴ、黒イチゴ、コケモモ、ブルーベリー………

ひと言でベリーといってもビックリするくらい種類があって、
買うのに大いに迷ってしまいました。

でも……

この「迷う」ってのが、ショッピングの醍醐味なのよね。

でも……

お腹減ってきたから、ほら、もう行くよ。

「君らが帰ったら店を閉めるよ」

笑顔がチャーミングだったおじいさん。
きっと店を閉めた後、おしゃべりの輪に加わるべく、
いそいそと広場に向かうに違いない(笑)
   
   
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by 21giova | 2009-06-07 23:25 | ├ スカンノ | Comments(0)
スカンノ2. スカンノの女性たち
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スカンノの伝統的な衣装をまとった1人の老婆。
ともすれば、雑踏の中に溶け消えそうだが、その存在感は決して無視できない。

狭い町のこと。何度か見かけたあと、意を決して聞いてみた。
  「写真を撮ってもいいですか」と。
声を発することなく、わずかに頷き、彼女は応えたくれた。

2日いたスカンノで、しかし、この衣装を着た人は彼女しか見かけなかった。

祭りならいざ知らず、日常で着ることの、その理由は私にはわからない。
射すくめるように真っ直ぐ送られる視線に、少々たじろぎながらカメラを向ける。



広場の水飲み場に像があったが、これが昔ながらのスカンノの女性の姿なんだろう。

8月14日には、伝統的な婚姻行列を再現する
 「ユ・カテナッチェ〜Ju Catenacce」という祭りがあるそうだ。



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黒の上衣に金糸が入った白のスカート。そして、ちょっとかわった帽子。
胸元を飾るのは、スカンノの伝統手工芸品である繊細な金細工である。
ゴテゴテした飾りを廃したシンプルさが、清楚な美しさを際だたせている。

反対に男性陣はというと、あっさり黒のスーツ(笑)
やはり「主役」は女性だもんね♪

   *祭りの様子

他にレース編みも有名で、金銀細工の店と並び、通りの窓を美しく飾っている。

思うに…

雪に閉ざされた厳しい冬の間、
スカンノの女性たちはあたたかい火のそばに集まり、
井戸端会議に興じながら、指を動かしていたのではないだろうか。
なんて、考えすぎかな (^^ゞ
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by 21giova | 2009-06-02 23:31 | ├ スカンノ | Comments(0)
スカンノ1. 山あいにたたずむ、時がとまった町
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途中、羊の大群に出会いながら、
アブルッツォ国立公園をグルリと回りやってきた Scanno〜スカンノ。

山々をぬって続く道を辿るまま走り続けていると、
果たしてこの先に町があるのだろうか、という疑念が沸き上がってくる。

高く低く連なる稜線に、羊と、羊飼いと、犬が駆ける山に、
人の営みが全く感じられないからだ。

そんな山中に、魔法のようにツイと現れるスカンノ。

山肌に寄り添うように家屋が密集しているその姿は
イタリアという本土から隔離された全く別の町…といった趣がある。




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この町では、メインストリートも地図も意味を成さない。
あっちへこっちへと、蜘蛛の巣のように伸びた小道や路地が、本当の道だからだ。

気ままに足を運んで、どこに行くのはかはお楽しみ。
迷う心配はしなくてもいい。迷ったっていい。
ほんとうに、小さな町だから。

もし困ったら、あそこの男の子に、おじさんに聞いてみよう。
きっと彼らは、小道のことを隅から隅まで知ってるはず。




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周囲の大自然が手つかずのままならば、町だって中世のまま時が止まっている。

世の中と隔絶された厳しい環境は、しかし、
古き良き町並みを残すことにもなったのだ。

初めてなのに、どこか懐かしく、居心地がいい。
そんなスカンノの町は
イタリアで最も美しいボルゴ〜Borghi più belli d'Italiaの一員でもある。

Borgo とは、町というには小さく、村というには大きい…といった規模だろうか。
まさにスカンノにぴったりの大きさである。
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by 21giova | 2009-06-01 23:37 | ├ スカンノ | Comments(0)