チヴィタ・ディ・バニョレージョ 1. 死を背に ひとり佇む陸の孤島
2012年 06月 01日
いつか行ってみたいと思っていた場所に立った時、
目の前の風景が、現実なのか夢なのかわからなくなることがある。
それほどまでに、遠くから眺めるチヴィタ・ディ・バニョレージョの姿は印象的だった。
鐘楼のシルエットがまるで墓標のよう。
しかしそれがなければ、誰もあそこに、人の営みがあるとは思いもしないだろう。
イタリアの街を見て、純粋に美しい!と思った所は数え切れないほどあるが、
その威容さにおいて、チヴィタはピティリアーノに次ぐオーラを放っている。
お馴染みのアングルだが(笑) ココから撮らずにはいられない。
町をつなぐ唯一の道 緑の渓谷を渡る1本の橋は、まるで綱渡り。
なんてアプローチ!なんてドラマチック!
その長さ、約300m。
この立派な橋ができる前は、
一体どんな橋が架かり、どうやって行き来してたんだろう?と思わずにはいられない。
手前にバニョレージョという小さな町があるが、
それが唯一、外との繋がりとなっている、まさに陸の孤島である。
要塞のような町に近づくと、橋の傾斜がグンときつくなる。
全く遮るものがない天上から、強烈な陽射しが脳天を焦がす。
いつもなら閉口する坂道も、
この劇的な序章のお陰で、全く苦にならないから不思議だ。
遠くから見るより、うんと小さく感じられる鐘楼。そして教会。
広場の石畳ははがれるままで、
運動場さながら地面が剥きだしになっている。
普通の町でいえば、一番賑わいを見せるであろう場所なのに、
カラカラに乾いた地面が、もの悲しさを誘う。
「バーニョ〜お風呂」という名が示すように、
周囲は温泉が噴き出す (温泉はなかったけど…) 火山地帯なんだそうだ。
それが度重なる震災により、地面が崩落。
チヴィタの町が乗っかった山だけが取り残された。
生きる糧は、1本の橋のみ。
人々が新しい生活を求め、町を離れたのもムリはない。
今だって風雨にさらされ、年々、確実に山肌が削られていく。
そしてそれは誰にも止められない。
美しくも印象的な姿とは裏腹に、過酷な運命を背負ったチヴィタは
La citta che muore 〜死にゆく町と呼ばれている。
チヴィタ、私も行きたいとずっと思いつつ、まだ未踏の地。
そうそう、ピティリアーノはすんごいオーラよね~
分かるわ、キレイで感動する景色はいっぱいあれど
“サブイボ”がでたんはピティリアーノやったもん。
これと並ぶかと思うとやっぱり行きたいっ!!
じゃなくてのぞきに来てくれてありがとう♪♪(>_<)//
ずっとほったらかしだったし、旅行前にイタリア気分高めるためにも
今月は強化月間にするねん!!(ホンマけ?(笑)
うんうん、ピティリアーノはホンマ凄かった!
あんな町がトスカーナにあるのもビックリしたし
日本でもオルチャも結構知られてきたから次のブームは絶対マレンマ!!と確信してる
また機会があればゆっくり回りたいなvv
くみこはんのおば〜ちゃん家も寄ってこようかな(笑)
チヴィタもとってもインパクト大の町だったよ〜vv
やっぱすごく特異なロケーションだし
狭い所に観光客だらけだけど(笑)一度行ってみる価値はあると思うよ