オートラント 1. 空と海の青に包まれる街
2010年 10月 09日
レッチェから再び南下すること1時間余り。
今宵の宿の街、オートラントへ到着である。
晴れた日には対岸、ギリシャの島影も見えるというオートラントは、
岬のとんがりを除けば、街としてはイタリア最東端に位置する街でもある。
曰く、イタリアにおいて一番最初に初日の出が見られる街でもあり、
みんなで楽しく日の出を拝んで祝おうぜい!なイベントが、毎年、盛大に行われるそうだ。
が、反対に、海からの異国の侵略にも度々脅かされ、悲しい負の歴史も負ってきた。
無数の戦いを刻んだ堅固な要塞が今も残っているが、
時が流れ、現在は海辺の静かなリゾート地となっている。
ギャボ〜!!水着着てくればよかった!!って地団駄踏むほどキレイな海♪
こんな近くからでも、岩陰が見える透明度。
オートラントの水質は、イタリアでも1.2位を競うほどキレイなんだそうだ。
夕方といえど、この青さ!まだまだ充分入れたに違いない。多分…
ヴェイステでは天気悪かったもんなぁ〜と
タメ息をつきながら海を眺めるアタシたち…
海辺のリゾート地といってもお澄まし感は一切なく、
この左手には、ジモティたちが家族と一緒に楽しむ和やかなビーチが広がっている。
そこまで行かなくても、
たとえば今、この岩場からザッブン!したって全然構わない大らかさがある。
ホント、しまったぜ!
小一時間あれば一周できる旧市街は、
白い小径あり、アーチが作るトンネルありと、趣たっぷり。
お約束の土産物屋や、ちょっとオサレなギャラリーなど、そぞろ歩きも楽しい。
そうだな…
ヴィエステよりもそっと落ち着いてこぢんまりした感じがオートラントですかね。
このフクロウ、とっても気に入ったんだけど、重いので断念。。。。
南らしい素朴で鮮やかな色遣いの陶器類は、
どれも心惹かれるのだが、どれも買うには勇気がいる(>_<)//
仕方ないから(?) Gelateria でグラニタを食べたんだが
これがウマかったのだ〜〜!!
BARの店頭でグルグル回ってる「グラニタもどき」で泣くよりは
(アルタムーラのがそうだった…(泣)
ちゃんとしたGelateria で喰うべし!ってつくづく思ったよvv
ゆるやかな坂を登った高台にある大聖堂〜 Cattedrale は、
レッチェのフルコースの後で見るには、ホッとするような簡素な美しさ。
西日を浴びてやわらかく光り、1日の最後を優しく包み込んでくれるようだ。
以前来た時は撮れたんだが、今回はイスが邪魔で……
床一面を飾る、なんともユーモラスなモザイク画 が必見!
人間やさまざまな動植物が織りなす世界観は、
宗教的なメッセージが潜んでるのかもしれないが、どこまでも牧歌的で微笑ましい。
そんなモザイクと対極にあるのが、礼拝堂を埋め尽くす人骨である。
これは、1480年、トルコ軍の侵略を受け街が陥落した際、
イスラム教への改宗を拒んだ800人の遺骨であるという。
モザイク画が作られたのは、この戦いの300年ほど前ではあったが、
殉教者たちがこのモザイクに囲まれて、今は静かに眠っていると思いたい。
だからこそ、美術品ともいえるモザイクの上で、今日も人々が祈りを捧げているのだろう。
Città di Otranto
夏のサレント、いいですねぇ。写真の空の青に、きゅーん。です。この夏は、オートラントと最後まで迷ったのですが、ガッリポリにいきました。海の幸も最高〜。
おすまししていないサレントの庶民的リゾート、一人旅でしたが、のびのび過ごせてよかったです。
ブログ、つづきも楽しみにしていまーす。
コメントありがとうございます♪
お返事が遅くなってスイマセン…(TOT)/
>プーリアフェチの関西人
わ〜い!もぅこれだけでググッ!と親近感わきます(笑)
いいですよね〜プーリアって…(遠い目)
街にもよりますが、庶民的ほのぼの感が大変気に入っています
食べ物も美味しいし、海がキレイなのが特に◎デス!
ガッリーポリもこれぞ「ザ!港街」な雰囲気が良い所ですよね
ココで書くにはまだ先になりそうな、ホント更新が遅いブログですが
izumi さんのコメントでム〜ンとヤル気がでてきました(笑)
今後共どぅぞよろしくお付き合いくださいvv