アマトリーチェ3. 寒空の下の小さな町
2009年 09月 24日
まだ早い時間だというのに、どんより暗いアマトリーチェの町。
雨は止んだけど、見えない水滴が残ってるかのように、
じっとり冷たく重い空気が辺りを包み込んでいる。
メインストリートは、わずか200mほどで終わってしまうほどあっけなく、
この天気のせいか、とてももの悲しく地味に感じてしまう。
もし晴れていたら__
この通りの背後に、雄々しく美しい尾根が見えただろうに。
天気のせいにするのは酷だけど、
お天道さまのご機嫌ひとつで、町の印象は大きく左右されるものなのです。
歩いていても寒さが身体に染みこんできて、
ここはひとつBARで、カフェ・コレット〜Caffè Corretto を飲むとしよう。
お兄ちゃんに目配せで「もっと入れてよ♪」と、グラッパをたっぷり。
砂糖もたっぷり入れてグイ!と一息にやれば、アッという間に、身体に火が入る。
ああ、美味しい♪
今はすっかり食後のコレット…が定番だけど、
真冬の寒い時にイタリアを回っていた時は、
朝から景気づけによくコレを飲んでいたものだ(笑)
ポカポカ身体も温まってきたから
「お目当て」の店をのぞいてみようか♪